【アネックス館テナント一覧】棒二森屋、150年の歴史に幕(2)-旧アネックス館、2月8日再開業

2019年1月31日に閉店したJR函館駅前の百貨店「棒二森屋」(北海道函館市)の新館であった旧「アネックス館」が改装されて2019年2月8日に営業を再開する。

間も無く改装されるアネックス館。

閉店日の記事はこちら
旧アネックス館、2月8日開業-ファッションビルに

棒二森屋アネックス館は1982年に建設。地下1階、地上7階建て。
本館は老朽化により耐震性が低いことが発表されており、建物は解体される見込みだが、旧アネックス館、パーキング館は当面のあいだ営業を継続することとなった。
旧アネックス館は2月8日からファッションビルとして順次開業。移転・新規出店する店舗の一部は2月20日前後の開業になるという。パーキング館は3月に営業を再開する。
改装後の新名称は未定。再開発の進展状況を見て数年後(2022年以降)に閉館する計画だ。

旧棒二森屋アネックス館(手前)。

地階の食品売場をはじめとした百貨店の直営フロアは廃止されるが、本館から複数のテナントが移転。そのなかには「ハウスオブローゼ」など全国展開する人気店舗も含まれる。また、以前から1階で人気を集めている「はこだてスイーツ&CAFE」のコーナーには函館市亀田の人気老舗ベーカリー「キングベーク」など新規テナントも導入される。
なお、建物は中合が所有を継続するが「棒二森屋商品券」などは利用できない。

19テナントが出店、3月末までに順次開業へ

各企業・テナント各社の発表、現地取材、地元メディアの報道などにより判明したアネックス館のテナントは以下の通り。太字は本館から移転、太字下線は新規出店テナント。
(一部ブラウザによっては正しく表示されない場合あり)

1階に「はこだてスイーツ&CAFE」の看板が掲げられる。
店前を走る電車は館内に継続出店する千秋庵総本家の広告。

開業時の総テナントは19店舗になるという。一部に空きスペースもあるため、今後新たなテナントの導入が進む可能性もある。
また、棒二森屋本館の店舗のうち人気の地場ハンバーガーチェーン「ラッキーピエロ」は移転先を検討中だといい、数か月間は棒二森屋本館の現店舗で営業を継続する計画だ。

ラッキーピエロは当面本館で営業継続する。

旧棒二森屋アネックス館のテナント一覧(判明分)
屋上 未定(閉鎖) 未定
7階 未定(閉鎖) 未定
6階 CD・公共施設 玉光堂
函館市ふらっとDaimon
5階 書店・公共施設 くまざわ書店
函館市消費生活センター
4階 催事場 催事場・イベントスペースを検討
3階 メンズ・キッズ
ファッション
INDEPENDENCE STORE
TETE HOMME(テットオム)
BK-KIDS
2階 メンズ・レディス
ファッション
アクセサリー
コスメ
レストラン
NICOLE CLUB FOR MAN(ニコル)
ウォッチタウン
ハウスオブローゼ
セレクトショップCOSMIC
ミラオーウェン
スタジオb(館内移転)
カフェニシムラ
1階 スイーツ&CAFE
ベーカリー
キングベーク
ラップ&ロールカフェ
千秋庵総本家(館内移転)
ハーヴェスト
ワッフルデニーム
地階 未定(閉鎖) 未定

※「ラッキーピエロ」は当面のあいだ本館1階で営業を継続。

なお「棒二森屋函館空港店」については当面現在のまま営業を継続するという。

キラリス、2月7日改装-徒歩圏にマックスバリュも

棒二森屋向かいの和光デパート跡にある再開発ビル「キラリス函館」も2月7日に地階がリニューアルされ、牡蠣焼き「知内番屋」など新たに飲食店3店舗が出店する。
さらに、2019年秋ごろには棒二森屋跡地のすぐ近くに「マックスバリュ函館若松店」も開業する予定であり、函館駅前の賑わいは維持されることとなりそうだ。

2月7日に地階をリニューアルするキラリス。

アネックス館(仮称)/函館駅前ビル(仮称)

住所:北海道函館市若松町16-8
営業時間:10時~18時から20時(テナントにより異なる)

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