北海道函館市の市電五稜郭公園前電停前に建設中の大型再開発ビル「シエスタハコダテ」が2017年4月22日にグランドオープンする。
シエスタハコダテ。
(完成予想図・大和ハウス工業マンション販売サイトより)
旧ホリタ(グルメシティ)跡を再開発
シエスタハコダテは、函館市本町の丸井今井デパート向かい・ダイエーグルメシティ五稜郭店跡地に建設中の再開発ビル。
ダイエーグルメシティ五稜郭店は函館市のスーパー「ホリタ」の店舗として1970年に開店。地下1階、地上7階の規模で、出店当時は函館市最大の総合スーパーであったが、ダイエーグルメシティ五稜郭店となったのち2009年5月に閉店。その後、地元企業などが出資する「SPC函館本町開発」が取得し、新たなビルの建設を進めていた。再開発の総事業費は約46億円。
旧ホリタ・ダイエーグルメシティ五稜郭店(GoogleMapより)。
「Horita」のロゴが残っていた。
タワーマンション、商業施設の大型複合ビル-19階建て
シエスタハコダテは地下1階、地上19階建の規模で、地階~3階は商業施設、4階は函館市の市民交流プラザ「函館コミュニティプラザ・Gスクエア」、5階~19階は大和ハウス工業による分譲マンション「プレミストタワー函館五稜郭」(74戸)となる。また、このほかに立体駐車場が設けられる。
コミュニティプラザには、函館出身のバンド「GLAY」のシンボルアートが設置される。
Gスクエア・ロゴ(公式サイトより)。
Gスクエアの案内(函館市ウェブサイトより)。
商業施設の核は無印良品-全国有数の規模の「旗艦店」
シエスタハコダテの商業フロアは地階~3階までの約3,600㎡。
そのうち、1階から3階までの2,700㎡に核店舗として「無印良品」が出店する。
公式サイトより。
無印良品は道内最大・全国でも有数の規模の店舗で、喫茶店「Cafe&Meal MUJI」(200㎡)やコミュニケーションスペース「Open MUJI」も設置される。 無印良品はこの店舗を「地方都市における大型店展開のモデル」としたい考えで、地域貢献として4階の市民交流プラザ「Gスクエア」でのイベント企画・運営にも参画する。なお、函館駅前の百貨店「棒二森屋」の無印良品は3月で閉店となる。
また、地下1階の食品売場は、輸入食品雑貨店「ディーン&デルーカ」がプロデュースし、道内・全国各地の生鮮品店、グロサリーストア、銘菓店などが出店する「フードマーケットホール」となる。ディーン&デルーカは北海道初出店となる。
再開発すすむ中心部-和光跡「キラリス」も一部開業
函館市内では、このほかにもJR函館駅前の和光デパート跡に大型再開発ビル「キラリス函館」(高層階は分譲マンション「函館マークス」)が2016年夏に一部暫定開業したばかり。
新幹線開業に沸く函館の街は大きく姿を変えることになる。
キラリス函館。
外部リンク:「無印良品シエスタハコダテ」オープンのお知らせ (良品計画)
外部リンク:無印良品シエスタハコダテ
外部リンク:Gスクエア
外部リンク:キラリス函館
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