北海道最大手のコンビニエンスストア「セイコーマート」(札幌市中央区)は、4月1日より商号(社名)を「Secoma」(セコマ)に変更することを発表した。
新しい社名ロゴ。(セイコーマートウェブサイトより)
道内ナンバーワンのコンビニ「セイコーマート」
セイコーマートは1971年に第一号店がオープン。 社名は創業者の西尾長光氏に由来する。
現在に至るまで北海道第一位のコンビニエンスストアであり、殆どの店舗が北海道内にあるにも関わらず、店舗数は約1,200店。
道内の過疎地域では、他社のコンビニエンスストアやスーパーが無いような集落でもセイコーマートだけはある、というところも多い。
多くの店舗の店内に厨房があり、出来立てのお弁当などが販売されていることも特徴。
セイコーマートの店舗(札幌市北区)。(撮影:せぶん)
道外での知名度アップ目指す
今回の社名変更に伴い、「セイコーマート」の社名看板やプライベートブランド名、また、それらに付けられているロゴなどは、順次「Secoma」に統一されるという。
なお、「セイコーマート」各店舗の看板は4月以降も変更しない。
現在セイコーマートは、北海道外では茨城県周辺のみでの店舗展開となっており、道外での店舗は減少傾向にある一方で、2013年からは他社スーパーやドラッグストア(主に本州)へのプライベートブランド商品の供給を開始している。
セイコーマートでは、今回の社名・プライベートブランドの統一により、道外でのブランド名の更なる周知を行い、多角的な事業展開を行っていくという。
セコマ?セイコマ?
広い北海道に1000店舗以上を展開しているセイコーマート。
道内のどの地域においても最も親しまれているコンビニエンスストアだが、セイコーマートは「セコマ」という略称の他に「セイコマ」という略称が使われている地域もあるようで、「セコマという略称は馴染まない」といった声もあるようだ。
都商研が2月末にツイッター上で行ったアンケート。
「セイコマ」派のほうが優勢なようだ。