大型店の撤退が続いていた水戸市中心部に新スポットが誕生する。
不動産大手「サムティ」(大阪市淀川区)は、水戸駅前の大型商業ビル
「水戸サウスタワー」(ヤマダ電機LABI水戸跡)に大手ファッションビル「水戸オーパ」(仮称)が出店することを発表した。
水戸サウスタワー(ヤマダ電機跡)。
水戸駅前の顔、家電量販店からファッションビルに
「オーパ」(OPA)はダイエー系のファッションビルで、オーパとは「新神戸 Oriental Park Avenue」の略。
現在は関西中心に9店舗が営業しており、京阪神では大手のファッションビルとして親しまれている。
大宮OPA。
水戸サウスタワーは12階建で、ペデストリアンデッキでJR水戸駅・駅ビル「エクセル」と接続されており、同じく駅前にある「丸井」、「ビックカメラ」、「COMBOX」(シネコン)とも直結している。
水戸サウスタワーには2008年11月の開館以降、核店舗として「ヤマダ電機LABI水戸」が出店していたが、隣接するビックカメラや郊外店との競争もあり、2015年5月末に閉店していた。
水戸オーパはヤマダ電機跡の3~9階に出店予定。10階以上のレストラン街はこれまでと変わらずに営業を行う。
駅などとはペデストリアンデッキで接続されている。
喫緊の課題だった大型空き店舗解消
水戸駅周辺では、2003年以降に百貨店「伊勢甚」、「西友リヴィン(水戸西武)」、スーパー「ダイエー」、複合商業ビル「ミーモ」、ファッションビル「サントピア」などが相次ぎ閉店。
サウスタワーは水戸駅直結という一番の好立地であり、跡地利用に注目が集まっていた。
閉店した西友リヴィン(西武)の跡地(水戸駅前)。
なお、オーパは2016年3月よりイオングループのファッションビル「ビブレ」、「フォーラス」との経営統合することを発表している。
追記:グランドオープンは2017年3月18日となることが発表された。
→新しい記事はこちら:水戸オーパ、3月18日開業-JR水戸駅前、ガルパンショップも出店
外部リンク: 「水戸サウスタワー」テナント誘致に関するお知らせ(サムティ、PDF)
外部リンク:水戸オーパ
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