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JT日本たばこ産業、サンジェルマンをクリエイト・レストランツHDに2022年12月1日売却-元東急系ベーカリー、飲食大手傘下に

たばこ・医薬・加工食品を核とする複合企業グループ「日本たばこ産業」(本社:東京都港区/JT)は、同社子会社「サンジェルマン」(本社:横浜市港北区)と「北海道サンジェルマン」(札幌市西区)を、居酒屋などを展開する大手飲食グループ「クリエイト・レストランツHD」(本社:東京都品川区)に売却する株式譲渡契約を2022年9月15日に締結した。

東急系ベーカリーとして創業したサンジェルマン

サンジェルマンは1970年10月に東京都渋谷区の東急百貨店本店で創業。
創業当初は東急百貨店出資の飲食事業子会社「東横食品工業(後の東急フーズ)」運営のインストアベーカリーとして、東急沿線やグループ百貨店内への出店を主としていたが、セントラル工場による首都圏・北海道での多店舗化に加え、親会社の海外戦略に従うかたちでハワイ(白木屋)や香港、シンガポールにも進出。1993年10月にベーカリーカフェ新業態「フラマンドール」を立ち上げ、同業態によるFC事業を開始した。
サンジェルマンは1994年5月に同名の新会社に運営移行し、新業態の開発を始めとする業容拡大を図ったが、景気低迷により経営悪化。2001年12月にはフランス発祥のベーカリー「メゾンカイザー」と業務提携し国内1号店を出店、既存業態においてもメゾンカイザーとの技術指導契約を活かし差別化をめざしたが、2002年5月には親会社再建の一環としてJT傘下となった。

「サンジェルマン」「チョイクロ」複合店舗。(愛知県)

JTグループ傘下入りを機に、2003年8月に高級業態「プルミエサンジェルマン」を1号店を出店、2004年6月に北海道地盤でニチロ完全子会社のインストアベーカリー「ニチロベイカーズ」を買収するなど経営基盤強化を進めたが、コンビニ・量販店との競争激化や人件費・原材料などによるコスト上昇が課題となっていた。

飲食大手傘下で生き残りめざす

JTとクリエイト・レストランツHDによるサンジェルマン株式譲渡契約は、複数社からの入札を経て決まったもの。株式譲渡契約に基づき、JTはクリエイト・レストランツHDに子会社2社の株式を2022年12月1日に売却する予定。
クリエイト・レストランツHDは同社所有の240を超える外食ブランドとともに、今後も「サンジェルマン」「レフボン」「サンヴァリエ」といったブランドを活かした事業展開を図るとみられる。

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ライフ四条大宮店、2022年9月28日開店-ダイエーグルメシティ跡地、京都で「洛中ドミナント化」めざす

京都市中京区の阪急京都本線大宮駅、京福電鉄嵐山本線(嵐電)四条大宮駅近くに、ライフコーポレーションの食品スーパー「ライフ四条大宮店」が2022年9月28日に開店する。

ダイエー跡地にライフ出店、京都ドミナント強化

ライフ四条大宮店は2019年2月に閉店したイオングループ系総合スーパー「ダイエーグルメシティ四条大宮店」跡地への出店で、建物は地上2階建、営業フロアは1階、売場面積は1,328㎡。同社としては2021年9月の「ライフ四条烏丸店」に次ぐ2年連続での四条通(京都市中心部)への新規出店で、四条大宮店開店により同社店舗数は294店舗体制となる。

2019年2月に閉店したグルメシティ四条大宮店。
ライフは同店跡地への新築出店となった。

京都の強み活かした店舗に

ライフ四条大宮店1階直営食品売場「食料品とくらしのフロア」のうち、農産部門では京野菜・京都産野菜や有機農産物を中心に、ドライフルーツやナッツを種類豊富に展開。
水産部門では京都市中央卸売市場・舞鶴近郊漁港鮮魚の対面調理に対応するほか、同社京都府内の店舗で人気という塩干商品(西京漬・かれいの干物など)を拡充、お魚屋さんのお惣菜として「漁師めし」「うを鮨」を展開。
惣菜部門では「ビオラル弁当」「手作りおにぎり」、インストアベーカリー「小麦の郷」ではナポリピッツァやスイーツ(タルトなど)を展開。
食品部門(グロサリー)では同社有機高級食品スーパー「ビオラル」を冠したコーナーや大豆たんぱくコーナーを展開するなど、地元“京都自慢のおいしさ”を活かした商品や時短・簡便商品、健康志向・こだわり商品を重点的に取揃えることで、地元住民のみならず遠方からの利用客に対応した店舗づくりをめざす。

ライフ四条大宮店。


ライフ四条大宮店のフロアマップ。

ライフ四条大宮店

住所:京都府京都市中京区壬生賀陽御所町73-1
営業時間:9時30分~24時

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サンリブBUONO原、2022年9月21日開店-スパイシーモール予定地跡に産直強化の新業態、ダイソー等も出店

福岡県福岡市早良区のハンバーグレストラン「びっくりドンキー原店」跡地に、サンリブグループの大型食品スーパー新業態「サンリブBUONO原」が2022年9月21日に開店する。

サンリブボーノ原。

びっくりドンキー跡地、紆余曲折経てサンリブに

びっくりドンキー原店は2019年3月に閉店。同店跡地では当初、A DAY商業開発(AZABUモールマネジメント)による商業施設「AZABUモール原」と奥田金属による商業施設「スパイシーモール原」の出店構想があったが、2021年12月にサンリブが食品スーパー「(仮称)マルショク原店」として出店を申請。同社による出店計画見直しや届出の一部変更を経て、新業態「サンリブBUONO原」として開店する方針が決まった。

サンリブBUONO原。

食特化型新業態、地産地消全面にアピール

サンリブBUONO原の建物は地上2階建、店舗面積は4,203㎡。駐車場台数は67台。
ストアコンセプトに「おいしいとあたらしいが出会う場所。」を掲げる新業態として、食や地産地消の取組みを重点的に打ち出す。

サンリブBUONO原のキービジュアル。

1階直営食品フロアのうち青果売場では「大地からまっすぐの旬と出会える!」を掲げ、九州各地の道の駅(くるめ、うきはなど)から直送した食材を取揃える「さんちマルシェ」を展開。

さんちマルシェ。

鮮魚売場では「漁港から届く鮮度と出会える!」を掲げ、とれたての鮮度や旬の味を提案。
精肉売場では「絶品ブランド精肉と出会える!」を掲げ、直営でのブランド肉展開に加えて、北九州市地場老舗精肉店「九州逸品銘柄肉にくよし」の対面販売を導入する。
また、惣菜売場では「できたてのおいしさと便利に出会える!」を掲げ、石窯ピザや揚げたてのカレーパン、出来立ての惣菜を展開することで毎日の食卓を応援するとしている。

惣菜売場。

2階は専門店フロア「この町の暮らしを便利にする2Fゾーン」として、100円ショップ「ダイソー」と携帯電話ショップ「ドコモショップ」が入居する。

サンリブBUONO原のフロアマップ。

サンリブの新たな顔となるか

サンリブは2011年4月に福岡地所系商業施設「木の葉モール橋本(サンリブシティ橋本出店予定地跡)」の核店舗として出店して以降、2017年9月のグループ再編や老朽店舗の閉鎖、経営基盤再構築もあり、福岡市内で新店出店を打ち出すことができていなかった。
サンリブBUONO原近くでは2020年11月に建替新装開業した「イオン原ショッピングセンター」が営業しているが、新業態で差別化と新たな顧客開拓を図るかたちとなった。

新ロゴタイプ。

サンリブBUONO原

住所:福岡県福岡市早良区原6丁目3-3
営業時間:午前9時~午後10時

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2022年台風14号で9月19日・9月20日臨時休業する主な百貨店・スーパーマーケット

2022年9月18日に日本に上陸した台風14号により、西日本の百貨店、大型ショッピングセンター、スーパー、コンビニを中心に臨時休業が発表された。
9月19日・9月20日に臨時休業を行う主な店舗は以下の通り。

9月19日臨時休業予定の大型店(順次更新中)

※一部専門店のみ個別で営業・休業を実施する場合もあります。
※一覧は順次更新中です。

三越伊勢丹HD
(JR西日本伊勢丹・広島三越・松山三越・岩田屋三越)

広島三越、松山三越は9月19日臨時休業。
岩田屋三越全店9月18日臨時休業、19日開店時刻繰下げ予定。19日臨時休業に変更。(一部サロンのみ正午から順次営業開始)
高松三越全店9月18日臨時休業、19日臨時休業検討
JR西日本伊勢丹(JR京都伊勢丹・ルクア大阪isetanショップ)は19日時短営業。

  • 広島三越(広島県広島市)
  • 高松三越(香川県高松市)
  • 松山三越(愛媛県松山市)
  • 福岡三越(福岡県福岡市)
  • 岩田屋本店(福岡県福岡市)
  • 岩田屋久留米店(福岡県久留米市)

Jフロントリテイリング(大丸松坂屋・パルコ)

広島パルコ、大丸下関店、大丸福岡天神店は9月19日臨時休業。
福岡パルコも9月19日臨時休業検討、営業開始未定
大丸梅田店、心斎橋店、松坂屋高槻店など19日時短営業実施。

  • 大丸下関店(山口県下関市)
    ※シーモール専門店街も休業予定、マックスバリュ除く
  • 大丸福岡天神店(福岡県福岡市)
  • 広島パルコ(広島県広島市)
  • 福岡パルコ(福岡県福岡市)


大丸下関店。(山口県下関市/旧下関大丸)

H2Oリテイリング(阪急阪神百貨店・イズミヤ)

博多阪急は9月18日は臨時休業、19日は開店時刻繰下げ予定。
阪急うめだ本店、神戸阪急、イズミヤ、カナートなど関西地区の百貨店・モール・スーパーも時短予定。

セブン&アイHD(イトーヨーカドー・そごう)

そごう広島店は9月19日臨時休業予定。
アリオ加古川・イトーヨーカドーなど時間短縮予定。

  • そごう広島店(広島県広島市)

PPIH(ドンキホーテ・ユニー)

西日本の店舗を中心に9月19日営業時間短縮予定。
中国地方の一部店舗は臨時休業。

  • MEGAドン・キホーテ出雲店(島根県出雲市)
  • MEGAドン・キホーテ宇品店(広島県広島市)

丸由(旧鳥取大丸)

丸由百貨店エアポートショップは鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港)発着便全便欠航にともない9月19日臨時休業。
本店も9月19日15時閉店に営業時間短縮。
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  • 丸由百貨店本店(鳥取県鳥取市):9月19日15時閉店
  • 丸由百貨店エアポートショップ(鳥取県鳥取市):9月19日臨時休業


丸由百貨店本店。(鳥取市/旧鳥取大丸)

天満屋グループ

天満屋岡山本店など同社百貨店の多くで時短営業実施。
空港内売店やショップを中心に臨時休業も実施。
(19日順次発表中)

  • 天満屋岡山桃太郎空港ショップ(岡山県岡山市)
  • 天満屋広島八丁堀ビル(広島県広島市)
  • 天満屋高松ロフト(香川県高松市)
  • 天満屋高松ロイヤルジュエリーサロン(香川県高松市)

福屋

9月19日は全店臨時休業予定。

  • 福屋八丁堀本店(広島県広島市)
  • 福屋広島駅前店(広島県広島市)
  • 五日市福屋(広島県広島市)
  • 尾道福屋(広島県尾道市)
  • 福屋呉店(広島県呉市)
  • 福屋焼山店(広島県呉市)
  • 福屋三次店(広島県三次市)
  • 福屋西条店(広島県東広島市)
  • 福屋岩国店(山口県岩国市)


福屋広島駅前店。(広島市)

井筒屋

小倉井筒屋は9月19日営業見合わせ、開店検討。臨時休業。

  • 山口井筒屋(山口県山口市)
  • 山口井筒屋宇部ショップ(山口県宇部市)
  • 山口井筒屋周南ショップ(山口県周南市)
  • 小倉井筒屋(福岡県北九州市)

西鉄グループ系商業施設
(ソラリア・エマックス・チャチャタウン小倉)

ソラリアステージ・ソラリアプラザ・エマックスクルメは9月18日臨時休業、19日は開店時刻繰下げ予定。チャチャタウン小倉も営業時間変更予定。

カリーノグループ
(旧ラララグループ寿屋/サンパーク・サンリー)

カリーノ下通、宮崎など9月18日原則臨時休業。
サンパークカリーノあじすは9月19日は臨時休業。
宇土シティモール、サンリーカリーノ菊陽、カリーノ天文館は9月18日19日ともに営業時間短縮。

  • サンパークカリーノあじす(山口市/旧阿知須寿屋):9月19日臨時休業
  • カリーノ下通(熊本市/旧with下通寿屋):9月19日一部休業
    ※蔦屋書店熊本三年坂は14時営業開始予定
    ※2階フロアは終日臨時休業


カリーノ下通。(熊本市/旧with下通寿屋)

イオングループ
(イオンスタイル・マックスバリュ・フジ・マルナカ・ニコキッチン・イオンバイク・COCOSA B1)

イオンモールが運営する一部施設で営業時間短縮。
マックスバリュ西日本が運営する中四国の店舗は未定。
フジが運営する四国の店舗は営業時間変更を検討中。
イオン九州が運営する九州・山口県内の店舗は大半が営業時間を変更。一部店舗は臨時休業予定。

  • ニコキッチン六本松店(福岡県福岡市):9月19日臨時休業
  • ザ・ビッグエクスプレス小倉足立店(福岡県北九州市):9月19日臨時休業
  • ザ・ビッグ小倉原町店(福岡県北九州市):9月19日臨時休業
  • イオンバイク笹丘店(福岡県福岡市):9月19日臨時休業
  • イオンバイク大橋店(福岡県福岡市):9月19日臨時休業
  • COCOSA B1(熊本県熊本市):9月19日臨時休業


イオンショッパーズ福岡店。(福岡市)

西友グループ(西友・サニー)

九州全店舗2022年9月18日17時より臨時休業開始

  • 福岡県内62店舗(サニー赤坂店、荒江店、有田店、駅南店、小笹店、オークタウン店、春日店、春日原店、加布里店、北片江店、久留米南店、警固店、古賀店、呉服町店、ガーデンズ千早店、重留店、下山門店、白木原店、森林都市店、須恵店、善導寺店、高取店、室町店、ちくご店、ちくし台店、茶山店、月隈店、堤店、那珂川店、長丘店、長尾店、長住店、奈多店、七隈店、那の川店、野間店、八田店、原店、原町店、梅光園店、光が丘店、東比恵店、日の里店、日の出町店、平尾店、福岡長浜店、福岡桧原店、福重店、二島店、別府店、星の原店、本城店、舞松原店、前原店、みいまち店、美野島店、向新町店、室見店、姪浜店、吉塚駅前店、若久店、渡辺通店)
    ※ガーデンズ千早店は施設全体の閉館時刻に合わせて閉店。
  • 熊本県内3店舗(サニー菊池店、桜木店、水前寺店)
    ※ 菊池店は夢空間の閉館時刻に合わせて閉店。
  • 佐賀県内1店舗(サニー鳥栖店)
  • 長崎県内2店舗(西友長崎駅店、道の尾店)
  • 大分県内1店舗(サニー日田店)


サニーみいまち店。(福岡県久留米市)

イズミグループ
(ゆめタウン・ゆめマート)

一部店舗で臨時休業。

  • ゆめタウン丹波(兵庫県丹波市)など一部施設。

イズミグループ
(ゆめマート北九州/丸和)

山口県内全店舗(旧丸和・旧スーパー大栄)臨時休業。
福岡県内でも一部店舗が臨時休業、営業時間変更。

  • ゆめマート幡生(山口県下関市)
  • ゆめマート川棚(山口県下関市)
  • ゆめマート豊田(山口県下関市)
  • ゆめマート新下関(山口県下関市)
  • ゆめマート板持(山口県長門市)
  • ゆめマート南仙崎(山口県長門市) 
  • ゆめマート東萩(山口県萩市)
  • ゆめマート飯塚(福岡県飯塚市)

サンリブグループ
(サンリブ・マルショク・BUONO)

福岡県内・山口県内は全店舗臨時休業。
熊本県内は全店13時開店予定、サンリブ木の葉モール橋本は14時開店予定、大分県内は全店15時開店予定。
広島県内は13時閉店予定。

  • サンリブ下松(山口県下松市)
  • マルショク床波店(山口県宇部市)
  • サンリブ阿知須(山口県山口市)
  • マルショク小野田店(山口県山陽小野田市)
  • サンリブ萩(山口県萩市)
  • マルショク安岡店(山口県下関市)
  • マルショク新垢田店(山口県下関市)
  • マルショク塩浜店(山口県下関市)
  • マルショク迫町店(山口県下関市)
  • マルショク長府店(山口県下関市)
  • マルショク東駅店(山口県下関市)
  • サンリブ唐戸(山口県下関市)
  • マルショク西門司店(福岡県北九州市門司区)
  • マルショク二十町店(福岡県北九州市門司区)
  • マルショク富野店(福岡県北九州市小倉北区)
  • マルショク大畠店(福岡県北九州市小倉北区)
  • サンリブ到津(福岡県北九州市小倉北区)
  • サンリブ西小倉(福岡県北九州市小倉北区)
  • サンリブ朝日ヶ丘(福岡県北九州市小倉北区)
  • サンリブきふね(北九州市小倉北区)
  • サンク南小倉店(福岡県北九州市小倉北区)
  • マルショク重住店(福岡県北九州市小倉北区)
  • サンリブシティ小倉(福岡県北九州市小倉南区)
  • サンリブもりつね(福岡県北九州市小倉南区)
  • マルショク新守恒店(福岡県北九州市小倉南区)
  • マルショク曽根店(北九州市小倉南区)
  • マルショク企救丘店(福岡県北九州市小倉南区)
  • サンリブ若松(福岡県北九州市若松区)
  • マルショク深町店(北九州市若松区)
  • マルショク二島店(福岡県北九州市若松区)
  • サンク青葉台(福岡県北九州市若松区)
  • サンリブ高須(福岡県北九州市若松区)
  • マルショク一枝店(福岡県北九州市戸畑区)
  • マルショク天籟寺店(福岡県北九州市戸畑区)
  • マルショク千防店(北九州市戸畑区)
  • マルショク山王店(北九州市八幡東区)
  • サンリブ折尾(福岡県北九州市八幡西区)
  • マルショク浅川店(福岡県北九州市八幡西区)
  • サンリブ木屋瀬(福岡県北九州市八幡西区)
  • サンリブ三ヶ森(福岡県北九州市八幡西区)
  • サンリブ黒崎(福岡県北九州市八幡西区)
  • サンリブのおがた(福岡県直方市)
  • サンリブ田川(福岡県田川市)
  • サンリブくりえいと宗像(福岡県宗像市)
  • サンリブ古賀(福岡県古賀市)
  • マルショク三苫店(福岡市東区)
  • マルショク吉塚駅東店(福岡市博多区)
  • マルショク諸岡店(福岡市博多区)
  • マルショク千代町店(福岡市博多区)
  • マルショク駅南店(福岡市博多区)
  • サンリブBUONO原(福岡市早良区)
  • サンリブ木の葉モール橋本(福岡市西区)
  • マルショク今宿店(福岡市西区)
  • マルショク鶴田店(福岡市南区)
  • マルショク野間大池店(福岡市南区)
  • マルショク那珂川店(福岡県那珂川市)
  • マルショク空港東店(福岡県粕屋郡志免町)
  • マルショク南風店(福岡県糸島市)
  • サンリブ久留米(福岡県久留米市)
  • サンリブ筑後(福岡県筑後市)
  • マルショク吉野店(福岡県大牟田市)
  • マルショク不知火店(福岡県大牟田市)
  • サンリブ苅田(福岡県京都郡苅田町)
  • マルショク豊津店(福岡県京都郡みやこ町)
  • マルショク来春店(福岡県朝倉市)
  • サンリブ鳥栖(佐賀県鳥栖市)


サンリブもりつね。(福岡県北九州市)

フードウェイグループ(ハイマート)

福岡県・佐賀県の一部店舗で営業時間変更。
広島県・山口県・熊本県は全店臨時休業。

  • フードウェイ福屋五日市店(広島県広島市)
  • フードウェイアルパーク店(広島県広島市)
  • フードウェイおのだサンパーク店(山口県小野田市)
  • フードウェイサクラマチ店(熊本県熊本市)

ハローデイグループ(ハローデイ・ボンラパス)

福岡県内・山口県内は全店舗臨時休業。
熊本県内は一部店舗が臨時休業、開店時刻後倒し。

  • 山口県内全店舗
  • 福岡県内全店舗
  • 熊本県内1店舗(アミュプラザくまもと店)
    ※長嶺店、さくらの森店、菊南店、南熊本店は13時開店予定

リテールパートナーズ(マルキョウ)

マルキョウは9月18日19日ともに開店時刻変更検討。

西鉄ストア
(レガネット・スピナ・あんくるふじや)

9月19日は全店臨時休業予定。

ルミエール

9月18日19日ともに小倉駅前店は臨時休業。
小倉駅前店を除く全店舗は18日19時閉店、19日11時開店予定。

  • ルミエール小倉駅前店(福岡県北九州市)

ジョイフルサンアルファ
(ジョイフルサン・ママのセンター)

同社全店9月18日16時閉店予定、19日14時開店予定。

エレナ

同社直営店は9月18日16日閉店予定、19日12時閉店予定。
※直営店の一部は店舗判断により変更可能性有。
※五島・壱岐地区FC店舗は異なる。

エレナプラっとモール長崎店。(長崎市)

S東美(S東美・Sマート)

9月18日は全店臨時休業、19日は12日開店予定。

トキハ・トキハインダストリー

トキハグループ各店は9月18日19日ともに営業時間変更。
玖珠センターは19日臨時休業予定。

  • トキハインダストリー玖珠センター店(大分県玖珠市)

鶴屋百貨店・鶴屋フーディワン

鶴屋百貨店本店は9月18日19日ともに臨時休業
鶴屋フーディワンは9月18日19日ともに全店臨時休業。

  • フーディワン浜線店(熊本市)
  • フーディワン御領店(熊本市)
  • フーディワン楠店(熊本市)
  • フーディワン新大江店(熊本市)

9月20日臨時休業予定の大型店(順次更新中)

三越伊勢丹HD(新潟三越伊勢丹)

新潟三越伊勢丹は新潟伊勢丹・サテライトショップの営業開始時刻を正午に変更。

  • 新潟三越伊勢丹吉田ショップ(新潟県燕市):通常休業日
  • 新潟三越伊勢丹佐渡ショップ(新潟県佐渡市):通常休業日

H2Oリテイリング(阪急阪神百貨店)

神戸阪急など一部店舗で営業時間変更検討中→通常営業決定。

ACM(アンパンマンこどもミュージアム&モール)

神戸など一部施設は9月20日臨時休業。
仙台は9月20日営業時間変更検討。(同日9時発表予定)

  • 神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール(兵庫県神戸市)

 

イオン竜野店・赤とんぼ広場ショッピングセンター、2022年10月31日閉店ー旧ダイエー、49年の歴史に幕

兵庫県たつの市のJR姫新線本竜野駅近くの商業施設「赤とんぼ広場ショッピングセンター」と入居する総合スーパー「イオン竜野店」が2022年10月31日に閉店する。赤とんぼ広場ショッピングセンター・イオン竜野店。

1973年開業の老舗ショッピングセンターだった

赤とんぼ広場ショッピングセンター(SC)は本竜野駅近くの国道179号線沿いに立地。売場は1階から3階、売場面積は12,549㎡でたつの市最大の商業施設となっている。核店舗は総合スーパーの「イオン竜野店」で、テナントとして家電量販店「ジョーシン」、ゲームセンター「モーリーファンタジー」のほか地元衣料品店を中心とする専門店街「赤とんぼ広場一番街」が入居している。SC名の「赤とんぼ」は童謡「赤とんぼ」を作詞した三木露風が竜野の出身であったことから名付けられた。
閉店の告知。

赤とんぼ広場SCの当初の運営会社「竜野開発」は1972年、龍野商工会議所の役員らが中心となり発足。旧龍野市堂本地区の約2万3,000㎡の土地を買収、建物を建設した。当初は入居予定だった総合スーパー「ジャスコ」が入居を取りやめたため、敷地を総合スーパーの「ダイエー」が買収、ダイエーが核店舗となる形で赤とんぼ広場SCは1973年12月に開業した。1974年には専門店街のテナント43店を募集したが、前年の第1次オイルショックの影響などにより入店条件の大幅譲歩にも関わらず集まったのは23店。工事費約7億円が未払いとなったほか月の赤字が1億5,000万円に上ったため、1976年5月にダイエーに竜野開発の株式75%を譲渡、経営体制を一新する代わりにダイエーが負債約7億円を肩代わりした(のちにダイエーが完全子会社化)。経営体制一新で高収益会社となった竜野開発は1985年12月に業績が低迷していたダイエー系建設会社「第一建設工業」(現・イチケン)と合併。現在も赤とんぼ広場SCの建物はイチケンが所有する。1988年にはダイエーと専門店ビルの間に3階建ての建物を新築し売場面積を増床。1998年2月にはダイエー系低価格ガソリンスタンド「DMガスステーション」が関西圏初の店舗として駐車場内に開店した(現在は撤退)。2016年3月にはダイエーの経営再建の一環として、核店舗がダイエーからイオンへ屋号変更・改装された。

築49年で老朽化ー再出店はしない方針か

赤とんぼ広場SCは開店から約49年が経過し、建物が老朽化。神戸新聞の報道によると売り上げ減少も閉店理由の1つという。
赤とんぼ広場SCの国道179号線を挟んだ向かい側にはイオングループの食品スーパー「マックスバリュ龍野店」を核とする「龍野ショッピングセンター」が立地する。元は兵庫県姫路市に本社を置きジャスコの源流となった企業の1つ「フタギ」が1968年に「フタギ龍野店」(2代目)として開店した店舗で、ジャスコに改称後2006年2月まで営業。閉店後建て替えし2008年にマックスバリュとして再開店した。現在は国道179号線を隔てて同じイオングループの店舗が並立する形になっており一部取り扱い商品の重複もみられることから、イオン竜野店(旧ダイエー)閉店後にイオンを建て替えし再開店する可能性は低いとみられる。イオン竜野店(手前)とマックスバリュ龍野店(奥)。

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ダイエー江坂公園前店、2022年10月31日新装開店-サカエ本社だった旧グルメシティ、事務所閉鎖で売場拡大

大阪府吹田市の大阪メトロ御堂筋線江坂駅近くにあるイオングループの食品スーパー「ダイエー江坂公園前店」が総合スーパーとして2022年10月31日に新装開店する。

ダイエー村のお膝元にあった旧サカエ旗艦店

ダイエー江坂公園前店は、ダイエーグループのサカエ(旧サカエ薬品)が運営する総合スーパー「サカエ公園前店」として1982年12月に開店。同店が入居する商業施設「サンパティオ2」の建物は地上4階地下1階建で店舗面積は2,880㎡、延床面積は4,299㎡。地場不動産会社の草野工務店が所有していた。
サカエ公園前店は開店以来長らく、ダイエーグループ各社の本社機能を擁する江坂ダイエー村で随一の大型店としての役割を担っていたが、2001年11月のサカエ新旧分離(創業家資産管理部門清算)と2002年3月のダイエー近畿地区事業会社再編(サカエ・丸栄商事・ミドリ経営統合)にあわせて、近畿地区事業会社(サカエ/後のグルメシティ近畿)の本社機能を東三国店(大阪市淀川区/プライムハイツ新大阪)から同店4階に移転。
同店ではダイエー江坂事務所や労働組合事務所の移転も重なり、営業フロアを地上1階~地下1階に集約し食品スーパーに業態転換した。

ダイエー江坂公園前店。(旧グルメシティ公園前店)

その後、同店は2006年3月の運営会社名変更にともない「グルメシティ公園前店」に、2015年3月のダイエーによる運営会社吸収合併にともない「ダイエーグルメシティ公園前店」に、2017年には近隣店舗改称にあわせて「ダイエー江坂公園店」に改称していた。

江坂公園前店、再び総合スーパーに

ダイエー江坂公園前店では2022年春の大規模小売店舗届出と駐輪場工事開始以来、現店舗の建替リニューアルや移転が噂されていたが、同年7月には都商研による関係者への取材にて現店舗での営業継続と高層階への売場増床が明らかとなっていた。
店舗改装工事にともなう駐車場屋根撤去案内。

新装開店後の営業フロアは地上3階~地下1階で売場面積は2,500㎡。
同店では営業中の地下1階~地上1階食品売場に加え、2階に衣料品生活用品売場、3階に100円ショップを新たに展開するとしており、再び総合スーパーとして地域に存在感を示すこととなりそうだ。

ダイエー江坂公園前店

住所:大阪府吹田市江坂町1-18-10
営業時間:24時間営業(食品売場)

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KONAN食彩館、2022年9月30日閉店-震災被災の新甲南市場が前身、食品館アプロが11月に神戸初出店へ

兵庫県神戸市東灘区の JR神戸線住吉駅と摂津本山駅近くにある市場型食品スーパー「KONAN食彩館(甲南食彩館)」が2022年9月30日をもって閉店する。

小売市場が前身だった「甲南食彩館」

甲南食彩館を運営する「新甲南協同組合」は1996年7月に設立、1997年11月に再開発ビル「リヴロ新甲南」1階の商業フロアに開店した。建物は地上8階建で営業フロアは1階、売場面積は874㎡。運営会社の組合員数は11名。

KONAN食彩館。

同店は1995年1月の阪神淡路大震災で壊滅的被害を受けた小売市場「新甲南市場」を前身とする食品スーパーとして、「ちょっとおしゃれな自遊市場」「プロ集団型のスーパーマーケット」を掲げ、果物部「伊予屋」、精肉部「いろは精肉店」、鶏肉部「遠藤商店」、鮮魚部「魚祥」、塩干部「新甲南昆布店」、惣菜部「松井商店」、製麺部「福原製麺所」(直営製麺所併設)、ホルモン焼肉部「焼肉安べェ」、食品部「ジーアンドディ」など、市場時代から続く各部門の強みを活かした売場を展開。

各部門の強みを生かしたフロア構成だった。

徒歩圏内にはコープこうべ旗艦店(コープシーア・コープリビング甲南など)を始めとする競合大型店が数多くある激戦区ながら、近隣小学校(神戸市立魚崎小学校)の社会科見学受入れやイベント主催といった地域密着の取組みに加え、 組合Webサイトでの積極的な情報発信やネットスーパー「e食彩館」の展開、神戸開港150周年を記念した動画配信など意欲的な取組みで差別化を図っていた。

店舗跡には食品館アプロが神戸市内初出店

甲南食彩館跡には、2022年11月下旬を目処に関西地場大手食品スーパーのカノーによる「食品館アプロ甲南店」が開店する予定。カノーは公設小売市場を前身にもつ大阪府内・兵庫県内の食品スーパー運営受託や引継ぎで店舗網を拡大しているが、神戸市内には店舗を展開していなかった。同店開店により同社店舗は52店舗体制となる。
食品館アプロ甲南店ではテナントとして、精肉部のいろは精肉店と鮮魚部の魚祥が営業を継続するとしており、同社他店舗と同様に市場型食品スーパーの特徴を備えた店舗となることが予想される。

食品館アプロ甲南店(旧甲南食彩館)

住所:兵庫県神戸市東灘区甲南町3-6-12
営業時間:未定

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フレッセイ沼田ビバタウン店、2022年9月25日閉店-田原屋パシオスも同日閉店、フレッセイは移転再出店検討

群馬県沼田市の複合商業施設「ビバタウン沼田ショッピングセンター」本館のアクシアルリテイリング系大型食品スーパー「フレッセイ沼田ビバタウン店」と田原屋の大型ファッションストア「パシオス沼田店」が2022年9月25日をもって閉店する。

沼田市内有数の規模を誇るビバタウン

ビバタウン沼田ショッピングセンターは1985年6月に開業。建物本館は地上2階建で店舗面積は4,200㎡。
開業当初は地場食品スーパー「サンエー」を核とする同社主導の店舗であったが、数度にわたる増床と専門店棟新設により市内有数のショッピングセンターとなった。
一方、サンエーの経営悪化にともない運営母体が地場建設会社に移行。サンエーの小売業廃業後はフレッセイと田原屋(現パシオス/当初はFC店舗)を核とするショッピングセンターとなったが、2006年11月に施設の管理運営を担っていたサンエービルが民事再生法を申請した。

ビバタウン沼田ショッピングセンター。

2022年9月現在は「地域密着型ショッピングセンター」を掲げ、本館の「フレッセイ」「パシオス」を核に、ドラッグストア「マツモトキヨシ」や100円ショップ「ダイソー」、靴量販店「東京靴流通センター」など25店舗が入居するなど、市内ではセキチュー沼田恩田店(7,316㎡)、沼田モール(カインズ5,670㎡、ベイシア5,000㎡)に次ぐ大型店としての役割を担っている。

フレッセイは新店出店検討、ビバタウン専門店は営業継続

フレッセイは沼田ビバタウン店の閉店理由を「移転の為」としているが、2022年9月時点では後継店の出店計画を明らかにしていない。
沼田市では2002年8月のマイカル沼田サティ(グリーンベル21/現沼田市役所・沼田テラス)閉店により市内から1万㎡級の商業施設が消滅したこともあり、市内最多の専門店を擁する沼田ビバタウンショッピングセンターの今後を危惧する声もみられるが、2022年9月には専門店棟別棟にiPhone修理店が新規出店するなど、フレッセイとパシオスを除く多くの専門店が営業を継続する方針を打ち出している。
その一方、ビバタウン沼田ショッピングセンターの徒歩圏内にスーパーはなく、2km近く離れた沼田市中心部のフレッセイ沼田店と利根郡昭和村のスーパーこいけ昭和店が最寄りとなるため、従来のフレッセイ・パシオスに代わる新たな核店舗の導入が必要となりそうだ。
(写真は施設公式より)

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ファミリーガーデン花園、2022年9月17日開業-ライフ花園中央公園店を核に、東大阪市花園ラグビー場改修に合わせて

大阪府東大阪市の大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線沿いにある東大阪市の大型複合公共施設「花園中央公園」に、ライフコーポレーションの食品スーパーを核とする複合商業施設「ファミリーガーデン花園( FAMILY GARDEN HANAZONO)」が、2022年9月16日にプレオープン、2022年9月17日にグランドオープンする。

「日本初のラグビー場」核の花園中央公園

花園中央公園の核を担う「花園ラグビー場」は、1929年11月に大阪電気軌道(現近畿日本鉄道)運営による日本初のラグビースタジアム「大軌花園ラグビー場」として同社競馬場跡地に開業。
戦後も長らく、近鉄グループ運営による「近鉄花園ラグビー場」として全国高校ラグビー大会の会場となるなど、“ラグビーの聖地”として親しまれた。

その一方、近鉄グループは2014年7月に施設老朽化にともなう高額な改修費用負担などを理由として東大阪市への無償譲渡を決定。2015年4月に東大阪市運営による「東大阪市花園ラグビー場」となった。東大阪市は施設取得を機に「ラグビーワールドカップ」試合開催を見据えた大規模改修に着手、2018年9月に完了した。
その後、東大阪市は花園ラグビー場に都市公園法に基づく「公募設置管理制度(Park-PFI)」を導入。花園ラグビー場は2020年10月1日から2040年3月31日まで「東大阪花園活性化マネジメント共同体(東大阪スタジアム(HOS)・F.C.大阪・天正)」により運営されることとなった。

エントランスにライフ核の新施設

ファミリーガーデン花園は「(仮称)花園中央公園北側エリア新築計画」として、花園中央公園北側のエントランス部分に建設が進められていたもので、建物は地上2階建で店舗面積は1,492㎡、売場面積は1,492㎡。
ファミリーガーデン花園。

1階には核店舗としてライフコーポレーションの食品スーパー「ライフ花園中央公園店」が入居する。花園中央公園店は2018年4月の八戸ノ里店(西友跡地)以来約4年ぶりとなる東大阪市の同社新店で、同社店舗は293店舗体制となる。
ライフ花園中央公園店のフロアマップ。

ライフ花園中央公園店では時短簡便商品に加え、水産部門では和風だしの炊き込みご飯に海鮮具材をのせた「お魚屋さんの漁師めし」、惣菜部門では季節の御膳など弁当40種類超、インストアベーカリー「小麦の郷」ではサンドイッチや高温窯によるナン・カレー、生活関連部門ではペットフードや玩具、マナーウェアを拡充するなど、公園利用客による飲食やドッグランを見据えた商品展開を打ち出す。そのほか、農家直営スープ専門店「たんとスープ」が入居する。
ライフ公式キャラクター「ララピー」も花園仕様に。

2階にはHOSグループの複合スポーツ施設「HOS 花園スポーツスクエア」が入居。近隣の系列施設(HOS花園スタジアム)と連携を図り、従来のフィットネスクラブやテニススクール、ジュニアスクール、カルチャー教室(英会話教室・ロボット教室・バレエ教室)に加え、バスケ・フットサル・卓球・ダンス・レクリエーションなど多目的利用可能なレンタルコート(1時間あたり6,600円~8,800円)、ランニングステーション(1回あたり更衣室ロッカー使用料500円)を提供する。
HOS花園ガーデンスクエア。

花園中央公園内には9月9日より障害者福祉サービスを手掛けるノーサイド運営による「ひとつなぎカフェ」も営業開始(10月以降グランドオープン予定)しており、日本有数のラグビー場を擁する公園は東大阪市地盤のスポーツクラブ運営のもと新たな一歩を踏み出すこととなった。

ファミリーガーデン花園

住所:大阪府東大阪市松原南1-1-25
営業時間:午前9時30分~午後10時(ライフ花園中央公園店)

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しらゆりセントラルモール、2022年9月23日開業-旧北上済生会病院跡地、ユニバース北上花園町店を核に

岩手県北上市花園町の旧北上済生会病院跡地に、アークスグループ系地場大手食品スーパーを核とする複合商業施設「SHIRAYURI Central Mall(しらゆりセントラルモール)」が2022年9月22日午前9時にプレオープン、9月23日午前9時にグランドオープンする。

地元出資の病院を前身とする旧北上済生会病院

北上済生会病院は1928年5月に伊藤治郎助氏出資による「黒沢尻病院」として設立。1936年11月の伊藤治郎助氏による恩賜財団済生会への施設寄付により「済生会黒沢尻病院」に改称、1975年8月に現在の施設名となった。
同病院は「北上地域の中核的病院」としての役割を担ったが、2014年度より施設の老朽化と耐震性の課題を理由とした新病院建設の検討を開始。2020年11月に旧岩手県立北上病院跡地(九年橋三丁目)へ移転することとなった。
岩手県済生会は新病院開業後の2020年12月より「北上済生会病院移転後の土地等の利活用事業」を始動。2021年2月には公募型プロポーザルにより地場不動産会社「伊藤治」主導による「(仮称)北上市花園町複合商業施設」となることが決まった。

北上市初「ユニバース」核の施設に

しらゆりセントラルモールは上記利活用事業の一環として建設された商業施設で、建物は平屋建、核店舗となるアークス系食品スーパー「ユニバース北上花園町店」の店舗面積は2,583㎡。
アークスは北上市中心部に「ジョイス北上中央店」「スーパーアークス北上店」(ともにベルジョイス運営)を展開しているが、ユニバース運営店舗は市内初となる。

スユニバースの出店自治体マップ。

ユニバース北上花園町店では、生鮮3品を中心に岩手県産品を拡充するほか、惣菜部門では鉄板焼ハンバーグや「いわて減塩・適塩の日」(毎月28日)を意識した「おっ!だしシリーズ」、大船渡サーモン使用の寿司、インストアベーカリーの石窯焼本格ナポリピッツァを展開。
あわせて、冷凍食品や健康配慮食品の強化、イートインスペース「くつろぎコーナー」での充電用コンセント・フリーWi-Fi整備、セレフレジ・セミセルフレジ・キャッシュレス専用セルフレジの導入などを打ち出す。
同店別棟にはコインランドリー・クリーニング店「星光舎オリーブユニバース北上花園店」が9月22日に開店、100円ショップ「Seria 北上しらゆりセントラルモール店」が9月26日に開店する予定。

ユニバース北上花園町店。

北上市中心部にはアークス系食品スーパー2店舗に加え、さくら野百貨店(ツインモール)に「いわて生協Belf北上店」「Seria北上ツインモール店」「ダイソーツインモール北上店」が営業しており、既存同業店舗との差別化が鍵となりそうだ。

スーパーアークス北上店。(ベルジョイス運営)

しらゆりセントラルモール

住所:岩⼿県北上市花園町⼀丁目6番12号
営業時間:午前9時~午後10時(ユニバース)

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