ダイエーグルメシティ新長田店、2021年12月31日閉店-アスタくにづか3番館の核店舗、西神戸店から60年の歴史に幕

兵庫県神戸市長田区のJR神戸線(山陽本線)・神戸市営地下鉄海岸線・西神山手線新長田駅、海岸線駒ヶ林駅、国道2号線近くにある食品スーパー「ダイエーグルメシティ新長田店」が2021年12月31日に閉店する。

ダイエーグルメシティ新長田店。

前身の西神戸店から60年の歴史に幕

ダイエーグルメシティ新長田店は再開発ビル「アスタくにづか3番館」の地下1階に入居。売場面積は1,800㎡。

アスタくにづか3番館。

同地にはもともと大正筋商店街内で「ダイエー西神戸店」が1961年8月から営業していた。しかし1995年1月17日の阪神淡路大震災で店舗が倒壊。1995年6月10日に地元の商店主とともにプレハブと巨大テントの共同仮設店舗内で営業を再開した。
その後、同地を含む新長田駅南地区は神戸市の市街地再開発事業に指定され、震災復興再開発ビルが次々に建設された。ダイエーグルメシティ新長田店は旧西神戸店を引き継ぎ、再開発ビルの1つであるアスタくにづか3番館の開業に合わせて2003年11月21日に開店した。
当初アスタくにづか3番館にはダイエーが地下1階だけでなく1階と2階も含めた核店舗として出店する予定だったが、ダイエーの経営悪化に伴い規模を縮小し地下1階だけの営業に変更。神戸市はダイエーに約5,000㎡の商業床を売却する予定であったが、規模縮小に伴い賃貸に切り替えた。なお、1階・2階には代わりに地場大手家電量販店の「八千代ムセン電機」(現・関西ケーズデンキ)が出店した。

後継店舗は未定

今回の新長田店の閉店でグルメシティから18年、旧西神戸店から60年の歴史に幕を閉じることとなる。グルメシティ閉店後近隣住民は付近にある「西友新長田店」「スーパーマルハチ新長田店」を利用することになるであろう。
なお、閉店後の後継テナントについては2021年11月時点で発表されてない。

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