マルイチメイプル店、2019年6月27日開店-ジョイス水沢中央店跡に、駅前唯一の食品スーパー復活

岩手県奥州市のJR水沢駅前にあるショッピングセンター「メイプル」に新たな食品スーパー「マルイチメイプル店」が、2019年6月27日午前9時に開店した。

メイプル。

水沢駅前唯一の食品スーパー、4ヶ月ぶりに復活

メイプルは1985年11月、総合スーパー「ジャスコ」を核に「ショッピングシティメイプル」として開業。建物は地上4階地下1階建。水沢駅前を代表する大型商業施設として、ダイエー水沢店(旧・ヤマニ三春屋)、水沢マルカン百貨店、マルサン百貨店とともに一時代を築いたが、2005年5月のジャスコ撤退を機に一時閉店していた。
その後、水沢市(現・奥州市)、水沢商工会議所(現・奥州商工会議所)が出資する「水沢クロス開発」が施設を取得し、日本ショッピングセンター協会による支援のもと、2006年4月に再開業を果たした。改装後の店舗面積は7,738㎡。
メイプルでは2006年4月の再開業以来、核店舗として食品スーパー「ジョイス水沢中央店」が営業を行っていたが、競合店との競争激化を理由に2019年2月24日をもって閉店していた。
メイプルは水沢駅前唯一の大型商業施設であり、ジョイスもまた駅前唯一の食品スーパーであったため、早急な後継店舗の誘致が必要とされていたが、2019年3月に「マルイチ」の出店が決定、開店準備が進められていた。

ジョイス水沢中央店。(2019年2月24日閉店)

マルイチ、業務スーパー・産直併設の複合業態として出店

今回開店した「マルイチメイプル店」は、メイプル1階ジョイス跡に出店。同社の店舗は奥州市2店舗目となる。
同店は、マルイチが岩手県フランチャイズ本部を担う神戸物産の「業務スーパー」、産地直送食品販売店「産直はなまる市場」、酒専門店「タストヴァン」を併設するフラッグシップ業態として営業するため、水沢駅から徒歩15分ほどの距離にある競合店「ユニバース水沢日高店」「ジョイス水沢原中店」との商品・価格面での差別化も期待される。
メイプルでは「マルイチオープン協賛セール」として、衣料品・雑貨、宅配ボックスの割引、レシート抽選会や沖縄物産展、ストレッチ教室の1週間無料体験といった企画を7月15日まで実施する。

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