ダイエーグルメシティ四条大宮店、2019年2月11日閉店-京都市中心部で最後のダイエー

京都府京都市中京区の阪急大宮駅、嵐電四条大宮駅近くにある総合スーパー「ダイエーグルメシティ四条大宮店」が、2019年2月11日に閉店する。

ダイエーグルメシティ四条大宮店。

旧・サカエ四条大宮店、19年の歴史に幕

ダイエーグルメシティ四条大宮店は1999年、ダイエーグループの「サカエ四条大宮店」として開店。グループ経営再建の過程で2007年に「グルメシティ四条大宮店」に改称、運営会社の再編に伴い2015年にダイエー本体直営店舗となった。
建物は平屋建てで、売場面積は998㎡。(屋上駐車場併設)
2018年現在、直営食品売場に加え、衣料品(公式サイトには未記載)や日用雑貨、文具用品売場を展開している。

京都市中心部最後のダイエー

ダイエーは、かつて京都市内に数多くのグループ運営店舗を展開していたが、公設小売市場を母体とする地場大手食品スーパー「フレスコ」といった競合他社の台頭もあり、年々店舗網を縮小していた。

2014年7月には京都市における旗艦店である河原町エリアの「グルメシティ京極店」(京都松竹ビル)を閉店、2018年12月には京都駅近くの「グルメシティ九条東寺店」を閉店しており、今回の四条大宮店の閉店をもって同社は京都市中心部から完全撤退することとなる。

営業終了の告知、再出店の案内は記載されていない。

ダイエーは脱総合スーパーを目指し、既存店のイオンフードスタイル業態への転換、施設の老朽化が進む店舗の建替えを進めている。
グルメシティ四条大宮店は、阪急大宮駅、嵐電四条大宮駅の徒歩圏内にあり、近隣では外国人観光客の増加を受けて、宿泊施設の建設が相次いで進められている。そのため、平屋建ての同店跡は築年数20年に満たないもの解体される可能性が高い。
建替え後の再出店も期待されるが、1月現在閉店後の跡地の活用方法などは発表されていない。

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