京都府京都市南区の近鉄東寺駅前にある総合スーパー「ダイエーグルメシティ九条東寺店」が、12月31日をもって閉店する。
ダイエーグルメシティ九条東寺店。
九条東寺のダイエー、50年の歴史に幕
ダイエーグルメシティ九条東寺店は1968年11月、ダイエーグループの「サカエ京都九条店」として開店。1999年に現店舗「サカエ九条東寺店」に建替えしたのち、グループ経営再建の過程で2007年に「グルメシティ九条東寺店」に改称、運営会社の再編に伴い2015年にダイエー本体直営店舗となった。
建物は地上3階建てで、売場面積は1,325㎡。
2018年現在、1階は専門店(理容室)及び駐車場、2階はイートイン併設の直営食品売場、3階は衣料品・生活用品売場、100円均一商品コーナーとなっている。
長らく京都駅八条口唯一の総合スーパーとして営業を続け、現店舗への建替え当初は専門店として「マクドナルド」も入居していた。しかし、徒歩圏内に公設小売市場を母体とする地場大手食品スーパー「フレスコ東寺店」(1996年開店)やイオンモールKYOTOの食品核「コーヨー京都店」(2010年開店)、食品雑貨も一部扱う「ドン・キホーテ京都アバンティ店」(2016年開店)といった競合店が進出し、競争力が低下していた。
営業終了の告知、再出店の案内は記載されていない。
ダイエーは脱総合スーパーを目指し、既存店のイオンフードスタイル業態への転換、施設の老朽化が進む店舗の建替えを進めている。
グルメシティ九条東寺店は、近鉄京都線の急行停車駅である東寺駅前にあり、京都駅八条口からも徒歩圏内にあることから、建替えによる再出店も期待されるが、閉店後の跡地の活用方法などは発表されていない。
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