西友御器所店、2022年11月30日閉店-アートな建物、40年の歴史に幕

愛知県名古屋市緑区の名古屋市営地下鉄桜通線・鶴舞線御器所駅近くの総合スーパー「西友御器所店」が2022年11月30日に閉店する。西友御器所店。

西友御器所店、40年の歴史に幕

西友御器所店は地上4階・地下1階建て。店舗面積は3,509㎡。1階では食料品、2階では住居用品、3階では衣料品を主に取り扱っている。
西友御器所店は「西友ストアー御器所店」として1983年8月25日に開店。西友ストアー(現・西友)では高針店(名古屋市名東区)に続く名古屋市内2番目の店舗で、店内に「春日井西武」(愛知県春日井市)の外商事務所を開設するなど西武セゾングループが力を入れた店舗であった。1990年には店舗の改装と増床を実施している。店舗出入口付近に⌒ⅴ⌒型のファサードを設置するなど、独特の形をした建物でも知られていた。

老朽化も一因か、跡地については未定

西友御器所店は開店から約40年が経過。建物が老朽化していたことも一因とみられる。閉店後の店舗跡地の活用方法などについては2022年9月時点で発表されていない。店内に掲示された閉店のお知らせ。

西友は老朽化した老舗店舗を相次いで閉鎖

西友では近年閉店が相次いでおり、ここ1年間でも西友深沢店」(東京都世田谷区・建替え予定)西友烏山店」(東京都世田谷区)西友石神井公園店」(東京都練馬区)西友南浦和店」(さいたま市南区)などがすでに閉店、もしくは2022年10月までの閉店を予定している。
これらはいずれも開店から約40年以上経過した店舗であり、店舗の老朽化や商圏の変化が原因とみられる。西友は他にも首都圏を中心に老朽化した店舗を数多く抱えており、災害対応の面などからも店舗整理が続くことになるであろう。

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