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日本橋高島屋S.C.、2018年9月25日グランドオープン-4館体制の「都市型ショッピングセンター」に

東京都中央区日本橋で開発が進められていた「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」が完成を迎え、核となる「日本橋高島屋S.C.」が9月25日に全面開業を迎える。

日本橋高島屋S.C.

高島屋の旗艦店、再開発を機に都市型SCに業態転換

高島屋日本橋店は1900年に高島屋東京店として開業。現在の本館(日本生命館ビル)は1933年竣工、地上8階・地下2階建てで、売場面積は44,808㎡。
本館の設計は帝国ホテル新本館を手掛けた高橋貞太郎、1952年増築部分の設計はそごう大阪店や丸栄を手掛けた村野藤吾によるもので、2009年に百貨店建築初となる重要文化財指定を受けている。

本館の館内。

今回の再開発・都市型ショッピングセンター化は「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」(2014年着工)の一環として、高島屋、三井不動産、太陽生命など複数の企業が参加する日本橋二丁目地区市街地再開発組合により計画されたもの。
高島屋周辺では、すでに2015年に時計専門館「タカシマヤ ウォッチメゾン 東京・日本橋」(地上1~2階、売場面積約800㎡)が、2018年春に「日本橋高島屋S.C.東館」(地上4~5階、売場面積約2,000㎡)が先行開業しており、9月25日の「日本橋高島屋S.C.新館」(地下1階~地上7階、売場面積約17,000㎡)の開業により同店は4館体制となる。

2018年春に先行開業した日本橋高島屋S.C.東館。


東館の核テナント「ポケモンセンタートウキョーDX」。

新館には日本初含む115店舗が出店、客層拡大図る

日本橋高島屋S.C.全面開業後の売場面積は約66,000㎡。
全体コンセプトに「『美しい暮らしスタイル』を発信する店」、新館コンセプトに「『日本橋生活者』のための場の提供」を掲げ、従来から高島屋を利用していた顧客に加え、近隣商圏のオフィスワーカーや居住者、国内外からの観光客を想定ターゲットにした施設づくりを目指すとしている。

日本橋高島屋S.C.のフロア構成。

本館地下1階の和洋菓子売場には、高島屋和洋菓子バイヤーによる“かつてないギフトに特化した洋菓子セレクトショップ”「THE BEST CHOICE」、伝統的フランス焼菓子のサブレ専門店「Sabléya」(サブレヤ)、ショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」、静岡県浜松市の老舗和菓子店「巖邑堂」、大阪のチョコレート専門店「Cacaotier Gokan」、河田勝彦氏による老舗パティスリーの新業態「オーボンヴュータンシャルキュトリー」など、百貨店初となるブランド、業態が多数出店。
本館1階には“コト・体験型”を切り口としたトータルビューティーサロン「ベルサンパティック」や地域最大級の婦人靴売場「SHOEWORLD」(売場面積約1,000㎡)、化粧品5ブランド、本館4階には上質で本物志向のインナーを取り揃えた「マイボディルーム」(売場面積約460㎡)、本館6階にはファッションディレクター・干場義雅氏監修の「タカシマヤ スタイルオーダー サロン」(売場面積55㎡)が新たに導入。本館8階にはパリ最高峰のレストラン「タイユヴァン」が手掛ける「LES CAVES de TAILLEVENT TOKYO」(売場面積約100㎡)が出店する。
LES CAVES de TAILLEVENT TOKYO(イメージ)

本館ガレリア部分と新館には、115店舗が新規出店する。(9月6日時点)

新館の建物と、本館を繋ぐ「日本橋ガレリア」。

地下1階「シティマルシェ」には、高島屋バイヤーによる月替わりポップアップショップや高品質食品スーパー「成城石井」、東京・青山のデリカデッセン「PARIYA」、スローフードスタンド「GREENBOWL」、日本橋にあるビストロの姉妹店「おかずフレンチ MANON」、「東京カレースタンドHATOMNOMORI」など15店舗が出店。うち12店舗がイートイン併設となるなど、美味しい「食」の便利を提供するフロアを目指す。
1階「プロムナード」には、オーストラリアの人気ジェラートショップが手掛ける「N2 Brunch Club」、JR東日本系の高級食品スーパー「紀ノ国屋アントレ」、代々木八幡のベーカリー「365日と日本橋」、お粥専門店「CAYU des ROIS」、サンドイッチ専門店「CAYU des ROIS 日本橋」など25店舗が出店。うち10店舗は7時30分から営業を行う。

新館と本館を繋ぐ「日本橋ガレリア」。

2階「クオリティークローゼット」には、セレクトショップ「TOMORROWLAND」の大型店、「martinique日本橋」、UNITED ARROWSが展開する「ドゥロワー」(日本橋三越から移転)など9店舗が出店。
3階「シティパークカジュアル」には、セレクトショップ「JOURNAL STANDARD」のインテリア雑貨専門店「journal standard Furniture」など16店舗が出店。
4階「日本橋スタジオ」には、中川政七商店グループの茶道教室・茶道具専門店「茶論(さろん)中川政七商店」、ティップネスの女性専用コンディショニング・ヨガスタジオ「libéry Yoga conditioning by TIPNESS」など、コト体験や好奇心に重点を置いたサービス店舗や雑貨店15店舗が出店。
5階「ガジェットハウス」には、校正・校閲事業に加え「かもめブックス」「歌舞伎町ブックセンター」を手掛ける鴎来堂の本棚専門新業態「HummingBird Bookshelf」、中目黒に本店を置く雑貨店「BRICK & MORTAR」など17店舗が出店。
6階「日本橋ダイニング」には、札幌・すすきのの人気寿司店「札幌鮨棗 日本橋」、五感で愉しむ鉄板焼店を謳う「虎幻庭」、1789年(寛政元年)創業の更科そば専門店「総本家 更科堀井」など10店舗が出店。
7階「日本橋テラス」には、表参道の「TWO ROOMS グリル&バー」のチームが手掛ける「SEPTIÈME Brasserie & Bar」、地元・人形町のグルメバーガー専門店「BROZERS’」、シーフード食堂スタイルのポルトガル料理専門店「マヌエル マリシュケイラ」などが7店舗が出店する。

「都内最大級」の屋上庭園は2019年春開業

日本橋高島屋S.C.では、2019年春に都内最大級となる屋上庭園「日本橋グリーンテラス」(約6,000㎡)の開設、VIP車輌やタクシーの乗降スペースの整備も予定されている。

日本橋グリーンテラス(イメージ)。

高島屋の競合店である日本橋三越本店も、2018年10月24日に隈研吾氏を起用した再開発(リモデル)プロジェクト第1期を完了させるべく、化粧品、雑貨、特選品フロアの一新やラウンジ、ウェルカムゲート(おもてなし拠点)の新設を進めている。

日本橋三越本店も改装を進める

日本橋高島屋S.C.は、老舗が集う日本橋だけに他の「高島屋系ショッピングセンター」とは一味違う、あくまでも「日本橋らしさ」「百貨店らしさ」を前面に押し出すかたちとなった一方、都内最大の屋上庭園やポケモンセンター、イートインの開設など、客層を広げるための新たな試みも垣間見える。
開業118年を迎える日本橋高島屋。時代にあった「進化」のその先に期待したい。

日本橋髙島屋S.C.

住所:東京都中央区日本橋2丁目4番1号
営業時間:午前10時30分~午後7時30分
9月25日から10月31日までは午後8時閉店(その他イベント時も延長)
地下2階・8階レストラン街、8階特別食堂:午前11時~午後9時30分
東館ポケモンセンタートウキョーDX:午前10時30分〜午後9時
東館ポケモンカフェ:午前10時30分〜午後10時

外部リンク:日本橋高島屋 S.C. | トップページ
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イオン諏訪ステーションパーク店、2018年9月8日開店-イオン諏訪店の”代替店舗”、バロー跡に

長野県諏訪市の諏訪インターチェンジ前にあるオーパ系商業施設「諏訪ステーションパーク」内に、大型スーパー「イオン諏訪ステーションパーク店」が9月8日に開業した。

イオン諏訪ステーションパーク店。

OPAが運営する郊外型ショッピングセンター

諏訪ステーションパークは諏訪市と茅野市にまたがるオープンモール型の商業施設。1998年1月開業で、延床面積は22,300m²。
キャッチフレーズは「『衣・食・住・遊』あらゆるシーンを彩る、施設を集積した長野県最大規模の複合商業施設」で、イオン系(旧・ダイエー系)のファッションビル運営で知られる「オーパ(OPA)」が所有・運営する。

施設全景。

現在はテナントとして「エディオン」、「ハニーズ」、「ライトオン」、「シュープラザ」、「モンベル」、「アルペン」、住宅展示場などが出店する。

ダイエー→ニシザワ→バロー跡に-諏訪店の代替機能も

イオン諏訪ステーションパーク店が出店するスーパー棟は売場面積2,353㎡、今回開業するイオンの売場面積は1,917㎡。
1998年の開業当初はショッピングセンターの核施設としてダイエーが出店していたが、その後ニシザワ(ベルシャイン)→バローとテナントが交代。イオンは4代目の核店舗だ。なお、当初出店していたダイエーグルメシティ諏訪インター店は「グルメシティ1号店」でもあった。
8月20日に老朽化による建替えのため閉店した「イオン諏訪店」からは約8kmの距離があるものの、事実上の代替店舗となる。

8月20日に閉店したイオン諏訪店。

観光地の玄関口となる諏訪インターチェンジ前であることから、お土産品の販売もおこなうほか、ドリップカフェ「イオンドリップ」やイートインコーナーを設置。狭い面積ながら旧イオン諏訪店と同様に、食品のみならず「暮らしの品」や「実用衣料」の販売もおこなわれる。

「暮らしの品」も販売される。

開業当日となった9月8日はエントランスで「店頭市」が、また店内では「冷凍食品105円」が開催されるなど、時おり雨が降る天気でありながら多くの客でにぎわいを見せた。

多くの客が訪れた。

イオン諏訪ステーションパーク店

住所:茅野市中沖10-3 諏訪ステーションパーク
営業時間:9時~21時

外部リンク:9月8日「イオン諏訪ステーションパーク店」がオープン
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関西国際空港、9月7日より一部旅客便の発着を再開

9月4日に台風21号の影響で大きな被害を受けた関西国際空港は、9月7日に一部の旅客便発着を再開する。

関空、当面はB滑走路・第2ターミナル・国内線のみ

関西国際空港は開港24周年の記念日であった9月4日の台風により滑走路やエプロンなどが浸水、連絡橋もタンカーの衝突により損傷を受けた。
再開は関西エアポートが9月6日に開いた記者会見で発表されたもの。当面はB滑走路と第二ターミナルのみを利用し、また準備が整うまでは国内便のみの発着となる。

当面はアクセスに課題-臨時バスなど運行

関空の再開にあわせ、7日からはJR「日根野駅」・南海電鉄「泉佐野駅」前~関西空港第2ターミナルビル前まで臨時バスを運行する。また、関西国際空港と神戸空港を結ぶ高速船「ベイシャトル」も運行再開する見込みだというが、当面は交通アクセスが課題となる。
運行再開便は以下の通り(ニュースリリースより)。
また、シャトルバスの運行は飛行機の運航時間に合わせておこなう。

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イオンモール津南、2018年11月9日開業-津南サンバレー跡地に

三重県津市の高茶屋駅近くにあった「イオン津南ショッピングセンターサンバレー」跡地に「イオンモール津南」が11月9日に開業する。

イオンモール津南。

サンバレー跡に「スマートモール」開業

イオンモール津南の前身となる「津南サンバレー」は、津南郊ショッピングセンターにより1978年開業。数度の増床を経て「イオン津南ショッピングセンター サンバレー」に改称したが、老朽化に伴い2016年2月をもって閉店していた。

イオンモール津南の建物は地上3階建、総賃貸面積は約60,000㎡、延床面積は約102,000㎡。同社の三重県内店舗としてはイオンモール鈴鹿(1996年開業)に次ぐ規模となる。

津市の郊外に出店する。

コンセプトに「新生スマートモール すべてが“津ながる”モールへ」を掲げ、館内に270インチLEDビジョンや約60面のサイネージを設置するなど、デジタルとアナログを融合した施設づくりを目指す。

「つどいの広場」に設置される「270インチLEDビジョン」。

総合スーパー「イオンスタイル津南」を核に約170店舗が出店。
核テナントとなるイオンスタイル津南は、コンセプトに「歴史をつなぎ、新しいステージへ」を掲げ、同社初となる店頭購入商品、ネット購入商品の受取が可能な「ドライブスルー」の設置や三重県内初となるイオンの大型ベビー・キッズ専門店「KIDS REPUBLIC」、イオンのグローサラント業態「ここdeデリ」、津市に本社を置く「井村屋」のソフトアイスクリーム&スイーツ店「WAIWAI」の導入が行われる。

イオンスタイル津南

また、近隣5農協と連携した「地場野菜コーナー」や津市内にある5つの蔵元の代表的な酒を揃えた「イオンリカー」、三重県生まれのコスメも取扱う「Glam Beautique」など地産地消、じもの(地物)を重視した品揃えも特徴となっている。

美と健康の専門ショップ「Glam Beautique」。

約170の専門店、イオンシネマ+パロの複合店も

専門店街1階には、三重県初となるアダストリアの「BAYFLOW」「niko and」「LAKOLE」やストライプインターナショナルの「earth music&ecology natural store」、外資系ファストファッション「H&M」、雑貨店「無印良品」、キッチン雑貨「212 KITCHEN STORE」100円ショップ「ダイソー」、大型スポーツ用品店「スポーツデポ」が出店。トヨタ系自動車販売店2ブランドも併設される。
また、フードゾーン「御厨マルシェ」には、高品質食品専門店「サンクゼール・久世福商店」、チーズタルト専門店「PABLO mini」、ダイエー系クレープ専門店「ディッパーダン」、津市発祥の老舗スイーツ店「PINEDE」、鈴鹿市の和菓子店「大徳屋長久」を始め13店舗が集積し、イートインも併設される。

イートインも備えられた「御厨まるしぇ」

専門店街2階には「COMME CA ISM」「AZUL by moussy」、靴量販店「ASBee」、「未来屋書店」、家電量販店「エディオン」、ペットショップ「PeTeMo」が出店。
レストラン街「セントラルダイナー」には、三重県内初となる窒素ガスで抽出したコーヒー「Nitro Cold Brew」を提供する「スターバックスコーヒー」や、1889年に津市で創業したブラックカレーの有名店「東洋軒グリル」、名古屋発のラーメン店「らーめん津鶏白湯 鶏神」 、パンケーキ専門店「gram」、「いきなり!ステーキ」、「コメダ珈琲」など14店舗が揃う。
レストラン街「CENTRAL DINNER」

専門店街3階には津エリア最大級となるキッズ・ベビーゾーンや原宿・表参道初の低価格雑貨店「オーサムストアー」、300円ショップ「3COINS+plus」、アクションスポーツに強みを持つ「ムラサキスポーツ」、県内初となる新次元音響・映像システム「ULTIRA」を導入した映画館「イオンシネマ津南」(9スクリーン1.341席)とオトナ向けゲームセンターを謳う旧ダイエー系のアミューズメント施設「パロ」の複合店舗などが出店。

イオンシネマとPALOの複合店舗は初となる。

フードコート「FoodForest」には、東海地方初となるトリドールの炭火焼肉丼専門店「肉のヤマキ商店」、「精肉店直営ローストビーフ丼 やまと」、つけ麺専門店「三田製麺所」など13店舗が揃う。

フードコート「FoodForest」。

「岡田屋」初の支店があった津市

今回イオンモール津南が開業する三重県はイオンの前身企業である「岡田屋」創業の地(1758年に四日市で創業)であり、津市は初の支店「オカダヤ津店」(1957年開業)を置いた都市で、同社にとって古くからの縁がある地域だ。
地域に根ざした商品と最先端の技術、サービスを取り入れた当施設は、イオンにとってみても重要な店舗の1つになると思われる。

イオンモール津南

住所:三重県津市高茶屋小森町145番地
営業時間:10:00~21:00(専門店街)、イオンは9:00~22:00

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9月6日の北海道胆振東部地震における大型店の営業状況

9月6日3時に北海道胆振地方中東部を震源とする震度6強震度7の地震(北海道胆振東部地震)が発生したため、道内の一部の百貨店、大型ショッピングセンターでは臨時休業を発表した。(2018年9月6日8時初回公開・9月7日更新)

(どさんこプラザとセコマ一部店を除き一覧掲載全店舗が道内に立地しています)

全道で停電が発生した(帯広駅)

9月6日の大型店営業状況

百貨店

  • 丸井今井札幌店:臨時休業
  • 丸井今井函館店:臨時休業
  • 丸井今井北海道どさんこプラザ有楽町店(東京都):臨時休業(丸井今井本店と接続するレジネットワーク不通のため)
  • 札幌三越:臨時休業
  • 大丸札幌店:臨時休業
  • 東急百貨店さっぽろ店:臨時休業
  • 東急百貨店新千歳空港店(千歳市):臨時休業
  • 藤丸(帯広市):臨時休業、正面入口前・ふれあい広場でパン、飲料を販売
  • 棒二森屋(函館市):臨時休業
  • テーオーデパート(函館市):臨時休業

 

駅ビル・駅高架下ショッピングセンター・都市型ショッピングセンター・ファッションビル

  • JR札幌駅
  • 札幌ステラプレイス:臨時休業
  • 札幌エスタ:臨時休業
  • 4丁目プラザ:臨時休業
  • ピヴォ:臨時休業
  • ススキノラフィラ:臨時休業
  • 札幌ナナイロ:臨時休業
  • サッポロファクトリー:臨時休業
  • 新さっぽろサンピアザ:9月6日から7日まで臨時休業
  • デュオ:9月6日から7日まで臨時休業
  • カテプリ新さっぽろ:9月6日から7日まで臨時休業
  • 新千歳空港ターミナルビル内の店舗:臨時休業

 

郊外型ショッピングセンター

  • イオンモール:旭川駅前、旭川西など道内店舗の多くが休業
  • アリオ札幌:臨時休業
  • 千歳アウトレットモール・レラ:臨時休業
  • 三井アウトレットパーク札幌北広島:臨時休業
  • ラソラ札幌(旧イーアス札幌):不明
  • ウイングベイ小樽:館内一部店舗が休業中

イオン(旧ダイエー含む)

  • イオンスタイル旭川駅前:臨時休業(充電コーナー開設)
  • イオン旭川西店:臨時休業(店頭販売へ)
  • イオン札幌琴似店(ダイエー):臨時休業(店頭販売へ)
  • イオン札幌平岡店:臨時休業(店頭販売へ)
  • イオン札幌栄町店(ダイエー):営業
  • イオン千歳店:臨時休業、店頭販売実施
  • イオン旭川春光店:臨時休業(店頭販売へ)
  • イオン旭川永山店:臨時休業、店頭販売実施
  • イオン北見店:臨時休業、店頭販売実施
  • イオン帯広店:営業
  • イオン上磯店(ダイエー):営業
  • その他、多くの店舗が臨時休業

 

マックスバリュ北海道(旧グルメシティ含む)

  • ほぼ全店営業見合せ、札幌・函館など一部店舗で店頭販売

イトーヨーカドー

  • イトーヨーカドー恵庭店:営業
  • イトーヨーカドー琴似店:営業
  • イトーヨーカドーアリオ札幌店:営業
  • イトーヨーカドー福住店:臨時休業→営業
  • イトーヨーカドーすすきの店:臨時休業、店頭販売実施
  • イトーヨーカドー屯田店:臨時休業、店頭販売実施
  • イトーヨーカドー帯広店:臨時休業、店頭販売実施
  • イトーヨーカドー旭川店:臨時休業
  • イトーヨーカドー北見店:営業、館内は停電
  • イトーヨーカドー函館店:臨時休業、店頭販売実施
  • イトーヨーカドー釧路店:

アークスグループ(ラルズ・東光ストアなど)

  • ほとんどの店舗で営業、もしくは店頭販売実施

西條百貨店

  • 名寄店など店頭販売、ベストム東神楽は臨時休業

コープさっぽろ

  • 全店舗停電のため臨時休業、一部店舗で店頭販売
  • 移動販売車も停電のため運休

ドン・キホーテグループ・長崎屋

  • 長崎屋帯広店:臨時休業
  • MEGAドンキ旭川店では通常営業、その他、新川店等では店頭販売など実施

西友

  • 道内全9店舗臨時休業(いずれも札幌市内)

トライアル(旧カウボーイ)

  • 道内一部店舗で臨時休業(店頭販売へ)

ホーマック

  • 道内一部店舗で臨時休業

東武

  • 東武サウスヒルズ中標津:臨時休業、正午から店頭販売
  • 東武イーストモール端野:営業

コンビニ各社

  • セブンイレブン、ローソンなど大手コンビニも道内店舗の多数が休業中
  • セイコーマートは約1000店程度が営業、可能な店舗はガスを使うホットシェフを稼働中
  • 本州のセコマ、営業は行うものの電子マネーやクレジットカードでの支払いができない状態

大型雑貨店・インテリアショップ

  • 東急ハンズ札幌店:臨時休業
  • ハンズビー 札幌ステラプレイス店:臨時休業
  • 大塚家具サッポロファクトリー店:臨時休業

トイザらス

  • トイザらス・ベビーザらス札幌店:臨時休業
  • トイザらス・ベビーザらス函館店:臨時休業
  • トイザらス札幌平岡店:臨時休業
  • トイザらス苫小牧店:臨時休業
  • トイザらス旭川店:臨時休業
  • トイザらス釧路店:臨時休業
  • トイザらス帯広音更店:臨時休業

家電量販店・PC専門店

  • ビックカメラ札幌店:臨時休業
  • ドスパラ札幌店:臨時休業、7日以降の影響未定

その他専門店・各種施設(書店・スポーツ店など)

  • 函館蔦屋書店:臨時休業
  • アニメイト:道内全店臨時休業
  • スーパースポーツゼビオ:道内全店臨時休業

その他(飲食チェーン)

  • 松尾ジンギスカン本店:臨時休業
  • ラッキーピエロ(函館市):全店臨時休業

(撮影:@west221223225さん

2018年台風21号で営業休止中の主な大型店(9月9日更新)

9月4日、日本に上陸した台風21号により、関西地方の百貨店、大型ショッピングセンターを中心に臨時休業が発表された。
多くの店舗が翌日9月5日に営業を再開したが、一部店舗は台風被害により営業再開の目処が立たない状況が続いている。
9月9日現在営業を行うことができていない主な店舗は以下の通り。

9月5日以降休業中の大型店(9日現在)

百貨店

  • 高島屋洛西店:9月6日営業再開

郊外型ショッピングセンター

  • 三井ショッピングパークららぽーとEXPOCITY:営業再開
    :巨大観覧車(OSAKA WHEEL)など一部施設が臨時休業
  • 三菱地所サイモンりんくうプレミアムアウトレット:9月6日営業再開
  • おおとりウイングス:9月6日営業再開

イオン

  • イオン南千里店:9月9日営業再開
    :電気引き込み設備の部品破損により全館停電が継続
  • イオン貝塚店:直営売場のみ9月7日営業再開、専門店街も段階的に営業再開予定
  • マックスバリュ羽倉崎店:9月7日営業再開
    :当面の営業再開は困難、被害甚大

ダイエー・グルメシティ

  • ダイエー池田店:9月6日営業再開
  • ダイエーグルメシティ上新庄駅前店:9月6日営業再開
    :9月4日5日臨時休業、ガラス破損

イズミヤ

  • 一部店舗で開店時間の変更、臨時休業を実施

阪急オアシス

  • 阪急オアシス今里店:9月5日営業再開
  • 阪急オアシス箕面店:9月7日一時休業、営業再開
  • 阪急オアシス蛍池店:9月7日営業再開
  • 阪急オアシス伊丹店:9月6日営業再開

トライアル

  • スーパーセンタートライアル摂津南店:9月6日営業再開
  • スーパーセンタートライアル寝屋川大成店
    :9月6日20時30分から7日9時30分まで棚卸休業
    :9月6日営業再開
  • ディスカウントストアトライアル寝屋川店:9月6日営業再開
  • スーパーセンタートライアル和泉店:9月上旬営業再開
  • スーパーセンタートライアル二色浜店:9月6日営業再開
  • スーパーセンタートライアルりんくうタウン店:9月上旬営業再開、被害甚大
  • スーパーセンタートライアル阪南店:9月6日営業再開
  • スーパーセンタートライアル武庫川店:9月6日営業再開
  • スーパーセンタートライアル近江八幡店:9月6日営業再開

ディスカウントドラッグコスモス

  • ディスカウントドラッグコスモスりんくう店

ブックオフ

  • ブックオフ堀川五条店:9月8日営業再開
  • ブックオフ奈良押熊店:9月7日営業再開

テーマパーク・遊園地

  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ):9月6日営業再開
  • 通天閣:9月6日営業再開
  • ノースサファリサッポロ:9月9日営業再開
    9月5日臨時休業開始

神田鐵道倶楽部、9月29日閉店-「走らない食堂車」、僅か1年で

東京都千代田区のJR神田駅改札前にあるJRグループの飲食店
神田鐵道倶楽部 feat.日本食堂」が9月29日に”ラストラン”を迎える。

神田鐡道倶楽部。

僅か1年で”ラストラン”…中央線工事の影響か

神田鐵道倶楽部はJR東日本グループの飲食事業子会社「日本レストランエンタプライズ」(NRE)が運営する「鉄道の世界」を再現した飲食店。

店内。椅子のモケットも鉄道用のもの。

店内には蒸気機関車など鉄道車両のナンバープレートや行先案内板、国鉄案内図、カンテラ等が飾られるほか、車内販売で使われているワゴンや会計端末を導入。食器も食堂車のものを利用、メニューも食堂車で提供されていたものが再現されるなど、幅広い人気を集めていた。

食堂車のカツカレー。

NREは1938年に列車内食堂や駅構内食堂を運営する「日本食堂」として設立。もともとは上野精養軒、みかど、水了軒などの共同出資によるものであった。現在はJR東日本傘下となり、近年までは新幹線や寝台特急の食堂車を運営していた。

JR神田駅・神田鐵道倶楽部の上にある中央線ホームでは間も無く中央線のグリーン車導入に伴うホーム延長工事が開始される予定となっており、閉店は構内工事の影響である可能性も高い。
ユニークな店舗であっただけに、今後の「移転」などがあるかどうかも注目される。

外部リンク:神田鐵道倶楽部 – 日本レストランエンタプライズ
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イトーヨーカドー丸大長岡店、2019年2月までの閉店検討-丸大本店、67年の歴史に幕へ

JR長岡駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー丸大長岡店」が2019年2月ごろに閉店する方針を固めたことが報じられた。
地元紙・新潟日報が報じた。
追記:閉店日は2月11日とする方針だという。

イトーヨーカドー丸大長岡店(公式サイトより)。

丸大、創業店も閉店へ

丸大は1952年に長岡市大手通で創業。その後、新潟、長岡、柏崎、富山、高岡の5店舗体制となったが、1978年にイトーヨーカドーグループ入りした。
長岡店の現店舗は1988年11月に開店。地上7階、地下1階建てで、売場面積は13,000㎡で、建物は城内ビルが所有する。
テナントとしてはキャンドゥ、カーブス、ミスタードーナツ、ファミールなどが出店する。駅前ながら大型物販テナントはキャンドゥのみで大型書店、雑貨店、ファストファッションなども出店しておらず、館内の多くが直営売場であった。
なお、大手通の旧店舗はイトーヨーカドー・ザ・プライスとなったが2000年8月に閉店。現在は「ながおか市民センター」などが入居する。

再開発が進む長岡駅前、スーパーは駅ビルのみに

丸大そばの長岡駅前には2012年に長岡市役所を核とする「シティホールプラザ アオーレ長岡」が、丸専、イチムラなどの跡地には2010年に再開発ビル「フェニックス大手」(丸専は呉服店として出店)が完成するなど、長岡駅周辺では再開発が進んでいるが、スーパーマーケットは長岡駅構内の駅ビル「ココロ長岡食品館」のみとなる。

1980年代の長岡駅前には、大型店として百貨店の「大和」「丸大」「丸専」「イチムラ」、総合スーパーの「ダイエー」、「な長崎屋」、駅ビルの「セゾン」(のちのココロ)があったが、長岡駅ビルを除き消滅することになる。

アオーレ長岡。

丸大の建物はまだ築30年と新しいため解体されないと思われるが、同じく築30年ほどのダイエー跡の越後交通ビルにも空き店舗が目立つだけに、今後どういった活用方法がなされるのか注目される。
(情報があり次第、記事を更新します)

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ローソン伊勢崎緑町店、セーブオンの「焼きまんじゅう」販売-サークルサインも設置

8月31日7時を以て全店閉店・ローソンに転換された中堅コンビニ「セーブオン」(伊勢崎市)の店舗のうち「ローソン伊勢崎緑町店」のみで「焼きまんじゅう」の販売が継続されることとなった。

「焼きまんじゅう」1店舗のみで販売継続

セーブオンでは、これまで5店舗で群馬県の郷土料理「焼きまんじゅう」が提供されていたが、今回継続販売されることとなったのはローソン伊勢崎緑町店のみ。
同店では、セーブオンで好評であった「浅草 縁-YUKARI- からあげ」も販売されるほか、セーブオンの特徴であった「サークルサイン」を模した看板も設置される予定だ。

ニュースリリースより。

「浅草 縁-YUKARI- からあげ」の提供とサークルサインの設置は、ローソン前橋南インター店でも行われる。
なお、これ以外の店舗の品揃えなどは一般のローソンと同様のものになるとみられる。

外部リンク:セーブオンの特徴を活かした店舗を展開 伊勢崎緑町店では、「焼きまんじゅう」を販売
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三島駅南口東街区、ミサワホームなどが超高層ビル建設-西街区は東急グループのホテルに

静岡県三島市は、JR三島駅南口東街区で進めている再開発事業について、ミサワホーム、野村不動産など6社で構成する「アスマチ三島プロジェクト共同企業体」、「三島駅南口東街区市街地再開発準備組合」の2者と事業協力に関する協定を結んだ。
三島駅南口西街区再開発についても2018年はじめより工事に着手されており、三島駅前が大きく姿を変えることとなる。

JR三島駅。

「30年越し」いよいよ始動する三島駅南口再開発

三島駅南口の再開発は30年以上前から計画されていたものだが、バブル崩壊などにより何度も計画が立ち消えとなっていた。
三島市中心部では近年再開発計画が具体化して以降、開発への期待から地価が大きく上昇しており、2018年現在は百貨店が撤退するなど地盤沈下が進む沼津駅前とほぼ同価格水準となっているという。

再開発計画エリア。

東街区は「アスマチ三島」-商業、公共、タワマンなど

再開発エリアのうち、三島駅南口東街区の敷地は約13,000㎡で、開発するのはミサワホーム、ミサワホーム静岡、野村不動産、三菱地所レジデンス、アール・アイ・エーの6社による「アスマチ三島プロジェクト共同企業体」。
プロジェクト名は「ASUMACI三島」(アスマチ)、コンセプトは「“健幸”都市 三島の新しい明日をひらくスマートウエルネスフロント」となる。

「アスマチ三島」ロゴタイプ。

下層階は商業ゾーン「みしまスマウエルライフステーション」、公共空間「にぎわいアベニュー」(仮)で構成。このほか、医療機関やオフィスなどが入居する。
オフィスは、首都圏まで新幹線で直結している(品川駅まで最速37分)という好立地にあることから、シェアオフィスやコワーキングスペース、貸し会議室も配置される予定。
また、高層棟の高層階はタワーマンションとなる。このほか、隣接して立体駐車場も設置されるとみられる。

完成予想パース。

建設エリア周辺には地下水が流れていることから、地下水のくみ上げは行わず、また地下水の状態を常に把握するなど、三島市の貴重な資源である地下水や湧き水に十分な配慮を行うとしている。

再開発エリアの現状。写真左側が再開発地区。

西街区は「東急系ホテル」-商業施設、富士見テラスも

一方、三島駅南口西街区では、約3,400㎡の敷地に東急グループがホテルと商業施設からなる複合施設を建設している。

完成予想パース。

こちらは1階から2階が商業施設、2階の一部から14階までが東急ホテルズグループのホテルとなる予定。
低層階の商業施設部分には「水と緑の段状テラス」、低層フロアの屋上部分には「富士見テラス」も設置される。
ホテルは約200室規模で、高層階からは富士山が一望できるため、外国人観光客の取り込みも図っていく計画だという。

再開発エリアの現状。

西街区では2018年初頭より工事が開始されており、ホテルは東京オリンピックに向けて2020年6月の開業を目指す。
(写真以外の画像はニュースリリースより)

外部リンク:「三島駅南口東街区再開発事業」 アスマチ三島プロジェクト
外部リンク:2020年6月、三島駅南口に富士山を一望できる新たなホテルが誕生 
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