東急プラザ渋谷、2019年12月開業―10月竣工の「渋谷フクラス」に

東京都渋谷区の渋谷駅前に東急グループの複合施設「渋谷フクラス」が2019年10月に竣工を迎え、核店舗の「東急プラザ渋谷」が2019年12月に開業する。

渋谷フクラス・東急プラザ渋谷。

渋谷フクラスに「東急プラザ渋谷」再出店

再開発以前に立地していた旧「東急プラザ渋谷」は1965年開業。
渋谷駅前に立地しており、長年に亘って東急プラザの旗艦店として親しまれてきたが、老朽化により2015年3月に閉館。東急グループが「道玄坂一丁目駅前地区再開発事業」として再開発を進めていた。
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閉館直後の東急プラザ渋谷。

渋谷フクラスは地上18階、地下4階建、高さ約103メートルで、開発ビジョンは「Warm Japanを、道玄坂一丁目から。」、建築コンセプトは「小さな物語の集積」。ビルの外観は「膨らむ結晶体」をイメージしたものだという。
核テナントは再開発前にこの地に立地していた「東急プラザ渋谷」で、地上2階から8階までと17階、18階に出店する。
東急プラザ渋谷のテーマは「MELLOW LIFE」。商環境デザイナーにはグラマラス(GLAMOROUS)の森田恭通氏を起用し、フロアごとに「石」「金」「木」「光」など異なる自然のエレメントを用いたデザインがなされる。また、一部には旧店舗の素材も用いられる。
高層階にはシンガポールの「マリーナベイサンズ」屋上に出店することで知られるレストラン「セラヴィ」が日本初出店する。
このほか、9階から16階・17階一部のオフィス部分には「GMOインターネット」などが、地階には「三井住友銀行」が入居する。

マリーナベイサンズ。

また、1階にはバスターミナルが開設される。バスターミナルには空港リムジンバスも発着する計画となっており、渋谷の交通結節点としての役割も果たすこととなる。

フロア構成。

渋谷スクランブルスクエア、第一期開業は2019年11月

渋谷フクラスの向かい側には47階建ての新たな渋谷駅ビル「渋谷スクランブルスクエア」が建設中であるが、こちらの第一期開業が2019年11月になることも発表された。
この駅ビルと渋谷フクラスはデッキで直結され、バスと電車の乗り換えも便利なものとなる。

駅ビルとなる渋谷スクランブルスクエア。

渋谷フクラス

住所:東京都渋谷区道玄坂一丁目38番

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