黒崎井筒屋、2020年8月17日閉店-旧・黒崎そごう、クロサキメイトは全館空き店舗に

北九州市八幡西区のJR黒崎駅前にあるメイト黒崎(クロサキメイト)の核店舗だった「井筒屋黒崎店」(黒崎井筒屋)が、2020年8月17日に閉店する。

八幡井筒屋から61年、黒崎そごうから41の歴史に幕

黒崎井筒屋は八幡井筒屋として1959年11月に開店。クロサキメイトの核店舗であった「黒崎そごう」(1979年10月開店)が2000年12月に閉店したことに伴い、井筒屋が2001年10月にそごう跡へと移転した。旧店舗は「黒崎井筒屋ANNEX-1」となったが、2015年12月に閉店、解体されている。

黒崎井筒屋。

井筒屋の売場面積(閉鎖した高層階を含む)は25,026㎡、クロサキメイト全体の売場面積は39,100㎡、2018年2月期の黒崎井筒屋部分の年商は約129億円(2018年2月期)であった。
井筒屋は2018年に閉店を検討していることが報じられたものの、2019年8月に1階から3階(ないし4階)にまで売場を縮小し、営業継続していた。(4階も催事場として一部活用されることがある)

旧・井筒屋4階。

しかし、井筒屋縮小に加えてもう1つの核店舗であったイオングループのスーパー「レッドキャベツ」(現・マックスバリュ九州の一部)が2020年2月に撤退することを発表したことなどもあり、建物を管理するメイト黒崎が1月24日に破産を申請。クロサキメイト専門店街は4月30日での閉店を発表しており、建物には井筒屋のみが残留する予定となっていた。
追記:一部テナントは新型コロナの影響もあり8月まで延長営業する。

クロサキメイト専門店街。

クロサキメイト、全館空き店舗に

営業期間はメイトの保全管理人との協議により決まったものであるという。
8月よりクロサキメイトは立体駐車場を含め全館空き店舗になるとみられる。しかし、閉店後の建物の処遇についてなどは4月現在発表されていない。

追記:イオンタウン黒崎に小型店出店

井筒屋は、現在「イオンタウン黒崎」にあるウェルネス特化型の小型店舗「井筒屋ナイスデイ倶楽部」を改装し、2020年9月から「井筒屋黒崎ショップ」として活用するとしている。

関連記事:クロサキメイト専門店街、2020年1月24日破産申請-4月30日閉店
関連記事:黒崎井筒屋、営業継続へ-閉店から一転、売場縮小で
関連記事:フォレオひびきの、2019年9月27日全面開業-完成から1年半、「グッデイ」「万惣アルゾ」を核にようやく開業
外部リンク:クロサキメイト閉店及び破産手続開始申立てのお知らせ

このエントリーをはてなブックマークに追加