カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

MEGAドン・キホーテUNY小牧店、2020年2月11日開店-アピタ跡に

愛知県小牧市のアピタ小牧店跡に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウント「MEGAドン・キホーテUNY小牧店」が2020年2月11日に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY小牧店。

小牧随一の大型店「ぞうさんユニー」を前身に持つアピタ

アピタ小牧店の前身となる「ユニー小牧ショッピングセンター(サンテラス小牧)」は1976年2月に開業。
開業当初は、地域随一の大型店「ぞうさんユニー」として高い集客力を誇ったが、1991年4月にグループの新店舗「アピタ桃花台店(現・MEGAドン・キホーテUNY)」が開業、1995年9月には小牧駅前の再開発ビル・ラピオに「イトーヨーカドー小牧店(現・三河屋)」が開業、1997年11月には小牧市郊外に「イオン小牧店(モートショッピングセンター)」が開業するなど競争が激化したため、1999年2月には建替えのため一時閉店していた。
その後、総合スーパー「アピタ小牧店」が2000年3月に開店。建替え後も約20年間営業を継続していたが、ドンキへの業態転換のため2019年11月をもってユニー直営売場を閉店、一部専門店のみ営業を継続していた。

ユニー転換店舗最大規模となる家電売場を展開

MEGAドン・キホーテUNY小牧店の建物は地上3階建、営業フロアは1~2階、売場面積は17,700㎡、直営売場面積は10,167㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立されたUDリテールが店舗を運営する。
ドンキとしては愛知県内32店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては愛知県内12店舗目。
アピタ時代と同様に生鮮食品の取扱うほか、1階ではUDリテール最大規模の家電売場を展開、玩具売場に小牧山をイメージした遊び場「こまキッズ」を併設、2階では衣料・住居関連商品の拡充に加え、ニューファミリー・若年層を主要ターゲットとしたトレンドコーナーを展開するなど、幅広い世帯に楽しんでもらえる店作りを行うとしている。

MEGAドン・キホーテUNY小牧店のテナント一覧
階数 店舗名 業態
1階 クラフトハートトーカイ 手芸用品
1階 若鯱家 うどん・そば・丼
1階 マクドナルド ファストフード
1階 ジェラテリア アン ジェラート専門店
1階 銀座コージー スイーツ専門店
1階 センティア エステ
1階 105store iPhone修理
2階 ヴォーグ バッグ
2階 みやこや 呉服
2階 JACK ジーンズ
2階 ファイン
2階 Seria バラエティショップ
2階 めばえ教室 教室
2階 ホテーフーヅ 麺類・丼・定食
2階 スガキヤ ラーメン・甘味
2階 アンジュ 喫茶
2階 カーブス フィットネス
2階 G・SQUARE アミューズメント
2階 シーサートラベル トラベル
2階 ポニークリーニング クリーニング
2階 サンリフォーム 洋服お直し
2階 カットコムズ クイックカット
MEGAドン・キホーテUNY小牧店

住所:愛知県小牧市堀の内3丁目15番地
営業時間:午前8時~翌午前0時

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アーバン・ファミマ!!虎ノ門ヒルズビジネスタワー店、2020年2月12日開店-アーバンリサーチとファミマの新業態1号店

東京都港区の虎ノ門ヒルズビジネスタワーに、URBAN RESEARCHとファミマ!!のコラボ店舗「アーバン・ファミマ!!虎ノ門ヒルズビジネスタワー店」が2020年2月12日午前7時に開店する。

アーバン!ファミマ!!。

ファミマとUR、新業態で持続可能な生活を提案

アーバン・ファミマ!!は、セレクトショップ大手「URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)」とファミリーマートの都市型ワーカー向け業態「ファミマ!!」の協業により展開するもので、URBAN RESEARCHがファミマとFC契約を締結し運営を行う。

アーバン・ファミマ!!ロゴマーク。

アーバン・ファミマ!!では、キーワードに「サスティナビリティ」、コンセプトに「都市型ワーカーへ持続可能なライフスタイルを提案する新世代のコンビニエンスストア」を掲げ、生活スタイル研究所プロデュースのもと店内什器などに再生・再利用素材を使うなど、環境に配慮した持続可能な店舗を目指す。
店内は大型イートインスペース(38席)を境に「URBAN RESEARCHエリア」「ファミマ!!」エリアにゾーニング。
URBAN RESEARCHエリアではコンセプトに「PERSONAL LIFE SUPPORT」を掲げ、人気商品を中心としたアパレルラインやリラックス&レジャー、レスキュー需要、ギフト、日用品を中心に展開。
廃棄衣料をアップサイクルしたサスティナブルマテリアル・プロダクトブランド「commpost(コンポスト)」やトラックのタープ幌をリサイクルしたスイス発ブランド「FREITAG(フライターグ)」のバッグ、エシカルなファッションを推進する「かぐれ」のオーガニックコスメ、アーバン・ファミマ‼コラボ商材のオーガニックコットンとリサイクルポリエステルを混紡した肌触りの良いタオルハンカチといった商品も取扱う。
アーバン・ファミマ!!。

ファミマ!!エリアではコンセプトに「WORK TIME SUPPORT」を掲げ、食の充実、利便性の向上、憩いの時、お土産をコンセプトとした売場を展開。一般的なコンビニ(ファミリーマート)とは異なる独自性の高い商品・サービスを提供する。

アーバン・ファミマ!!虎ノ門ヒルズビジネスタワー店

住所:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
営業時間:午前10時~午後9時(アーバンリサーチ)
営業時間:午前7時~午後11時(ファミマ!!)

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橘百貨店、ドン・キホーテが買収-2020年2月1日から同社の運営に

ドン・キホーテの親会社であるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、宮崎県宮崎市の百貨店「橘百貨店」(ボンベルタ橘)と、併設する「宮崎エアラインホテル」を運営する橘ホールディングスをドン・キホーテが2020年2月1日付で買収し、ドンキ社の運営とすることを2020年2月1日に発表した。

橘百貨店。

地階の大部分が閉鎖状態だった

ボンベルタ橘は、地場百貨店「橘百貨店」として1952年に開業。都城店の失敗に加えて詐欺にあったことを起因とする経営悪化に伴いニチイグループ(現・イオン)と提携、その後、1976年に提携相手をジャスコ(現・イオン)に変更し「橘ジャスコ」となった。
1988年には建て替えを機に現在の屋号に変更。イオンモール宮崎の開店もあり、2008年にイオングループを離脱して地元資本の「橘百貨店」の運営となった。
現在は日本百貨店協会に加盟しておらず、百貨店とファッションビルの中間業態というべき構成となっている。

橘百貨店西館・エアラインホテル。

建物は東館(本館)・西館の2館体制で店舗面積は19,861㎡。立体駐車場とエアラインホテルを併設する。同店の地階の食品売場は、2015年7月より地場スーパー「ハーティながやま」(都城市)の運営となっていたが、2018年2月20日を以て僅か2年半で閉店していた。現在は、一部の和洋銘店などを除いて閉鎖状態となっており、集客の要を欠いたことにより苦しい運営となっていたと思われる。
そのほか、現在はテナントとして大塚家具マリークヮントハニーズスーツセレクト宮崎交通などが出店する。

ドンキ、他の地方百貨店買収も…?

宮崎市では、2020年秋にアミュプラザ宮崎が開業を控えており、ファッションビルに近い業態の橘百貨店の今後が不安視されていた。
今後、同店はドンキのノウハウを導入した店舗になると考えられ、同社による百貨店・ファッションビル運営がどういったものになるのか、また他の「一等地にありながら経営不振となっている地方百貨店」を買収することがあるのかも注目される。

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トナリエ宇都宮、2020年2月1日開業-ララスクエア跡、日本エスコンが取得

栃木県宇都宮市のJR宇都宮駅西口・ララスクエア宇都宮跡に、日本エスコンの都市型ショッピングセンター「トナリエ宇都宮(tonarie宇都宮)」が2020年2月1日午前10時に開業する。

三井ショッピングパーク・ララスクエア宇都宮。

JR宇都宮駅西口の“顔”だった「ララスクエア宇都宮」

ララスクエア宇都宮の前身となる「ロビンソン百貨店宇都宮店」は、1990年10月に宇都宮駅西口第一地区第一種市街地再開発事業の核店舗として開業。建物は地上11階地下1階建、敷地面積は約10,029㎡、延床面積は約78,279㎡、所有者は宇都宮市や民間企業複数社、施設運営は三井不動産。
イトーヨーカドー系の百貨店「ロビンソン百貨店」を核に、松竹グループの映画館「宇都宮松竹」や大型スポーツクラブ「セントラルフィットネスクラブ」、宇都宮市の関連施設が入居していたが、福田屋百貨店(1994年郊外移転)を始めとする郊外型商業施設との競合により、2003年9月30日をもって閉店していた。

その後、2005年4月に三井不動産グループの都市型ショッピングセンター「ララスクエア宇都宮(LaLasquare UTSUNOMIYA)」として再開業。再開業当初は、家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア宇都宮」を核に、カリブ梅島を手掛けるワンダーワークスの食品専門店街「フードランド」とラーメン街「宇都宮拉麺胡同」、セレクトショップ「TOMORROWLAND」、ファストファッション「GAP」、インテリア雑貨「Laura Ashley」、手芸用品店「キンカ堂・バイハンズ」、CD・DVDショップ「新星堂」、料理教室「ABCクッキングスタジオ」など約80店舗が出店。

Laura Ashley ララスクエア宇都宮店。

JR宇都宮駅西口とペデストリアンデッキを通して直結するなど、駅前の顔ともいえる商業施設となっていたが、2020年1月30日をもって三井不動産が施設の運営から撤退(一時閉店)、翌日31日に施設の区分所有権を日本エスコンに売却していた。

JR宇都宮駅とペデストリアンデッキで直結するララスクエア。

なお、ララスクエア宇都宮独自の提携クレジットカード「ララスクカード」についても、2020年1月30日をもって新規発行及び各種優待サービスを終了している。

三井不から日本エスコンに運営移行、大半の専門店が存続

日本エスコンの「トナリエ」は、コンセプトに「まちに寄り添いながら、まちとともに発展していく。いつもあなたの暮らしのとなりへ。」を掲げる地域密着型商業施設ブランドで、トナリエ宇都宮は「トナリエ栂・美木多」(2019年4月開業)に次ぐ5施設目となる。
トナリエ宇都宮の店舗面積は26,378㎡。
トナリエ宇都宮は、三井不動産グループから運営を引継ぐ形での開業となるため、ヨドバシカメラを始め、靴量販店「ABCマート」や料理教室「ABCクッキングスタジオ」など約70店舗が営業を継続する。また、地階イベントスペース「スクエアプラザ」や屋上広場「ララステージ」など、ララスクエアに由来する施設名も当面維持される見込み。

トナリエ、筑波にも-東日本で本格展開なるか

日本エスコンは今回のトナリエ宇都宮開業に先駆けて、2018年12月以降、茨城県つくば市の駅直結複合商業施設「つくばクレオスクエア」を段階的に取得、長らく閉鎖状態にある百貨店「西武筑波店」跡と隣接する総合スーパー「イオンつくば駅前店」跡地の複合再開発を目指すプロジェクトを進めている。
トナリエ宇都宮は、トナリエブランドとして東日本初、県庁所在地駅前初、都市型商業施設初、また同社最大級の商業施設となるため、日本エスコンとトナリエブランドの今後を占う試金石となるだろう。

トナリエ宇都宮のテナント一覧
階数 店名 業態
地階 しゃぶしゃぶブッフェ しゃぶ葉 しゃぶしゃぶ
地階 はなの舞 海鮮居酒屋
地階 みやのスマイルクレープ クレープ・タピオカ・アイスクリーム
地階 サイゼリヤ イタリアン
地階 タイトーFステーション ゲーム機
地階 博多らーめん 長風 ラーメン
地階 横浜家系らーめん 希家 ラーメン
地階 らーめん春樹 ラーメン
1階 Zoff メガネ
1階 COLLAGE 雑貨
1階 frou-frou レディス
1階 LOVE ME レディスカジュアル・雑貨
1階 LUPIS 雑貨
1階 MEDI STORE 雑貨
1階 PACER 雑貨
1階 Picnic 雑貨
1階 star fish 雑貨
1階 アインズ&トルペ コスメ・ドラッグストア
1階 エメフィール 肌着
1階 キロストア カジュアルファッション
1階 ザ・グリーンタ―ラ 雑貨
1階 ゼクシィ相談カウンター 結婚相談
1階 タリーズコーヒー カフェ
1階 ハニーズ カジュアルファッション
1階 栃木銀行キャッシュコーナー(ATM) ATM
2階 ABC-MART
2階 Gap/GapKids ファストファッション
2階 KASPI レディスフォーマル
2階 コムサイズム メンズ・レディス・キッズ
2階 コンタクトのアイシティ コンタクトレンズ
2階 セブン銀行ATM ATM
2階 三國屋善五郎 グロサリー
3階 fleur(ふるーれ) レディス
3階 ABC クッキングスタジオ 料理教室
3階 Bodies(ボディーズ) フィットネス
3階 WISDOM レディス
3階 いつ和 呉服
3階 オンフルール エステ
3階 メイ レディス
3階 佐藤 貴美枝 ニットソーイングクラブ 洋裁教室
3階 弁護士法人 アディーレ法律事務所 法律相談
3階 無重力マッサージ マッサージチェア
3階 駅前留学NOVA 英会話
4階 PURE CUT カット
4階 THANK YOU MART 390円ショップ
4階 からだファイン 矯正・整体
4階 エスニックハウス花子 雑貨
4階 ザ・ダイソー 100円ショップ
4階 シーズギャレット 雑貨
4階 ビューティーアイラッシュ/スピードカラーTOKYO 白髪染め・エクステ
4階 ラフィネ リラクゼーションサロン
4階 ヴィレッジヴァンガード 書籍・雑貨・CD・DVDなど
4階 保険クリニック 保険相談窓口
4階 新星堂 CD/DVD・トレカ
4階 毛髪クリニック リーブ21 発毛
4階 美容室 LAPIS(ラピス) カット・パーマ・カラー
5階 P.S.FA 紳士服
5階 XEBIO SPORTS エクスプレス 総合スポーツ用品店
5階 落合書店 雑誌・書籍・文具
6・7・8階 ヨドバシカメラ 家電量販店
11階 ホットヨガサロン ラビエ ホットヨガ
トナリエ宇都宮

住所:栃木県宇都宮市駅前通り1-4-6
営業時間:午前10時~午後9時(トナリエ専門店)
営業時間:午前10時~午後10時(ヨドバシカメラ)

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マツキヨとココカラ、2021年10月1日経営統合-「業界最大」に

ドラッグストア大手「マツモトキヨシHD」(千葉県松戸市、以下マツキヨ)と「ココカラファイン」(神奈川県横浜市、本店は大阪府大阪市、以下ココカラ)は、2020年1月31日に記者会見を開き、2021年10月1日付で経営統合することを発表した。

マツモトキヨシ(東京都豊島区)。

全国展開の巨大ドラッグストア誕生

マツモトキヨシは1932年12月に千葉県松戸市で「松本薬舗」として創業。首都圏地盤であったが、2000年以降からイズミと提携し「ゆめドラッグ」を展開、九州地盤の「ミドリ薬品」を傘下に収めるなど、地方における店舗網の強化を進めている。
ココカラファインは2008年4月に首都圏地盤の「セイジョー」と関西地盤の「セガミ」の経営統合により設立。2010年10月には関西地盤の「アライドハーツHD」(ライフォート・ジップドラッグ)と経営統合している。

ココカラファインの旗艦店(大阪市)。

一時、ココカラはスギ薬局との経営統合を検討しており、両社の綱引き状態となっていたが、マツキヨとの経営統合に落ち着くここととなった。

今後、両社は新会社を設立して、株式移転によりマツキヨ社・ココカラ社を傘下に置くかたちとなる。
そのため、屋号などは当面維持されることとなるとみられる。
追記:新会社はマツキヨHDの松本清雄社長が代表に就任する。

売上高1兆円、アジア2位の巨大チェーンに

マツキヨHDはドラッグストア業界国内5位(かつては1位)、ココカラは7位(かつては3位)であるが、経営統合後の売上高は約1兆円と業界首位のツルハHD(北海道札幌市)の8000億円弱を大きく上回り、国内で首位・アジア全体でも「ワトソンズ」(香港)に次ぐ2番目の規模の巨大ドラッグストアチェーンとなる(2018年度数値より)。
また店舗数も3000店級と、こちらも日本最大となる。

ドラッグストア大手7社の売上推移(各社決算により作成)。

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イオンスタイル戸塚、2020年3月13日開店-旧・ダイエー戸塚店、縮小してマンションとの複合施設に

神奈川県横浜市戸塚区の国道1号線沿い、イオン戸塚店(旧・ダイエー戸塚店)跡地に、イオンリテールの「イオンスタイル戸塚」が2020年3月13日に開店する。

イオンスタイル戸塚。

関東有数の規模を誇った旧・ダイエー、1/3ほどの規模に

イオンスタイル戸塚の前身となる「ダイエー戸塚店(戸塚ショッパーズプラザ)」は1972年3月に開業。建物は地上3階地下1階建、売場面積は15,524㎡。

ダイエー戸塚店。

開業当初は、関東有数の規模を持つ郊外型ショッピングセンターとして高い集客性を誇ったが、運営会社の事業再編に伴い2016年3月に店名を「イオン戸塚店」に改称、2018年1月をもって閉店していた。
その後、2018年春より施設の解体工事を開始、敷地の1/3をイオングループの新店舗、敷地の2/3を総合地所・長谷工グループによる新築分譲マンション「ルネ横浜戸塚」とする複合開発事業を推進していた。

神奈川初の「レジゴー」充実の「ここdeデリ」展開

イオンスタイル戸塚の敷地面積は約10,350㎡、直営売場面積は約4,230㎡、専門店面積は約1,080㎡。
イオンスタイル戸塚では、コンセプトに「地域の皆さまがいつでも立ち寄りたくなる店舗」を掲げ、食品売場、ビューティ&ヘルスケアコーナー、イオン薬局を展開する。
食品売場では、神奈川県初となる貸出用専用スマホを用いたレジに並ばない決済サービス「レジゴー」(2020年3月下旬開始予定)を導入するほか、惣菜売場の面積を旧店舗の2倍に拡大、イオン直営のグローサラントコーナー「ここdeデリ」を展開する。
ここdeデリでは、直営ステーキショップ「ガブリングステーキ」、直営ピッツァショップ「ピッツアソリデラ」、直営海鮮丼ショップ「魚魚彩」、「リワードキッチン」を導入。店舗近隣に飲食店やコンビニが少ない立地特性を理由に、ガブリングステーキではひれかつ、エビフライを展開、ピッツアソリデラではデザートピッツアを展開するなど、既存店で取扱いのない幅広いジャンルのメニューを提供する。

ここdeデリ。

ビューティ&ヘルスケアコーナーでは、「CANMAKE」やフランス発祥のボタニカルビューティケア 「YVES ROCHER(イヴ・ロシェ)」、韓国コスメ「ミシャ」「CLIO」、メンズコスメ「オーシャントリコ」「バルクオム」といったブランドを取扱う。

イオン薬局・ビューティ&ヘルスケアコーナー。

その他、100円ショップ「ダイソー」、スポーツクラブ「イオンスポーツクラブ3FIT」など10の専門店が出店する。

イオンスタイル戸塚のテナント一覧
階数 店舗名 業態
1階 カット専門店ChokiChoki カット専門店
1階 うさちゃんクリーニング クリーニング
1階 戸塚イオンスタイルチャンスセンター 宝くじ
2階 café kotti カフェ
2階 さくら鍼灸・接骨院戸塚院 鍼灸・接骨院
2階 チョキペタ カット&カラー専門店
2階 オハナ歯科口腔外科クリニック 歯科・口腔外科
2階 イオンスポーツクラブ 3FIT スポーツクラブ
2階 KUMON 公文式教室
2階 DAISO 均一ショップ
イオンスタイル戸塚

住所:神奈川県横浜市戸塚区吉田町884
営業時間(1階):9時~22時
営業時間(2階):9時~21時
営業時間(イオン薬局):10時~19時
営業時間(専門店街):店舗によって異なる

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東急百貨店東横店跡、2020年4月からイベント空間「渋谷エキスポ」に【中止】-1月9日から特別展示も

東急百貨店は、再開発のため閉店する東京都渋谷区の「東急百貨店東横店」跡の一部を、2020年4月1日から解体までのあいだイベントスペース「渋谷エキスポ」として活用することを発表した。
追記:新型コロナウイルス感染拡大のため休止。

閉店セールをおこなっている東急東横店。

再開発のため閉館する東急東横店

東急百貨店東横店は1934年11月に東京初の本格的ターミナル百貨店「東横百貨店」(のちの東館)として開業。1951年には改装により「東横のれん街」と屋上ロープウェイ「ひばり号」を新設した。のちにロープウェイは撤去されている。
さらに、1954年に玉電ビルに増床するかたちで劇場「東横ホール」(1985年閉館)を目玉とした西館を、1966年に南館を開業させ、合併した白木屋の改名に合わせて1967年に「東急百貨店東横店」となった。
その後、渋谷駅再開発のため2013年3月に東館を閉館。そして、2020年3月31日には全館を閉鎖することを発表していた。

東急百貨店東横店南館。

なお、渋谷駅チカの東急百貨店の売場としては、2012年に渋谷ヒカリエに「ShinQs」(シンクス)が、2013年には渋谷マークシティに「東急のれん街」が、2019年には渋谷スクランブルスクエアに「東急フードショーエッジ」「+Q(プラスク)」などが開業している。

東横店、解体まで「イベントスペース+食品+飲食街」に

東急東横店の売場跡を活用する「渋谷エキスポ」は4月1日から順次開業。
全店舗が出そろう7月1日から9月13日までを「コア期間」とし、限定の物販、文化・情報発信系の催事、食イベントなどを展開する計画。
また、渋谷エキスポとともに東横店地階食品売場「東急フードショー」、9階レストラン街も当面のあいだ営業を継続する。

1月9日から閉店まで特別展示を実施

1月9日からは東横店全館で閉店セール「85年分の総力結集売りつくし」を開催。
同時開催されている「東横デパートの思ひ出展」では地階と5階で閉店を記念した特別展示を実施。
過去に屋上で運行されていたロープウェイ「ひばり号」の模型や開店時からの写真、広告などが展示されている。

ひばり号の展示。

また、1月31日からはツイッター上で「『85年分の東横総決算』でGetした『戦利品』をハッシュタグでTweetして、プレゼントをもらおう!」キャンペーンも開催されている。
応募にはツイッターで@TOKYU_DEPT_ty をフォローし、#東横デパート閉めるってよ #東横デパート戦利品を付けて購入品をツイートすれば応募完了となる(2月13日まで)。

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ラ・フーズコア納屋橋店、2020年2月16日閉店-テラッセ納屋橋の高級スーパー、ドンキに転換

愛知県名古屋市中区栄のテラッセ納屋橋2階に出店する「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH、旧・ドン・キホーテHD)」の高級食品スーパー「ラ・フーズコア納屋橋店」が、2019年2月16日午後6時をもって閉店する。

テラッセ納屋橋。

ユニーの最高級食品スーパー業態「ラ・フーズコア」

ラ・フーズコア納屋橋店は2017年9月に、納屋橋東第一種市街地再開発事業の一環として建設された「テラッセ納屋橋」の商業・業務棟2階に開店。営業面積は約2,000㎡。
ユニーの既存高級食品スーパー業態「ピアゴ ラ・フーズコア」とは異なる「上質な食材にこだわり、適量・ぜいたくをテーマにした新型食品スーパー」として、名古屋市中心部に在住する単身世帯、高所得者層に対応した売場を展開。
既存業態でもみられるバイヤー厳選商品群「La SELECTION」に加え、生鮮専門業者「お肉の専門店スギモト」「魚力」、テスコムの真空スムージー専門店「“gokusen極鮮”ジュースバー」を導入するなど、同社の名古屋都心部における旗艦店ともいえる店舗であった。

ラ・フーズコアテラッセ納屋橋。

その後、2019年11月にはPPIHグループのディスカウントストア「ドン・キホーテ納屋橋店」がテラッセ納屋橋3階のカインズStyle Factory跡に開店したが、ドンキと売場を統合せずに従来通り営業を継続していた。

ラ・フーズコアもドンキ化

PPIHグループは、ラ・フーズコア納屋橋店跡にダブルネーム店舗「MEGAドン・キホーテUNY」を2020年3月下旬に開店する計画を発表しており、ドン・キホーテ納屋橋店も改装に伴い一時休業するものとみられる。
ラ・フーズコア納屋橋店の閉店により、2017年に復活した「ラ・フーズコア」業態の店舗は再び消滅することとなる。(ピアゴ ラ・フーズコアは除く

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ダイエー、光洋を完全子会社化-2020年3月1日に経営統合、「光洋」一転存続へ

イオングループ傘下の大手スーパー「ダイエー」(東京都江東区)は、同じくイオン傘下の食品スーパー「光洋」(大阪府大阪市西区)を2020年3月1日付で完全子会社化する。

ダイエーのイオンフードスタイル by daiei店舗。(神戸市中央区)

イオン傘下として事業再編を進めていたダイエーと光洋

ダイエーは1957年4月に兵庫県神戸市で大栄薬品工業として創業、同年9月に大阪市旭区千林の千林商店街に1号店「主婦の店ダイエー」を開店した。1972年には小売業界最大手となり「ダイエーグループ」の中核企業として一時代を築いたが、1990年代に経営悪化、2004年に産業再生機構傘下、2005年に丸紅傘下、2008年2月にイオン傘下となり、支援企業との連携のもと経営再建を進めていた。
その後、2015年1月にイオンの完全子会社となり、同年6月に食品スーパー新業態「イオンフードスタイル」を展開開始、同年9月に北海道・東海・九州地方の全店舗、2016年3月に本州の大型店29店舗をイオングループ各社に運営移管し、一部店を除いて首都圏・関西圏の食品スーパーに特化した事業会社となった。

ダイエーのイオンフードスタイル店舗。(大阪府藤井寺市)

光洋は1973年に大阪府八尾市のダイエー八尾ショッパーズ店内で鮮魚専門店として創業。高級路線のスーパーとして、成城石井からの商品供給や駅ビルへの出店など積極的な経営を打ち出したが、2007年に創業者一族が株式の大半をイオンに譲渡したことで、イオン傘下となった。
イオン傘下となって以降、2008年にマックスバリュ西日本の関西15店舗を承継、2015年にピーコックストア(旧・大丸ピーコック)の関西全店舗を承継するなど、関西圏の食品スーパー事業中核企業となった。

光洋の店舗。(大阪市東淀川区)

光洋、ダイエーの完全子会社として一転存続へ

イオン・ダイエー・光洋の3社は2018年10月に「近畿エリアの統合に向けた「基本合意書」」を締結、経営統合の方式に関する協議を進めていた。
ダイエーと光洋の両社は当初、ダイエーを吸収合併存続会社、光洋を吸収合併消滅会社とする経営統合方式を発表しており、2019年3月にダイエーが山陽マルナカの関西14店舗、光洋がマックスバリュ西日本の兵庫県内8店舗を承継する事業再編を経営統合に先駆け実施していたが、「地域での経営基盤の確立と統合による効果の最大化を、確実かつ迅速に実現するためには、ダイエーが光洋を完全子会社化し、一体となった事業運営をスタートさせることが最善」との考えから、ダイエーの完全子会社として光洋が存続することとなった。

光洋はダイエー子会社として存続。

両社は今回の経営統合により、共同仕入による商品原価低減、資材や備品の共同調達によるコスト削減、物流センターの共同利用による配送効率や運営効率の改善、本社における重複業務や機能の統廃合による効率改善、両社の強みの融合による既存店の改装や、店舗業務効率の改善などを図るとしている。

紛らわしかった関西のイオン系食品スーパー、ほぼ一本化

ジャスコ発祥の地のひとつである関西地方では、兵庫県姫路市発祥の「マックスバリュ西日本(旧・ウエルマート)」、MV西日本から滋賀県内の店舗を譲受した「マックスバリュ中部」、大丸松坂屋百貨店系列のスーパーとして創業した「ピーコックストア(旧・大丸ピーコック)」、一時期は神戸市への本社移転を検討していた「山陽マルナカ」など、複数のイオン系食品スーパー運営会社が重複する地域に存在しており、同一の屋号(マックスバリュ)を掲げながら、店舗によって利用可能なサービスが異なるなど、顧客の利便性が損なわれる事態が長らく続いていた。

関西の旧大丸ピーコックは光洋が運営する。

関西地方(滋賀県を除く)では、2019年3月にマックスバリュの事業会社を光洋に集約しており、関西のイオン系食品スーパー事業会社はダイエー及び完全子会社の光洋にほぼ一本化されることとなった。

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イオンタウン茨木太田、2021年春開業-東芝大阪工場跡地、専門店約60店舗が出店

大阪府茨木市の東芝大阪工場跡に、イオングループのショッピングセンター「イオンタウン茨木太田」が2021年春に開業する。

イオンタウン茨木太田。

東芝工場跡「茨木スマートコミュニティ構想」の商業核に

イオンタウン茨木太田の建物は地上2階建、敷地面積は約29,852㎡、総賃貸面積は約14,500㎡、延床面積は27,000㎡。同社の関西旗艦店「イオンタウン姫路」に匹敵する規模となる。
イオンタウンは、茨木市が東芝大阪工場(東芝茨木工場)跡地で推進する官民一体複合開発プロジェクト「茨木スマートコミュニティ構想」(敷地面積約185,000㎡)の商業核としての役割を担うもので、テナントとして食品スーパードラッグストア飲食店など約60店舗が出店する。

イオンタウン茨木太田。

完成に近付く「茨木スマートコミュニティ」

茨木市は茨木スマートコミュニティ構想において「住宅・商業・文教・医療福祉」の集積を目指すとしており、再開発エリア近隣では既に「JR総持寺駅」が2018年3月に開業。再開発エリア内では「文教」の核として追手門学院の「追手門学院大学茨木総持寺キャンパス」「追手門学院中学校・高等学校(茨木安威から移転)」が2019年4月に開校、関西最大級のデータセンター「NTTコミュニケーションズ大阪第7データセンター」が2019年12月に稼働を開始している。
並行して「住宅」の核として、三井不動産グループと野村不動産による大規模新築分譲マンション「茨木ICO CITY」(2棟地上14階475戸)の開発も進められるなど、茨木市が目指す4要素のうち2要素の集積を実現している。
商業」の核であるイオンタウンの進出により、茨木スマートコミュニティは医療福祉を除く施設の集積を達成したこととなる。

追記:ダイエーが出店

追記:核店舗はダイエーの「イオンフードスタイル茨木太田店」となる。

イオンタウン茨木太田

住所:大阪府茨木市城の前町600番27

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