宮崎県宮崎市橘通の百貨店「ボンベルタ橘」(橘百貨店)の地階・食品売場跡地で、宮崎市による「#miyazaki_colors 宮崎市公式インスタグラム写真展」が7月7日から8月15日まで開催されている。
橘百貨店。
地階の大部分が閉鎖状態だった
ボンベルタ橘は、地場百貨店「橘百貨店」として1952年に開業。経営悪化に伴いニチイグループと提携、その後、1976年に提携相手をジャスコ(現・イオン)に変更し「橘ジャスコ」となった。1988年には建て替えを機に現在の屋号に変更。2008年にイオングループを離脱し、地元資本の「橘百貨店」の運営となった。
地階の食品売場は、2015年7月より地場スーパー「ハーティながやま」(都城市)の運営となっていたが、2018年2月20日を以て僅か2年半で閉店していた。現在は、一部の和洋銘店などを除いて閉鎖状態となっている。
地階・食品売場。
なお、ながやまは2018年秋に宮崎市北部に「ハーティながやま住吉店」を出店するため、事実上の移転となる。
地元に愛されるデパ地下跡で「インスタ」催事を開催
宮崎市は、2017年4月に人気写真SNS「Instagram」のアカウントを開設。ハッシュタグ「#miyazaki_colors」をつけ投稿された写真を1日1枚紹介している。
今回の写真展は、アカウント開設1年以上経過とハッシュタグ付き写真の投稿が40,000件を突破したことを記念し開催されたもの。
8月上旬には、缶バッジの配布や「インスタ映え」スポットの設置などのイベントも計画されている。
宮崎市公式サイトより。
今回のイベントの目的は「多くの方に市の公式インスタグラムを知ってもらい、市の美しい景観やインスタ映えするスポットを紹介することで宮崎に観光に来たいと思ってもらうこと」。
食品売場の後継店舗は決まっておらず、当面の営業再開は見込めないものの、写真展の開催により”ひと夏限定”の賑わいを見せている。
外部リンク:#miyazaki_colors 宮崎市公式インスタグラム写真展 | ボンベルタ橘
関連記事:青島橘ホテル跡、ゾゾタウン子会社が交渉権獲得-リゾート+オフィスで「日本のシリコンバレー」目指す
関連記事:IDC大塚家具、橘百貨店に2017年9月2日開店-大塚家具、地方での販路拡大へ