埼玉県所沢市の西武鉄道所沢駅前に、住友不動産と住友商事による住宅・商業複合施設「シティタワー所沢クラッシィ」の商業フロアが2020年9月7日から順次開業する。
シティタワー所沢クラッシィ。
住友系の住宅・商業複合施設、所沢駅西口に
シティタワー所沢クラッシィの建物は地上29階地下2階塔屋2階建、敷地面積は約4,012㎡、建築面積は約2,369㎡、延床面積は約38,529㎡。設計はINA新建築研究所、施工は前田・西武建設共同企業体(JV)が担った。
2015年9月施行の所沢市による西武鉄道車両工場跡地(2000年6月閉鎖)一帯の有効活用を目的とした「所沢駅西口土地区画整理事業」及び所沢駅西口北街区市街地再開発組合による「所沢駅西口北街区第一種市街地再開発事業」(土地区画整理事業A地区)の一環として整備されるもので、住友不動産と住友商事の共同開発プロジェクトとして、両社のマンションブランド「シティタワー」「クラッシィ」を冠する。
所沢駅西口土地区画整理事業では、B地区・C地区に商業・業務関連施設、D地区に宅地・公園など整備される方針となっているが、2020年9月現時点ではいずれも詳細未定かつ更地の状態となっている。そのため、A地区で建設中のシティタワー所沢クラッシィは、他地区に先駆け完成することとなった。
中華料理店やサービス系店舗などが順次出店
シティタワー所沢クラッシィの商業フロアは地上2階~地下1階。9月7日の大衆中華料理店「日高屋所沢クラッシィ店」を皮切りに、ライフプラン相談窓口「マネードクター所沢店(仮称)」や郵便局「所沢駅西口郵便局」、住友不動産販売の不動産仲介ショップ「住友の仲介所沢営業センター」といったサービス系店舗が順次開店。隣接するビルから移転する形で語学教室「アビバ所沢校」「ロゼッタストーン」や資格スクール「資格の大栄所沢校」、埼玉りそな銀行のATMも開設される。
コロナの影響か空き床もあるとみられるが、今後順次埋まっていくと思われる。

日高屋所沢クラッシィ店。

マネードクター所沢店(仮称)。
また、2021年1月には西武鉄道所沢駅(グランエミオ所沢)や西武所沢S.C.を結ぶペデストリアンデッキが供用開始、マンション契約者への引渡しも行われる。

シティタワー所沢クラッシィは所沢駅ビルと接続予定。
駅ビル「グランエミオ所沢」は住商が運営を担っている。
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トコトコスクエア、2020年9月一部開業-ダイエー・イオン所沢店跡、12月までにミスターマックスとオーケー出店
埼玉県所沢市の西武所沢駅近くに「トコトコスクエア(TOCOTOCO SQUARE)」が2020年8月22日からテナントごとに順次開業している。
今後、核店舗の食品スーパー「オーケー所沢店(仮称)」とディスカウントストア・家電量販店「ミスターマックス所沢店」が12月までに開店する。
トコトコスクエア。
38年の歴史に幕をおろした“西武のお膝元”の旧・ダイエー
トコトコスクエアの前身となる「東栄ビル」は1981年11月に開業。建物は地上7階地下1階建で、店舗面積は24,497㎡。
開業当初は、建設予定地の一部を西武グループが取得したことで歪な構造となっていたが、1988年10月の増床を機に現在の建物になった。

東栄ビル・イオン所沢店。
開業当初の核店舗「ダイエー所沢店」は、2005年2月に不採算店舗として一時閉鎖対象となったが、9月には賃料負担軽減を理由に営業継続が決定。2006年3月には直営売場の集約と有力専門店導入を目玉とする大規模リニューアルが行われた。

イオン所沢店時代のエントランス。
一転存続が決定したダイエーであったが、イオングループによる総合スーパー事業運営会社再編のため2016年3月にイオンリテールの「イオン所沢店」に転換。そして、2019年9月には競争環境の変化もあり閉店していた。
イオンの撤退後、2019年10月からはヤマダ電機やアニメイトなど一部専門店が1階に縮小移転して暫定営業を続けていたが、改装工事のため2020年8月20日をもって残る全店舗が閉店した。

暫定営業していた頃のアニメイト所沢店。
ディスカウントスーパー核の施設として再生
トコトコスクエアでは、アニメ・漫画専門店「アニメイト」が2020年8月22日に先行開店。そのほか、家電量販店「ヤマダ電機 by ベスト電器」、100円ショップ「Seria」、「ところ整骨院」が9月4日までに開店している。

アニメイト所沢店。

Seria TOCOTOCO SQUARE店。(9月4日開店)
10月29日には福岡のディスカウントストア・家電量販店「ミスターマックス」、12月上旬には首都圏地盤のディスカウント食品スーパー「オーケー」が開店予定であり、再びスーパーを核とする商業施設として再生することになる。
大型店進出相次ぐ所沢、生活密着路線で差別化
トコトコスクエア周辺では、2019年11月に西武所沢店が百貨店を核とする都市型ショッピングセンター「西武所沢S.C.」として業態転換、2020年9月2日には西武鉄道グループの駅ビル「グランエミオ所沢」が全面開業するなど、大型施設の相次ぐ開業や大規模リニューアルにより施設間競争が激化している。

グランエミオ。
西武所沢S.C.やグランエミオは比較的高級・高付加価値路線の施設であり、低価格志向のスーパーは西友(2015年全面改装)や業務スーパー(2017年12月開店)と少ない。
トコトコスクエアは生活密着型路線の商業施設として差別化を図っていくものとみられ、今後のテナント誘致に期待がかかる。
おもなテナント(随時更新/開業日は予定)
| 階 | 店名 |
| 7階 | |
| 6階 | |
| 5階 | |
| 4階 | アニメイト(8月22日) |
| 3階 | ヤマダ電機byベスト電器(家電量販店)(9月4日) セリア(100円ショップ)(9月4日) ところ整骨院(9月1日) お茶のはなさき(9月上旬) |
| 2階 | ミスターマックス(ディスカウント・家電量販店) (10月29日) |
| 1階 | |
| 地階 | OKストア(スーパー)(12月上旬) ウインリペア(修理・合鍵)(12月1日) ムサシノクリーニング(10月下旬) |
| 未定など | ニトリ |
トコトコスクエア
住所:埼玉県所沢市東町5-22
営業時間:10時~20時(9月時点の主要店舗)
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キッチンジロー、2020年9月30日までに2店舗を残し殆どの店舗を閉店
大手ファミリーレストラン「ジョイフル」(大分市)傘下で、東京都心を中心に展開する洋食レストランチェーン「キッチンジロー」(千代田区)は、2020年9月末までに2店舗を残してそれ以外の全店舗を閉店することを発表した。

閉店するキッチンジロー外神田店。
「シュタインズゲート」や「アキバズトリップ」などの舞台にもなった。
秋葉原や神田で人気の老舗洋食チェーンだった
キッチンジローは1964年に神田神保町で創業。かつては50店舗以上を展開していたが、2020年8月現在は東京都内と大阪市内に15店舗を展開。創業時よりハンバーグなどの洋食メニューが人気となっており、弁当の販売や宅配も実施している。東京都心を中心に展開する小規模チェーンであり、赤字となっていたことから2018 年に西日本最大手ファミリーレストラン「ジョイフル」の傘下となり、経営基盤の強化を図っていた。
秋葉原のジャンク通りに立地する外神田店は、その土地柄アニメ作品などに登場する機会も多く、コラボレーション企画を実施することもあった。
ジョイフル傘下で経営基盤の強化を図っていた
ジョイフルはファミリーレストラン業界3位で、西日本を中心に約800店舗を展開しており、2015年には東京都心に初進出。キッチンジローを傘下にしたあとの2019年にはジョイフルグループのパート・アルバイト社員ほぼ全員(ジョイフル含め全16,929名)を無期労働契約へと切り替えたほか、キッチンジローではバル業態「ほろよいジロー」の出店を進めるなど、グループを通じて経営の立て直しをおこなっていた。
しかし、ジョイフルは2020年の新型コロナウイルス感染拡大による影響で、6月にジョイフルグループの赤字店舗など約200店舗を閉店させることを発表。
8月中には首都圏でも所沢店、横浜あざみ野店など多くの店舗が閉店することとなった。

ジョイフル東京赤坂店。(現在は通常時24時間営業)
2020年10月以降も営業を続けるキッチンジローの店舗は「キッチンジロー九段下店」(東京都千代田区)と「キッチンジロー中之島フェスティバルプラザ店」(大阪市北区)の2店舗。それ以外の13店舗は9月末までに閉店する。
キッチンジローはとくに東京都心の店舗が多く、さらにバル業態の開発も進めていたことから、今回の新型コロナウイルス感染拡大による影響が特に大きかったため多くが閉店することになったと考えられる。
一方で「全店閉店」とはしなかったため、今後残った店舗で何らかの再建策を考えるものと思われる。
外部リンク:ファミリーレストラン ジョイフル
外部リンク:キッチンジロー
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グランエミオ所沢、2020年9月2日全面開業-西武所沢駅ビル、イセタンミラー・TSUTAYAなど126店が出店
埼玉県所沢市の西武鉄道所沢駅に、西武グループと住友商事グループの駅ビル「グランエミオ所沢」が2020年9月2日に全面開業した。

グランエミオ所沢。
2018年3月に先行開業した所沢駅の「グランエミオ」
グランエミオ所沢は、西武グループが2014年に打ち出した「所沢駅東口開発計画」の一環として整備されるもので、建物は地上5階地下2階建、敷地面積は約39,400㎡(西武鉄道ビル敷地含む)、店舗面積は約18,500㎡、延床面積は約116,000 ㎡(既存約49,400 ㎡+増築約66,600㎡)。事業費は約268億円。駐車場台数は494台、駐輪場台数は1,599台。企画・開発・施設管理は西武グループの西武プロパティーズ、企画支援・開発支援・商業施設運営は住友商事と住商アーバン開発が担う。

所沢駅ビル全体の完成図(西口から)。
コンセプトに「コミュニティ型商業施設」を掲げ、2018年3月の一部先行開業(第1期開業)時点では、セブン&アイHD傘下の高級食品スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」を食品核に、有名セレクトショップ「B:MING LIFE STORE by BEAMS」「URBAN RESEARCH DOORS」やファストファッションブランド「ユニクロ」など70店舗超が出店していた。
西武沿線初、所沢初となるブランドが進出-書店も
グランエミオ所沢では、2020年9月の全面開業(第2期開業)にあわせて、西武鉄道沿線初、所沢市内初を含む49店舗(うち1店舗未定、2店舗開店延期)が新規出店した。
グランエミオ所沢。
1階には、イオングループのアパレル・雑貨専門店「LBC」リブランディング1号店や300円ショップ「3COINS」、金沢カレー専門店「ゴーゴーカレー」、埼玉発祥の回転寿司チェーン「磯のがってん寿司」といった沿線初の雑貨・飲食店に加え、「スターバックスコーヒー」「マクドナルド」「サーティワンアイスクリーム」といった定番の飲食店など10店舗超が出店。
2階には、三越伊勢丹の百貨店向け・ラグジュアリーコスメ(デパコス)セレクトショップ「ISETAN MiRROR Make&Cosmetics(イセタンミラー)」や大手セレクトショップのカジュアルウェアライン「UNITED ARROWS green label relaxing」「URBAN RESEARCH Sonny Label」、フランスのオーガニックコスメ「L’OCCITANE」、パンケーキカフェ「Eggs ‘n Things Coffee」といった沿線初となるブランド、東急ハンズの生活提案型コスメ・雑貨専門店「hands be(ハンズビー)」といった所沢市内初となるブランドなど20店舗超が出店した。
ISETAN MiRROR Make&Cosmetics.

UNITED ARROWS green label relaxing.
所沢駅中央改札と南改札(9月2日供用開始)を結ぶ箇所には、イベントスペース併設の多目的スペース「セントラルプラザ」を新設。大型サイネージやWi-Fiを完備しながら、シンボルツリーや自然光を取り入れた緑あふれる開放的な空間として、地域の情報発信基地としてインフォメーション機能を担うとしている。

新型コロナ(ソーシャルディスタンス)対策も行われる。
3階には、精文館書店(愛知県)とCCC(TSUTAYA)によるブック&カフェ「TSUTAYA BOOKSTORE」(約1,183㎡)や西武ライオンズプロデュースのビュッフェレストラン「LIONS BUFFET BIG DINING」(開店延期)、各種サービス系店舗など20店舗近くが出店。
TSUTAYA BOOKSTORE Grand Emio Tokorozawa.
レストランゾーン「とこテーブル」には、「信州そば処そじ坊」「北京飯店」「牛たん炭焼 利久」「焼肉名菜福寿」といった沿線初となる人気飲食店が出店し、所沢駅前最大級となる飲食店街として大規模増床リニューアルすることとなった。
牛たん炭焼 利久 グランエミオ所沢店。
また、屋外空間の憩いの場「とこにわ」には、所沢駅リニューアル前に展示されていた鉄道モニュメントの展示も復活、屋外空間を活かしたイベントの開催も予定しているという。
とこにわ。
グランエミオ所沢は、第1期開業時の77店舗とあわせて、126店舗が出店する市内有数の規模をもつショッピングセンターとなった。また、施設の全面開業により、西武グループが推進する所沢駅東口開発計画が完了することとなった。
駅前では大規模再開発が進行中、さらなる発展に期待
西武鉄道所沢駅周辺では、所沢市による西武鉄道車両工場跡地(2000年6月閉鎖)一帯の有効活用を目的とした「所沢駅西口土地区画整理事業」が2015年9月から施行。道路の整備やペデストリアンデッキの延伸工事にあわせて、A地区では住友商事・住友不動産が参画する「所沢駅西口北街区第一種市街地再開発事業」の一環として住居主体の複合施設「シティタワー所沢クラッシィ」が建設中、C地区では広域型複合商業施設の開発計画が持ち上がっている。
ファルマン通り周辺においても、東急不動産が参画する「所沢東町地区第一種市街地再開発事業」の一環として住居主体の複合施設「ブランズタワー所沢」が建設中である。
周辺では、西武百貨店が2019年に改装をおこなったほか、旧ダイエー・イオン跡でも2020年12月のグランドオープンを目指して改装が進んでおり、所沢駅周辺は大きく姿を変えることとなりそうだ。
グランエミオ所沢
住所:埼玉県所沢市くすのき台一丁目14番地5
営業時間:10:00~21:00(ショップ)
営業時間:11:00~22:30(レストラン)
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イオンフードスタイル西神中央店、2020年9月1日開店-プレンティのダイエー、そごう・パントリー閉店にあわせ“高級化”
兵庫県神戸市西区の神戸市営地下鉄西神中央駅に直結するショッピングセンター「プレンティ西神中央」に、ダイエーの総合スーパー「イオンフードスタイル西神中央店」が2020年9月1日に開店する。
プレンティ西神中央。
西神中央を代表する複合商業施設「プレンティ」
プレンティ西神中央は1989年11月に開業。神戸市が出資する第3セクター「OMこうべ(旧・神戸ニュータウン開発センター)」が管理・運営する。
2020年8月現在は、ダイエーの総合スーパー「ダイエー西神中央店」を核に、ダイエーの完全子会社となった食品スーパー「KOHYO西神中央店」やドラッグストア「アルカドラッグ」、レディスファッション「GreenParks fuuwa」「M2 by sensounico」、紳士服店「SUIT SELECT」、カジュアルファッション「Right-on」、靴量販店「ABC-MART」、インテリア雑貨「MAMAIKUKO」、「喜久屋書店」といった専門店が出店する。
プレンティのダイエー、イオンフードスタイルに
ダイエー西神中央店の営業フロアは1~3階、売場面積は約7,821㎡(2,366坪)。
開店当初は、西神中央駅前唯一の大型総合スーパーとして、直営の食品・衣料・雑貨売場を中心に、ダイエーグループの「ダイエーオリンピックスポーツクラブ(DOSC)」や映画館「西神オレンジシネマ」(2スクリーン)が営業していた。
2006年には映画館を廃止し家電量販店「マツヤデンキ」を導入する大規模リニューアルを実施、2020年8月30日午後6時にはイオンフードスタイルへの業態転換に伴い直営売場を閉店したため、一部専門店のみで営業をおこなっていた。
「ダイエー西神中央は変わります!」
ダイエー初となるベーカリーカフェ新業態を導入
イオンフードスタイル西神中央店では、ダイエー初となるベーカリーカフェ新業態「ちょいゴチCAFE」(イートイン52席+専用席58席)を導入する。
イオンフードスタイル西神中央店。
ダイエーは従来、ワインバル・肉バル店として「ちょいゴチ」ブランドを展開してきたが、新店舗では「「気軽に」「低価格で」「ゆったりと」くつろげるベーカリーカフェ」として、同社オリジナル生食パン「白金(プラチナ)」で作ったサンドイッチやパスタを始めとする食事メニュー、本場イタリアのマシンでエスプレッソ抽出したキリマンジャロ豆ブレンドのホットコーヒー(100円)やデザートドリンクを展開。午後5時からはアルコール類(神戸ワイン・六甲ビールなど)も提供する。
また、ベーカリーコーナーでは惣菜パン・菓子パン・食パン・フランスパンなど約50品目を品揃えする。

ちょいゴチCAFE・D’s ベーカリー。
高級・低価格商品ともに拡充、客層拡大めざす
食品売場のうち、精肉部門ではダイエーのオリジナル国産黒毛和牛ブランド「さつま姫牛」を中心に焼肉用売場を約1.7倍に拡大。惣菜部門では売場を1.5倍に拡大し、価格破壊を掲げた298円丼を取扱う。また、オーガニック野菜や神戸ワイン(約19品目)、欧州産を中心としたナチュラルチーズ(約50品目)など高級食材を拡充する。そのほか、ダイエー時代と同様に直営での化粧品・衣料品の取扱いを継続する。
西神中央駅周辺では、2020年8月31日の百貨店「そごう西神店」閉店に伴い、そごう1階・食品館エブリデイ内の高級食品スーパー「パントリーそごう西神店」が撤退することから、従来型店舗と比べ消費者嗜好の多様化に対応した「イオンフードスタイル」への転換により、顧客層の拡大を図る狙いがあるとみられる。
イオンフードスタイル西神中央店
住所:兵庫県神戸市西区糀台5-3-4
営業時間(1階):午前8時~午後10時
営業時間(2階):午前9時~午後9時
営業時間(3階):午前10時~午後9時
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しんばし、2020年8月30日全店閉店-運営の大見屋、8月31日破産申請
愛媛県宇和島市の新橋銀天街に本店を置く南予地盤のスーパー「しんばし」が2020年8月30日に全店閉店、運営する「大見屋」は8月31日に松山地裁に破産を申請・倒産した。

しんばし本店。
南予の地場大手、自己破産・全店閉店
しんばしは1924年に吉田町で文具店「谷本商店」として創業。戦後、スーパーマーケットとなり宇和島新橋銀天街(きさいやロード)に本店を置いたことから1965年ごろ「しんばし」に改名した。

きさいやロード。
2020年現在は愛媛県南予に5店舗を展開。きさいやロードにある本店は4階建てで衣食住すべての品を扱っていたほかテナントとして100円ショップ「ダイソー」が出店、かつては屋上遊園地も設けられており「しんばしデパート」とも呼ばれた。
店舗は8月30日の営業を最後に全店閉店。東京商工リサーチによると負債総額は約22億円にのぼるという。
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中合福島店、2020年8月31日午後7時閉店-雨の最終営業日、創業190年・創立146年の歴史に幕
福島県福島市のJR福島駅前にある百貨店「中合福島店」が、2020年8月31日をもって閉店。創業から190年、創立から146年の歴史に幕を下ろした。

営業最終日の中合福島店。
福島市唯一の百貨店、190年の歴史に幕
中合は1830年に近江商人・中村氏が行商として創業、1874年に福島市荒町で中村呉服店として店舗を構えた。現店舗の「辰巳屋ビル」は1973年に開店、1978年にはダイエー傘下となった。
辰巳屋ビルは地上10階地下3階建で、中合は地上7階~地下1階に出店。8階〜10階には「ホテル辰巳屋」(2019年8月閉館)が入居していた。
閉店は再開発事業によるもの。福島駅東口では「福島駅東口市街地再開発準備組合」が2018年4月に設立されていた。事業協力者は野村不動産で、地元不動産会社・エスケーワン(福島市)なども参画。開発対象地域は中合の入る辰巳屋ビルから、21年開業予定の福島県立医大新キャンパス(旧アクティ21)西側に至るまでの約13,000㎡の区画となる。

メッセージボード。
中合は再開発を前に2017年8月に隣接する「中合二番館」(旧・山田百貨店→ダックシティ山田・福島ビブレ旧店舗)を閉鎖、コロナ禍である2020年5月には、再開発ビルに入居せず「8月末での閉館・廃業」を発表していた。
閉店した中合二番館。
計画では中核施設として18階建ての建物が建設される。今後、2025年度の竣工を目標に工事が進められることとなる。
再開発の経緯は「コチラ」へ。
雨の最終営業日、新型コロナで式典は中止に
最終営業日となる8月31日は、雨模様の空ながら午前10時の開店前から閉店を惜しむ多くの買物客が行列に並んだ。待機列周辺では買物客による記念撮影や地元紙による特集記事の配布も行われるなど、閉店当日ならではの光景がみられた。

営業最終日の中合福島店旧・ツイン広場側玄関。
福島市内では昼前から雨が降り始めたもの、キダ・タローが作曲したオリジナルソング「デパート中合」や閉店の挨拶が流れる中合館内は買物客で賑わいをみせ、ブランドによっては入店規制も行われるほどであった。
また、午後5時ごろには館内で体調を壊した買物客が救急車両で運ばれる事件も発生した。

閉店1時間前の中合福島店。
中合は「新型コロナウイルス感染拡大防止」を理由として式典を行わない方針を告知していたが、午後6時ごろから閉店を見届けるべく東口入口付近に買物客が増加したため、従業員による閉店案内と買物客待機スペースの確保(柵の開放)が行われた。午後6時45分には旧・ツイン広場側玄関の入場規制を開始、午後6時55分には当初の閉店予定時刻(通常閉店時刻)を5分前倒す形でシャッターを閉鎖。午後7時10分までに買物客の見送りを終え、中合は創業から190年、創立から146年の歴史に幕を下ろした。

シャッターを下ろす中合福島店。
中合は会社清算、一部ブランドは駅周辺に移転
中合は福島本店の閉店決定にあわせて、会社を清算する方針を示している。清算業務の一環として7月1日から同社及び中合友の会が発行した各種商品券(中合商品券・三春屋商品券・友の会券)の払戻受付を開始、12月1日からは百貨店共通商品券(中合福島店・三春屋店・棒二森屋店・十字屋山形店・清水屋店・会津店)の払戻受付を開始する。
また、中合に入居していた一部ブランドは「AXCビル」(旧・ニュー福ビル/長崎屋福島店)や建設中の「Lamp120」など駅周辺に移転する。

店頭に掲示された告知。
中合が出店する建物は、再開発に伴い2022年度までに解体される方針が決まっている。跡地には商業施設やホテル、分譲マンションといった機能を備えた複合施設が2025年度を目処に開業予定であるが、新たなビルの核テナントや、福島駅前での中合に代わる百貨店・ギフトショップの出店など詳細については未定となっている。
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高島屋フードメゾンイオンモール岡山店、2021年2月28日閉店
岡山県岡山市北区の岡山駅近くにある百貨店「高島屋フードメゾン岡山店」(高島屋フードメゾンイオンモール岡山店)が、2021年2月28日に閉店する。

高島屋フードメゾンイオンモール岡山店。
イオン1階の高島屋、5年3ヶ月で閉店
高島屋フードメゾン岡山店は2014年12月にイオンモール岡山の開業と同時に開店。店舗面積は1,627㎡で、食品を中心に取り扱っていた。

イオンモール岡山。
岡山高島屋は2004年4月に会社分割で現法人が設立。2010年に両備HDが株式の33.4%を取得する合弁会社となったが、7月に高島屋の完全子会社となったばかりだった。

岡山高島屋。
岡山高島屋は、今後はイオンのすぐ近くにある岡山高島屋本館に経営資源を集中させることになる。
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大阪シティバス、2020年11月から新塗装に-市バス、41年ぶりデザイン一新
大阪府大阪市の「大阪シティバス」(大阪市バス)が、車両デザインを41年ぶりに一新することを2020年8月28日に発表した。
大阪市バス、緑・白・青の新デザインに
大阪市営バスは1927年に運行を開始。2018年4月からは大阪市高速電気軌道、大阪市などが出資する「大阪シティバス」の運行となっている。
現在の塗装デザインは1979年に採用されたもので、薄黄の車体に黄緑の帯、乗降ドア側リアタイヤの大きな泥除けというスタイルは永年に亘って大阪の公共交通の顔として親しまれてきた。

大阪市営バス。
新デザインは2020年11月から12月にかけて順次運行を開始する新車10両(鶴町営業所5両、酉島営業所5両)から採用されるもの。2019年の更新車両で一部導入された新カラーとも異なり、大手コンビニエンスストアを彷彿させるデザインとなる。
大阪シティバスによると、緑はこれまでのバスの色を踏襲、青は大阪の海・シティバスとメトロのイメージカラーからとしている。

新デザイン(前、シティバスHPより)。

新デザイン(後、シティバスHPより)。
今後、大阪シティバスは車両更新にあわせて534台すべての路線バスを新デザインに置き換える計画であるとしており、車両更新までの数年間は新旧デザインが併存するとみられる。
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オークワミレニアシティ岩出、2020年9月20日閉店-旧・マイカル岩出サティ
和歌山県岩出市の国道24号線(和歌山バイパス)沿いにあるオークワのショッピングセンター「オークワミレニアシティ岩出」が、2020年9月20日をもって閉店する。

オークワミレニアシティ岩出。
2000年に開業したミレニアシティ
オークワミレニアシティ岩出は、1980年12月にニチイの総合スーパー「ニチイ岩出店」として開店。1990年代中盤にはマイカル(旧・ニチイ)の生活百貨店業態「岩出サティ」に転換したが、同社の経営悪化や競合店の出店もあり1999年をもって閉店。2000年11月に和歌山地盤のオークワが店舗を引継ぎ現在の名称に改称、売場の抜本的再編やバリアフリー設備の導入を含む大規模増床リニューアルを実施した。
なお、1996年にサティの競合店として開店した「ダイエーハイパーマート岩出店」はわずか4年後となる2000年に閉店。長期間放置状態にあったが、2008年から大型専門店主体のショッピングセンター「ロッシュコート」として2020年現在も営業を続けている。
建物を所有する企業は万代、ラムーなど核の施設を保有
オークワミレニアシティ岩出の建物は地上2階建、売場面積は13,812㎡、直営売場面積は7,773㎡。大阪府阪南市に本社を置く辻野開発が所有する。

館内のようす。
岩出市内随一の規模を有する商業施設として、オークワ直営の食品・衣料・雑貨売場を核に、レディスファッション「Honeys」や100円ショップ「ダイソー」、オークワグループの複合書店「WAY」、ファストフード「マクドナルド」といった専門店が出店していたが、オークワの閉店発表にあわせて順次閉店。8月には2階が閉鎖されており、2020年9月現在は1階の一部フロアのみ営業している。

閉店告知。
建物を所有する辻野開発は南海尾崎駅前のイズミヤ尾崎店跡(1974年6月開業)を「南海ショッピングデパート/万代尾崎店」、阪和線和泉砂川駅近くのマイカル泉南サティ跡(1996年11月開業)を「泉南ショッピングセンター/ラ・ムー泉南店」として再生した実績があり、新たな商業施設としての再生も期待される。ミレニアシティ跡地の活用方法などについては9月現在は未定となっている。