埼玉県さいたま市大宮区のJR大宮駅構内に、JR東日本グループのエキナカ商業施設「エキュート大宮ノース」が2020年7月22日午前8時に開業する。

エキュート大宮ノース。
エキナカ商業施設集まる大宮駅
JR大宮駅構内では、2005年3月にJR東日本ステーションリテイリング(当時)のエキナカ商業施設新ブランド1号店として「エキュート大宮」が開業、同年11月にJR東日本リテールネットの「Dila大宮」が開業するなど、首都圏有数のターミナル駅として現在に至るまで複数のエキナカ商業施設が営業している。
ecute1号店の大宮駅、新業態・エキナカ初揃う新街区
エキュート大宮ノースは、Dila大宮の一部フロアを全面リニューアルし開業するもので、コンセプトに「NAKAMISEHOPPING~賑わいや路地裏感が楽しいエキナカ商店街~」を掲げ、通勤・通学だけでなく、旅行や出張・帰省など長距離移動客にも対応した店舗を導入する。
エキュート大宮ノースには、エキナカブックスタンド新業態2号店「BOOK COMPASS」や服飾雑貨店「プレミィ・コロミィ」、立ち食いそば店「そば処中山道」といったグループ直営店に加え、栃木県日光市の葵乃庄が手掛ける「NASU JERSEY MARIAGE ~那須ジャージーマリアージュ~」やウメダチーズラボをプロデュースしたMON・CREVEのチーズスイーツ新ブランド「青山フロマージュ」といったエキナカ初のスイーツ専門店が出店。

BOOK COMPASS エキュート大宮ノース店。
グレープストーンのシリアルスイーツ専門店「銀のぶどう/シュガーバターの木」は、「シュガーバターの木生誕の地」「里帰りオープン」を掲げ、定番商品に加えてチーズケーキやチョコレートサンドを展開するなど、新編集の大型スイーツセレクトショップとして旧店舗から取扱商品を大幅に拡充する。

Plame Collome エキュート大宮ノース店。
JR東日本リテールネットは、今後もエキュート大宮ノースの売場拡張を計画しており、首都圏有数のターミナル駅に相応しいエキナカとして変貌を遂げることになりそうだ。
エキュート大宮ノース
住所:埼玉県さいたま市大宮区錦町630
営業時間:店舗によって異なる
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BOSSイーゾフクオカ、2020年7月21日開業-福岡ドーム横にエンターテイメントビル、「西銀HKT48劇場」も
福岡県福岡市中央区の「福岡ペイペイドーム」前にソフトバンクグループのエンターテイメントビル「ボス・イーゾフクオカ(BOSS E・ZO FUKUOKA)」が2020年7月21日に開業する。

ボス・イーゾフクオカ。
ペイペイドーム横にエンターテイメントビル
ボス・イーゾフクオカは7階建て。延床面積は約20,000㎡で、福岡ソフトバンクホークス株式会社が運営する。

建物外観。

ロゴタイプ。
屋上には「絶叫3兄弟」として地上40メートルの高さからビルの壁面に沿って地上まで一気に滑り降りる全長100メートルのチューブ型スライダーなどの絶叫アトラクションが設置される。

絶叫3兄弟。
7階・6階・1階には大型ライブ・イベントスペースが設けられる。
そのうち7階は吉本興業の専用劇場、1階は「西日本シティ銀行HKT48劇場」となる。
吉本の劇場は、2月に閉館した福岡ビブレの劇場の代替となる。
HKT48劇場は再びの「移転」となるが、相変わらず「博多エリア」への進出とはならなかった。48の劇場がネーミングライツを取得するのは初となる。

旧HKT48劇場はホークスタウンにあった。
5階はチームラボのエンタテイメント施設、4階は「王貞治ベースボールミュージアム」となり、それぞれ体験型アトラクションを取り入れる。
王貞治ベースボールミュージアムの入場料は1800円で、体験型施設「89パーク」やソフトバンクホークスの番組を放送するスタジオ「スタジオE・ZO」が併設される。

王貞治ベースボールミュージアムの89パーク。
また、3階は飲食ゾーン「THEフードホール」となっており、九州初出店の店舗を数多くラインナップ。「MLB café」も設けられる。

MLB café。
BOSS E・ZO FUKUOKA フロア構成
| フロア | コンテンツ名 | 内容 |
|---|---|---|
| RF | 絶景3兄弟(すべZO・つりZO・のぼZO) | 眺めも気分も爽快! 日本初登場を含む3種類の絶景アトラクション |
| 6F・7F | V-World AREA | 多彩なバーチャルコンテンツが体験できる最新施設 |
| 7F | よしもと福岡新劇場(仮称) | 吉本興業の新たな常設劇場が福岡に誕生 ※2020年夏オープン予定 |
| 6F | イベントホール | 最先端アートからサブカルまで様々なイベントを開催 |
| 5F | teamLab Forest(チームラボフォレスト) | アートコレクティブ・チームラボによる「捕まえて集める森」と「運動の森」からなる新しいミュージアム |
| 4F | 王貞治ベースボールミュージアム Supported by リポビタンD |
王貞治の魅力を伝え、体を動かすことを楽しむ、未来志向のスポーツミュージアムが装いも新たにオープン |
| 3F | MLB café FUKUOKA | 九州初出店のMLB公認アメリカンダイニングレストラン |
| 3F | The FOODHALL | 日本初出店を含む話題店が集うフードホール |
| 1F | HKT48劇場(仮称) | 福岡を拠点に幅広く活動するHKT48の専用劇場が誕生 ※オープン日は未定 |
BOSS E・ZO FUKUOKA3階フードホール構成
| TRATTORIA IL LUPINO |
日本初出店 | “ウルフギャングステーキハウス”が手掛ける、ハワイで話題のイタリアンダイニングが日本初出店いたします。 |
| WINE BAR IL LUPINO |
日本初出店 | ワイン、カクテルと共に、隣接するダイニングのお料理も楽しむことができるワインバーです。 |
| CHATTERBOX EXPRESS |
日本初出店 | 数々の賞の受賞歴を持つ「チキンライス」で有名なシンガポール料理の名店が日本初出店いたします。 ※開業日は未定です。 |
| えびそば一幻 | 九州初出店 | えびの旨味にこだわり尽くした、北海道・札幌発の大人気「えびそば」専門店が九州初出店いたします。 |
| 焼肉 赤身 にくがとう | 九州初出店 | 東京・人形町に本店を置き、エンタメ性とこだわりの赤身肉を楽しむことのできる焼肉店が九州初出店いたします。 |
| 京都 天ぷら 花いかだ | 全国初出店※ | 京都に本店を置く「宮川町 水簾」が新たに手掛ける、あつあつの天ぷらを楽しむことができる天ぷら専門店です。 |
| 九州 はかた 大吉寿司 | 全国初出店※ | 博多の名店「いか活造り発祥 河太郎」「元祖博多前寿司 河庄」が新たにプロデュースする回転寿司店です。 |
| 肉山食堂 | 人気の肉山が装いも新たに出店!これまでランチのみだった定食がディナーでも!お酒を飲みながら赤身肉を楽しむことができる新業態のお店です。 |
BOSS E・ZO FUKUOKA
住所:福岡市中央区地⾏浜2-2-6
営業時間:
平日:11:00~22:00
土曜日:9:00~22:00
日・祝日:9:00~20:00

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新宿駅東西自由通路、2020年7月19日開通-改札内に入らずに直接「東西を通り抜け」
東京都新宿区のJR新宿駅東口と西口をつなぐ「新宿駅東西自由通路」が、2020年7月19日に開通した。

新宿駅に完成した自由通路(改装後)
改札内の北通路を「自由通路」化-ダンジョン解消へ
新宿駅東西自由通路は2012年から整備が進められていたもの。
これまで新宿駅東口(ルミネエスト(旧マイシティ)側)と西口(小田急・京王側)を直接通り抜けるためには改札内に入る必要があった(入場券が必要)が、旧・西口改札と東口改札を結ぶ北通路を「自由通路」とすることにより、改札を通らずに直接通り抜けができるようになった。
通路の長さは約100メートルで、通路幅も拡幅されており約25メートルとかなり広いものとなる。

通路概要。北通路が自由通路となり、改札は移設。
これに合わせて、新宿駅東口と西口の改札の位置が新たな自由通路に面した場所へと変わっており、名前もそれぞれ「新宿駅東改札」「新宿駅西改札」に変更されている。「出口」の名称自体は変更されない。

自由通路に面した新・西改札前(改装後)

自由通路に面した新・東改札前(改装後)

これまでの西口(改装前)

旧・西口改札跡(改装後)

自由通路(改装後)
なお、これまではJRの中央東改札から新宿駅構内を経由して西口近くにある小田急線・京王線へと通り抜けができたが、東西自由通路の開通によってこの通り抜けは不可となった。中央東改札から小田急・京王への入出場はできなくなり、また中央地下にあった小田急の切符売場・精算所も閉鎖される。
また、JRの券売機などは21日までに移設される予定。

小田急西口。JRと小田急の券売機が並ぶ光景も見納めか。
(改装前)
使用停止された券売機(改装後)
新宿駅は新宿ダンジョンと称されるほど慣れないうちは迷いやすい場所として知られるが、この自由通路の開通によりダンジョン内の障壁の1つが解消され、利便性が劇的に向上することになる。

自由通路の開通を祝う表示(改装後)
ルミネエスト前には「東口駅前広場」を整備
また、東西自由通路の開通に合わせて、ルミネエスト(旧マイシティ)前にルミネとJR東日本が共同で整備した「新宿東口駅前広場」が開業する。

ルミネエスト前の広場とオブジェ(改装後)
建築デザイン設計を担ったのは建築家でsinato代表の大野力氏で、中央には松山智一氏によるモニュメントも設けられる。東口では車道などの整備も実施されており、全体の整備完了は2021年3月の予定となっている。

改装後の東口。
(写真提供:ヂオくんさん)
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サンエー宮古島シティ、2022年夏開業-4年遅れで完成、当初計画から3割ほどの規模に
沖縄県宮古島市平良の宮古空港・JTAドーム宮古島近くで沖縄地場流通最大手グループ「サンエー」が開発を進める「サンエー宮古島シティ」が、2020年7月15日に着工された。

サンエー宮古島シティ。
サンエー宮古島シティは2022年夏を目処に開業する予定で、今後工事が進められることとなる。
沖縄最大手のサンエー、「宮古島の個人商店」が前身
サンエーは1950年に個人経営の雑貨店「オリタ商店」として宮古島市(旧・平良市)で創業。現法人は1970年5月に那覇市内で総合衣料品店のチェーン展開を目的として設立されたものとなっている。
2020年現在は沖縄県内最大手の流通企業として、直営のスーパーに加え、パルコやローソン、東急ハンズ、エディオン、マツモトキヨシ、アカチャンホンポなどを合弁・FC方式により展開する。
開業延期続いていた宮古島最大級の複合商業施設
サンエーは2015年8月に宮古島市への大型ショッピングセンター(地上4階建、店舗面積約15,000㎡)出店計画を発表し、あわせて自治会との土地賃貸借契約を締結していた。
サンエー宮古島シティは開業計画の発表当初、2018年春を目処に着工、2019年秋を目処に開業する予定であったが、長らく着工に至らず、2019年には開業日を2021年6月に延期、店舗面積を12,649㎡に縮小していた。計画縮小後も「宮古島初となる1万㎡級の大型店」として開業する見通しであった。

サンエー宮古島シティ。(当初案)
計画規模を1/3ほどに「大幅縮小」
サンエーが今回発表したサンエー宮古島シティの建物は地上2階建、敷地面積29,032㎡、店舗面積は5,853㎡、延床面積は11,912㎡。市内ではイオンタウン宮古SC(8,593㎡)に次ぐ規模となる。
サンエー宮古島シティには、同社直営の総合スーパー「サンエー食品館」「サンエー衣料館」に加え、家電量販店やドラッグストア、飲食店など各種専門店が出店する予定。
同社は「宮古空港の東側に位置する「JTAドーム宮古島」の隣地であり、空港とドームとショッピングセンターが一体となったエリアとして、地元のお客様はもちろん、観光客の皆様にも喜んでいただける施設になる」とコメントしている。
サンエー宮古島シティは、計画発表当初の1/3ほどの規模となった一方で、宮古空港ターミナル周辺には大型店が極めて少ないため、開業による利便性向上が見込まれる。
サンエー宮古島シティ
住所:沖縄県宮古島市平良字下里南真久底2511番43他
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阪急オアシス茨木駅前店、2020年7月10日開店-旧・ニッショーストア、建替えで3年ぶり復活
大阪府茨木市のJR茨木駅東口、阪急阪神不動産の新築分譲マンション「ジオ茨木西中条」低層階に、H2Oリテイリングの高級食品スーパー「阪急オアシス茨木駅前店」が2020年7月10日に開店した。
ジオ茨木西中条・阪急オアシス茨木駅前店。
JR茨木駅前の阪急、建替えのため約3年間休業していた
阪急オアシス茨木駅前は、1975年10月に日本硝子商事(現・ニプロ)ストア事業部の総合スーパー「ニッショー茨木駅前店」として開店。建物は地上4階建、同社スーパーとしては7店舗目、茨木市内初の店舗であった。
ニッショー茨木駅前店は、2006年7月の阪急百貨店グループ入りに伴い8月に「阪急ニッショーストア茨木駅前店」に改称、2008年10月の運営会社再編にあわせて現在の店舗名に改称したが、2017年10月1日をもって建替えのため一時閉店していた。
建替えを機に高級路線さらに強化
新店舗の建物は地上9階地下1階建、営業フロアは地上1階~地下1階、敷地面積は1,865㎡、店舗面積は1,230㎡、延床面積は6,337㎡。
1階は「ササっとお買物に便利な生鮮・デリカコーナー」として、生鮮品(青果・鮮魚・精肉)や惣菜・ベーカリー売場を展開。ルクア大阪地階への出店で話題を集めた「キッチン&マーケット」コーナーやドライフルーツとナッツ詰め放題「ドライフルーツチョイス」、イートインなど導入する。
ドライフルーツチョイス。
地下1階は「暮らしと健康をささえるヘルス&ビューティー・フローズンマーケット・リカー」として、酒・ワインに加え、輸入菓子や諸国銘菓、日用雑貨売場を展開。ベビーフード売場にはキッズスペースを併設するなど、近隣競合店との差別化に繋がるこだわりの品揃え、売場づくりを行う。
阪急オアシス茨木駅前店
住所:大阪府茨木市西中条町2-3
営業時間:午前9時30分~午後10時
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アパマンショップ春日部店、2020年7月14日閉店-春日部市役所そばの大手不動産仲介ショップ、春日部から再びアパマン消滅
埼玉県春日部市の春日部市役所そばにある総合不動産仲介ショップ「アパマンショップ春日部店」が2020年7月14日をもって閉店した。
アパマンショップ春日部店。
春日部市内唯一のアパマンショップ
アパマンショップ春日部店(初代)は、2000年9月に三光ソフラングループのアップル(本社:さいたま市大宮区)が運営する不動産仲介ショップとして開店。初代店舗は春日部市内唯一のアパマンショップであったが、わずか3年後となる2003年10月をもって閉店したため、市内からアパマンショップネットワーク加盟店が消滅していた。
初代春日部店と同様、短期間での閉店に
現在のアパマンショップ春日部店(2代目)は、2013年8月にシンコーグループのシンコー流通サービス(本社:久喜市)が運営する賃貸不動産仲介ショップとして開店。
開店当初は長栄土地建物ビル跡に店舗を構えていたが、2015年に隣接するNSビル1階(郷菓心むら山跡)への増床移転リニューアルを実施、2016年には従来の賃貸仲介に加え不動産売買仲介「アパマンショップ不動産販売」を新たに開始するなど、総合不動産仲介ショップとして事業領域を拡大していた。
春日部店を運営していたシンコー流通サービスは、閉店の理由を明らかにしていないが、新型コロナの感染拡大防止を理由に2020年4月7日から営業時間を短縮(午前10時~午後6時)、4月24日から埼玉県内での緊急事態宣言発令を受けて店舗を休業、事前予約制による賃貸物件の現地見学(内見)に切替えるなど、コロナ禍で従来通りの営業が困難となっていた。同店の閉店により、市内から再びアパマンショップネットワーク加盟店が消滅することとなる。
なお、来店予約済の顧客に対しては、アパマンショップ別支店の紹介・斡旋といった対応を行うとしている。
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東急ハンズ心斎橋店、2020年9月6日閉店-年内に新店舗出店の方針しめす
大阪府大阪市中央区の大阪メトロ心斎橋駅近くにある大手雑貨店「東急ハンズ心斎橋店」が2020年9月6日に閉店する。

東急ハンズ心斎橋店。
近隣に新店舗を出店する方針-免税店跡など有力か?
東急ハンズ心斎橋店は1999年3月にニチメン心斎橋ビルに開店。店舗面積は6,492㎡。売場は1階から8階で、地階には喜久屋書店が出店する。
東急ハンズは心斎橋店の閉店後、2020年秋ごろ心斎橋エリアに新店舗を出店する方針を示している。一方で、新店舗の位置や規模など詳細に関しては7月17日時点まだ発表されていない。また、地階の書店についても、今後営業を継続するかどうかなどは発表されていない。
近隣ではインバウンド需要に支えられてきた免税店やドラッグストアの休業も目立つため、そうした店舗の跡地に移転する可能性もあろう。

心斎橋には多くの免税店がある。
ラオックスが出店する大丸心斎橋南館。
東急ハンズ心斎橋店では、閉店を前に7月17日からお買い得品をそろえた「心斎橋がやっぱり大好き市。」を開催している。
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めいのはまマルシェ、2020年7月16日開業-地下鉄姪浜駅にJR九州フードサービス初の商業施設
福岡県福岡市西区の姪浜駅に、JR九州フードサービスの商業施設「めいのはまMarché(めいのはまマルシェ)」が2020年7月16日に開業した。

めいのはまマルシェ。
姪浜駅にJR九州フードサービスの食特化商業施設
めいのはまマルシェは、福岡市地下鉄が2019年9月に実施した「福岡市地下鉄姪浜駅・西新駅構内店舗事業者公募」の一環として、地下鉄管理区画内に開業するもので、施設総面積は168.25㎡。JR九州フードサービス初の商業施設となる。

めいのはまマルシェ ロゴマーク。
めいのはまマルシェは飲食店関連のテナント構成となる。
テナントとして、四川料理・華都飯店総料理長監修の担々麺専門店「担々麺 一路發(イロハ) 」やたい焼き専門店「甘党屋」、有名クロワッサン専門店「ミニヨン」、JR九州ファーム直営農場の青果店「八百屋の九ちゃん」の4店舗が出店。
駅直結ということもあって開店当初から多くの人が詰めかけており、他駅でも知名度が高い「ミニヨン」などは時間帯によっては行列ができるほどの人気となっている。

めいのはまマルシェ。
姪浜駅には、1984年12月よりJR九州グループの「JR九州ビルマネジメント」が運営する駅ビル「えきマチ1丁目姪浜(旧・姪浜デイトス)」が営業している。
一方で、マルシェに出店する店舗は、いずれも駅構内や駅ビルに従来不足していた業態の店舗であり、えきマチ1丁目の食品部門を補完・増強する役割を担うことになった。

「えきマチ1丁目」側。
これまでは「JR九州フードサービス」は「JR九州ビルマネジメント」などJR九州の駅ビルテナントとしての出店が目立っていた。
今後は双方の相乗効果を狙うかたちで「JR九州フードサービス」主導による新規出店がなされる可能性もあろう。
めいのはまマルシェ
住所:福岡県福岡市西区姪の浜4丁目8-1
営業時間:テナントにより異なる
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大沼山形本店、2020年7月15日から閉店セール-2ヶ月程度、将来的に百貨店再開めざす
2020年1月27日に破産を申請して営業を休止した山形県山形市の百貨店「大沼本店」で、7月15日から「感謝閉店セール」が開催される。

大沼山形本店。
大沼、9月ごろまで閉店セール実施
大沼閉店セールを主催するのは不動産会社・商業コンサルタント「やまき」(東京都港区)。やまきは「ミナーラ」(旧・奈良そごう)、「アルピコプラザ」(旧・イトーヨーカドーアリオ松本店)、「いせはらcoma」(旧・東急ストア伊勢原店)や「ラクーン沼津」(旧・沼津西武)、「エキータ」(旧・イトーヨーカドー前橋店、経営譲渡により改名予定)、下館スピカビル(旧・下館サティ)、「アクア木更津」(旧・木更津そごう)などといった商業施設の再生・再活用を手がけており、2019年11月からは八戸市の百貨店「三春屋」の運営もおこなっている。
今回の感謝閉店セールは大沼の1階から4階を使い、おもに元従業員が販売をおこなう。百貨店向け化粧品(デパコス)など一部の商品は販売されない。また、地階の食品売場については今後の再開を検討する。
大沼や百貨店共通券は使うことができない。
やまき、大沼百貨店の営業再開めざす
やまきは将来的な大沼の営業再開をめざし、建物の所有者である山形市の実業家と交渉中であるという。しかし、土地建物に根抵当権を設定する山形銀行は土地・建物の競売を申し立てており、再開に至るかどうかは競売の動向によるものと思われる。
さらに、大沼の建物は老朽化が深刻で、営業再開したとしても耐震化工事などが行われなければ長期の営業は難しいものとなろう。
大沼閉店の経緯はこちら:大沼山形本店、2020年1月26日閉店-27日に破産申請へ
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MISUGIYA+ドーチカ店、2020年7月10日開店-三杉屋のテイクアウト特化業態、堂島地下センターのダイソー跡に
大阪府大阪市北区の堂島地下センター(ドーチカ)に、三杉屋の高級食品スーパー「MISUGIYA+ドーチカ店」が2020年7月10日午前8時に開店した。

MISUGIYA+ DOTICA.
青果店から高級スーパーまで幅広く手掛ける三杉屋
三杉屋は1995年5月に個人経営の青果店として創業。創業当初はエース新鮮館(現・北野エース)や業務スーパーなど、スーパー各社の生鮮部門に特化した経営を行っていた。
同社は、2000年代に直営食品スーパー「ミスギヤ」とC&Cエンドが展開する「業務用食品館」FC店舗の展開を本格化、広島地盤の地場大手スーパー「ユアーズ」が県内東部(備後)エリアで展開する店舗の青果部門を引き受けるなど、事業領域の拡大を図った。2010年代からはJR西日本グループの駅ビルや京都ヨドバシの食品フロアに高級業態「MISUGIYA」として出店するなど、立地特性に応じた柔軟な店舗モデルを打ち出している。
「テークアウト特化型」で梅田・堂島エリアに初進出
MISUGIYA+ドーチカ店は、ダイソー堂島地下街店跡に出店するもので、同社地下街店舗としては2012年10月に開店したMISUGIYAゼスト御池店、MISUGIYA+クリスタ長堀店に次ぐ3店舗目となる。
ドーチカ店は従来の同社店舗と異なる「お惣菜、お寿司などテークアウト商品に特化したお店」として、生鮮3品を取扱わず、近隣店舗(MISUGIYA+福島店)から配送した弁当・惣菜・寿司や飲料・ご当地食品などグロサリー中心の売場を展開する。
充実の惣菜・寿司売場。
オフィスワーカーに便利な店舗に
堂島地下センター(ドーチカ)は、大手企業各社のオフィスが集積する立地特性もあり、平日は多くのビジネスパーソンで活況を呈している。堂島ではダイエーfoodiumやピーコックストア、KOHYOなど競合となりえる食品スーパーも多く営業する。
しかし、それらはいずれもドーチカから距離があるため、惣菜や寿司に特化した三杉屋はドーチカ利用客のランチタイム需要や仕事帰りのちょい買い需要を満たす店となっており、訪問時も多くの客が訪れていた。
三杉屋 MISUGIYA+ ドーチカ店
住所:大阪府大阪市北区堂島1堂島地下街8号
営業時間:午前8時~午後9時
※上記営業時間は同社公式発表によるもの
※7月現在営業時間の大幅短縮、曜日による臨時休業など実施
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