セシルマクビー、2021年2月までに全店閉店-「109系」人気ブランド、新型コロナ影響か

人気アパレルブランド「セシルマクビー(CECIL McBEE)」が2021年2月までに全店閉店する。

セシルマクビーの店舗(公式サイトより)。
左端には2019年にリニューアルされた新ロゴも見える。

人気アパレル、全店閉店

セシルマクビー(CECIL McBEE)は「ジャパンイマジネーション」(本社:東京都渋谷区、旧称「デリカ」)が展開する女性ファッションブランド。かつては「109系」、その中でも「ギャル系」「赤文字系」ファッションとして知られており、1990年代末には歌手の浜崎あゆみが愛用していたことなどでも注目され、とくに20歳前後の女性の人気を集めた。
全店閉店を報じた日本経済新聞によると、2021年2月までに国内の全43店舗を閉鎖する計画。最盛期(2007年1月期)の年間売上は200億円を超えていたが、近年は半分ほどであったという。また、ジャパンイマジネーション社が展開する他ブランド(Fabulous Angela、BE RADIANCE、rid.dle from…、a.g.plus、Ank Rouge、sophila)についても店舗整理をおこなうという。

「ギャル系離れ」で改装した店も-新型コロナも影響か

売上の低下はファストファッションの台頭、少子高齢化などが影響しているものと思われ、「ギャル系」離れもあってか近年は「落ち着いた内装」の店舗へと改装される例もあった。今回の全店閉店は、こうしたなかで新型コロナウイルスの感染拡大によって都心店舗が営業できない状態となったことがとどめを刺したかたちとなったものと考えられる。

セシルは「ファッションビル一等地」への出店が定番であった。
(福岡市・天神コア店、再開発のため2020年3月閉店)

とくに同ブランドの店舗は「109」「パルコ」など大手ファッションビルの「目玉ブランド」として店舗の一等地に立地する事例が多くあり、家賃負担も重荷となっていたであろう。

直営店は無くなるもののブランドは維持か

近年、セシルマクビーは100円ショップ「Seria」で同社とコラボした100円コスメを販売(2020年6月~)するなど、そのブランド力を生かして直営店外でのコラボレーション商品・ライセンス商品の展開もおこなっている。

セシルの100円コスメ。

知名度が高いブランドであるため、今後は直営店という形式に拘らず、通信販売や他社店舗などの販売によりブランドを維持していく可能性が高いであろう。
追記:今後は他社へのライセンス事業のみ継続していくとのこと。

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