オンワードHD、2021年2月期までに約1400店舗を閉鎖-全店舗の約半数

アパレル大手「オンワードホールディングス」(本社:中央区日本橋、中核会社:オンワード樫山)は、2021年2月期中に国内外の約700店舗を閉店することを2020年4月13日に発表した。同社は2019年には約3000店舗を構えていたが、2020年2月期中にも約700店を閉店することを発表しており、併せて全体の半分近くにあたる約1400店舗が閉鎖されることとなる。

オンワードHD本社。


百貨店アパレルの雄、約半数の1400店を閉鎖

オンワードの起源となった樫山商店は樫山純三が1927年に大阪で創業。戦後は「オンワード樫山」として、おもに百貨店での高級スーツ・婦人服販売により急成長を遂げた。2007年には持ち株会社化し、商号を「オンワードホールディングス」に変更している。

閉店セール中の23区の店舗。

オンワードは「五大陸」「J.プレス」などのブランド名で知られる紳士服、「組曲」「23区」などのブランド名で知られる婦人服を中核に、「ポール・スミス」「カルバンクライン」などといった海外アパレルブランドのライセンス販売もおこなっており、大きな特徴の1つが中核ブランドの多くが「ほぼ百貨店内のみに出店する」業態だということだ。
そのため、今回の大量閉店はとくに売上の減少が続く地方百貨店にとって頭が痛い問題となろう。

今後は好調なEC事業を強化

オンワードHDは実店舗事業を縮小する一方で、2016年より開始した自社ネット通販サイト「オンワードクローゼット」などEC事業は好調であるといい、2020年2月期のEC売上高は前期比で30.6%増の約333億円となっている。
今後は、EC事業を強化することで経営を立て直したい考えであると思われるが、同社にとって「ショールーム」的存在となっていた実店舗の縮小は、EC事業にも少なからず影響を及ぼすこととなろう。

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