イオンモール上尾、2020年12月4日開業ーコーセー跡地に、コーセーとのコラボも実施

埼玉県上尾市の県道164号線沿いに「イオンモール上尾」が2020年12月4日午前9時に開店する。

コーセー跡・スーパーバリュー向かいにイオンモール

イオンモール上尾は、JR高崎線上尾駅から南東に1.5kmの位置に出店。この場所には、2014年まで43年間操業を続けてきたコーセー上尾事業所があった。
なお、向かいには「スーパーバリュー上尾愛宕店」が出店している。

イオンモール上尾。

敷地面積は約68,000㎡、総賃貸面積は約34,000㎡で、専門店約120店舗が集積する。
モールのコンセプトは「あったらいいな、を毎日に。」。
周辺住民の暮らしに寄り添うとともに、ニューノーマルな社会環境に合わせたライフスタイルの提案を行ない、お客様に安全・安心と「あったらいいな」をお届けできる場所を目指すとしている。

「リアル×デジタル」を融合したモールに

コロナ禍の開業となるイオンモール上尾では、新たな社会環境に合わせた「『リアル×デジタル」を融合したお買い物体験」を提供するとしている。
デジタル融合として、外壁に320インチの大型LEDビジョンを2面設置し、季節ごとの環境映像やニュース、イベントや専門店情報の案内をおこなう。

外壁の大型ディスプレイ。

またモール内各所にデジタルサイネージや専門店情報の検索に特化した小型検索用端末を配置。
センターコートには両面シースルーデジタルバナーを配置し、動画による情報発信も行う。

センターコートの両面シースルーデジタルバナー。

従来、イオンモール館内で紙ベースで回答していた「お客様の声」をデジタルサイネージで確認できるようになるほか、ご意見の記入もこれまでの用紙に加え、専用タブレットでの回答も可能となる。

デジタルサイネージのお客様の声。

イオンスタイル、ピックアップやレジゴーなど導入

核店舗となるイオンスタイル上尾では、ネットスーパーで購入した商品を非接触で受け取ることのできるイオンネットスーパーの「ロッカーピックアップ!」と、ピックアップ専用レーンや駐輪場を配置。これにより、非接触でスムーズな受取ができるという。

「ロッカーピックアップ!」。

そのほか、イオンスタイルでは、スマホから事前に総菜や弁当を注文し、来店時に出来立て商品の受取ができる「モバイルオーダー」の導入や、専用貸出端末で、お客様がバーコードをスキャンしながら買い物を行ない、専用端末で支払いをする「どこでもレジ レジゴー」の導入も行う。

レジゴー専用端末。

1階にこだわり食材の専門店-生鮮三品のテナントも

専門店では、1階に生鮮食材や総菜、こだわり食材の専門店などが揃う、地域最大級の食物販ゾーン「あげおマルシェ」や、レストラン街「あげおダイニング」、2階には席数・店舗数共に市内最大級のフードコート「Food Forest」を配置する。

あげおマルシェ。

「あげおマルシェ」では、こだわり野菜や果物を提供する地元埼玉で展開する「先手家」、その日に各漁港から仕入れた生魚を対面販売で提供する「仙令平庄」、平田牧場金華豚や常陸牛などのこだわり肉をそろえた「肉匠 鈴吉」の生鮮3品を販売する専門店をイオンスタイル上尾に隣接して配置し、レジを共通で使えるようにするなど、生鮮品を1度に買い回りできるようにしている。
また、2階のフードコート「Food Forest」には、本格カレー専門店「100時間カレー」など埼玉県初出店3店舗を含む10店舗が出店する。

フードフォレスト(フードコート)。

1階レストラン街「あげおダイニング」には「宮崎ステーキハウス霧峰」、ハワイアンレストラン「カウアイダイナー」など埼玉県内初の4店舗を含む9店舗が出店する。

全国初「本・ペット・車」の融合売場

ファッションとライフスタイルグッズの専門店では、大型専門店としてカジュアルファッションの「ユニクロ」「GU」が出店するほか、シンプルで機能的な家具や暮らしの品を揃えた「無印良品」が約1,800㎡の大型店として出店する。
そのほか、ファッションでは、イオングループのシューズ専門店ジーフットが運営するスポーツに特化したシューズやグッズを取り扱う新業態「Athream」や、ランニングシューズの革新を目指すスイスアルプス生まれのランニングシューズ専門店「レビテイトパワードバイオン」が出店する。
またモール内には、全国初の試みとしてのコンセプトゾーン「Park of Tables」を展開する。このゾーンではイオングループの書籍専門店「未来屋書店」・ペットショップ「PETEMO」カーディーラーの「埼玉トヨペット」の3社が出店し「本とペットと車という身近にあるものを取りそろえ、新たなライフスタイル提案を行なうゾーン」となる。

館内イメージ。

そのほか、ライフスタイルグッズ専門店としてデジタル家電や生活家電を取りそろえる家電量販店「ノジマ」、楽器や楽譜、CD、DVDなど展開する「山野楽器」、手芸用品店の「手芸の丸十」、ダイソーがプロデュースする300円ショップ「THREEPPY 300 and Happy」などが出店。館内には医療モールも設けられる。

「コーセー」とのコラボも実施

また同モールはコーセー上尾事業所跡地に出店するため、コーセーとのコラボレーションも実施する。
イオンスタイル上尾のビューティーコーナー「グラムビューティーク」では、コーセー商品に力を入れ、バーチャルメイクが体験できる「You Cam メイク」を導入。画面を通じて、リアルなメイクしたような状態を再現でき、気軽にメイクアップ化粧品を選べるという。

グラムビューティークで展開するバーチャルコスメ。

またモール内4カ所にコーセーが監修を行なったパウダールーム「HINT ROOM」を設置。各ルームごとにテーマを設定し、ビューティーに関するヒントや映像コンテンツの切り替えができるミラーサイネージを導入するなど、驚きと楽しさを演出するとしている。

コーセー監修のパウダールーム。

イオンモール上尾

住所:埼玉県上尾市愛宕3-8-1
営業時間:8時~22時(イオンスタイル上尾)
営業時間:10時~21時(専門店・フードコート)
営業時間:11時~22時(レストラン)

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