ららぽーと豊洲、2020年3月から6月にかけて増床リニューアル-当初から延期

東京都江東区の大型商業施設「アーバンドックららぽーと豊洲」が、2020年3月18日から6月1日にかけて増床リニューアルオープンする。

ららぽーと豊洲(増床部)。

ららぽーと、豊洲ベイサイドクロスタワーに増床

ららぽーと豊洲は2006年10月に開業。全館リニューアルは今回が2度目で、隣接する三井不動産による再開発エリア「豊洲ベイサイドクロス」の中核施設である高層オフィスビル「三井不動産豊洲ベイサイドクロスタワー」の完成に伴うもの。

ベイサイドクロスタワー。

ららぽーとはこの地階から4階に「ららぽーと豊洲3」として増床出店、36店舗が入居する。
なお、豊洲ベイサイドクロスタワーの中層階はオフィス、高層階は「三井ガーデンホテル豊洲」となる。

豊洲ベイサイドクロスタワー概要。

全62店が新規出店、飲食街も増床

ららぽーと豊洲の増床リニューアル後の総店舗面積は約6万7000㎡、テナント数は214店舗。そのうち新規出店が62店、改装が40店となる。

ららぽーと豊洲・増床後のイメージ。

新規出店テナントとしては「ポロ・ラルフローレン」「デサント」「ラコステ」「アズールbyマウジー」などといった高感度ファッション店が目立つほか、若い家族が多く住む立地を生かして「アカチャンホンポ」「有隣堂書店」「トイザらス」などキッズや生活に便利な店舗を多く揃えられており、授乳室・パウダールームなどの増設・新設も実施される。
飲食街ではフードコート、レストランゾーンの両方を増床。台湾茶・スイーツ「貢茶」、喫茶「フタバフルーツパーラー」などスイーツ店を充実。絶好のロケーションを活かした「くつろぎ空間」を提供するとしている。
4階にはブックラウンジ「SPBS TOYOSU」が進出。面積は約300㎡で、本屋、カフェ、ワークスペース、スクールという、複数の機能を持ち、オンタイムにはワーキングスペースとして、オフタイムには自分の時間を過ごすための“サードプレイス”として、思い思いの過ごし方ができる場所になるという。
このほか、阪急阪神グループのコスメ店「フルーツギャザリング」、CD店「HMV」、家電「ノジマ」などが移転リニューアルする。

フードコート新客席のイメージ。

豊洲駅と直結、利便性向上

今回の増床に伴い、ららぽーとと豊洲駅が接続・直結される。
また、開業以来はじめて外壁デザインを一新。造船所のあった歴史を彷彿させる赤茶色や周辺に広がる水辺や豊かな緑等の色を洗練されたデザインで表現し、都心に近く緑豊かな豊洲の街を彩るとしている。

エントランス・改装イメージ。

感染症防止のため開業延期・休業していた

ららぽーと豊洲は感染症拡大のため4月8日より休業しており、増床リニューアルのグランドオープンは延期されてい。
一部開業済みだった店舗の多くも休業しており、館内では「あおき」「ウエルシア」など一部店舗のみが営業していたが、5月29日から既存館の多くの店舗が、6月1日には増床部分の多くの店舗が開業する予定となっている。
※現地写真は2019年に撮影。

三井ショッピングパーク・アーバンドックららぽーと豊洲

住所:東京都江東区豊洲2-4-9
営業時間:
ショップ・サービス10時~21時、レストラン11時~23時
(一部異なる店舗あり)

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