イオンスタイル新茨木、2017年6月3日全面リニューアル開業ー関西初の「G.G.対応店舗」

大阪府茨木市の茨木市駅近くにある総合スーパー「イオン新茨木店」が「イオンスタイル新茨木」に全面リニューアルし、2017年6月3日にグランドオープンした。イオンスタイル新茨木。

現・イオン社長の岡田元也氏が店長を務めた「旗艦店」

イオンスタイル新茨木店は1986年7月にジャスコ新茨木店(茨木ショッピングタウン)として開業。売場面積は13,500㎡。
ジャスコ新茨木店は、現・イオン社長の岡田元也氏が初代店長を務めており、「生活宝島」をコンセプトに掲げてからくり時計が設置されるなどジャスコの旗艦店に相応しい売場づくりが行われていた。しかし競合店の増加に加え、茨木そごう予定地に2001年1月開業した「マイカル茨木」(現・イオンモール茨木)のイオングループ入りなど受け、地元物販店や飲食店(マクドナルド、スガキヤなど)が営業していた専門店街が縮小され、直営主体の近郊型総合スーパーとして営業を続けていた。

関西初の「シニアシフト対応店舗」に一新

今回のリニューアルでは、シニアシフト対応型の「グランド・ジェネレーション(G.G.)コンセプト店舗」として「Life Station 新茨木」を掲げ、直営部門を中心に施設、商品ラインナップを一新した。
1階食品売場では40種類のメニューを提供する対面方式の惣菜専門店「リワードキッチン」「おむすびショップ・ほのみ」、コールドプレスジュースを新たに導入、魚惣菜コーナーで「無塩の焼き魚」を販売するなど客層に合った商品展開を行う。
また、2階「ファッションと雑貨のフロア」では、イオングループの眼鏡専門店「グラスアップ」、ステッキ専門店「ファンタステッキ」、スポーツ専門店「スポージアム」、本格珈琲店「カフェ・ド・ペラゴロ」、漢方コーナーを展開。体組成計、骨強度計、血管年齢計などを設置した無料の健康セルフチェックコーナー「健康ステーション」も併設する。

食品から衣料、住生活フロアまで全面改装を遂げた。

3階「ライフスタイル提案フロア」では、イオンイーハートが手掛ける和食レストラン「四六時中」を地域密着型のフードコート新業態「いばらき茶屋」に、未来屋書店を生活提案型店舗モデル「未来屋書店 Life with book」にリニューアル。シニア層からの根強い需要がある和陶器、スリッパの品揃えを充実させたほか、イオンの住生活PB「HOME COORDY」の販売を強化した。

イオンイーハートの地域密着型フードコート「いばらき茶屋」。
シニア向けメニューを揃えるほか、コンセントも完備する。

また、このほかにも茨木市との連携による市民参加型カリキュラムの実施、茨木市健康福祉部と協力したフードコートでの適塩メニュー提供も行われるなど、「健康」をテーマにあらゆる試みが実施され、イオン茨木店(旧・マイカル)との差別化を図るとともに、中高年層の来店を促す。

外部リンク:6/3(土)「イオンスタイル新茨木」グランドオープン(イオンリテール)
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