ダイエー、光洋を完全子会社化-2020年3月1日に経営統合、「光洋」一転存続へ

イオングループ傘下の大手スーパー「ダイエー」(東京都江東区)は、同じくイオン傘下の食品スーパー「光洋」(大阪府大阪市西区)を2020年3月1日付で完全子会社化する。

ダイエーのイオンフードスタイル by daiei店舗。(神戸市中央区)

イオン傘下として事業再編を進めていたダイエーと光洋

ダイエーは1957年4月に兵庫県神戸市で大栄薬品工業として創業、同年9月に大阪市旭区千林の千林商店街に1号店「主婦の店ダイエー」を開店した。1972年には小売業界最大手となり「ダイエーグループ」の中核企業として一時代を築いたが、1990年代に経営悪化、2004年に産業再生機構傘下、2005年に丸紅傘下、2008年2月にイオン傘下となり、支援企業との連携のもと経営再建を進めていた。
その後、2015年1月にイオンの完全子会社となり、同年6月に食品スーパー新業態「イオンフードスタイル」を展開開始、同年9月に北海道・東海・九州地方の全店舗、2016年3月に本州の大型店29店舗をイオングループ各社に運営移管し、一部店を除いて首都圏・関西圏の食品スーパーに特化した事業会社となった。

ダイエーのイオンフードスタイル店舗。(大阪府藤井寺市)

光洋は1973年に大阪府八尾市のダイエー八尾ショッパーズ店内で鮮魚専門店として創業。高級路線のスーパーとして、成城石井からの商品供給や駅ビルへの出店など積極的な経営を打ち出したが、2007年に創業者一族が株式の大半をイオンに譲渡したことで、イオン傘下となった。
イオン傘下となって以降、2008年にマックスバリュ西日本の関西15店舗を承継、2015年にピーコックストア(旧・大丸ピーコック)の関西全店舗を承継するなど、関西圏の食品スーパー事業中核企業となった。

光洋の店舗。(大阪市東淀川区)


光洋、ダイエーの完全子会社として一転存続へ

イオン・ダイエー・光洋の3社は2018年10月に「近畿エリアの統合に向けた「基本合意書」」を締結、経営統合の方式に関する協議を進めていた。
ダイエーと光洋の両社は当初、ダイエーを吸収合併存続会社、光洋を吸収合併消滅会社とする経営統合方式を発表しており、2019年3月にダイエーが山陽マルナカの関西14店舗、光洋がマックスバリュ西日本の兵庫県内8店舗を承継する事業再編を経営統合に先駆け実施していたが、「地域での経営基盤の確立と統合による効果の最大化を、確実かつ迅速に実現するためには、ダイエーが光洋を完全子会社化し、一体となった事業運営をスタートさせることが最善」との考えから、ダイエーの完全子会社として光洋が存続することとなった。

光洋はダイエー子会社として存続。

両社は今回の経営統合により、共同仕入による商品原価低減、資材や備品の共同調達によるコスト削減、物流センターの共同利用による配送効率や運営効率の改善、本社における重複業務や機能の統廃合による効率改善、両社の強みの融合による既存店の改装や、店舗業務効率の改善などを図るとしている。

紛らわしかった関西のイオン系食品スーパー、ほぼ一本化

ジャスコ発祥の地のひとつである関西地方では、兵庫県姫路市発祥の「マックスバリュ西日本(旧・ウエルマート)」、MV西日本から滋賀県内の店舗を譲受した「マックスバリュ中部」、大丸松坂屋百貨店系列のスーパーとして創業した「ピーコックストア(旧・大丸ピーコック)」、一時期は神戸市への本社移転を検討していた「山陽マルナカ」など、複数のイオン系食品スーパー運営会社が重複する地域に存在しており、同一の屋号(マックスバリュ)を掲げながら、店舗によって利用可能なサービスが異なるなど、顧客の利便性が損なわれる事態が長らく続いていた。

関西の旧大丸ピーコックは光洋が運営する。

関西地方(滋賀県を除く)では、2019年3月にマックスバリュの事業会社を光洋に集約しており、関西のイオン系食品スーパー事業会社はダイエー及び完全子会社の光洋にほぼ一本化されることとなった。

関連記事:イオンタウン山科椥辻、2019年12月6日開業-ダイエーの「イオンフードスタイル」核に22店舗が出店
関連記事:イオン藤井寺ショッピングセンター、2019年9月14日開業-イオンモール跡、ダイエーを核店舗に65店が出店
関連記事:イオンフードスタイル四ツ橋店、2019年6月20日開店-ダイエー、四ツ橋駅前に24時間営業で出店

【PR】アンケートに答えて商品を当てよう!
【令和元年!おでかけ日和キャンペーン】

このエントリーをはてなブックマークに追加