カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

仙台フォーラス、12月16日リニューアルオープン-地下1階を「生活提案型」に

仙台市青葉区のファッションビル「仙台フォーラス」が12月16日にリニューアルオープンした。image
仙台フォーラス。

仙台市の中心商店街を代表するファッションビル

仙台フォーラスは1975年開店した「ジャスコ仙台店」を前身とするファッションビル。2016年からは株式会社OPAの運営となっている。
建物は地下3階、地上8階建てで、店舗面積は12,965㎡。仙台フォーラスの売場が展開する地下1階〜地上8階をイオンリテール株式会社が所有し、ライブハウス「SENDAI CLUB JUNKBOX」や中華料理店「北京餃子」などが入居する地下2階〜3階を地元企業の仙台観光が所有している。

地下1階を生活提案型「ラスチカ」に転換

今回のリニューアルの目玉は、地下1階の全面改装。
地下1階は書店や家具店など10店舗が展開する「ラスチカ」へと生まれ変わった。
imageラスチカ内に設置された広告看板。

核店舗の書店「TODAY’s LIFE(トゥデイズ・ライフ)」は、イオングループの未来屋書店が手がける“書籍と文具雑貨”の新業態店。一般的な書店のような書籍ジャンルごとの棚を設けず、毎月のテーマに合わせて書籍・雑貨を流動的に配置することで、最先端のライフスタイルを提案する。
また、隣接するインテリアショップ「CLASH GATE(クラッシュゲート)」では、“壊すことで生まれるなにか”をテーマに、ジャンルの垣根を越えた小物・雑貨を展開する。
imageTODAY’s LIFE(写真手前)とCLASH GATE(写真奥)。

この他にも、大人向けお菓子ブランド「Cubetas(キュビタス)」や、ソファ専門店「FedericoⅡ(フェデリコセカンド)」などが出店し、従来のフォーラスにはなかった生活提案型のフロアを作り上げている。
フォーラスでは地下1階「ラスチカ」の誕生に先駆け、他のフロアにおいてもリニューアルが行われ、東北初出店となるパンケーキ店「幸せのパンケーキ」(2階)など6店舗が新規出店を行った。

フォーラス消滅?気になる「オーパ化」のタイミングは

イオン系のファッションビル「フォーラス」は、2016年12月現在、秋田、仙台、金沢、大分に店舗を構えている。
しかし、フォーラスは2016年3月のダイエー系ファッションビル「OPA」との経営統合後、秋田フォーラスを2017年2月をもって一時閉店させ、大規模リニューアルの後10月から「秋田オーパ(仮称)」とする予定で、さらに大分フォーラスも2017年2月に閉店後、建物を建て替えた上で2019年に「大分オーパ(仮称)」とする予定だ。
akitaforus12017年2月に閉店し、10月からオーパとなる秋田フォーラス。

OPAは、引き続き「フォーラス」を名乗る仙台、金沢の両店も将来的に「オーパ」に転換する方針であるとしており、「フォーラス」の屋号は消滅する可能性が高い。
しかし、今回リニューアルされた仙台フォーラス地下1階フロアが「フォーラスの地下」を意味する「ラスチカ」と命名されたことから、仙台の「オーパ化」は当面の間、行われない可能性もある。
また、今のところ大きな動きがない金沢フォーラスは、かつてのジャスコ店舗を業態転換した築40年を超える他3店と異なり、築年数が10年と浅いため、秋田や大分のような大規模リニューアルや建て替えといった形でのオーパ転換にはならない可能性が高い。
 「フォーラス」各店の今後の行方に注目が集まる。

外部リンク:仙台フォーラス
関連記事:泉中央セルバテラス、11月11日開業-「食」中心の30店舗が集結
関連記事:秋田フォーラス、2017年2月閉店-全面リニューアルで「秋田オーパ」に
関連記事:大分フォーラス、2017年2月閉店-建替えで全面リニューアル「大分オーパ」に

スペースワールド、2017年12月末閉園へ

北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」が、2017年12月31日をもって閉園することを発表した。 

スペースワールド。

九州を代表するテーマパーク、27年の歴史に幕

スペースワールドは1990年4月に新日鐵八幡製鉄所の一部敷地を利用して開園。開業当初は新日鐵、地元財界、自治体などが共同出資していたが、業績不振により2005年以降、北海道を中心にリゾート開発・再生を手掛ける「加森観光」(札幌市)傘下での運営となっていた。
宇宙」をテーマとした九州を代表する大型テーマパークで、シンボルとなっているスペースシャトル「ディスカバリー」の実物大模型を中心に絶叫マシン、巨大観覧車、宇宙博物館などの施設が営業している。
九州・山口の修学旅行の定番スポットとして知られており、北九州市が1998年から2013年までスペースワールドを成人式の会場としていたことでも全国的に話題となっていた。

ディスカバリーの実物大模型

年間フリーパスも年内で販売終了

今回の閉園決定に伴い「年間フリーパス」の販売も年内で終了する。

八幡・東田のまちづくり、どうなる?

1999年のJR九州・スペースワールド駅開業、2001年の北九州博覧祭開催以降、スペースワールドの周辺では大型商業施設「イオンモール八幡東」や博物館「北九州市立いのちのたび博物館」新設、マンション建設などの宅地開発も進んでおり、スペースワールドの跡地利用は東田地区のまちづくりの今後に大きな影響を与えるとみられる。

外部リンク:福岡県北九州市のテーマパーク『スペースワールド』 |
関連記事:堺北花田阪急、2017年7月閉店
(新日鐵和歌山製鉄所堺地区社宅跡地再開発)

イオンスタイル碑文谷、12月18日開店-ダイエー碑文谷店跡、当面は下層階のみ

目黒区碑文谷に「イオンスタイル碑文谷」が12月16日にプレオープンし、18日にグランドオープンを迎える。
img_20161216_125120
イオンスタイル碑文谷。

ダイエー碑文谷店跡に出店

イオンスタイル碑文谷は、旧「ダイエー碑文谷店」の建物を改装したもの。
ダイエー碑文谷店は東京における旗艦店として1975年4月に開店。7階建てで売場面積は14,514㎡。現在は「ユナイテッド・アーバン投資法人」が保有しているが、当初は横井英樹氏(のちにオーナーである「ホテルニュージャパン」火災により逮捕)の所有で、ボウリング場「トーヨーボウル」とすべく建てられた建物であった。
目黒という立地もあり「日本で一番芸能人に会えるスーパーマーケット」とも噂され、日本を代表する大型総合スーパーとしてたびたびマスコミに登場。1998年には隣接して別館も開店した。
P1000436s
ダイエー碑文谷店。

41年間に亘ってダイエーの旗艦店として親しまれてきた碑文谷店であったが、ダイエーのイオングループ入りに伴い2016年5月5日に閉店。イオンの店舗とすべく改装・耐震補強工事が進められてきた。
IMG_20160505_52234-
ダイエー碑文谷店は5月5日に閉店した。

店内の雰囲気一新!

イオンスタイル碑文谷のキャッチフレーズは「創・装・奏」。12月16日にプレオープンしたのは1階から4階部分で、16日は朝から多くの人が詰めかけた。
館内は以前とは大きく変わり、什器に木を多く使うなど落ち着いた雰囲気。食品売場には近年のイオンの店舗でもお馴染みとなっているイオンリカーのインストアBar、輸入食品売場が登場。そのほか、イオンの食品売場、化粧品売場、衣料品・生活雑貨売場などが営業を開始した。
img_20161216_131058
目玉のひとつ、インストアBAR。
1階にはイートインも。

売場づくりにおいては、特に食品に力が入れられた。
館内では、1階は生鮮食品など、2階は調味料、銘店、酒、インストアBARなど、3階は化粧品、レディスアパレルなど、4階は調剤薬局、ホームファニシング、リビング、ダイニング、ヘルスケア、家電などを販売。
特に、食品やコスメでは対面販売が主体となっている売場も多く、百貨店にも引けを取らないような雰囲気となっている。
エスカレータやエレベータも更新されたほか、休憩用の椅子も各階に設置され、あらゆる世代が買い物しやすい店舗となった。
img_20161216_130134
かつての売場から大きく生まれ変わった。

また、ダイエー時代に好評であったオーガニックコスメの売場や、ダイエー直営牧場で飼育される高級牛「さつま姫牛」、銘菓・銘店など「碑文谷ならでは」の売場は拡大・充実が行われた。
img_20161216_131650
オーガニックコスメなどの販売も。

2017年春の全面開店めざす

5階から7階については、2017年春の開店を目指して改装が進められており、全面開店の際にはレストラン、大型書店、医療機関などの新規テナントも導入される予定だ。
別館についてはダイエー時代と同様にABCマート、自転車売場などが営業を行っている。
img_20161216_132424現在のフロア概要。5階以上は改装中。

ダイエー閉店から約半年。かつてのダイエー旗艦店は、新業態「イオンスタイル」の研究を続けてきたイオンの手によって大きく生まれ変わった。今後、再びダイエー時代のように、長年に亘って親しまれる「日本を代表する総合スーパー」となることができるか、イオンの実力が試される。
イオンリテールの賃貸契約期間は2036年までの20年間となっている。
img_20161216_130408
店頭ではWAONによるお出迎えも行われた。

外部リンク:「イオンスタイル碑文谷」店舗名称及び、ソフトオープン日について
関連記事:ダイエー碑文谷店、5月5日閉店-41年の歴史に幕
関連記事:ダイエー「旗艦店級」28店舗、3月1日からイオンに転換

ベスト電器福岡本店、2016年12月17日リニューアル-大手アニメショップなど出店、ツクモも増床

福岡県福岡市中央区天神のベスト電器旗艦店「ベスト電器福岡本店」がリニューアルを行い、2016年12月17日にグランドオープンを迎える。
p1080618
ベスト電器福岡本店。

大手アニメショップ「らしんばん」「メロンブックス」など出店

ベスト電器福岡本店は地下2階・地上11階建てで、売場面積7,953㎡。ベスト電器の旗艦店となっている。
今回の改装の目玉は漫画、アニメ、同人グッズなどを取扱う「メロンブックス」、「らしんばん」、「カードラボ」3店舗の出店だ。
メロンブックス福岡天神店」は9階に出店。メロンブックスは国内最大手の同人誌店で、新店舗はこれまでの福岡店(2001年開店)から売場面積を2倍、商品数を3倍に増やすことで九州最大規模の売場を目指す。
らしんばん福岡店」は8階に出店。らしんばんは漫画・アニメグッズの中古販売大手で、九州では北九州市、熊本市に大型店を出店しているほか、2015年12月にはイオンモール筑紫野(筑紫野市)に、2016年11月にモラージュ佐賀(佐賀市)に小型店を出店していたが、福岡市には初出店となった。
また、同階には2月3日にトレーディングカード(TCG)専門店「カードラボ」も出店する。このカードラボ出店予定地では、12月29日から1月7日までメロンブックスが催事営業をおこなう予定。

メロンブックス天神。

なお、メロンブックスが出店する9階は2009年まで鉄道模型やエアーガンなどを取扱う「ホビーショップ フカヤ」が出店。同店閉店後は、2016年夏までベスト電器の太陽光パネル・リフォーム・法人窓口フロアが営業していたが、電力買取価格削減による太陽光発電ブームの低迷もあり、売場を3階に縮小移転。また、らしんばんが出店する8階にはパソコン専門店「ツクモ福岡店」が営業していたが、7階への移転・増床に伴いフロアを閉鎖していた(後述)。
今回の新規テナントの導入に伴い、ベスト電器では直営フロアの一部改装も実施している。

パソコン専門店「ツクモ福岡店」も増床

8階から9階の新規テナント導入に先駆けて、ベスト電器8階にあったパソコン専門店「九十九電機」の九州1号店である「ツクモ福岡店」(2014年12月開店)も11月12日に移転・増床リニューアルしている。
今回の改装では店舗を7階に移転。ツクモが得意とするPCパーツ・中古商品の取扱い強化、仮想現実を体感できる「VRデバイス」の体験コーナーなど話題性の高い商品の取り扱いを増やした。

リニューアル記念イベントを実施

ベスト電器福岡本店では、12月17日から25日まで、ベスト電器と館内に出店する各テナント(画像参照)共同で「スタンプDEプレゼント」と題したスタンプラリーを開催。1,000円以上購入者を対象に特製クリアファイルの配布が行われる。
15220017_1260011357403117_8007110989274609655_n
記念イベントを実施する(ベスト電器・フェイスブックより)。

ベスト電器福岡本店・フロアガイド(リニューアル後)
  • 屋上:ヘリポート
  • 11階:天神ベストホール(アイドルグループ・LinQの本拠地)
  • 10階:イベントスペース(通常は閉鎖)
  • 9階:メロンブックス
  • 8階:らしんばんカードラボ・屋外テラス
  • 7階:ツクモ電機(自作パソコン・PCパーツなど)
  • 6階:ベスト電器(パソコン・周辺機器など)
  • 5階:ベスト電器(オーディオ・CDソフトなど)
  • 4階:ベスト電器(テレビ・デジカメなど)
  • 3階:ベスト電器(照明・太陽光発電など)
  • 2階:ベスト電器(調理家電など)
  • 1階:ベスト電器(携帯電話など)・みすゞ庵(蕎麦店)
  • 地階:マツモトキヨシベスト電器(美容家電)・地下街連絡通路
  • 地下2階:駐車場

外部リンク:ベスト電器 福岡本店
外部リンク:【福岡店】メロン福岡店移転オープン!「福岡天神店」に なりました ! | メロンブックス
外部リンク:【福岡天神2号店】熱いばい!!!福岡天神2号店決定! | メロンブックス
外部リンク:12月17日(土)らしんばん福岡天神店オープン!!その他 | らしんばん
外部リンク:福岡天神店|店舗情報|C-labo -カードラボ- 公式ホームページ
外部リンク:ツクモ福岡店 最新情報
外部リンク:公演情報|LinQ (LinQ・天神ベストホール)
関連記事:三菱地所、ホークスタウン跡に「MARK IS」出店へ
関連記事:HKT48劇場、西鉄福岡天神駅「西鉄ホール」に移転へ

ヤオコー、エイヴイを買収-250店体制目指すヤオコー、神奈川の店舗網強化

埼玉県を中心にスーパーマーケットを展開する地場有力食品スーパー「ヤオコー」(本社:埼玉県川越市)は、2017年4月に中堅食品スーパー「エイヴイ」(本社:神奈川県横須賀市)を完全子会社化する。
image
ヤオコー本社(中央左)のある川越駅前。

食生活提案型で支持集めるヤオコー、M&Aを本格的に開始

ヤオコーは1890年創業の「八百幸商店」を前身に持つ。店舗数は151店舗(2016年現在)。
食生活提案型スーパーマーケット」をコンセプトに掲げ、本拠地である埼玉県内では全店舗の半数を超える85店舗を展開するなど、圧倒的な支持を獲得している。
大手スーパー「ライフ」との業務提携・PB商品の共同開発を行っているものの、株式の多くを創業家の関係会社が保有するなど自社完結型の店舗網拡大戦略を続けてきたヤオコーであるが、「250店舗体制」「売上高5,000億円達成」を掲げ、従来手薄だった埼玉県外の店舗網拡大も目指していた。

ヤオコー手薄の神奈川県、エイヴイのグループ化で攻勢

ヤオコーは2010年に神奈川県1号店となる「ヤオコー相模原下九沢店」を出店以降、ダイエー平塚店跡地への大型店舗開設など神奈川県への新規出店を推し進めている。
現在、ヤオコーの神奈川県内の店舗数は6店舗であるが、エイヴイはヤオコーが店舗網を展開していなかった横須賀、茅ヶ崎、綾瀬、町田を中心に出店しているため、ヤオコーの既存店舗網を補完することができる。
YAOKO HIratsuka
 ダイエー平塚店跡地に開店した「ヤオコー平塚宮松町店」。

エイヴイはローコストオペレーションによる低価格戦略を掲げスーパーセンター(SuC)業態店舗も手掛けており、ヤオコーの経営手法とは一線を画すため、エイヴイの屋号・店舗モデルは買収後も当面存続すると考えられる。
 ヤオコーは目標として掲げる250店舗体制の構築に向けて、更なる競合他社買収による経営規模の拡大をおこなう可能性も考えられる。

外部リンク:株式会社エイヴイおよびエイヴイ開発株式会社の株式の取得(完全子会社化)に関するお知らせ
関連記事:オーケー新鮮市場、マルミヤストアが買収-事実上の救済合併
関連記事:マルキョウ、リテールパートナーズ(丸久・マルミヤストア)と経営統合へ
関連記事:「ユニー」と「ファミマ」、2016年中に経営統合へ

さいか屋川崎店跡、当面は低層の商業施設に

川崎駅前にあった百貨店「さいか屋川崎店」の跡地が、当面低層の小規模な商業施設として利用されることが分かった。
P1130097
さいか屋川崎店。

さいか屋川崎店、2017年夏に解体完了

さいか屋は1867年に創業した呉服店系百貨店。東証2部上場で、筆頭株主は京浜急行電鉄。現在は横須賀店(創業店舗)、藤沢店、町田ジョルナ店の3店舗が営業している。
さいか屋川崎店は1956年に開店、地上8階、地下1階、売場面積20,884㎡。川崎店の土地・建物は固定資産税や維持管理費などの軽減のため2009年に投資ファンドに売却されており、さいか屋は賃借入居して営業を続ける方針であった。しかし投資ファンドと条件が合わず、建物賃借を延長できずに2015年5月31日を以て閉店。現在は解体中となっている。
P1130245
東京・横浜の百貨店と比較して庶民的な雰囲気だった。

小規模な暫定活用で賑わい維持-再開発は五輪後か

さいか屋川崎店の解体は2017年夏ごろに終わる予定。
これまで解体後の具体的な再開発計画は発表されていなかったが、当面は大型再開発が決まるまで地権者などにより低層の小規模な商業施設として暫定活用されるという。
現在、首都圏では東京オリンピックや東日本大震災の復興需要などにより工事費の高騰が問題となっている。そのため、大規模な開発を急ぐよりは小規模な施設を建設し、賑わいを維持しつつ今後の大型開発をおこうための準備をすすめていくものと考えられる。
なお、川崎市は2015年に「川崎駅周辺総合整備計画改定案」を策定しており、さいか屋跡地やその周辺地域において建築制限が実施されている。それにより、パチンコ店、風俗店などの遊興施設や、一般住宅などの新規建設は行うことができなくなっている。

外部リンク:「川崎駅周辺総合整備計画改定(案)」について(川崎市)
関連記事:さいか屋川崎店、5月31日閉店-跡地未定のまま
関連記事:京急蒲田駅高架化・再開発ビル完成、「ウィングキッチン」「あすとウィズ」12月11日開業

イオンスタイルumie、2017年夏開店-ハーバーランドのイズミヤ跡に

新しい記事はこちら:イオンスタイルumie、7月14日開店-ハーバーランドの新たな核店舗

神戸駅前のショッピングセンター「神戸ハーバーランドumie」の新たな核店舗として総合スーパー「イオンスタイルumie」が2017年夏に出店する。
umie_kobeharborland1
神戸ハーバーランドUmie。

2013年よりイオンモールの管理となっていた

神戸ハーバーランドumieは1992年に「ダイエーハーバーランドシティ/Kou’s」、専門店街「モザイク」、百貨店「神戸阪急」がそれぞれ隣接する形で開店。
その後、ダイエーの経営難などで店舗が相次ぎ撤退、2006年には新たな核店舗として総合スーパーのイズミヤが出店しリニューアルしたものの、2012年には阪急百貨店が撤退。2013年からは全体がイオンモールの運営となりっており、3施設の名称を「Umie」に統一。その後、2016年7月には阪急阪神グループのイズミヤも撤退していた。
現在、ハーバーランドでは核店舗の撤退による集客力の低下からか、 一部時間帯で駐車料金を無料とするなどの活性化策をおこなっている。
ハーバーランドの詳しい歴史については前記事を参照
P1100737-
「Umie」館内。写真の左側がイズミヤだった。

「食」にこだわる新型店舗に

イオンスタイルumieのコンセプトは「AEON umie Dining ~楽しく、便利な「食」スタイル」を」。
イオンでは「港・神戸を代表するウォーターフロント「神戸ハーバーランド」のお客に応える 都市型のライフスタイルを提案する」としており、食にこだわる店舗となる模様。現在、都市部を中心に展開しているイオンリカーの「インストアBar」や輸入食品売場なども出店すると考えられる。
また、これに合わせ、ノースモールの大型専門店などが出店していた一部を専門店街へと改装、新たな店舗を導入する予定だ。

イオンモール神戸南との自社競合避けられず

イオンモールでは2017年6月ごろの開業を目指してハーバーランドの1kmほど南の中央市場駅前に「イオンモール神戸南」を建設中。
ハーバーランドとの競合は避けられず、今後、イオンモールがどのようにしてハーバーランドの舵取りをおこなっていくのかが注目される。
aeonmall_kobeminami_pr_160715_2イオンモール神戸南。(イオンモールHPより)

新しい記事はこちら:イオンスタイルumie、7月14日開店-ハーバーランドの新たな核店舗、食品売場は「関西最大級」

外部リンク:神戸ハーバーランドUmie
外部リンク:(仮称)イオンスタイルumieの出店について(PDF)
関連記事:
イオンモール神戸南、7月15日着工
関連記事:ダイエー神戸三宮店、2017年春「三宮オーパ2」に転換-ダイエーは3フロアで存続 

えきマチ1丁目上熊本、12月11日開業-JR上熊本駅に併設

JR上熊本駅に駅併設のショッピングセンター「えきマチ1丁目上熊本」が12月11日に開業した。
kamikuma1
えきマチ1丁目上熊本。

地域密着型の10店舗が出店

「えきマチ1丁目」はJR九州ビルマネジメントが運営する駅ビル・駅併設型の商業施設。JR東日本の「アトレ」とほぼ同業態にあたる。
えきマチ1丁目上熊本は2階建てで、延床面積は3,348㎡と「えきマチ」のなかでも比較的小規模なものとなる。
熊本の地場食品スーパー「イワサキエース」、JR九州グループの「ドラッグイレブン」、100円ショップ「キャンドゥ」を核店舗に、洋菓子店「スイス」、珍味・佃煮販売「古じょう庵」、自家製ハム・ソーセージ専門店「オーデンハムファクトリー」、学習塾、歯科、美容室、クリーニング店など10店舗が出店。一部テナントは2017年3月までに順次オープンする予定だ。

九州新幹線開通を契機に高架化、木造駅舎は一部保存

JR上熊本駅は1891年に開業。第五高等学校(現在の熊本大学)に赴任中の夏目漱石が利用していたことでも知られ、1913年に建てられた洋風の木造駅舎がシンボルであったが、九州新幹線の高架化に伴い2015年3月に高架化。その後、商業施設の工事などが進められていた。今回の商業施設完成に伴い、10年以上に亘った九州新幹線工事・高架化工事に伴う駅前(東口)整備はほぼ完了することになる。
(東口整備事業はほぼ完成を迎えるが、将来的には西口の整備が行われることになっている)
なお、かつての木造駅舎は熊本市電上熊本駅前電停の上屋として一部が保存されている。
rimg0092
新幹線工事中の旧駅舎。市電電停に移築された。

RIMG0107
熊本電鉄も乗り入れる。

えきマチ1丁目上熊本

熊本市西区上熊本二丁目18番1号
営業時間:8:00~22:00(一部異なる)
駐車場:159台

(イメージイラストはJR九州公式サイトより)
外部リンク:『えきマチ1丁目上熊本』オープン! | えきマチ1丁目
外部リンク:上熊本駅に 『えきマチ1丁目 上熊本』 がオープン!! – JR九州
関連記事:イオンタウン西熊本、11月11日増床・リニューアルオープン-西熊本駅前
関連記事:熊本地震、主な営業休止商業施設の状況

JR常磐線・相馬―浜吉田間、2016年12月10日運行再開-5年9ヶ月ぶり、東日本大震災で不通

東日本大震災の影響により不通となっていたJR常磐線相馬駅―浜吉田駅間が線路移設され、2016年12月10日に運転を再開した。
image-20-1
5年9ヶ月ぶりに運転を再開したJR常磐線相馬-浜吉田間。(山下駅)

内陸移設で約5年9ヶ月ぶりの運転再開

JR常磐線は上野駅(東京都台東区)と岩沼駅(宮城県岩沼市)を結ぶ全線343.1kmの路線。2011年3月に発生した東日本大震災の影響により一部区間が不通となっていたが、復旧工事の進展に伴い運転再開区間を徐々に広げている。
今回復旧したのは、相馬駅(福島県相馬市)-浜吉田駅(宮城県亘理町)間の約23.2kmで、この区間での運転再開は約5年9か月ぶり。当初は2017年中の復旧を目指して工事が進められていたが、早期の営業再開となった。
今回の復旧区間のうち、駒ヶ嶺駅-浜吉田駅間の約14.6kmは津波対策として線路を最大1キロほど内陸に移設。合わせて同区間内の新地駅(福島県新地町)、坂元駅(宮城県山元町)、山下駅(山元町)の3駅も内陸に移設されており、移設区間の約4割が高架区間となっている。

山下駅では始発列車が出発する午前5時40分すぎに出発式典が挙行されたほか、新地駅の開通記念式典には安倍総理大臣や震災時に列車の乗客の避難誘導にあたった警察官も出席した。

仙台駅との直通列車も復活、観光面にも期待

また、相馬駅-浜吉田駅間の運転再開に伴い、震災前まで運行されていた原ノ町駅(福島県南相馬市(旧・原町市)、相馬駅-原ノ町駅間は2011年12月に営業再開)と仙台駅を結ぶ直通列車も復活。
これまでの代行バス(相馬駅-亘理駅間)利用と比べて所要時間が大幅に短縮されたことにより、福島県相双地域(相馬市・南相馬市・双葉郡)と仙台都市圏間の人の流れが再び活発化しそうだ。
image-24
復活した原ノ町-仙台間の直通列車。(仙台駅)

内陸移設駅はいずれも「中心市街地」近くに移転
-開発進む各駅、山下駅前には地場ショッピングセンターも

もともと、新地町や山元町の中心市街地は従来の駅周辺ではなく、それよりも内陸にあった。そのため、今回の内陸側への線路・駅移設によって、両町の中心部に住む住民の利便性は大きく向上することになる。
両町では、今回の線路移設に合わせて新駅の駅前整備も行っており、山下駅前では地場スーパー「フレスコキクチ」、ドラッグストア「薬王堂」などが、坂元駅前ではコンビニエンスストア「ローソン」が新たに出店したほか、各駅周辺では仙台からの直通列車も走るとあって、復興住宅の整備やニュータウンの建設、公園の整備なども行われており、今後の町の発展にも大きな期待が寄せられる。
image-22-1
山下駅近くの高架区間を走る常磐線。
駅前には2016年10月に山元ショッピングセンターが開業。
旧駅よりも中心部に近いため、新たな街づくりが行われる。

2020年3月までに全線再開めざすJR常磐線

今回、相馬駅-浜吉田駅間が運転再開となったことにより、常磐線の宮城県内の不通区間は消滅した。
福島県内の常磐線は、2011年12月に相馬駅-原ノ町駅が、2016年7月に原ノ町駅-小高駅間が復旧するなど、徐々に運行再開区間を伸ばしてきた。
一方で、2016年12月現在も運休が続いている福島県内の竜田駅(楢葉町)-小高駅(南相馬市)間は、2020年3月までの全線再開を目指して工事が進められている。
このうち、浪江駅(浪江町)-小高駅は2017年3月までに、竜田駅-富岡駅(富岡町)は2017年12月末までに、そして福島第一原子力発電所と近接する富岡駅-浪江駅は2020年3月までにそれぞれ復旧する予定。常磐線は晴れて全線での営業再開を迎えることになる。
image-21
浪江方面に続く線路。(小高駅)

甚大な被害により、一時は全線の営業再開が危ぶまれたJR常磐線。
全線復旧に向けて、鉄路は着実に繋がりつつある。

関連記事:仙台空港、7月1日完全民営化-東急系の運営に
関連記事:イオンモールいわき小名浜、2016年8月着工-2018年夏開業目指す
関連記事:福島県双葉町商店街の「原子力広報ゲート」撤去開始

ミスターマックス越谷ショッピングセンター、2017年1月15日閉店-越谷駅前の大型店

東武伊勢崎線越谷駅前の「ミスターマックス越谷ショッピングセンター」が、2017年1月15日をもって閉店する。
kosigaya1
ミスターマックス越谷ショッピングセンター。
(画像はGooglemapより)

ヨーカドー跡に開業も僅か6年余りで撤退

ミスターマックス越谷ショッピングセンターは、2009年に閉店した「イトーヨーカドー越谷店」跡地を所有者の越谷ゴム工業が再開発し、2010年12月に開業。建物は越谷ゴム工業が所有しており、地階~1階の「ミスターマックス越谷店」を核として、100円ショップ「ダイソー」、手芸「トーカイ」、フードコートなどなど複数の専門店が出店している。建物は地下1階、地上3階建てで、売場面積は7,864㎡。なお、エスカレータではなくオートスロープが設置されていることも特徴となっている。
越谷駅前の新たな顔として期待されたが、2008年10月に開業した日本最大のショッピングセンター「イオンレイクタウン」や、2012年7月に越谷駅前に誕生した複合商業施設「越谷ツインシティ」(核はやはりイオン系のカスミ)などとの競争激化により、出店からわずか6年余りでの撤退となった。
ミスターマックス越谷店は同社で埼玉県唯一の店舗であり、近隣には系列店舗が存在しないため(最も近いのは茨城県の取手店)同社の知名度不足も広域集客を行えなかったことの一因であろう。
なお、ビルに出店する一部のテナントは1月16日以降も営業するほか、2017年春には新たな核店舗としてイオン系の食品スーパー「フードスクエアカスミ 越谷ランドマーク店(仮称)」の出店が予定されている。

外部リンク:MrMax越谷店
関連記事:東武ストア北坂戸店、11月30日閉店-ヨーカドーに続き駅前スーパー撤退
関連記事:大宮オーパ、2017年1月29日閉店