高島屋横浜店、2021年春増床リニューアル開業-「日本最大のデパ地下」に、明治屋も刷新

神奈川県横浜市西区の相鉄横浜駅にある百貨店「高島屋横浜店(横浜高島屋)」が、専門店街「相鉄ジョイナス」の一部まで増床し、「日本最大の食品フロア」を持つ百貨店として2021年春にグランドオープンする。
この増床に先駆けて、2020年5月には「明治屋」などがリニューアルし、先行開業している。

横浜高島屋・相鉄ジョイナス。

横浜高島屋「食品フロア」日本最大に、明治屋も改装

高島屋横浜店は1959年10月に開業、店舗面積は53,950㎡。建物は相鉄グループ「相鉄ビルマネジメント」が所有する。
今回の改装は「相鉄ジョイナス」地下1階に食料品フロアを段階的に拡大、約1700㎡増床するもの。
増床が完了する2021年春には、国内最大級となる約5000㎡のデパ地下(食品売場)となる。また、食品売場の店舗数は既存の約150店舗から約200店舗に増加する。

黄色部分が増床エリア、記号は2020年夏までに開業した店舗。
(高島屋ウェブサイトより)

増床部分の開業は2019年11月27日より段階的におこなわれており、2020年夏までに「小樽洋菓子舗ルタオ」を運営するケイシイシイが手掛ける新ブランドスイーツ店「グッドモーニングテーブル」(フロア図のK番)や、「パン好きをもっとパン好きに」をコンセプトに日替わりでパンが入れ替わるセレクトベーカリー「HEART HAT(ハート ハット)」(フロア図の5番)などが新たに営業を開始した。
また、2020年5月18日には地階の既存テナント「明治屋横浜西口ストアー」(フロア図のE番)がリニューアル開業し、新たに「冷凍食品(調理品)」「明治屋直輸入チーズ」が導入されたほか、販売するコーヒーの有料試飲ができる「Tea&Coffee Cellar」が設けられた。

明治屋横浜西口ストアーの改装イメージ。

今後は2020年内に相鉄ジョイナス部分の売場の段階的閉鎖がおこなわれるとともにジョイナスも一部を改装。高島屋の売場としてはスウィーツ・グローサリー、惣菜・パンの新ゾーンが順次増床開業していく予定で、2021年春にデパ地下全館がグランドオープンを迎える計画となっている。
横浜駅では6月に新たな駅ビル「JR横浜タワー」に「シァル(CIAL)」「ニュウマン(NEWoMan)」などが開業したばかりであり、それらと相乗効果が生まれるような構成となることが期待される。

高島屋横浜店

住所:神奈川県横浜市西区南幸1丁目6−31
地階の営業時間:10時~20時・21時

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