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三井住友銀行Olive LOUNGE 渋谷店、2024年5月27日開店-西武百貨店にSMBC新業態、TSUTAYA系ラウンジやOlive利用者向け無料スペースも

東京都渋谷区の西武渋谷店B館に、三井住友銀行(SMBC)の新業態「Olive LOUNGE 渋谷店」が2024年5月27日に開店する。

三井住友銀行の新業態

三井住友銀行Olive LOUNGE渋谷店は、2023年10月よりリニューアルを進めていた「三井住友銀行渋谷支店」を新装した店舗で、同行と三井住友カードが共同展開する金融サービス「Olive」を冠するコワーキングスペース・カフェ併設の新コンセプト店舗となる。

Olive LOUNGE.

CCCとの連携でラウンジ空間構築

Olive LOUNGE渋谷店1階には、従来同様の銀行窓口・ATM機能に加えて、シアトルスタイルのカフェ「スターバックス」を展開。
2階にはSMBCグループと提携関係にある「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC/TSUTAYA)」が展開するコワーキングスペース「SHARE LOUNGE」(有料)を展開。
地階には銀行貸金庫をリノベーションしたOlive利用者向け個室・ソファ席(無料)を展開することで「Oliveアカウントをご契約いただいている特典を感じられる空間」を提供するとしている。

銀行であり、オフィスであり、カフェである。

また、営業時間に関しても従来型店舗(9時~15時)と一線を画す長時間営業(7時~22時)を実施。金融に関するセミナーや社会的価値創造に向けたイベントを開催するなど、開放的な店舗づくりを打ち出す。

Olive LOUNGE.

Olive LOUNGE渋谷店

住所:東京都渋谷区宇田川町20-2
営業時間:7時~22時

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イオンスタイル八戸城下、2024年5月24日開店-青森県内初、本八戸駅近くのイオンタウンに

青森県八戸市の本八戸駅近くにあるイオン系近隣商圏型商業施設「イオンタウン八戸城下」に、イオン系大型食品スーパー「イオンスタイル八戸城下」が2024年4月24日に開店した。

本八戸駅近くのイオンタウン

イオンタウン八戸城下は、ジャスコ(現イオン)の近隣商圏型商業施設「八戸城下ショッピングセンター」として1997年6月に開業。2011年9月にイオンタウンが同施設を承継し、現在の施設名称となった。建物は平屋建で店舗面積は4,094㎡。
三陸はるか沖地震の影響で閉館したスケートリンク「GODOアイスパレス」跡地を再開発した施設として、イオン系食品スーパーを核に飲食・サービス系店舗を展開している。

東北初のイオンスタイルに

イオンスタイル八戸城下の前身である「マックスバリュ八戸城下店」は1997年6月に開店。建物は平屋建で店舗面積は2,755㎡。

イオンタウン八戸城下(同社公式より)

マックスバリュ八戸城下店は開店当初、ジャスコ(現イオン)の直営店であったが、1995年12月より同社地域子会社の青森ウエルマート(後のマックスバリュ東北)が県内で同業態を展開していたため、2001年10月20日に運営をマックスバリュ東北(現イオン東北)に移行していた。
その後、2024年5月6日より業態転換にともなう店内工事のため営業時間を短縮、5月22日午後6時をもって一時閉店していた。
イオンスタイル八戸城下は、青森初となる生活提案型業態「イオンスタイル」として「お買物がもっと楽しく、もっと便利に!」を掲げ、惣菜やインストアベーカリー、冷凍食品を拡充する。
近隣では2023年12月に同業のユニバースが新店舗を開店しており、イオンスタイルへの転換で集客力向上を図る狙いがあるとみられる。

イオンスタイル八戸城下

住所:青森県八戸市城下2丁目11
営業時間:24時間営業
※開店初日のみ午前9時開店

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ジャスコ下妻店、2024年5月25日26日復活-イオンモール下妻の核店舗、映画「下妻物語」上映20周年記念で

茨城県下妻市のイオンモール下妻に、総合スーパー「ジャスコ下妻店」が2024年5月25日と26日に限定復活する。

下妻市随一の大型店だった「ジャスコ」

ジャスコ下妻店は1979年6月に開店。開店当初はジャスコと資本業務提携関係にあった地場老舗百貨店「伊勢甚」傘下の総合スーパー「伊勢甚ジャスコ下妻店」であったが、1990年代に「新下妻ショッピングパーク」として現在地に移転する方針を決定。1997年11月に「ジャスコ新下妻店」(地上2階建/店舗面積約23,600㎡)として現在地に移転新装開店した。
その後、ジャスコ新下妻店は2011年3月の総合スーパー運営会社再編にあわせ、現在の「イオン下妻店」となった。
また、新下妻ショッピングパーク自体も、2008年10月の増床リニューアルを機に施設名を「イオン下妻ショッピングセンター」に改称、同年11月のモールブランド統一にあわせて施設名を現在の「イオンモール下妻」に改称した。

下妻物語上映20周年記念、ジャスコで逢いましょう

ジャスコ下妻店復活のきっかけとなった映画「下妻物語」は、嶽本野ばらによる原作小説をもとに中島哲也監督が2004年5月に映画化。深田恭子・土屋アンナ主演のもと、ヤンキーとロリータによる地方都市での物語を描いた内容となっている。
イオンモール下妻は、下妻物語上映20周年企画「ロリィタの聖地しもつま 下妻で生まれた奇跡、再び」を記念して、イオンモール下妻各所に「ジャスコ下妻店」を展開。

ジャスコ下妻店ロゴマーク。

様々なロリィタによる「ロリィタファッションショー」や下妻物語関係者による「嶽本野ばら先生・土屋アンナさんトークショー」、下妻物語やジャスコに関する「しもつまジャスコクイズ大会」といったショーコンテンツに加え、ロリィタファッション体験会や映画アイテムの展示、伊勢甚ジャスコ時代の人気店を再現したキッチンカー、「オリジナルジャスコトートバッグ」のプレゼントを打ち出す。

ロリィタの聖地しもつま告知。

(画像は同社公式より)
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青森板柳ショッピングセンター、2024年5月24日全面開業-いとく板柳店は増床移転、薬王堂との複合店舗に

青森県北津軽郡板柳町のJR五能線板柳駅近くに、地場大手食品スーパー「伊徳」(本社:秋田県大館市)と地場大手ドラッグストア「薬王堂」(本社:岩手県盛岡市/本店:岩手県紫波郡)による商業施設「青森板柳ショッピングセンター」が2024年5月24日に全面開業した。

板柳の食を28年にわたり支えた伊徳

青森板柳ショッピングセンターの前身となる「いとく板柳店」は1994年8月に開店。建物は平屋建で店舗面積は1,456㎡。
伊徳としては、青森県の郡部唯一の店舗であり、徒歩圏内の佐藤長(現青森トライアル)とともに地域の食を支える役割を担っていたが、2023年より「(仮称)板柳複合計画」として整備が進められてきた「新施設への増床移転のため、2024年5月1日をもって閉店していた。

いとく板柳店。(旧店舗)

薬王堂との複合商業施設に

青森板柳ショッピングセンターの建物は平屋建で店舗面積は約3,118㎡、駐車場台数は146台。
秋田地場大手食品スーパー「伊徳」(本社:秋田県大館市)と岩手地場大手ドラッグストア「薬王堂」(本社:岩手県盛岡市/本店:岩手県紫波郡)による共同開発案件として、北津軽郡内ではイオン東北の近隣商圏型商業施設「イオンタウン板柳ショッピングセンター」(2005年4月開業/店舗面積3,666㎡)に匹敵する施設となる。

いとく板柳店。(新店舗)

青森県産品・店内製造拡充

いとく板柳店新店舗のうち、青果売場ではカットフルーツ・カットサラダ、鮮魚売場では青森県産近海魚、精肉売場では「みちのく和牛」「米っこ桃豚」といったブランド牛豚、デリカ売場では青森県産素材商品(県産桜姫鶏・県産ホタテエキス入り若鶏旨塩唐揚げ・県産ごぼう入り豆腐ハンバーグ)や鉄板焼きコーナーを展開。インストアベーカリーを備えるなど、青森県産品と店内製造にこだわった店舗づくりを打ち出しており、隣接する薬王堂とともに集客力を従来以上に高めることになるとみられる。

いとく板柳店新店舗のフロアマップ。

青森板柳ショッピングセンター

住所:青森県北津軽郡板柳町大字三千石二潟7-1
営業時間:午前9時~午後10時
(いとく板柳店・薬王堂青森板柳SC店共通)

(画像は同社公式より)
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イズミゆめモール合志、2024年5月23日全面開業-熊本県内初の同社オープンモール、ゆめマートを核に

熊本県合志市の国道387号線沿いに、イズミの近隣商圏型ショッピングセンター「ゆめモール合志」が2024年5月23日午前9時に全面開業(グランドオープン)した。

熊本初の「ゆめモール」、4月に一部先行開業していた

ゆめモール合志は2024年4月25日に先行開業、建物は平屋建で敷地面積は約24,900㎡、店舗面積は約5,400㎡、延床面積は約6,700㎡。駐車場台数は約330台で駐輪場台数は約140台。
同施設は当初、2024年春の全館開業に向けて準備を進めていたが、施設の開発主体であったイズミがサイバー攻撃によるランサムウェア被害を受けたため、大多数の専門店を5月以降開店とする計画に変更していた。

ゆめモール合志。

ゆめマート核にグランドオープン

ゆめマート合志は、イズミとしては熊本県内初となるNSC(ネイバーフッドショッピングセンター)型オープンモール業態「ゆめモール」として、「通う場所」×「出会う場所」×「憩う場所」をキーワードに地域の生活拠点となる地域密着型モールを展開。

ゆめマート合志。

ゆめマート熊本(旧ゆうあいマート/店名:ニコニコドー)運営による大型食品スーパー「ゆめマート合志」を核に、ドラッグストア「マツモトキヨシ」やファストファッションストア「ファッションセンターしまむら」、100円ショップ「ダイソー」、味噌ラーメン店「麺場田所商店」、焼肉店「焼肉なべしま」、ファストフード「KFCケンタッキーフライドチキン」「モスバーガー」、地元合志市の五島手延うどん店「五島庵」など15店舗が入居する予定。(4月一部先行開業時点から1店舗追加

マツモトキヨシゆめモール合志店。

ゆめマート合志では「即食・簡便」強化

ゆめマート合志では、コンセプトに「まいにち、おいしい。まいにち、うれしい」を掲げ、青果売場では地元野菜や旬の果物、鮮魚売場では対面販売コーナーによる調理・料理方法相談への対応、精肉売場では熊本県産豚肉・鶏肉を始めとする加工品や即食商品・ローストビーフを打ち出す。

ゆめマート合志青果売場。

また、惣菜売場では即食・簡便ニーズの高まりを意識し、午前・午後のピークにあわせた店内調理の出来たて・作りたて商品を強化。ベーカリーも展開するなど「地域のお客さまが笑顔になるお店づくりを目指して、「健幸都市こうし」を「食」でサポート」するとしている。

ゆめマート合志惣菜売場。

ゆめモール合志

住所:熊本県合志市合生字小池 4241-1 ほか 
営業時間:午前9時~午後10時(ゆめマート合志)

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ダブルツリーbyヒルトン大阪城、2024年5月23日開業-テレビ大阪は5月13日移転開局、日本経済新聞大阪本社跡地に

大阪市中央区大手前の大和ハウス工業・日本経済新聞系複合再開発施設「大阪・大手前一丁目プロジェクト(ダブルツリーbyヒルトン大阪城)」が、2024年5月23日に全面開業した。

日経大阪ビル跡地、21階建の複合施設に

大阪・大手前一丁目プロジェクトは、日本経済新聞大阪本社ビル建替再開発によるもので、建物は地上21階建、敷地面積は約4,372㎡、建築面積は2,760㎡、延床面積は38,809㎡。
全国紙「日本経済新聞」と大手不動産ディベロッパー「大和ハウス工業」による共同開発案件として、1~4階を日経が、6~21階を大和ハウスが区分所有する。

大阪・大手前一丁目プロジェクト。

外観デザインコンセプトを「和模様」に定め、隣接する大阪城の白壁や石垣、日本古来の市松模様など日本的な要素を取り入れるなど、大阪城公園や旧大阪砲兵工廠化学分析場といった歴史建築が残る周辺環境との調和、回遊性向上、防災面考慮を図った。

低層階のテレビ大阪は5月13日移転開局

施設低層階には日本経済新聞と資本関係にあるテレビ東京系準キー局「テレビ大阪」が本社・スタジオ・演奏所を構える。
1階にはイベントホール、5階には天神祭を生中継可能なオープンスペースを設けており、開局以来同社の名物番組となっている天神祭特番で活かされることとなりそうだ。

高層階のヒルトン系ホテルは5月23日全面開業

施設高層階には、大和ハウスグループと提携関係にあるヒルトンブランド「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」が宿泊フロアを構える。

ダブルツリーbyヒルトン大阪城のロビー。

ダブルツリーはヒルトンが「フルサービス型」と位置付ける業態で、国内7施設目、関西では3施設目、大阪府内では初となる。
同施設では近年主流となっている宿泊特化型とは異なり、料飲施設(レストラン・ラウンジ&バー)やフィットネス施設(屋内プール)、宴会・会議室、館内ショップなど幅広い機能を導入。

ダブルツリーbyヒルトン大阪城のエグゼクティブ・ラウンジ。

2024年1月18日より宿泊予約を受付開始、4月1日よりレストラン予約を受付開始、5月1日より段階的に開業(ソフトオープン)し、このたび全面開業(グランドオープン)することとなった。

テレビ大阪/ダブルツリーbyヒルトン大阪城

住所:大阪府大阪市中央区大手前1丁目1-1

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ekieザッカマルシェ、2024年秋新装開業-広島初「成城石井」食品核に増床リニューアル、新駅ビルと一体化

広島県広島市南区のJR広島駅ビル「ekieザッカマルシェ」が2024年秋(9月下旬~10月上旬)を目処に増床リニューアルする。

ekie第1期開業エリアだった「ザッカマルシェ」

ekieは2017年10月に開業。店舗面積は約9,000㎡(第1期線路上空エリア:約1,700㎡/第2期高架下エリア:約7,300㎡)。
開発コンセプトに「広島の新しい目抜き通り」を掲げ、線路上空エリア「ザッカマルシェ」には、西日本初となる三越伊勢丹のコスメセレクトショップ「ISETAN MiRROR Make & Cosmetics(イセタンミラー)」を始め、中四国初の「Lindt(リンツ ショコラカフェ&ブティック)」や文具雑貨店「Smith(スミス)」、セレクトショップ旗艦店「URBAN RESEARCH Store」やライフスタイルストア「PLAZA」など22店舗が入居していた。(2024年5月現在は19店舗/店舗面積1,482㎡)

ekieザッカマルシェ。

新駅ビル開業にあわせて増床リニューアル

ekieザッカマルシェ新装開業は、2025年春開業予定の「広島駅新駅ビル」整備にあわせたもので、新施設との線路上空部分(約674㎡)を活用し増床リニューアルする。店舗面積は約1,482㎡。増床リニューアル約674㎡
増床部分には広島初となる高品質食品スーパー「成城石井」を核に、中四国初となるコスメ・フレグランス「CHANEL FRAGRANCE & BEAUTY(直営店)」「BAUM」「MUCHA」「SuiSavon-首里石鹸-」といった7店舗が新たに入居。新駅ビルと接続し、フロアがシームレスに繋がるとしている。

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G-7ホールディングス、ボン・サンテを2024年7月1日買収-神戸物産系業務スーパーFC最大手、全国200店舗達成

業務スーパーFC最大手「G-7ホールディングス」(本社:神戸市須磨区)は、事業持株会社「エルアイイーエイチ(LIEH)」(本社:東京都中央区)から業務スーパーFC「ボン・サンテ」(本社:東京都葛飾区)を2024年7月1日付で完全子会社化する方針を5月14日に発表した。

業務スーパー最大手「G-7」、首都圏で事業拡大

G-7ホールディングス(G-7 グループ)は1975年10月に創業。
同社は長らく、関西での自動車用品専門店「オートバックス」FC展開を主力としていたが、2002年4月の神戸物産系食品ディスカウント「業務スーパー」FC展開を機に多角化。2020年4月から2022年4月にかけて、PPIHから旧ユニー系都市型食品スーパー「miniピアゴ(現リコス)」を段階的に買収するなど、首都圏での事業拡大を打ち出していた。

G-7スーパーマート運営の業務スーパー。

首都圏業務スーパーFC大手、G-7傘下に

ボン・サンテは1969年4月に酒販店として創業。2005年6月にアルミダイカスト大手「東理ホールティングス(現LIEH)」完全子会社となった。2021年4月には神奈川県川崎市の食肉卸「エルモアミート」を完全子会社化し、2022年5月に食肉事業部として吸収合併するなど、生鮮3品(青果・水産・食肉)を自社グループで展開可能な体制を構築。2024年5月現在は業務スーパーを首都圏1都3県に15店舗を展開する。

ボン・サンテ運営の業務スーパーもG-7グループとなる。

G-7HDによるボン・サンテの買収は「首都圏における業務スーパー事業において多くのシナジー効果が期待できること」によるもので、食肉事業(旧エルモアミート)を除く全事業(業務スーパー事業)を取得する予定。
今回の買収により、G-7HD傘下の業務スーパーは207店舗(G-7スーパーマート192店舗/ボン・サンテ15店舗)となる。

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帝国ホテル東京タワー館、2024年6月30日閉館-本館は2030年度閉館、再開発へ

東京都千代田区の有楽町駅近くにある老舗ホテル「帝国ホテル東京タワー館」(帝国ホテル東京 インペリアルタワー)が、2024年6月30日に閉館する。

帝国ホテル東京タワー館。

帝国ホテル再開発、いよいよ始動

帝国ホテル東京タワー館(帝国ホテル東京 インペリアルタワー)は帝国ホテル東京の別館として1983年に開業。宿泊機能のみならず、大型オフィスを備えた複合ビルだった。
閉館は再開発のため。すでにオフィス部分と客室、バーラウンジなどは撤退・閉鎖されており、5月時点は建物のなかの一部飲食店などが営業を続けていた。

全街区の再開発は2036年度完成予定

帝国ホテルは、1970年に竣工した帝国ホテル東京本館についても再開発計画を発表している。
今後、本館は2030年度まで営業を続けたのち、内幸町一丁目街区全体の再開発がおこなわれる予定だ。

帝国ホテル・内幸町一丁目街区の再開発イメージ。(ニュースリリースより)

内幸町一丁目街区の再開発は帝国ホテルの周辺エリアも含めるかたちで、今後2036年度ごろの完成をめざして工事が進められる計画となっている。

帝国ホテル・内幸町一丁目街区の再開発スケジュール。(ニュースリリースより)

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ふじアシル砂川店、2024年5月22日閉店-アイヌ語冠した旧ふじ旗艦店、道北アークスのアシル業態は1店舗のみに

北海道砂川市の国道12号線沿いにある道内流通大手「アークスグループ」系総合スーパー「スーパーチェーンふじアシル砂川店(ASIRUすながわ)」が、業態転換にともなう大規模改修工事のため、2024年5月22日午後5時をもって閉店する。

ふじの旗艦店として誕生

アシル砂川は1998年に開業。建物は平屋建で店舗面積は3,959㎡。中道リースが所有する。
開業当初は、道北地場大手「ふじ(現道北アークス)」砂川市内初の店舗として、直営総合スーパーを核にドラッグストア「サッポロドラッグストア(サツドラ)」や北海道地場大手玩具店「おもちゃのポプラ館」といった専門店を展開。
アシル砂川は運営会社の再編や専門店「ダイソー」「ゲオ」の入替えを経て、2024年5月時点まで市内最大のショッピングセンターとしての地位を確立していた。

アシル砂川。

新しい「アシル」、新しい「アークス」に

都商研による道北アークス(旧ふじ)幹部への取材によると「アシルはアイヌ語で新しい」に由来する施設名であり、核店舗のふじアシル砂川店は近隣の同社系公設民営食品スーパー「Daマルシェ」への弁当惣菜ベーカリー供給拠点としての役割を担う重要な店舗であった。
ふじアシル砂川店は2024年5月23日から大規模改修工事を実施し、6月1日に同社の主力業態「スーパーアークス砂川店」として新装開店する予定となっている。

アシルは奈井江1店舗のみに

アシル砂川の業態転換により、同業態は空知郡奈井江町の「アシルマート奈井江店」1店舗のみとなる。

スーパーチェーンふじアシルマート奈井江店。

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