むつ松木屋、2021年10月22日リニューアル開業-まちづくり会社が改修、さとちょう核に飲食店も

休業していた青森県むつ市の大畑線田名部駅跡前にある商業ビル「むつ松木屋」が、2021年10月22日にリニューアルオープンする。

新装なった「むつ松木屋」(田名部まちづくりHPより)。

2021年で創業100年の「松木屋」、12月より休業していた

百貨店「松木屋」は1921年に青森市で創業。一時は西武百貨店と提携関係にあったが、2003年に経営破綻した。
むつ松木屋は1968年に開店。2000年からは「株式会社むつ松木屋」の運営となっていたため松木屋の経営破綻後も営業を続けていた。
建物は1階から5階までだが、近年は1階と2階のみで営業。むつ松木屋は地場大手スーパー「さとちょう(佐藤長)」と提携関係となり、2012年には1階の食品売場に「さとちょう」が出店していた。
しかし、建物の老朽化にともなう耐震性不足や防災面の不備により、2020年12月31日より休業していた。

まちづくり会社が主体となって改修

むつ松木屋の改装は第三セクターのまちづくり会社「田名部まちづくり株式会社」が主体となって手掛けたもので、国交省の「まちなかウォーカブル推進事業補助金」「民間都市開発推進機構の融資」「ふるさと融資」を活用しておこなわれた。
同社は同様にして近隣にあるバスターミナルなどの改修も進めている。

「田名部まちづくり」の事業計画より。

営業は1階のみ-さとちょうと飲食店が出店

改装後のむつ松木屋の営業フロアは1階のみ。建物の1階はガラス張りとなり明るい雰囲気となった。
1階には核店舗のスーパーマーケット「生鮮活祭さとちょう むつ松木屋店」が営業を再開するほか、さとちょう系列のレストラン「エピック」が新たに出店する。
なお、休業前に1階に出店していたそば店はさとちょうむつ中央店に移転しており、4月から営業を再開している。
(追記:エピックでもそばを食べることができる)

「レストランエピック」。
(むつ市都市計画公式アカウントより)

また、店舗前にバス停があることから、来街者やバス待合者が利用できるベンチなども設置するとしており、松木屋のリニューアルによって街の新たなにぎわいとコミュニティの創出を図るとしている。
さとちょうは、10月22日から25日までリニューアルオープンを記念セールを開催するとしている。
(画像は「田名部まちづくり」HPより)

むつ松木屋・さとちょう

住所:青森県むつ市柳町1丁目8−8
営業時間:09:00 〜 20:00(さとちょう)

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