三春屋百貨店、2019年11月からやまきの運営に-中合、福島県内のみに

イオン傘下(ダイエーの子会社)である百貨店「中合」(福島市)が運営する青森県八戸市の百貨店「三春屋」が、2019年11月から不動産会社・商業コンサルタント「やまき」(東京都港区)に経営譲渡される。

三春屋百貨店。

三春屋百貨店、やまきに売却・譲渡

三春屋は1953年3月に開業。1985年にダイエーの傘下となった。現在の売場面積は15,584㎡。徒歩圏にあるさくら野百貨店八戸店とともに、永年に亘って八戸市の中心商業地の核となってきた。
やまきは「ミナーラ」(旧・奈良そごう)、「アルピコプラザ」(旧・イトーヨーカドーアリオ松本店)、「いせはらcoma」(旧・東急ストア伊勢原店)や「ラクーン沼津」(旧・沼津西武)、「エキータ」(旧・イトーヨーカドー前橋店)、下館スピカビル(旧・下館サティ)、「アクア木更津」(旧・木更津そごう)などといった商業施設の再生・再活用を手がけているが、百貨店自体を運営するのは初となる。

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ダイエーグループは経営規模拡大とともに東日本各地の百貨店を
傘下に収め、2005年までにそれらを「中合」の運営に一本化したものの、今回の経営譲渡により、中合が運営する百貨店は中合福島本店、中合会津サテライト店の2店舗のみとなる。

中合福島店。

中合は福島本店の再開発を控えており、今後の動きが注目される。

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