青森板柳ショッピングセンター、2024年5月24日全面開業-いとく板柳店は増床移転、薬王堂との複合店舗に

青森県北津軽郡板柳町のJR五能線板柳駅近くに、地場大手食品スーパー「伊徳」(本社:秋田県大館市)と地場大手ドラッグストア「薬王堂」(本社:岩手県盛岡市/本店:岩手県紫波郡)による商業施設「青森板柳ショッピングセンター」が2024年5月24日に全面開業した。

板柳の食を28年にわたり支えた伊徳

青森板柳ショッピングセンターの前身となる「いとく板柳店」は1994年8月に開店。建物は平屋建で店舗面積は1,456㎡。
伊徳としては、青森県の郡部唯一の店舗であり、徒歩圏内の佐藤長(現青森トライアル)とともに地域の食を支える役割を担っていたが、2023年より「(仮称)板柳複合計画」として整備が進められてきた「新施設への増床移転のため、2024年5月1日をもって閉店していた。

いとく板柳店。(旧店舗)

薬王堂との複合商業施設に

青森板柳ショッピングセンターの建物は平屋建で店舗面積は約3,118㎡、駐車場台数は146台。
秋田地場大手食品スーパー「伊徳」(本社:秋田県大館市)と岩手地場大手ドラッグストア「薬王堂」(本社:岩手県盛岡市/本店:岩手県紫波郡)による共同開発案件として、北津軽郡内ではイオン東北の近隣商圏型商業施設「イオンタウン板柳ショッピングセンター」(2005年4月開業/店舗面積3,666㎡)に匹敵する施設となる。

いとく板柳店。(新店舗)

青森県産品・店内製造拡充

いとく板柳店新店舗のうち、青果売場ではカットフルーツ・カットサラダ、鮮魚売場では青森県産近海魚、精肉売場では「みちのく和牛」「米っこ桃豚」といったブランド牛豚、デリカ売場では青森県産素材商品(県産桜姫鶏・県産ホタテエキス入り若鶏旨塩唐揚げ・県産ごぼう入り豆腐ハンバーグ)や鉄板焼きコーナーを展開。インストアベーカリーを備えるなど、青森県産品と店内製造にこだわった店舗づくりを打ち出しており、隣接する薬王堂とともに集客力を従来以上に高めることになるとみられる。

いとく板柳店新店舗のフロアマップ。

青森板柳ショッピングセンター

住所:青森県北津軽郡板柳町大字三千石二潟7-1
営業時間:午前9時~午後10時
(いとく板柳店・薬王堂青森板柳SC店共通)

(画像は同社公式より)
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