有楽町ビル・新有楽町ビル、2023年10月31日閉館-三菱地所「丸ノ内NEXTステージ」再開発へ

東京都千代田区の有楽町駅前・日比谷駅前にある三菱地所の複合ビル「有楽町ビルヂング」「新有楽町ビルヂング」が、2023年10月31日に閉館する。

有楽町ビル(左)と新有楽町ビル(右)。

有楽町駅前のランドマーク、約60年近い歴史に幕

有楽町ビルは1966年5月竣工。
映画館「スバル座」「オリオン座」などの跡地だった。
建物は地下5階、地上11階建て。下層階は商業施設、高層階はオフィスビルとなっている。

両ビルとも下層階は商業施設となっている。(新有楽町ビル)。

新有楽町ビルは1967年1月から1969年6月にかけて竣工。
こちらは「毎日館」(毎日新聞本社)、「丸ノ内日活」や「農協会館などの跡地で、毎日館跡はのちに「ラジオ東京」(現・TBS)が赤坂に移転するまでスタジオを設けていた。
建物は地下4階、地上14階建て、丸の内仲通り側の棟は他の建物とファザードを合わせるため9階建て。有楽町ビルと同じく下層階は商業施設、高層階はオフィスビルとなっている。

三菱地所「ネクストステージ」再開発へ

閉館は三菱地所による「有楽町ビルヂング」「新有楽町ビルヂング」建て替え・再開発計画のため。テナントの多くは10月中までに退去・移転している。
同社は今回の再開発を含む丸の内地区の新たな街づくりを「丸の内 NEXTステージ」と位置付けており、「人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を目指す」としている。
一方で、新たな建物の規模など、開発の詳細については発表されていない。
有楽町ビルヂング・新有楽町ビルヂングの周辺では、帝国劇場、帝国ホテル、読売開館(そごう→ビックカメラ)など様々なエリアで再開発計画が立ち上がっており、10年後には多くの建物が現在と違う顔を見せることとなる。

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