カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

イオン天王町ショッピングセンター、2022年10月18日開業-ニチイ・サティ跡、「体験型ライフスタイル旗艦店」に

神奈川県横浜市保土ヶ谷区の相鉄星川駅・天王町駅近くに、ショッピングセンター「イオン天王町ショッピングセンター」が、2022年10月14日にプレオープン、10月18日にグランドオープンする。

イオン天王町。

星川の旧ニチイ→サティ、老朽化で建て替えていた

イオン天王町ショッピングセンター・イオンスタイル天王町の前身である「イオン天王町店」は1977年11月に「ニチイ天王町ショッピングデパート」(ニチイ天王町店)として開店。1992年にマイカルグループの生活百貨店「天王町サティ」に業態転換し、2011年にマイカルがイオンに経営統合されたことに伴い現在の店名となった。店舗面積は15,951㎡だった。

イオン天王町店。(撮影:浅葱さん)

しかし、老朽化による耐震性不足のため2020年2月に一旦閉店。建物の建て替えが進められていた。

旧店舗より約3割「規模拡大」

イオン天王町ショッピングセンターは「体験型ライフスタイル店舗の旗艦店」としてコンセプトに「生活者起点で地域とつながる普段使いの体験拠点」を掲げる。
売場は1階から3階(屋上・地階は駐車場)、店舗面積は約20,185㎡で、3キロ圏の約35万人を商圏人口とする。
イオンリテールの直営売場は総合スーパー「イオンスタイル天王町」となる。

イオンスタイル天王町。

3フロアに約40店舗が出店

1階は「フード & ウエルネスフロア」。
生鮮食品や冷凍食品売場をはじめとする地域最大級の食品フロアと「イオンリカー」や食のセレクトショップ「カフェランテ」、レストラン、カフェ、毎日の美と健康づくりをサポートする「グラムビューティーク」など、食品や日用品など生活必需品がワンストップで揃える。
また、コロナ禍対策としてネットスーパーも拡充、イオンスタイルで初めてネットショッピングの受け取り専用コーナー「OMO専用スペース」を導入する。
2023年度からは旧店で実施していた食品の移動販売もおこなう予定としている。

イオン1階に設けられる地域最大の冷凍食品売場。

専門店としては、スターバックス餃子の王将スシローミスタードーナツなどが出店。調剤ロボットを用いた調剤をおこなうイオン薬局も併設される。

2階は「ライフスタイルファッション &カルチャーフロア
家族との快適なおうち時間をサポートする「ホームコーディ」をはじめとする、普段使いのちょっとしたおしゃれを提案するライフスタイルファッションとカルチャーのフロアとする。
また、八千代緑が丘店などで展開しているモバイル・家電・リフォームを融合した直営の「スマートライフコーナー」を設ける。

イオン2階のスマートライフコーナー。

専門店としては、ユニクロ無印良品3COINS+plusPETEMO未来屋書店などが出店。PETEMOにはペットホテルも備える。

未来屋書店。

3階は「キッズ & ファミリー & スポーツフロア
地域一番のキッズゾーンとフードコートを備えた大規模なファミリーゾーンと、カジュアルファッション、ライフスタイルスポーツゾーンなど、働く子育て世代の日常から非日常までを支えるフロアとする。

イオン3階のキッズリパブリック。

ここには、イオンリテールのスポーツ衣料ブランド「スポージアム」とマシンジム「3FIT」、グループで靴販売を担うジーフットが展開するスポーツ・アウトドアシューズの3要素が連携した売場を全国初展開する。

イオンのスポーツブランド複合売場。

専門店としては、コーナンのアウトドア店であるキャンプデポダイソー大戸屋KFCなどが出店するほか、クリニックモール、テラスがある約500席の大型フードコート「かるがもキッチン」も設けられている。

イオン天王町ショッピングセンター/ イオンスタイル天王町

住所 : 神奈川県横浜市保土ケ谷区川辺町3-5
営業時間 :(イオンスタイル)
食品:8時~22時半/衣料・暮らしの品:9時~22時

関連記事:ライブゲート瀬谷・イオンスタイル横浜瀬谷、2021年9月22日開店-相鉄瀬谷駅前再開発、イオンとミニストップ同居
関連記事:サミットストア上星川店、2020年2月22日開店-相鉄上星川駅近く、トノックス跡地に
関連記事:イオン天王町店、2020年2月9月閉店-旧・マイカル天王町サティ、2022年に再出店目指す
関連記事:イオンフードスタイル三ツ境店、2019年7月下旬開店-ダイエー三ツ境店を業態転換
関連記事:三ツ境ライフ、2018年11月22日リニューアル開業-瀬谷区初のスタバも

マックスバリュ坂田店、2022年10月14日新装開店-てだこ浦西駅近くの旧プリマート、区画整理地区の核として増床移転

沖縄県浦添市の沖縄都市モノレール(ゆいレール)てだこ浦西駅近く、沖縄県沖縄県中頭郡西原西地区土地区画整理事業地内に、イオン琉球の大型食品スーパー「マックスバリュ坂田店」が2022年10月14日午前9時に開店する。

旧プリマートの大型店、38年の歴史に一旦幕おろしていた

マックスバリュ坂田店は、1984年12月に沖縄流通大手の商業施設「プリマート坂田ショッピングセンター」として開業。1999年8月のイオングループ運営会社再編にともない、2002年に現在の店名となった。建物は地上3階建で営業フロアは1~2階、店舗面積は1,418㎡。

マックスバリュ坂田店。
(旧プリマート坂田ショッピングセンター)

プリマート坂田ショッピングセンターの開業当初は、同社旗艦店(一日橋ショッピングセンター)に匹敵する大型総合スーパーであり、マックスバリュへの転換及び減床リニューアル後も地場大手衣料スーパー「マルエー(旧プリマート衣料部/現沖縄三喜マルエー)」を始め複数の専門店が営業したが、「西原西地区土地区画整理事業」などによる建替えのため、2022年9月15日をもって閉店していた。
閉店時にはプリマート・琉球ジャスコ時代のCM放映や記念パネルの展示、大々的な記念式典開催もあり、38年の歴史をもつ旧プリマート主力店に相応しい幕引きとなった。

旧店舗から1.3倍に増床、専門店も再出店

新店舗の建物は平屋建で敷地面積は約6,000㎡、店舗面積は約2,048㎡。
核店舗となるマックスバリュでは売場面積を従来比約1.3倍に拡大し、生鮮部門ではカット野菜・ファストフィッシュ・ファストミート・チルド惣菜といった時短・簡便商品を拡充。惣菜部門では高校・大学隣接という立地特性を活かした「バラエティ豊富なおにぎり(オリジナル手巻おにぎり・ポーク玉子おにぎりなど)」の拡充、「鉄板焼きコーナー」の新規導入を打ち出す。
また、贈答用銘店を6ブランド展開。イートインスペース(無料Wi-Fi導入)は「地域コミュニティの場」として多目的に利用可能とする。
専門店棟には旧店舗時代から引続き100円ショップ「ダイソー」やファストフード店「KFCケンタッキーフライドチキン」、カット&カラー専門店「powerd by なないろ」、24時間利用可能なATM「イオン銀行ATM」、「オートフィート」が出店するなど、プリマート時代から引続き地域を代表するショッピングセンターとしての役割を担うこととなる。

マックスバリュ坂田店。(新店舗のイメージ)

新装開店当日の10月14日午前8時30分からは開店式典も開催予定。開店式典にはイオン琉球鯉渕豊太郎代表や西原町崎原盛秀町長を始めとする関係者が参加を表明しており、マーチングバンド世界コンクールでの優勝経験もある沖縄県立西原高校マーチングバンド部による演奏や記念撮影、テープカット、かるかんプレゼントも行われるなど、沖縄大手流通グループの新装開店に相応しい幕開けとなりそうだ。

てだこ浦西駅のイオンスタイルは開業延期に

イオン琉球はマックスバリュ坂田店に加え、至近距離のてだこ浦西駅前にショッピングセンター「イオンスタイル浦西」を2022年春に開業する方針を示していたが、浦西に関しては開業時期の延期と規模縮小を検討しており、2022年10月現時点では着工に至っていない。

マックスバリュ坂田店

住所:沖縄県中頭郡西原西地区土地区画整理事業地内28街区1
営業時間:24時間営業

関連記事:ザ・ビッグエクスプレスもとぶ店、2022年4月23日移転再開店-国頭郡最大のショッピングセンター、大規模増床
関連記事:牧志公設市場衣料部・雑貨部、2022年2月28日閉鎖-71年の歴史に幕、再開発の新市場は2023年に開業延期
関連記事:フレッシュプラザユニオン古島店、2020年4月29日開店-アクロスプラザ古島駅前のリウボウストア旗艦店跡に
関連記事:イーアス沖縄豊崎、2020年6月19日開業-あしびなー近く、水族館やBBQ施設も
関連記事:ドン・キホーテ那覇壺川店、2020年3月6日開店-直営フードコート併設、東急ステイ沖縄那覇との複合店舗に
関連記事:琉球王国市場、2019年9月7日閉館-旧・沖縄三越、「国際通りのれん街」として再生めざす
関連記事:サンエー浦添西海岸パルコシティ、2019年6月27日開業-パルコ、「郊外型」で沖縄初出店
関連記事:第一牧志公設市場、2019年6月16日閉鎖-再開発で、2022年に「新市場」完成

静鉄ストアKITE-GO音羽町店、2022年10月13日開店-都市型スーパー新業態1号店、年内に駒形店・安東一丁目店も

静岡県静岡市葵区音羽町の静鉄鉄道静岡清水線(静鉄電車)音羽町駅前、静岡市葵区末広町に静鉄ストアの都市型食品スーパー「KITE-GO音羽町店」が2022年10月13日に開店する。

静鉄ストアの都市型新業態は音羽町駅前に

静鉄ストアKITE-GO音羽町店の売場面積は181.95㎡。
KITE-GOは、静岡県で親しい間柄に対して使う「きてごらん」を意味する「きてご」に、英字で「KITE(来て)」「GO(ゴー)」2つの意味をかけあわせた造語で、コンセプトに「近くて便利」「お求めやすい価格」「ニーズに合った品揃え」を掲げた同社の都市型食品スーパー新業態となる。
KITE-GO1号店となる音羽町店では、駅利用者や単身者向けの好立地長時間営業や曜日ごとに異なる割引企画「曜日市」の開催に加え、自社が新たなPB(プライドブランド)として位置づける「富士山グルメディッシュ」や一部ホットデリカのセルフ型販売を打ち出す。
また、店舗玄関そばにはシズオカミートのプロスペックミート「The Oniku」を購入可能な自動販売機「To GO! 24HRS MEAT SERVICE」や富士山グルメディッシュのミールキット・有名飲食店コラボ商品を購入可能な自動販売機2台を併設。
静鉄グループ自社カード「しずてつカードLuLuCa」を始め各種クレジットカードにも対応するなど、美味しさ・楽しさがつまった新しいミニスーパーをめざすとしている。

静鉄ストアKITE-GO音羽町店。

静鉄ストアは2022年11月を目処に「KITE-GO駒形店」、2022年内に「KITE-GO安東一丁目店」を開店するとしており、静岡県中心部に都市型食品スーパーが広がることとなる。

KITE-GO音羽町店

住所:静岡県静岡市葵区音羽町21番20号
営業時間:10時~21時

関連記事:アルティエ、2022年2月25日開業-静活プラザボウル跡地、1年ぶり「セガ」復活やホログラムシアターも
関連記事:静岡マルイ、2021年3月閉店-静岡モディは営業継続
関連記事:戸田書店静岡本店、2020年7月26日閉店-静岡最大の書店、葵タワーの核店舗
関連記事:プラザアピア静岡、2020年5月28日建替リニューアル開業-マルハン旗艦店、ショッピングセンター併設に
関連記事:アネックス静岡伊勢丹、2020年2月16日閉店

食品館アプロプラス箕面店、2022年10月6日開店-旧サンピア粟生、カノーのEDLP新業態に

大阪府箕面市粟生間谷東に、関西地場大手食品スーパー「カノー」の食品ディスカウント新業態「食品館アプロプラス箕面店」が2022年10月6日に開店した。

食品館アプロプラス箕面店。

旧サンピア粟生、17年ぶり全面刷新

食品館アプロプラス箕面店の前身となる「食品館アプロ箕面店」は2005年7月に開店。建物は地上2階建で店舗面積は890㎡。
食品館アプロ箕面店は旧公設小売市場系食品スーパー「サンピア粟生」を引継いだ店舗として、度重なる内外装の刷新や100円ショップ「Watts With(ワッツウィズ)」導入といった取組みを進めていたが、全面リニューアルのため2022年9月17日をもって一時閉店していた。

9月29日に「アプロプラス」化が決まった。

カノーのEDLP新業態に

食品館アプロプラス箕面店は、「高価値・低価格宣言」を基盤とする「EDLP(エブリディ・ロー・プライス/毎日低価格)」新業態1号店として、鮮魚店「ヤマイチ」や各種QRコード決済(PayPay・d払い・auPayなど)の新規導入、クレジットカード決済や自社カード会員向け割引企画の継続を打ち出しつつ、折込チラシを段階的に縮小するなど価格競争力を強化。

鮮魚店のヤマイチ。

マルヤスやコノミヤ、シェフカワカミといった競合店が立ち並ぶ同地域で毎日低価格を掲げ差別化を図る。

3週間の改装期間を経て生まれ変わったアプロ。

食品館アプロプラス箕面店(公認サンピア粟生)

住所:大阪府箕面市粟生間谷東1-34-5
営業時間:午前9時30分~午後8時

関連記事:KONAN食彩館、2022年9月30日閉店-震災被災の新甲南市場が前身、食品館アプロが11月に神戸初出店へ
関連記事:みのおキューズモール、2020年4月23日リニューアル開業-イオン以外は開業延期に
関連記事:ミスタードーナツ箕面ショップ、2020年1月27日リニューアル-ミスド1号店、創業50周年を記念した店舗に

イズミゆめマート木太、2022年11月13日閉店-四国からゆめマート撤退

香川県高松市の国道11号線(志度街道)沿いにあるイズミの食品スーパー「ゆめマート木太」が2022年11月13日をもって閉店する。

四国初のゆめマートだった

ゆめマート木太は、2018年2月に閉店した「パチンコプラス高松木太店」跡地に2018年11月に開店。建物は平屋建で敷地面積は約7,800㎡、店舗面積は約1,880㎡、延床面積は約2,970㎡。
四国初となる「ゆめマート」ブランドの店舗として、対面販売の鮮魚コーナーや店内調理の惣菜など、鮮度と価格にこだわった直営食品売場や日用品コーナーを展開。収納窓口代行サービス(MMK)への対応やイートインコーナーの併設といった取組みを行っていた。

ゆめマート木太。

ゆめマート、4年たらずで四国撤退

イズミは1998年10月開業の「ゆめタウン高松」を皮切りに、四国で大型商業施設(ゆめタウン)の出店を開始。2015年11月には徳島地場食品スーパー「デイリーマート」(本社:徳島県美馬市)を買収したが、競合するイオングループなどと比べ多店舗化が遅れていた。
2018年11月のゆめマート木太開店により、四国での食品スーパー本格展開も予想されたが、2022年10月現在もデイリーマートは従来どおりの屋号で営業を継続しており、ゆめマートはわずか4年で四国から撤退することとなった。
ゆめマート木太店閉店後の跡地活用については、10月時点では発表されていない。


ゆめマート木太の閉店告知。

関連記事:ゆめテラス祇園、2023年夏開業-ゆめタウン建替え、新業態「イズミ×無印良品」に
関連記事:イズミ、セブンアイと業務提携でイトーヨーカドー福山店を「ゆめタウン」に-ヨーカドー、加古川以西から姿消す

関連記事:フジ、イオンと資本業務提携-フジはマックスバリュ西日本株を取得、更なる「関係の深化」検討
関連記事:マルナカ、マックスバリュ西日本に2019年3月合併へ-一部店舗はダイエーが継承

マルカツデパート、2022年10月5日限りで廃業か-新会社の社長逮捕と電気代滞納で

北海道旭川市の買物公園商店街にある都市型ショッピングセンター「マルカツデパート」が、2022年10月5日以降営業継続できなくなった。

マルカツ、運営会社が変わったばかりだった

マルカツデパートは松村呉服店として1918年創業。1936年に丸勝松村百貨店に改称し、百貨店化した。

旭川マルカツデパート。

隣接する丸井今井旭川店とともに、旭川を代表する百貨店として営業していたが、西武百貨店進出など競争激化にともない1970年代に経営が悪化。日本百貨店協会から脱退、百貨店事業を段階的に縮小したのち、ショッピングセンターに転換した。
近年は長らく「住友信託銀行」や「ローンスター」など、金融機関や投資ファンド等が所有していたが、2011年に北海道札幌市に本社を置く「海晃ホールディングス」(旧本社は名寄市、のちHIRホールディングス)が施設を取得、さらに、2021年には札幌市に本社を置く不動産会社「シックスセンス」傘下企業が取得し、現在は同社傘下の企業が管理・運営していた。なお、館内にはHIRが運営する売場も残っていたとみられる。
売場面積は11,954㎡で、近年はアニメイトキャンドゥマツヤデンキなどが出店。一方、核店舗だった道内大手スーパー「ラルズマート」は2017年に閉店している。

新会社社長、詐欺で逮捕-突然の閉店

マルカツはもともと老朽化により近く閉館する予定だったため、多くのテナントは閉店セール中であった。
地元大手メディア各社の報道によると、突然の閉店は運営者が逮捕されたことにより電気代が払えなくなったため。
管理・運営している企業の社長が空き床を貸しスタジオであると詐称し、新型コロナウイルス感染防止対策の協力支援金をだましとろうとしたとして逮捕資金が暴力団へと流れていた可能性もあるという。それにより、電気料金の支払いがおこなわれておらず、北海道電力が10月6日に電気を止めることを通告。同日を前に閉店することとなったという。
日本百貨店協会に加盟していた大型商業施設が電気料金を払えずに営業を取り止めることとなったのは、2000年に閉店したアヅマヤ百貨店(延岡市)以来とみられる。
建物の今度や跡地の活用方法などは、10月時点では発表されていない。

関連記事:メガセンタートライアル旭川店、2021年12月1日開店-イトーヨーカドー跡に北海道初「スマートストア」
関連記事:イオン旭川春光店、2022年2月28日閉店-旧ニチイ・サティ・ポスフール、跡地に商業施設を建設へ

関連記事:イトーヨーカドー旭川店、2021年5月9日閉店-市支援で再生めざす
関連記事:マルカツデパート地階のラルズ、2017年3月19日閉店-買物公園商店街を代表する老舗スーパー

イオンモール土岐、2022年10月7日開業-アウトレット近く、約140店出店する「半オープンモール」

岐阜県土岐市の東海環状自動車道・土岐南多治見ICや土岐プレミアムアウトレットの近くに「イオンモール土岐」が2022年10月4日にプレオープン、10月7日にグランドオープンする。

イオンモール土岐。

敷地面積20万㎡ながら2階建て「半オープンモール」

イオンモール土岐のコンセプトは「さあ、ココロはずむトキを」。
温浴施設や大型エンターテインメント施設、話題のライフスタイル型ショップを導入し、幅広い世代の方々が上質な「トキ」を体験できる新たなにぎわい拠点を創出するとしている。

緑に囲まれたイオンモール土岐。

建物は2階建てで、敷地面積は約20万3000㎡、延床面積は約7万2000㎡。来店客数は年間約650万人を見込む。
建物は2階建てでありながら、駐車場を取り囲むかたちで多くの専門店が出店する「半オープンモール」であることも特徴とする。また、屋上にはメガソーラー発電所を設置している。

住宅展示場「DAIMARUパーク」も併設。

核テナント「イオンスタイル」は食品スーパー

核店舗は食品スーパー「イオンスタイル土岐」。
東濃初のイオンとして、スーパーマーケット&ドラッグの売場とベビー・キッズの専門店「キッズリパブリック」を展開。「地場産」「鮮度」にこだわった生鮮品や“店内焼き上げ”ピザなどを用意するほか、3世代で楽しめるキッズ売場や共働き世帯も便利に
使える「イオンネットスーパー」のサービスを展開する。また、「どこでもレジ レジゴー」の展開もおこなう。 

キッズリパブリック。

専門店は約140店-フードコートにはテラス席も

総テナント数は約140店舗で、大型テナントとしては上新電機GUH&MスポーツオーソリティーTSUTAYA BOOK STOREニトリデコホームダイソー西松屋などが出店。そのうち、ダイソーの300円ショップ「Standard Products」、スポーツジム「GOLD’S GYM」など46店が岐阜県初出店となる。

カプコンのゲームセンター「MIRAINO」。


TSUTAYA BOOK STORE.

目玉となるのが1000席を備えた大型フードコート「フードフォレスト」。内装材やファニチャーには、土岐市内で生産されたレンガやタイルを利用して地産地消に貢献するほか、屋外テラス「TOKINIWA TERRACE」も設置される。

トキニワテラス。

また、イオンに隣接する食コーナー「TOKI MARCHE」には信濃の農産物や加工食品を展開するローカルフード専門店「FAVERS」が出店。北海道の名品を扱う人気の「北海道うまいもの館」等も出店する。

トキマルシェ。

駐車場内に複数の別棟、温泉施設やゴーカートも

敷地内には、別棟のオープンモールとして9種類のお風呂とサウナ、深い水風呂、開放的な広い露天風呂を備えた天然温泉を楽しむことができる「とき温泉KAMABA」や、小学生から大人まで楽しめる全長450mの迫力ある本格的コースや2歳~6歳の子供が楽しめるキッズコースを備えたゴーカートサーキット場「Amazing Kart ISK」、SUV自動車専門店「グッドスピード MEGA SUV」などが併設されている。
敷地内の住宅展示場「家族のくらし展示場 DAIMARUパーク」は、広い敷地を利用して公園やカフェ、不動産など癒しと暮らしを提供する空間となる。

とき温泉KAMABA。

イオンモール土岐

住所:岐阜県土岐市土岐津町土岐口1372-1
営業時間:8時~22時(イオンスタイル)

関連記事:MEGAドン・キホーテUNY美濃加茂店、2019年10月29日開店-アピタ旗艦店級の大型店、ドンキに転換
関連記事:イオンタウン各務原鵜沼、2019年11月22日開業-鵜沼宿駅前に
関連記事:多治見駅前プラザ・テラ、2019年6月30日閉館-再開発で29階建てビル建設へ

ドン・キホーテ米沢店、2022年10月7日開店-家電量販店跡に

山形県米沢市の国道121号線沿いに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH、ドンキ)が運営するディスカウントストア「ドン・キホーテ米沢店」が2022年10月7日にグランドオープンする。

上新電機跡、米沢市初出店

ドン・キホーテ米沢店が出店するのは、2021年3月に閉店した上新電機米沢店の跡。店舗面積は2,585㎡で、ドンキは米沢市初出店となる。
近隣には高校や大学があるため、若年層に人気の高いキャラクターグッズ、SNS で話題のコスメや食品などを充実させ、バラエティ豊かなラインアップにより「ワクワク・ドキドキ」感を提供。このほか“日常使い”をテーマに、食品や生活必需品などの商品を取りそろえ、地域最安値を目指すとしている。

ドン・キホーテ米沢店

住所:山形県米沢市成島町三丁目 2-88-11
営業時間:9時~25時

関連記事:大沼の土地と建物、山形市の公社が2020年12月に落札-競売で
関連記事:大沼山形本店、2020年1月26日閉店-27日に破産申請へ
関連記事:大沼米沢店、1階のみで営業継続へ-2019年9月から本格営業開始
関連記事:大沼、再び「地元資本」に-2019年3月から、企業再生ファンドとのトラブルで

三井住友・CCC、資本業務提携基本合意を2022年10月3日締結- 「Vポイント+Tポイント」統合と新決済サービス視野に

三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ/SMFG)」「三井住友カード(SMCC)」と「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」「CCCMKホールディングス(CCCMKHD)」は、資本業務提携に関する基本合意書を2022年10月3日に締結した。

SMBCとCCCの資本業務提携。

金融発祥の「V」と複合書店発祥の「T」

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は、2002年12月に「三井住友銀行(SMBC)」「三井住友カード(SMCC)」など三井・住友系の金融持株会社として設立。2018年4月にグループ公称を「SMBCグループ」に定め、2020年6月からSMBCグループ利用者向けポイントサービス「Vポイント」(前身はSMCC個人向けVISAワールドプレゼントポイント)を開始した。

三井住友銀行大阪中央支店。(SMBCグループ)

CCCMKホールディングス(CCCMKHD)は2012年10月に「Tポイント・ジャパン(TPJ)」として設立。設立以来、複合書店「TSUTAYA(蔦屋書店)」を祖業とするCCC主導の共通ポイントサービス「Tポイント」の幹事企業の役割を担っていた。
あわせて、CCCは2014年12月に「CCCマーケティング」を設立。設立以来、CCCの「データベース・マーケティング事業」中核会社として、Tポイント・ジャパンやTカードを傘下に置き、Tポイント会員のユニークデータ(個人情報・購買データなど)を活かした事業を展開。2020年4月には「CCC MARKTEING HOLDINGS」としてCCC同事業の中間持株会社となった。
その後、2022年10月1日にTPJがCCC MARKTEING HOLDINGSを吸収するかたちで経営統合し、現在のCCCMKHDが発足した。

TSUTAYA BOOK STORE.(CCC)

Tポイントは共通ポイントサービスの先駆的存在であったが、2022年4月までにヤフーとファミリーマートがTPJへの出資を解消、各社主導による事業展開やマルチポイント展開に移行するなど、以前ほどの求心力はみられない。
また、三井住友カードは、2005年7月から2019年3月までNTTドコモが株式の約34%を出資し、ドコモ自社クレジットカード「DCMX(現dカード)」の発行や非接触型決済「iD」の普及に協力するなど親密な関係にあったが、2022年現在はドコモ自社主導で共通ポイント「dポイント」やQRコード決済「d払い」を展開するなど関係を薄めている。

1億人超の経済圏に

両社による資本業務提携により、SMBCグループはCCCMKHDに4割を出資、CCCはTポイントアプリ・WEBサイトを通し「公式カードとして三井住友カードの募集を行う」など連携を進める
1億人を超える経済圏となる。

将来的には両社ポイントサービスの統合と新たなポイントブランドの創出、ポイントと決済を組合せたモバイル決済の検討を視野に入れており、慎重に協議を進めているとしている。両社ポイント事業の統合により、1億人超の利用者を擁する日本国内最大級の決済・ポイント経済圏が誕生することとなる。

新たなポイントサービスも。

関連記事:蔦屋書店、一部で「楽天ポイント」2022年9月29日導入-FC大手トップカルチャー、佐久平を皮切りに64店
関連記事:セブン-イレブン、関西でのSポイント取り扱いを2022年6月30日終了-セブン&アイとH2Oの提携解消へ
関連記事:7Pay、2019年9月30日廃止-問題相次ぎ僅か3ヶ月で終了、nanacoポイント還元率見直しも検討
関連記事:ファミペイ、2019年7月開始-ファミマ独自の電子マネー、カード無しで「Tポイント」「dポイント」「楽天ポイント」付与へ

【優勝セール情報】オリックス・バファローズ、2年連続のパ・リーグ優勝で記念セール【2022年】

大阪府大阪市に本拠地を置くプロ野球チーム「オリックス・バファローズ」が、2022年10月2日の楽天生命パーク宮城でのオリックスvs楽天戦・ZOZOマリンスタジアムでのソフトバンクvsロッテ戦により、パシフィックリーグ(パ・リーグ)優勝を決めた。
大阪ドームシティのイオンモール
優勝記念イベントの開催など10月2日時点では未発表。

同球団の優勝は、2004年12月の「オリックス・ブルーウェーブ(旧阪急ブレーブス)」「大阪近鉄バファローズ」合併以来初となる「2021年10月27日のリーグ優勝」以来2年連続14回目。
同球団の優勝を記念して、オリックスや球団と縁の深い近鉄グループ系の施設を中心に優勝記念セールが始まっている。
オリックス・バファローズ パ・リーグ優勝セール」の実施が発表されている主な大型店・チェーン店は以下の通り。

10月2日22時分現在更新中、順次更新中。
関西や九州(宮崎)を中心に開催予定。

※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※予定は変更されることがありますので、詳細は各店舗にお問い合わせください。

2022年度のパ・リーグ優勝記念セール実施店舗

百貨店
  • 近鉄百貨店(実店舗)
    オリックス・バファローズ リーグ優勝おめでとうセール
    :あべのハルカス近鉄本店・上本町店・東大阪店・奈良店・橿原店・生駒店・和歌山店・草津店・四日市店・Hoop・and・上本町YUFURA(百貨店9店舗・ファッションビル3店舗)
    9月14日の「応援セール」から引続き開催
    10月3日(優勝翌日から)から7日間開催
    名古屋店(近鉄Passe)では他球団のセール含め開催せず
  • 近鉄百貨店(オンライン店舗/近鉄ネットショップ)
    オリックス・バファローズ リーグ優勝おめでとうオンラインセール
    :10月3日から開催予定(詳細は未定)
家電量販店
  • ビックカメラ
    オリックス・バファローズ優勝おめでとうセール
    :優勝翌日から7日間(2022年10月3日~10月9日)
    :なんば店・あべのキューズモール店・アリオ八尾店・高槻阪急店(関西4店舗)


ビックカメラ高槻阪急店

金融関連サービス
  • Ponta(ロイヤリティマーケティング/三菱商事・ローソン系)
    :2021年は総額3,000万Pontaポイントが当たるキャンペーン、優勝ロゴ入りバファローズ☆ポンタぬいぐるみの特典交換受付など
そのほか店舗
  • 楽天市場などでも一部店舗で優勝セールを実施することあり。
    (日程など各店で違うため要検索)
  • イオンモール大阪ドームシティ・フォレオ大阪ドームシティ・スーパービバホーム大阪ドームシティ店など京セラドーム大阪関連施設でのセールについては未発表

関連記事:ビックカメラ高槻阪急店、2022年6月上旬開店-「高槻阪急スクエア」化の一環で
関連記事:H2Oリテイリング(阪急阪神)、関西スーパーを2021年12月に子会社化

関連記事:ユニクロ心斎橋店、2021年8月1日閉店-UNIQLO日本初のグローバル旗艦店、コロナ禍で現GUに縮小移転
関連記事:ヨドバシ梅田タワーリンクス梅田、2019年11月16日開業-ヨドバシの新商業施設ブランド「LINKS」1号店

関連記事:クロスゲート金沢、2020年6月開業-高層階はハイアット系ホテル
関連記事:クロスモール豊田陣中、2019年10月11日開業-ヤマナカ豊田フランテ館跡地に
関連記事:別府杉乃井ホテル、2025年までに全面リニューアル-九州最大級のホテル、投資額400億円以上で「更に巨大化」へ
関連記事:クロスモール富田林、2019年3月15日開業-隣接地にはトライアル富田林店も