JR折尾駅新駅舎、2021年1月2日開業-大正時代の旧駅舎外観を復元、改札口は1ヶ所に

福岡県北九州市八幡西区にあるJR折尾駅木造駅舎外観を復元した新駅舎が2021年1月2日に開業し、合わせて複数あった改札口が1ヶ所に集約された。

日本最古の立体交差だった折尾駅

折尾駅は1891年に開業。1895年に鹿児島本線(当時は九州鉄道)と筑豊本線(当時は筑豊鉄道)が立体交差する現在のかたちとなり、「日本最古の立体交差駅」としても知られていた。
2000年代まで1916年に東口に建設された大型の洋風木造駅舎や一部のホーム上屋など多くの駅設備が戦前に設置された当時のままで、地域のシンボル的存在として永年に亘って親しまれてきた。
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かつての折尾駅(模型)。

しかし、線路で市街地が分断されているうえに改札外乗り換えがあるなど複雑な構造でバリアフリー化が進んでいなかったほか、2000年の西鉄北九州線の廃線、さらに駅周辺地区の空き店舗増加もあり、2005年に北九州市の折尾地区総合整備事業に基づいた再整備計画を発表。旧駅舎は2012年に解体された。
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再整備着工のころの東口。このあと木造駅舎は解体された。


東口にあった西鉄北九州線の折尾電停。2000年廃止。

2012年には高架化事業の着工がおこなわれ、2017年から順次開業。2022年度中に連続立体交差事業のすべてが完成する予定となっている。
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高架化完成時の概略図(北九州市ウェブサイトより)。

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2017年に完成した鹿児島本線の高架新ホーム。
エレベータも新設された。

旧北口の新駅舎完成、旧駅の部材活用-改札も集約

新たに建てられた駅舎は旧・北口に位置する。
外観は旧駅舎が完成した1916年当時を再現したもの。外装は復元されたものの、木造ではなく鉄骨造りとある。
また、3ヶ所あった改札口は高架下の1ヶ所に集約されている。 

北口に完成したJR折尾駅の復元駅舎。


1ヶ所に集約された改札口。

新駅舎の装飾金具や待合室にあった化粧柱2本とベンチなどには旧駅舎の部材の一部を再活用。
さらに、構内にはかつての立体交差の線路跡の案内と、レールの展示もなされている。

構内の線はレールがあった位置。
中央部の四角内にはレールが展示されている。

なお、新駅舎の供用開始に合わせて、鹿児島本線の線路付け替え・ホーム移動も行われているため、乗車の際は注意が必要だ。

折尾駅位置図(北九州市ウェブサイトより)。

駅周辺では連続立体交差事業の工事が続いており、2022年度中の全面完成を目指すが、南口広場の完成は2024年度を予定するなど、駅周辺地域の整備事業はその後も続くことになる。
連続立体交差事業の全面完成時には4面7線の新ホームが全て同一フロアに並び、立体交差時代と比べて乗り換えが非常に便利なものとなる。
(新駅撮影:はるか)

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