大阪府大阪市東淀川区の東淀川区役所近くに、イオンリテールのショッピングセンター「イオン東淀川豊新」が2022年秋に開業する。
追記:2022年11月22日に開業する。
イオンスタイル東淀川。(完成イメージ)
名鉄グループ再開発の商業核
イオン東淀川豊新は、名鉄グループの総合物流事務所「名鉄運輸旧淀川支店」跡地に出店するもので、建物は地上3階建、営業フロアは1~2階、駐車場フロアは3階~屋上階、敷地面積は約11,190㎡、店舗面積は11,474㎡、延床面積は21,823㎡。東淀川区内ではホームセンターコーナン東淀川菅原店(13,475㎡)に次ぐ大型店となる。
施設の核となる総合スーパー「イオンスタイル東淀川」は、「“買物に行く楽しさ”を提案する「体験型ライフスタイルGMS」」をテーマに掲げ、生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)をはじめとする食料品に加え、化粧品や日用消耗品、文具、家電、ホームファッション(家具・寝具)など幅広く展開。イオンネットスーパーのサービスも提供される予定となっている。
イオンスタイル東淀川。(2022年7月)
イオンリテールは阪急淡路駅・上新庄駅やJR淡路駅から徒歩10分圏内、施設隣接地に名鉄都市開発による分譲マンション「メイツ上新庄SHIN-CITY」が建設中という立地特性を背景に、「ワンストップショッピングを叶え、地域のお客さまが毎日来て楽しいと感じていただけるお店」を目指すとしている。
1万㎡級店舗でイズミヤ利用客取込みも
イオンリテールは2020年以来、大都市圏を中心に小商圏都市型ショッピングセンター「そよら」の展開を進めているが、イオン東淀川豊新はそよら1号店の海老江(約3,916㎡)、2号店の新金岡(4,419㎡)、3号店の上飯田(約6,300㎡)と比べ2~3倍ほどの規模となるなど、同社が近年出店した商業施設としては最大規模となる見込み。
イオン東淀川豊新はフルラインの総合スーパーを核とするため、徒歩圏内にあったH2Oリテイリング系総合スーパー「イズミヤ上新庄店」(2021年8月閉店)利用客の受け皿となりそうだ。
かみしんプラザも対抗か
イオン東淀川豊新と競合関係になる東淀川区内の商業施設「かみしんプラザ」(旧ダイエーレインボープラザ上新庄/旧シーオンプラザ)では、2022年5月8日までに大型複合書店「アバンティブックセンターアミーゴ書店」や飲食店「ファーストキッチン」「はなまるうどん」「わが家」といった店舗が相次ぎ撤退し、地階専門店街(フードコートなど)の大部分が閉鎖状態となった。
かみしんプラザは2022年春から改装中。
同施設では2016年6月の地階刷新(平和堂導入)、2017年9月の1~2階刷新、2020年11月の24時間フィットネスジム(FIT365/三菱UFJ銀行跡)導入以来となるリニューアルを進めており、食物販系店舗の拡充や館内移転を含むフロア再編でイオンに対抗するかたちとなった。
イオン東淀川豊新(イオンスタイル東淀川)
住所:大阪府大阪市東淀川区豊新2丁目12-3
営業時間:未定
関連記事:ライフ守口滝井店、2022年7月9日開店-太子橋今市駅近く「さつき小学校」跡地再開発、衣食住揃う総合スーパーに
関連記事:イズミヤ上新庄店、2021年8月29日閉店-かまいたち濱家も惜別、47年の歴史に幕
関連記事:フレスコ寺方店、2020年4月29日閉店-ニチイ新業態1号店跡、40年の歴史に幕
関連記事:サボイ豊里味道館、2020年2月20日閉店-旧・豊里センター、57年の歴史に幕
関連記事:バロー淡路店、2019年7月19日開店-大阪市内初のバロー、淀川キリスト教病院跡地に
関連記事:ライフ新大阪店、2019年5月31日閉店-旧ライフ大阪本社・ラヴィーレ新大阪
関連記事:かみしんプラザ、2017年9月15日改装オープン-西松屋、アスビーなど出店