プラザモールなかま、2022年4月20日開業-旧ダイエー・イオン跡、トライアル中間店を核に刷新

福岡県中間市の筑豊電鉄通谷電停近くにあるイオンショッパーズモールなかま店跡に、トライアルを核とするショッピングセンター「プラザモールなかま」が2022年4月20日に開業する。

北九州都市圏全域から客を集めたショッパーズ

プラザモールなかまの前身となるダイエー「ショッパーズモールなかま」は、1978年9月に総合スーパー「ダイエー中間店」(後の東館)として開店。1993年12月にはダイエーの大型ディスカウントストア「バンドール中間店」(後の西館)、1998年11月には大型アミューズメント施設(AMC・SEGA)を核とする専門店街「中間アミューズプラザ21C」(後のモール館)が相次ぎ開店し「ショッパーズモール中間」となった。モール形成当初の建物は3棟で敷地面積は53,581㎡、店舗面積は35,492㎡(東館15,565㎡、西館10,789㎡、モール館9,138㎡)、延床面積は84,021㎡。東館はダイエー、西館・モール館はグリーンプラザ開発が所有していた。

ダイエーなかま店。

ショッパーズモールは1998年当時、ダイエーグループの九州における旗艦店を核に日本最大のスクリーン数を誇るシネマコンプレックスを併設していたこともあり、地元のみならず北九州都市圏全域から客を集めた。その後も2002年3月にはダイエーが直営フロアを東館に集約し専門店フロアを拡大、2012年3月にはダイエー主導で東館・モール館のリニューアルを実施、同年7月には地元主導で西館のリニューアルを実施するなど、地域随一の大型店として存在感を示し続けたが、施設間競争の激化もあり近年は空きフロアが顕著となった。2015年9月には東館のダイエーがイオングループの運営会社再編により「イオンなかま店」に転換したが、老朽化を理由に2021年9月をもって閉店していた。

ショッパーズモールなかまの西館と東館。

イオン九州は、2021年9月の閉店後に西館の建替えを行い、2022年秋を目処に再出店する方針を示していたが、跡地の一部は平面駐車場となった。 

国内最大級のトライアルを新たな核に

プラザモールなかまは、旧ショッパーズモールなかま西館(2021年10月閉館)とモール館(暫定営業中)跡を刷新するもので、建物は引続きグリーンプラザ開発が所有する。

メガセンタートライアル中間店。

西館には大手ディスカウントストア「メガセンタートライアル中間店」(4月13日先行開業)が施設の核店舗として新規出店。モール館には暫定営業中のゲームセンター「セガアリーナなかま」と映画館「ユナイテッドシネマなかま16」に加えて、1階にカジュアル衣料品店「マックハウス」とアウトレット家具店「リバップ」が再出店、ニトリのインテリア雑貨店「ニトリデコホーム」が新規出店。2階にはヤマダデンキの家電量販店「ベスト電器」と100円ショップ「キャンドゥ」が再出店、ヘアカット専門店「QBハウス」、美容室「クイックカラーQ」が4月20日前後にかけて順次新規出店するなど、大型専門店主体の施設となった。

プラザモールなかま

住所:福岡県中間市上蓮花寺3丁目1-1
営業時間:24時間(メガセンタートライアル)

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