福岡県中間市の筑豊電鉄通谷電停前にある大型ショッピングセンター「イオンなかま店」が、一部専門店を除き2021年9月30日に閉館。跡地には新たな商業施設が建設される。
イオンなかま店。
九州有数の大型店だった旧ダイエーなかま店
イオンなかま店は1978年2月に現在の東館が「ダイエー中間店」として開店。1993年に現在の西館にあたるディスカウント店「バンドール中間店」が、1998年に現在のモール館にあたる専門店街「中間アミューズプラザ21C」が開業し「ダイエーショッパーズモールなかま」となった。なお、バンドールは、当初は百貨店「プランタンなかま」として計画されていたものだった。
2015年9月には運営がイオン九州に引き継がれ、現在の「イオンなかま店」となった。
ダイエーなかま店。
建物は東館をイオングループが、それ以外をグリーンプラザ開発などが所有しており、地上3階、モール館は5階建て、延床面積は83,427㎡、店舗面積は34,241㎡、専門店数は約100店、駐車場台数は2000台と、イオン九州のなかでも有数の大型店となっている。
跡地に新店舗建設へ-映画館など一部は営業継続
今回完全閉店するのは核テナント「イオン」、書店「アシーネ」などが出店する「東館」部分。それ以外の西館・モール館に入居する16スクリーンの大型シネコン「ユナイテッドシネマ」、ゲームセンター「セガアリーナ」、家電「ベスト電器」、ファストファッション「ユニクロ」など一部の店舗は営業を継続する。
追記:ベスト電器など一部テナントも9月の閉店を発表している。
なお、東館の跡地には新たな店舗をし、2022年秋を目処にリニューアルオープンするとしている。一方で「イオンなかま店を建て替える」とは発表していないため総合スーパーのイオンが再出店するかどうかは不透明となっている。
イオンなかま店では、6月25日より閉店セールが開催される。
追記:多くの専門店が今秋に閉店、全館改修をおこなう予定。
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