カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

セブンパークアリオ柏、2016年4月25日開業-「そごう」も出店

千葉県柏市沼南町に、セブンアンドアイホールディングス最大の商業施設「セブンパークアリオ柏」が4月25日にグランドオープンした。
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セブンパークアリオ柏。

セブンアイ最大の商業施設、柏に誕生

セブンパークアリオ柏は柏駅から約5km南東の国道16号線沿いに出店。
セブンアイグループ最大の商業施設で、敷地面積は実に約13万㎡、総テナント数は約200店。
セブンパーク」という屋号は当店が初となる。
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セブンパークのロゴ。

セブンアイの総力を挙げた店舗

セブンパークアリオ柏の館内には、セブンアイグループの「そごう西武」、「タワーレコード」、「LOFT」、「赤ちゃん本舗」、「セブン美のガーデン」、「セブンイレブン」など、セブンアイグループの様々な業態の店舗が出店する。
「タワーレコード」、「LOFT」、「そごう西武」などはそれぞれの店舗の中では比較的小型店となっているが、3階にはセブンアイグループの店舗の商品の取り寄せやギフトの承りなどを行う「オムニセブン」の専門カウンターが設置されており、館内で販売されていない商品を大型店から取り寄せることも可能だ。
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柏市初出店となるロフト。

2ゾーンに分かれた館内、「柏らしさ」をアピールする店舗も

館内は大きく分けて「ウエストウイング」、「イーストウイング」の2つのエリアに分かれている。

自然の優しさがテーマの「ウエストウイング」には、核店舗である「イトーヨーカドー」が出店するほか、アミューズメントの「ラウンドワン」、ベビー用品の「赤ちゃん本舗」、「セブンイレブン」などが出店。
3階には子供の遊び場を備えるほか、1階の食品エリアには「フードバザール」と称する市場や商店街をイメージしたゾーンもあり、千葉県や茨城県で採れた野菜などの直売も行われている。
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ウエストウイング。自然感ある色づかい。

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フードバザール。

百貨店の「そごう西武柏ショップ」は、柏駅前にある「柏そごう」(2016年9月閉店予定)の後継店舗となるものであるが規模はそれほど大きくない。他の西武ショップとは異なり婦人服などは殆ど取り扱わず、銘菓、銘店、ギフト中心の品揃えとなっている。
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そごう西武とイトーヨーカドー。

また、洗練された都会をイメージしたという「イーストウイング」には「ZARA」、「unico」、「KOE」、「INGNI」、「グローバルワーク」などといった人気のアパレル・雑貨ショップに加え、アニメショップ「アニメイト」、模型店「ポポンデッタ」、「紀伊國屋書店」、「タワーレコード」、「TOHOシネマズ」など、カルチャー・ホビーの店舗も集積。
3階の「タイトーステーション」では話題のリアル脱出ゲームも楽しめる。
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イーストウイング。

ポポンデッタには、アリオ柏の周辺や千葉県をイメージした鉄道模型ジオラマが設置されているほか、タワーレコードには、柏市出身のハロープロジェクトメンバー嗣永桃子(ももち)のパネルが設置されている。
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ポポンデッタのジオラマ。

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タワーレコードに設置された嗣永桃子のパネル。

ウエストウイングとイーストウイングの間の吹き抜けは「ビッグワンダー」と呼ばれ、様々なオブジェが設置されている。
子供が登って遊べるものもあり、数ヶ月後には壊れていないか少し心配になる。
また、館内各所の吹き抜けには椅子やテーブルが多く設置されているのも特徴だ。
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ビッグワンダー。こびと気分が味わえるかも?

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様々なオブジェが並ぶ。

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沢山の椅子やテーブル。イートインとしても使える箇所が多い。

飲食ゾーンはウエストウイングとイーストウイングの2ゾーンに跨っており、メインとなるのはウエストゾーン3階「レストランアベニュー」とイーストゾーン3階「フードコート・カシワダイナー」。
飲食店は全館合わせて約25店舗が出店している。
お馴染みの「とんかつ浜勝」にはデザートビュッフェが、「リンガーハット」には餃子持ち帰りコーナーが設置されるなど、従来とは少し異なった業態で出店している店舗もいくつか見受けられる。
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フードコートのカシワダイナー。

屋外には公園、バーベキュー用具の貸し出しも

屋外にはイベントスペース・公園の「スマイルパーク」があり、散策路「グリーンウォーク」、館内で購入した食材などでバーベキューができる「きりかぶテラス」も整備。バーベキュー用具の貸し出しも行っている。
スマイルパーク全体の総面積は約12,000㎡にもなり、都市公園としても楽しめるようになっている。
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スマイルパーク。ステージも設置されている。

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スマイルパークから館内への入口。少しハリボテ感が否めない。

巨大さゆえに空き店舗?

気になったのは、1階の不自然な場所にある催事スペースの存在。
また、同様に不自然な場所にあるZARAの分店や、簡素な内装のセブンイレブン(しかもヨーカドー食品から比較的近い位置に出店)も入居テナントが決まらなかったために出店したと思わせる配置であった。
ショッピングセンターの過当競争地域と言われ、計画を断念した施設もある東葛地域であるが、今後、集客の高まりにつれてこのような場所も解消していくであろう。
なお、外壁はレンガタイルに見えるがこれらは壁紙であり、多くの窓もフェイク(壁紙)である。
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1階に唐突に現れるイベントスペース。

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セブンイレブンはヨーカドー近くの「クロックス」と「DHC」の間に出店。なぜそこに?

P1060281sアリオ柏の夜景。窓は壁紙。

セブンパークアリオ柏は、年間来館者数1300万人、初年度売上300億円を目標にしている。5月4日には早くも来館者数が100万人を突破したという。

セブンパークアリオ柏
住所:千葉県柏市大島田950-1
敷地面積:約130,000㎡
売場面積:約65,000㎡
総テナント数:約200店
営業時間:10:00~21:00
(レストラン街22時までなど店舗により異なる)

外部リンク:セブンパークアリオ柏

枚方T-SITE、2016年5月26日開業-CCC、創業の地の枚方に「蔦屋百貨店」

大阪府枚方市の京阪枚方市駅前にあった近鉄百貨店跡地に、複合商業施設「枚方T-SITE」が5月16日に開業した。tsutayahirakata01
枚方T-SITE。

西日本初となるCCCの生活提案型商業施設

T-SITE」はTSUTAYA、蔦屋書店、蔦屋家電などのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が手掛ける複合商業施設。

枚方T-SITEは近鉄百貨店枚方店(ひらかたサンプラザ2号館)跡地の再・再開発プロジェクトとして、「街のリビングをつくる」のコンセプトのもと百貨店を意識した施設の開発が進められた。

1階入口付近のスタバは屋外からも注文可能。

36のテナントが新規出店-今夏には「デパ地下」も

枚方T-SITEは5月16日に36のテナントが先行開業し、今夏には地階に高品質食品スーパー「北野エース」、ユニーHD傘下の惣菜専門店「e’z mart」、CCC系列の惣菜専門店「鳥ぷろ」などが出店するデパ地下フロアが開業する。

地階は夏開業予定。

1階:食マルシェ
食マルシェ」をフロアコンセプトに、関西初進出となるフローズンバー「PALETAS」、心斎橋に本店を構える人気パンケーキ店「gram」、大阪・黒門市場発祥のワイン食堂「フジマル食堂」、京都錦市場の「錦一葉かふぇ」などが出店。
CCC直営の書籍売場でも、専門店との相乗効果を狙った料理本、料理雑貨の提案などを行う。

洒落た雰囲気漂う1階「食マルシェ」

2階:TSUTAYA
エンターテイメント」をフロアコンセプトに、TSUTAYACD・DVD販売・レンタル部門が売場を展開。
伊賀の里モクモク手づくりファーム直営の「農場ものがたりレストラン モクモク」、枚方初のApple正規販売店なども出店する。

モクモクは梅田ルクアやあべのハルカスなどにも
展開する直営農場レストラン。

3階:TSUTAYA
BOOK&CAFE」をフロアコンセプトに、蔦屋書店STARBUCKS COFFEEが融合した売場を展開。
また、格安航空会社(LCC)Jetstarの航空券手配を、日本初のリアル店舗で手掛ける旅行カウンター「Tトラベル」も併設される。

天井いっぱいに積み上がる本棚が特徴的な3階。

4階:暮らしと美容
暮らしと美容」をフロアコンセプトに、期間限定のショップを集めたマルシェ「毎日の暮らし市」、京都・小川珈琲の期間限定業態となる「OGAWA COFFEE LiMiTED CAFE」、化粧品クチコミサイト@cosmeとのコラボ店舗「T-SITE COSME 」などのテナントが出店。
caelum(カエルム)(旧・おしゃれ雑貨のイイダ)」、「向井化粧品店」など近鉄百貨店時代から営業していた一部テナントも入居する。

5階:子どもと学び
子どもと学び」をフロアコンセプトに、蔦屋書店の児童書コーナーが展開。大手百貨店各社に出店するセレクトショップ「レ・キャトルサンク」、北欧輸入玩具専門店「ボーネルンド」の体験型施設や、ベビー用品店、ギフトショップも入居する。
子供でも安心して本を手に取ることができる本棚。

6階・7階:銀行
6階には三菱東京UFJ銀行が、7階にはりそな銀行が入居。りそな銀行には年中無休店舗「セブンデイズプラザひらかた」が開設される。

8階:レストラン街
レストラン街には、大阪初となる台湾発祥の小籠包専門店「恵比寿 京鼎樓」、梅の花の新業態カフェ・レストラン「TSUMUGI by 梅の花」、95席のルーフテラスから枚方の街並みが見渡せるイタリアンレストラン「MEAL TOGETHER ROOF TERRACE」など3店舗が出店する。

枚方の街並みが一望できるレストラン
「MEAL TOGETHER ROOF TERRACE」。

ネットとリアル店舗の融合を目指す枚方T-SITE
-独自アプリでオムニチャネル化を推進

枚方T-SITEの開業に伴い、CCCは新たなスマートフォン向けアプリ「T-SITE Passport」の配布を開始した。
このアプリは、店舗公式サイトへのショートカットとしてだけでなく、Tカード携帯会員証、商品検索、駐車場情報など多彩な機能を備えるのが特徴。
将来的には館内レストランの予約受付と言ったサービスの拡充を目指しているとされている。

5つのボタンで完結する直感的なユーザーインターフェースが特徴
T会員証として使うには店頭でのアクティベーションが必要となる

枚方市駅周辺のTSUTAYA既存店舗も大規模再編

枚方T-SITEの開業に伴い、従来CCCが枚方駅周辺で営業していた「TSUTAYA枚方駅前本店・物販館(旧・枚方三越)」、「TSUTAYA枚方駅前本店・レンタル館(旧・枚方駅前デパート)」、京阪電車エル高架街・エル枚方の核テナント「TSUTAYA 枚方市駅前店・GAME館」では、現在大規模なリニューアルが進行中。

CCCの企業城下町とも言える枚方駅周辺のTSUTAYA店舗

T-SITE開業後も旧・物販館2階がコミック売場として、GAME館が中古メディアを取扱う売場として営業を継続しており、旧・レンタル館もCCCグループがFCとして運営するコンビニ「ファミリーマート」が入居を続けているが、旧・レンタル館、旧・物販館1階、GAME館の一部などが空き床となっていることから、売場の更なる再編・集約が予想されている。

T-SITEでは三越伊勢丹との提携は”ナシ”
-「蔦屋百貨店」大成への針路は

2015年10月、枚方T-SITEを運営するCCCと三越伊勢丹が業務提携を締結した。その際に、共通ポイントサービス「Tポイント」の導入と共に、共同での商業施設開発プロジェクトを発表していた。
関連記事:三越伊勢丹がCCCと業務提携、Tポイント導入

2014年12月開業の湘南T-SITE(神奈川県藤沢市)では伊勢丹の化粧品セレクトショップ「イセタンミラー」が、蔦屋書店横越バイパス店(新潟市江南区・グループ会社運営)では新潟三越伊勢丹の生活提案型サテライトショップ「エムアイプラザ横越」が出店するなど、業務提携以前より両者の連携の動きは見られていた。

かつて三越は枚方で直営店を営業していたこともあり、 枚方T-SITEには専門店の出店や運営に関するノウハウの投入が予想された。しかし、今回の開業で三越伊勢丹が関わることはなかった。

旧・物販館はTSUTAYA以外にも
高級スーパーや手芸専門店が出店している

CCC増田CEOが新たな百貨店像を目指し、枚方市民の「ハレの場」としての成功が期待されている枚方T-SITEであるが、現時点では既存のT-SITE2店舗(代官山、湘南)と比較しても、テナント面での差別化が不足している印象は否めず、「ライフスタイル提案型百貨店」として明確な訴求ができているとは言い難い。

枚方市駅には日常利用を重視した売り場構成で根強い支持のある京阪百貨店が存在する。4年前に撤退した近鉄百貨店の亡き跡にやってきたT-SITEが、枚方の地で「百貨店」として大成するためには、他の追随を許さない明確な指針を持つことが求められる。

地盤沈下が進む枚方駅周辺活性化への起爆剤となるか

枚方市は、2013年3月に策定した枚方市駅周辺再整備ビジョンの中で京阪枚方市駅周辺を都市の拠点として位置付けており、築40年が経過した隣接地のひらかたサンプラザ1号館再開発や、3号館(さんぷら座)のリニューアルを目指している。

枚方市駅周辺は、大阪-京都間の周辺自治体(茨木・高槻)と比較しても店舗の撤退が顕著で、2005年には枚方三越が、2011年には近鉄百貨店が駅前から姿を消していた。再開発ビル「ビオルネ」の経営破綻や、くずはモールの増床リニューアルもあり、中心部の地盤沈下に歯止めが掛からなかった。

かつては枚方ビブレも営業していたビオルネ
現在はイオンの総合スーパーと専門店が営業している

そのような危機的状況の中で、創業の地である枚方に回帰したCCC。果たしてT-SITEは枚方駅周辺の地盤沈下を食い止める起爆剤となるか、こちらも注目が集まる。

外部リンク:枚方 蔦屋書店 大阪府 枚方市 – TSUTAYA 店舗情報 – 店舗検索
プレスリリース:枚方市駅前に枚方T-SITEオープン(CCC公式サイト)

イオンモール出雲、2016年5月2日開業-旧イオン出雲店跡地

島根県出雲市に「イオンモール出雲」が、5月2日にグランドオープンした。

イオンモール出雲。木綿街道をモチーフにした外装。

旧イオン出雲店をスクラップアンドビルド

イオンモール出雲は、1989年から2014年まで営業していた旧イオン出雲店の跡地に出店したもの。
敷地面積は旧イオンが約14,000㎡であったのに対し、イオンモールは約45,000㎡まで拡大。駐車可能台数も960 台から約2000台に増加した。

出雲③
「いづものさんぽみち」をコンセプトにしたモール。

モールのコンセプトは「いつも 出雲で 新感覚」。島根・出雲地域に新たなライフスタイルを提案することを目標としている。  
外装は出雲の木綿街道をモチーフにしたグレートーンの格子模様のデザイン。一方、内装はモールを散歩道に見立てた「いづものさんぽみち」をコンセプトに、フロアごとの個性を表現したデザインとなっている。

イオンスタイル核に、山陰初29店など主なテナント

山陰初出店となるテナントは、総合スーパーの「イオンスタイル出雲」、ファストファッションの「H&M」など29店舗。出雲③
フロア概要。

モールの核店舗となる「イオンスタイル出雲」の1階では、出雲近郊の採れたて野菜を販売する「産直市 だんだん広場コーナー」や、島根の地酒が充実した「だんだん横丁」など、島根や山陰の地物にこだわった食品コーナーが軒を連ねる。
また、出雲大社を訪問した観光客もターゲットに地元の銘菓を揃えるほか、3世代同居が多い地域ということに配慮した造りとなっており、3階にはイオン直営の大型ベビー・キッズ売場を設けている。
フードコート・レストラン街では「いきなりステーキ」「世界で2番めにおいしい焼き立てメロンパンアイス」など9店舗が山陰初出店となった。

イオン VS イズミゆめタウンの競争に拍車

出雲市では、中心市街地のそばにシネマコンプレックスを備える「ゆめタウン出雲」が出店している。

ゆめタウン出雲。

従来のイオン出雲店は老朽化が進んでおり、今回の建替えはゆめタウンと比較すると見劣りした店舗の刷新に重点が置かれたものとみられる。
今度はさらに両社の競争に拍車がかかりそうだ。
※画像は写真以外は全てニュースリリースより

外部サイト:イオンモール出雲(イオンモール公式HP)
ニュースリリース:イオンモール出雲 5月2日 AM9:00 グランドオープン(イオンモール公式HP)

【熊本地震】南阿蘇鉄道、2016年7月中にも一部運行再開へ

熊本地震の影響で全線で運行を停止している南阿蘇鉄道(本社:熊本県高森町)は、地震被害の少なかった区間において7月中にも運行を再開する予定であることを発表した。
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南阿蘇鉄道の本社が置かれる高森駅。

中松-高森間、7月中にも復旧

南阿蘇鉄道は、熊本地震による土砂崩れのため4月14日から全線に渡って運行を停止している。
7月中の早期復旧を目指すのは、中松駅-高森駅間の7.1km。
その後も復旧工事を進め、長陽駅-中松駅間の5.8kmについても近いうちに運転を再開させる予定という。
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南阿蘇鉄道。

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全線図(GoogleMapより)

立野駅付近、被害甚大で復旧未定-JR豊肥本線も

一方で、起点の立野駅-長陽駅間4.7kmについては被害が甚大であり、また、接続するJR豊肥本線の復旧の目途も立っていないため(状況によっては線路移設しなければ復旧ができない)、全線での運行再開は未定だという。

豊肥本線豊後荻-立野-肥後大津間・九州横断特急も運休中。
(九州横断特急、ゆふ代走)。

南阿蘇鉄道の全線復旧には数十億円がかかるとされており、由利高原鉄道(秋田県)、ひたちなか海浜鉄道(茨城県)、いすみ鉄道(千葉県)、若桜鉄道(鳥取県)では南阿蘇鉄道復旧へ向けてのチャリティー記念切符の販売を行っている。

トロッコ列車人気、2014年には黒字決算だった

南阿蘇鉄道高森線は、1928年に鉄道院(国鉄)宮地線として立野-高森間の全線が開業。
同年に高森線と改称し、宮崎県の高千穂線との接続工事が行われてきたが、1975年に高森駅から数キロ先の高森トンネル建設工事現場で 出水事故が発生。広範囲で断水するなどの被害を出し、1976年に延伸工事は休止した。
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出水事故の現場となった高森トンネル。観光施設となっている。

その後、国鉄高森線は1986年に廃線となり、第三セクターの南阿蘇鉄道となっていた。 第三セクター鉄道と言えども、株主の約9割が南阿蘇村と高森町であり、実質的な公営鉄道である。
風光明媚な阿蘇の風景を鑑賞できるトロッコ列車は国内外の観光客に人気で、また、南阿蘇鉄道沿線では熊本市方面へと向かう流動が大きいために赤字額は大きくなく、単年度で黒字化したこともある。
近年では2014年度にも黒字決算を出していた。

追記:7月31日に中松駅-高森駅間の運行を再開すると発表した。

外部リンク:南阿蘇鉄道
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
関連記事:マルショク、熊本地震でサンリブ3店舗を解体-再開は未定 
関連記事:イズミゆめタウン、熊本県に10億円を寄附-募金1330万円と合わせて
関連記事:鶴屋百貨店八代生活彩館が閉店-地震で倒壊の恐れ
関連記事:鶴屋百貨店、6月に全館営業再開へ
関連記事:イズミゆめタウン、11月までに全店営業再開へ

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バスタ新宿、売店設置に向けた公募開始

新宿駅のバスターミナル「バスタ新宿」を管理する国土交通省東京国道事務所は、5月24日にバスタ新宿4階での購買施設設置についての公募を開始した。
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バスタ新宿。

売店、営業開始は早くても来年-面積は約70㎡

バスタ新宿は4月4日に開業した国内最大級の高速バスターミナル。国土交通省東京国道事務所によると、開業1ヶ月間で58万人が利用したという。
バスタ新宿はルミネによる新商業施設「ニュウマン」と隣接しているものの、バスタ内には売店が無く、また「ニュウマン」にはバス乗車前に気軽に買い物できる店が限られているために不便だという声が多くあがっていた。
売店が設置される予定となっているのはバスタ新宿4階。貸借する面積は70㎡で、そのほか29㎡の仮営業できるスペースも設ける。
入居業者が決まった場合、本営業開始は早くても来年になるという。
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バスタ新宿4階の待合室。

外部リンク:購買施設を設置するための手続き(公募)を開始しました! (東京国道事務所)
外部リンク:バスタ新宿
関連記事:京王新宿高速BT、5月8日閉鎖-バスタ開業で
関連記事:新宿駅「バスタ新宿」4月4日開業-19のバス停を集約
関連記事:新宿駅「ミライナタワー」「ニュウマン」3月25日開業

ユニー、スーパーなど約50店閉店-東海以外は8割閉店も

(2016年8月10日追記更新)

関東・中部地方を中心にアピタ、ピアゴ、サークルKサンクスなどを展開する流通大手の「ユニー」は、ファミリーマートとの経営統合に当たって主に東海地方以外で総合スーパー「アピタ」「ピアゴ」など約50店舗を閉店する方針であることが分かった(2016年5月現在)。
(追記:8月時点の発表ではユニー全体での閉店数は「ユーホーム」含め約40店ほどになる見込み。詳細は記事後半へ)
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閉店を発表しているアピタ藤枝店。

約50店を閉店へー東海地方以外は8割か

今回閉店予定なのは主に東海地方以外の店舗。ユニーは5月23日現在「アピタ」「ピアゴ」「ユーホーム」などを近畿、東海、北陸甲信越、関東、福島県の20府県と香港、上海に合わせて205店舗を展開 (ミニスーパーの「ミニピアゴ」を除く)。
国内201店舗のうち、本拠地である東海地方にあるのは愛知県84店、岐阜県20店、三重県16店、静岡県23店の143店舗。
(ユニーでは東海地方をこの4県としている)
それ以外の地域において展開しているのは57店舗であることから、東海地方以外の店舗では8割が閉店する可能性もあると考えられる。

一方で、アピタ藤枝店(静岡県藤枝市)のように東海地方においても閉店を発表している店舗もあるため、東海地方以外での最終的な閉店数は50店舗を下回る可能性も高い。なお、勘違いしている人も見受けられるが、これまでの報道によれば東海地方以外のユニーグループ全店舗が撤退することになった訳ではない。
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 閉店を発表しているピアゴ七尾店(パトリア七尾、七尾市)。

東海地方以外の店舗のうち、本拠地である東海地方に近く、開店して間もないレイクウォーク岡谷店(長野県岡谷市、2016年夏開業予定)、ラザウォーク甲斐双葉(山梨県甲斐市、2009年開業)などは営業継続する可能性が高いと考えられるが、現在ドミナント体制で大量出店している北陸地方では一気に多くの大型空き店舗が出ることも予想され、地域経済に大きな影響が出ることは避けられないであろう。
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今夏オープン予定のレイクウォーク岡谷。
大部分が撤退する可能性のあるエリアだが存続が予想される。

総合スーパーの優良店舗、改装進める

一方で、ユニーは総合スーパー業態の立て直しにも力を入れており、5月20日には新業態の雑貨店「soomin」1号店をアピタ四日市店(三重県四日市市)に出店している。
このほかにも、今後150億円かけて優良店舗約60店舗の改装を進めるという。

2016年8月追記:ユニー、総合スーパー約25店舗・コンビニ約1000店舗の閉鎖・移転を正式発表-ユーホームは全閉鎖

ユニーグループホールディングスは、8月9日に、ファミリーマートとの経営統合にともない総合スーパ「アピタ」「ピアゴ」などの約25店舗を閉店、コンビニエンスストア「サークルK」「サンクス」などの約1000店舗を閉店、もしくは店舗移転・統合させることを正式に発表した。閉鎖店舗は未定。
2014年に経営譲渡された系列スーパー「ナガイ」(川崎市、店名はベンガベンガ)の不動産等も含め、2017年2月期第2四半期にユニーで約460億円、サークルKサンクスで約80億円、ナガイで約30億円の減損損失を計上する見込み。
このほか、ユニーではホームセンター「ユーホーム」の全店を閉店させることを発表している。
そのため、結果的にアピタ・ピアゴ・ユーホームの店舗を合わせたユニー全体での閉店数は、約40店舗ほどになると考えられる。
サークルKサンクス閉店についての記事はこちら。

(8月10日更新。続報があり次第、更新・新記事追加いたします)

外部リンク:「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
関連記事:ファミリーマートに店舗ブランド一本化 – サークルK・サンクス・ココストア・エブリワン統合へ

以下、閉店予定(もしくは閉店済み)店舗の記事

関連記事:ピアゴ豊郷店、8月21日閉店-ユーホームも閉店、跡地未定 
関連記事:ユニー、アピタ館林店・アピタ笠懸店を2017年中に閉店へ
関連記事:ピアゴ七尾店、2016年度中に閉店へ-パトリア七尾の核店舗
関連記事:アピタ守谷店、2月14日閉店
関連記事:アピタ石下店が閉店-常総水害で損壊
関連記事:変わる藤枝-西友跡にノジマ・マム跡にドンキ・アピタは閉店へ
 

日本橋三越本店、2020年までに全面リニューアルへ-歴史的内装は維持

三越伊勢丹ホールディングスは、2017年から「日本橋三越本店」を大規模改装し、全面リニューアルすると発表した。
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日本橋三越本店。

「カルチャーリゾート百貨店」目指した全面改装

日本橋三越本店は1673年に伊勢商人・三井高利により呉服店「越後屋」として開店。現在の建物は1914年に建てられたもの(1927~35年改修)で、エレベータ、エスカレータ、暖房設備、スプリンクラーなどを備えた当時としては最新式の建築だった。
日本橋三越本店は2014年より「カルチャーリゾート百貨店」をテーマとした店作りを進めており、今回の改装はその一環。環境デザイン担当には建築家の隈研吾氏を機用する。
改装は全館で行われ、第一弾は2017年に着工、2018年春までに本館1~3階、新館1~2階の改装を完成させ、東京オリンピックが開催される2020年までに全館の改装を終えるという。
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改装後のイメージ(プレスリリースより)。

第一段の投資額は120億円、総投資額は約200億円。
ファッションに特化した百貨店の現状の売場を見直し、食や美術、スポーツ、文化的売場や、文化発信を行う催事に重点を置く。
いわゆる「コトモノ消費」を増やし、客層を若者にまで拡大していく考えと見られる。

歴史的内装を生かしてリニューアル

日本橋三越本店は5月20日に重要文化財の指定を受けることが決定したばかり。
当然ながら、重要文化財となっている歴史的内装は維持され、現在の内装を生かした形でのリニューアルとなる。
三越日本橋本店の年商は現在約1600億円。近年は売り上げ上昇傾向にあり、三越伊勢丹では改装後の売上10パーセント増を目指している。
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中央ホールなどの内装は維持される。

外部リンク:日本橋三越本店
関連記事:日本橋三越本店、重要文化財に-開店343年、築102年

【熊本地震】イズミゆめタウン、11月までに全店営業再開へ

西日本最大手の総合スーパー「イズミ」(広島市東区)は、熊本地震の影響で休業中の5店舗を2016年11月までに営業再開させると発表した。
ショッピングセンター「ゆめタウンサンピアン」(熊本市東区)、「ゆめタウンはません」(熊本市南区)の両店は、今年11月ごろに営業再開する見込み。
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半壊したゆめタウンサンピアン。

ゆめタウン、11月ごろに全店営業再開

ゆめタウンサンピアン」は1996年に「ニコニコドーサンピアンシティモール」として開業。ニコニコ堂が運営するサンピアンプール跡地への出店だった。
2002年にニコニコ堂の経営破綻に伴い、ゆめタウンサンピアンに改称。

ゆめタウンはません」は1998年に「ニコニコドークリスタルモールはません」(クリモ)として開業。1999年に増床。
2002年にニコニコ堂の経営破綻に伴い、ゆめタウンはませんに改称。
2006年にはシネコンなどを増床している。
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ゆめタウンはません。

4月16日の熊本地震本震では、両店舗ともに天井、配管などが崩落、ガラスが割れたり軒が落ちるなど、甚大な被害を受けた。
イズミが震災で失った売上高は最終的に100億円を超えるとみられる。
一方で、イズミは熊本県に「復興支援金」として売上金などから10億円の寄付を行っている。

ゆめマートは6月中に全店再開

このほか、イズミでは休業中の「ゆめマート」3店舗の営業再開予定も発表している。

  • ゆめマート帯山(旧・ニコニコドーエプロン帯山店):5月末
  • ゆめマート九品寺(旧・ハローグリーンエブリー九品寺店):5月末
  • ゆめマート長嶺(旧・ハローグリーンエブリー長嶺店):6月中

外部リンク:イズミ・ゆめタウン
外部リンク:ゆめマート(熊本)
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日本橋三越本店、重要文化財に-開店343年、築102年

三越伊勢丹ホールディングスは、文化審議会による「日本橋三越本店」の重要文化財指定答申を受け入れることを発表した。
これにより、日本橋三越本店が重要文化財に指定されることが決定的となった。
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日本橋三越本店。

築102年、日本を代表する百貨店

日本橋三越本店は1673年に伊勢商人・三井高利により呉服店「越後屋」として開店。
1683年に現在地に移転し、越後屋両替店(現:三井住友銀行)も開設している。
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江戸時代の店舗。

その後、1904年には「デパートメント宣言」を行い、日本初の本格的百貨店となった。
現在の店舗は1914年に建設されたもので、築102年。当初からエスカレータ、エレベータ、スプリンクラー、暖房装置などを備えた最先端の建築であった。また、シンボルのライオン像もこの際に設置された。
その後1923年の関東大震災での一部焼失を受け、1927年~1935年に大規模な改修・増築を行っている。
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正面から金字塔を見上げる。

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地下鉄入口。

百貨店の重要文化財指定は日本橋髙島屋に続いて国内2例目となる。
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日本橋髙島屋。

荘厳な吹き抜けなど館内各所に趣向凝らした建築

日本橋三越本店は館内もアールデコ調の意匠を取り入れ、大理石をふんだんに使用している。
1914年に開設、1935年に増築完成した「中央ホール」の吹き抜けは5階までに達しており、その中央には1950年に製作開始、1960年に竣工した天女(まごころ)像が設置されている。
中央ホール2階にあるパイプオルガンは1925年に輸入されたもので、2009年(平成21年)には中央区民有形文化財に登録されている。現在でも時間帯によっては生演奏が行われる。
また、天井にはステンドグラスも設置され、荘厳な雰囲気で買い物が楽しめる。
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中央ホール。

外部リンク:日本橋三越本店

【熊本地震】鶴屋百貨店、6月に全館営業再開へ

震災後、東館など一部のみでの営業となっていた「鶴屋百貨店」(熊本市中央区)は、5月14日に本店本館の下層階で営業を再開した。
20日と21日には本館とウイング館の営業フロアを拡大する予定で、今後も建物の改修を進め、6月の全館再開を目指す。
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鶴屋百貨店。

鶴屋百貨店、6月に全館営業再開

鶴屋百貨店は熊本県で最も大きい商業施設で、九州最大の百貨店。
5館体制で売場面積は約7万㎡。東館にはグッチ、プラダ、東急ハンズなどが出店、そのほか別館にはGAP、SHIPS、DIESELなども入居しており、「鶴屋のCMソングを歌えない熊本県民はいない」と言われているほど県民に親しまれている百貨店だ。
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本館にはくまモンの懸垂幕が掛けられた。

鶴屋百貨店は16日の熊本地震本震でエレベータなど本館の一部が損壊。4月23日より東館、ウイング館の一部が営業を再開したものの、本館は閉鎖されていた。
14日に営業再開したのは本館の地下2階~1階で、14日は朝から多くの客が来店した。
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本館営業再開時には多くの客が詰めかけた(5月14日朝)。

5月20日、21日にも営業フロア拡大

鶴屋百貨店は、20日にはウイング館7階を再開(ウイング館全館再開)、21日には本館営業フロアを地下2階~4階まで広げ、6月に本館も含めて全館での営業を再開する予定。
鶴屋百貨店は九州最大の商店街「下通商店街」に隣接しており、鶴屋本館の営業再開は熊本市中心部の復興のはずみにもなりそうだ。
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下通商店街(5月14日)。

追記:鶴屋百貨店では、6月1日より本館屋上階、ウイング館5階を除いて、営業を再開する。

外部リンク:鶴屋百貨店
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