カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ビックカメラセレクト六本木駅店、2020年6月1日開店-東京メトロ六本木駅ビル「メトロシティ六本木」の核店舗に

東京都港区六本木の東京メトロ六本木駅ビル「メトロシティ六本木」が2020年5月に開業し、核店舗となる家電量販店「ビックカメラセレクト六本木駅店」が2020年6月1日に開店する。

メトロシティ六本木・ビックカメラセレクト六本木駅店。

東京メトロの再開発ビルにビックカメラ出店

メトロシティ六本木は、2016年より東京メトログループが「六本木七丁目用地建物(仮称)」として建設を進めていた駅直結商業施設で、2020年5月に開業。建物は地上7階地下1階建、延床面積は約1,445㎡。
ビックカメラを核に、スノーHDの「メトロシティ六本木薬局」、皮膚科・形成外科「さとうクリニック」などのテナントが出店している。

ビックカメラの「厳選業態」3店舗目に

ビックカメラセレクト六本木駅店の営業フロアは1~4階、売場面積は約480㎡。同社によると出店地域の特性・環境に対応した都市型厳選業態(セレクト)としては、2017年の原宿店、2018年の京都河原町店に次ぎ3店舗目。(町田店を除く)
六本木駅店は、駅直結店舗として近隣オフィスを対象としたパソコン本体・周辺機器・文具に加え、地域住民向けの薬・化粧品・日用品・酒などを展開。店頭にない商品の取寄せも可能な「ネット取り置きサービス」に対応するなど、より多くのお客様にご利用いただきやすい店舗を目指すとしている。

ビックカメラセレクト六本木駅店

住所:東京都港区六本木 7-14-11 メトロシティ六本木 1F~4F
営業時間:午前11時~午後9時

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コンフォートマーケット、2020年5月31日全店舗閉店-セブン&アイの都市型スーパー、2年で消滅

大手流通グループ「セブン&アイHD」完全子会社のフォーキャストは、東京都内で展開する新業態食品スーパー「コンフォートマーケット」の全店舗を2020年5月31日に閉店する。
コンフォートマーケット西馬込店。
(ケネディクス商業リートより)

ECとの連携を図った上質・時短志向の新業態だった

フォーキャストは、2018年4月にセブン&アイHDが100%を出資する完全子会社として設立。
コンフォートマーケットは、グループの都市型新業態として、2019年8月に1号店「コンフォートマーケット中延店」、2020年3月に2号店「コンフォートマーケット西馬込店」を開店。両店舗はともに都営地下鉄駅に隣接、営業フロアは1~2階、売場面積は500㎡程度のミニスーパーであった。
コンセプトに「べんりでゆたか」を掲げ、1階では高付加価値志向の惣菜や即食商品、2階では生鮮食品・グロサリーを中心に売場を構築。電子決済対応専用アプリ「COMFORT MARKETアプリ」による商品の購入や店内に設置された「FOODロッカー」による商品の受取りなど、顧客の上質志向や時短志向に対応した業態となった。
コンフォートマーケットは、店舗公式サイトやアプリにおいてもセブン&アイHD系のスーパーであることを明言せず、グループのPB商品「セブンプレミアム」を取扱わないなど、グループのスーパーやコンビニと一線を画した独自色の強い業態であった。
しかし、実験的要素の強い店舗であり、わずか2年足らずで消滅することとなった。

西馬込店は新会社に運営移行-業態未定

今回のコンフォートマーケット全店舗閉店は、セブン&アイHDによる首都圏食品スーパー事業会社再編にあわせたもの。
2019年8月に開店した中延店は完全閉店、2020年3月に開店したばかりの西馬込店は今夏を目処に営業再開する予定となっているが、屋号や店舗形態については未定となっている。

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ドン・キホーテ一関店、2020年5月29日開店-「いわいショッピングセンターNORTH」に

岩手県一関市の「いわいショッピングセンター」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ一関店」が2020年5月29日午前10時に開店する。

ドン・キホーテ一関店。

一関市郊外のいわいショッピングセンター、さらに拡大

いわいショッピングセンターは2015年4月に開業。開発・運営は一関開発。
岩手県南最大級の複合商業施設」と称し、アークスグループの生鮮食品ディスカウントストア「ビッグハウス一関店」を核に、ドラッグストア「ツルハドラッグ」、大型衣料品店「ファッションセンターしまむら」、アルペングループの大型複合店舗「Mift」「SPORTS DEPO」「GOLF5」、回転寿司店「はま寿司」、カレー専門店「CoCo壱番屋」といった専門店が順次出店。2019年には岩手県道19号線を挟んだ隣接地への増床(いわいショッピングセンターNORTH)も決まっており、ドンキは増床部分の核店舗となった。

岩手2店舗目のドンキ、ホビー・バラエティ商品を拡充

ドン・キホーテ一関店の建物は平屋建、売場面積は2,128㎡、駐車台数は437台、駐輪台数は52台(いわいSC既存部分を含ます)。同社としては2012年4月に開店した盛岡上堂店に次ぎ、岩手県内2店舗目となる。
一関店は「多目的に利用できる地域密着型店舗」として、幅広い年代の買物客の普段使い需要に対応した日用消耗品の拡充やドンキが強みとするバラエティ・ホビー商品(パズル・ボードゲーム・エアガンなど)、化粧品、カラーコンタクト、スマートフォンアクセサリーなどを展開。
内装には地元の観光名所や所縁のある偉人をモチーフとした装飾を施すなど、地域密着型の店舗運営を行うとしている。
なお、同店が出店するいわいSCにはすでにビッグハウスが出店しているため、生鮮食品は取扱われない。

ドン・キホーテ一関店

住所:岩手県一関市中里神明76番
営業時間:午前9時~翌午前0時

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天満屋ハピーマート亀甲店、2020年5月28日閉店-サンエースの旧・アイム天満屋、跡地に三金屋

岡山県久米郡美咲町の亀甲ショッピングセンター「サンエース」1階に出店する食品スーパー「天満屋ハピーマート亀甲店」が、2020年5月28日午後6時をもって閉店する。

サンエース・天満屋ハピーマート亀甲店。

美咲町最大の商業施設「サンエース」

亀甲ショッピングセンターサンエースは、1977年12月に藤井百貨店(藤井商店)を核とする協同組合方式の商業施設として開業。売場面積は1,200㎡。
美咲町(旧・中央町)最大の商業施設として、天満屋ハピーマートを核に、地場大手総合衣料品店「丸美屋本店」、クリーニング、美容室、写真スタジオ、保険ショップといった専門店、事務所などが入居する。(2020年5月現在)

ハピーマート、マルシン・アイム天満屋から30年の歴史に幕

天満屋ハピーマート亀甲店は1990年に、岡山県北部地盤の「マルシン百貨店亀甲店(マルシンストア亀甲店)」として藤井百貨店跡に開店。
1992年3月には天満屋ストアとの資本業務提携強化の一環として「アイム天満屋亀甲店」に改称、2004年3月には運営会社再編に伴い「天満屋ハピーマート亀甲店」に改称、2016年3月の運営会社再編を機に天満屋ストア運営となった。

天満屋ハピーマート閉店・サンエース営業継続告知。

天満屋ハピーマートの閉店後も、サンエース内の各専門店は営業を継続する見込みとなっている。

ハピーマート跡は「三金屋」真庭市外初となる店舗に

天満屋ハピーマート跡には、金田商店(本社:岡山県真庭市)の食品スーパー「にぎわい市場三金や(MIKANAYA)」が7月初旬を目処に開店する予定となっている。
MIKANAYAは250円弁当など低価格路線の商品に強みを持っており、勝山・久世の2店舗を展開しているが、これまで真庭市外に出店していなかった。
MIKANAYAには、屋号の通り地域の賑わい創出に繋がる売場づくりに期待したい。
(撮影:ヨークセブンさん 

サンエース(天満屋ハピーマート→にぎわい市場三金や)

住所:岡山県久米郡美咲町原田1933-5

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ハヴァ・ナイス・トリップ、2020年5月25日自己破産申請-レディスアパレル「HAVE A NICE TRIP」、新型コロナ影響で倒産

レディスアパレル「ハヴァ ナイス トリップ」(本社:兵庫県神戸市中央区)が、2020年5月25日に自己破産を申請し、倒産した。

HAVE A NICE TRIP.

最盛期には100店舗近く展開したレディスアパレル

ハヴァ ナイス トリップは1977年7月に設立。
同社の主力業態「HAVE A NICE TRIP」は1997年秋に立ち上げた婦人服・婦人雑貨ブランドで、コンセプトに「旅を切り口とした快適・やすらぎのライフスタイル」を掲げ、百貨店やファッションビル、ショッピングモール、ギフトサロンを中心に店舗網を急速に拡大。合わせて取扱品目を紳士服やインテリア雑貨に拡張していた。
最盛期となる2008年には全国93店舗を展開していたが、近年は競争激化による店舗の閉鎖もあり、店舗網を52店舗までに縮小していた。

経営不振の同社、新型コロナウイルスが追い打ちに

帝国データバンクによると、2008年7月期には売上高約41億7600万円を計上していたが、2019年7月期には売上高約20億2800万円に半減。個人消費の低迷や不採算店舗の閉鎖、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で出店施設が全店休業したため、資金繰りが悪化したという。
ハヴァナイストリップは、「今後は、スポンサー様のご支援をいただき、ハヴァ ナイス トリップブランドと一部店舗での事業を継続させていただくべく、話を進めております。」とコメントしており、一部店舗での通常営業を継続しつつ、再建を目指すとみられる。

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すかいらーくHD、2020年7月から最大23時半閉店に-ガストなど全店で

ファミリーレストラン最大手のすかいらーくホールディングス(東京都武蔵野市)は2020年7月1日からガストバーミヤンジョナサンなどグループのファミレス全店舗で深夜営業を廃止し、全店原則23時30分より前に閉店することを発表した。

ガスト。

ファミレスとしては異例の「23時半より前に閉店」

すかいらーくグループでは2020年1月に24時間営業を廃止する方針を進めていたが、ファミレスとして最大営業時間が23時30分となるのは異例のこと。
すかいらーくグループはファミレス最大手であり、対象となる店舗は約2,600店にも及ぶ。都心店舗では終電・始発待ちなどで利用する客も多かったほか、郊外では深夜にトラックドライバーの来店も見られるなど「地域唯一の深夜営業飲食店」というところもあっただけに、影響は大きいものとなりそうだ。

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紀ノ国屋ジェイアール京都伊勢丹店、2020年5月25日開店-JR東日本系高級スーパー、西日本初出店

京都府京都市下京区のJR京都駅の核店舗として出店する三越伊勢丹・JR西日本系百貨店「ジェイアール京都伊勢丹」に、JR東日本グループの高級食品スーパー「紀ノ国屋ジェイアール京都伊勢丹店」が2020年5月25日午前10時30分に開店した。

JR京都伊勢丹

西日本初となる紀ノ国屋、三鷹直送の惣菜や焼菓子も展開

紀ノ国屋ジェイアール京都伊勢丹店は、伊勢丹地下2階フレッシュマートのグロサリー売場跡に出店するもので、売場面積は約143㎡。常設店としては西日本初となる。
同店は当初、4月29日に開店する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けた緊急事態宣言発令に伴い、開店を無期限延期していた。
同店では、紀ノ国屋のPB商品やエコバッグ、東京都三鷹市の自社工場(セントラルキッチン)から直送する自家製惣菜や焼菓子に加え、地元・京都で親しまれている食料品を取扱うなど、地域特性を活かした売場を展開する。

JR京都伊勢丹食品フロアリニューアルの目玉に

JR京都伊勢丹は。2018年12月に開業以来初となる地下1階食品フロアの増床リニューアルを実施して以来、生鮮専門店の入替えや新規ブランドの導入を継続的に進めていた。

12月5日 地下1階食品フロア 増床リモデルオープン!

関西では既に在京資本の成城石井や明治屋、関西資本のいかりスーパーマーケット(ライクス)、北野エース、大近パントリーが多店舗展開を行っているが、紀ノ国屋は創業以来地方への常設店舗の出店を行っていなかったため、JR京都伊勢丹食品フロアの目玉となるだろう。

紀ノ国屋ジェイアール京都伊勢丹店

住所:京都府京都市下京区東塩小路町
営業時間:午前10時~午後8時
(当面の間、営業時間を「10時30分~午後7時30分」に短縮)

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ドン・キホーテ五反田東口店、2020年6月1日開店-五反田駅前の有楽街に7フロアのドンキ

東京都品川区の五反田駅前に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ五反田東口店」が5月21日午前8時にプレオープン、6月1日午前8時にグランドオープンする。
ドン・キホーテ五反田東口店(昼)。

五反田有楽街に高層のドンキがオープン

ドン・キホーテ五反田東口店は、都内有数の歓楽街「五反田有楽街」に出店。建物は地上10階地下1階建で、営業フロアは地上6階~地下1階、売場面積は1,742㎡、駐輪台数は111台。
五反田東口店は当初、5月15日の開店を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けた緊急事態宣言発令により開店を延期、21日から入場制限を設けたうえでの暫定営業を行っている。

ドン・キホーテ五反田東口店(夜)。

同店は「多種多様なニーズにお応えする、駅前立地・多層階型店舗」として、地域住民やオフィスワーカーを対象とした食品・酒・日用消耗品・化粧品・スマートフォンアクセサリー・家電製品・衣料品、観光客やトレンドに敏感な層を対象としたブランド品・カラコン・バラエティグッズをフロアごと異なるテーマに基づいた空間演出で展開するとしている。

ドン・キホーテ五反田東口店

住所:東京都品川区東五反田一丁目12番地7号
営業時間:午前8時~翌午前0時
(プレオープン期間中は「午前8時~午後10時」に短縮営業)

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イオンスタイル新津、2020年5月29日開店-新潟で「NEWイオンスタイル」戦略かかげる

新潟県新潟市秋葉区の国道7号線沿いに、イオンリテールの食品スーパー「イオンスタイル新津」が2020年5月29日午前10時に開店する。

イオンスタイル新津。

新津のイオンスタイル「マックスバリュ」形式で出店

イオンスタイル新津の出店地はJR新津駅や秋葉区役所から約1kmほどの中心市街地で、ホームセンタームサシの跡地。敷地内隣接地にカラオケ「まねきねこ」居酒屋「村さ来」などが出店するほか、周辺にはにいつフードセンターパルス店やコメリパワー新津店などが出店する。
敷地面積は11,967㎡、直営面積は2,342㎡で、イオングループの食品スーパー「マックスバリュ」の標準面積程度の店舗となる。

ショートタイムショッピング型店舗に

イオンスタイル新津のコンセプトは「お客さまとともに、そして、快適で便利なフードストア」。
同社食品スーパー業態店舗比約1.5倍となる冷凍食品売場や和洋中さまざまな14種類の惣菜を取り揃えた量り売り弁当・惣菜専門店「リワードキッチン」、べる惣菜3品とご飯を組み合わせた「よくばりごはんセット」を展開するほか、約30種類の焼きたてパンを提供するインストアベーカリーを導入。店舗貸出スマホでお客様自身が商品をスキャンし、専用端末機で支払いをすることで、レジに並ばないショートタイムショッピングサービス「レジゴー」を新潟県内のイオンで初導入するなど「ショートタイムショッピング型」の店舗を目指すとしている。
また酒売場では、秋葉区に酒蔵のある「加茂錦酒造」のイオン限定商品や新潟ワインコーストで醸造されている地ワイン「カーブドッチワイナリー」など酒処新潟の地元商品を販売する。
そのほか「グラムビューティーク」では、化粧品や健康食品、医薬品などを展開。ヘルスケアコーナーでは健康維持や体力増進をする医薬品やサプリメント、健康食品などを取り扱うほか、専門スタッフによるアドバイスもおこなう。

新潟で「NEWイオンスタイル」戦略かかげる

イオンリテールでは、2020年より推進する新潟での成長戦略のスタートとして、多種多様な店舗フォーマットに挑戦し、地域ごとに対応するとともに競争力を高めた「NEWイオンスタイル」の出店を目指すとしている。
すでにイオングループは新潟の地場食品スーパー「清水フードセンター」を傘下に収めるなどして複数の食品スーパーを展開しているほか、同じく新潟県内で2020年中の出店を表明している「バロー下門前店」「バロー上越寺店」両店跡のイオン店舗も同様の形式になると思われる。

イオンスタイル新津

住所:新潟県新潟市秋葉区南町 7-53
営業時間:午前8時~午後10時

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プラザアピア静岡、2020年5月28日建替リニューアル開業-マルハン旗艦店、ショッピングセンター併設に

静岡県静岡市駿河区に、マルハングループの複合商業施設「プラザアピア静岡」が2020年5月25日にプレオープン、5月28日にグランドオープンする。
プラザアピア静岡。

パチンコ最大手「マルハン」の旗艦店

プラザアピア静岡は、西原産業(現・マルハン)のボウリング場「静清フレンドボウル」(120レーン)として1972年12月に開業。1980年に現在の名称に改称した。
施設は長らく、パチンコ業界最大手「マルハングループ」の旗艦店、県内最大級のアミューズメント施設として、特徴的なテレビCM「アピアで待ってる!」ととも親しまれていたが、開業から46年が経過するなど老朽化が著しく、耐震性が低いため、2018年8月をもって閉店していた。

プラザアピア、建替えを機に複合商業施設として刷新

プラザアピア静岡新施設の本館は地上2階建、延床面積は6,533㎡。別館は地上2階建、店舗面積は3,779㎡、延床面積は4,664㎡。立体駐車場を併設する。
新施設は当初、2019年秋に全面開業する予定であったが、解体工事の遅れもあり開業時期が延期していた。
本館は従来と同様のアミューズメント施設として、パチンコ・スロット店「マルハン草薙アピア」、ボウリング(20レーン)・カラオケ・ゲームセンター「プラザアピア静岡(旧・SUPERWAVE静岡/ボウルアピア静岡)」が出店。
別館は地域密着型ショッピングセンターとして、ツルハドラッグ傘下のドラッグストア「杏林堂」や大型衣料品店「あかのれん」、100円ショップ「ダイソー」、セブン&アイHD傘下のファミリーレストラン「デニーズ」、「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」が出店する。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、マルハンや一部物販・飲食テナントの開店が延期となっている。

プラザアピア静岡

住所:静岡県静岡市駿河区中吉田15-8
営業時間:10時~26時(ボウリング・カラオケ・ダーツなど)

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