カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ルミエール太宰府店、2019年2月6日閉店-ニトリ跡に「仮店舗」2月8日開店

福岡県太宰府市大佐野のショッピングセンター「ビッグウェイシティモール」に出店する地場大手ディスカウントストア「ルミエール太宰府店」が、改装移転工事のため2019年2月6日をもって閉店、ニトリ太宰府店跡に「ルミエール太宰府店仮店舗」として2月8日に新装開店した。

ルミエール太宰府店仮店舗

出店テナントの再編が進むビッグウェイシティモール

ルミエールの出店するビッグウェイシティモールは、九州地場大手スーパー(当時)「ニコニコドー」の旗艦店として1995年に開業。建物は生活館、食品館、酒販売店、立体駐車場の4館体制で、売場面積は11,478㎡。
開業当初、ニコニコドーの大型ディスカウント「ビッグウェイ」を核に、複数の有力専門店が出店していたが、運営会社の業績不振や複雑な施設構造、競合施設との競争激化もあり、2000年5月をもって一時全館閉店していた。同年秋には食品館1館に直営売場を集約、生活館を提携関係にあった「ニトリ」に運営移管したが、食品館のニコニコドーは2002年をもって閉店、生活館のニトリは隣接地への移転のため2018年12月をもって閉店している。(詳細は関連記事「ニトリ太宰府店、12月16日閉店」に記載)

ビッグウェイ生活館・ニトリ太宰府店。(2018年12月閉店)

ルミエールの福岡旗艦店、ニトリ跡に一時移転

ルミエール太宰府店は、ビッグウェイ食品館に「ロジャース太宰府店」として2002年11月に開店、2004年に現在の店名に改称した。2007年には、敷地内駐車場に三角商事福岡本部(福岡サポートセンター)とグループの児童書専門店「あっぷっぷ」を新設、2009年10月に大規模リニューアルを実施、2012年7月には明治屋産業びっくり酒店跡にグループの酒販売店「豊島屋」を導入するなど、三角商事の福岡における重要拠点として位置付けられている。
同店は生鮮食料品をはじめ、衣料品、生活用品、大型家電、カー用品など幅広い商品を取扱う総合ディスカウントストアとして近隣住民から支持を集めているが、2010年以降相次ぎ開店した近隣店舗(東那珂店・春日店・筑紫野店など)と比較し、建物の老朽化が進行していたこともあり、2019年2月6日をもって一時閉店することとなった。

隣接地に移転したニトリ太宰府店新店舗。

仮店舗の営業期間、新店舗活用方法は未定

ルミエール太宰府店仮店舗は、ビッグウェイ生活館1階(旧ニトリ太宰府店)に2月8日開店。旧店舗と同様に衣食住全般を取扱う総合ディスカウント業態として営業する。
開店当日は旧店舗からの移転直後であり、一部では品薄の売場もみられたが、近隣住民からは「今までの店は古すぎて照明も暗めだし床もガタガタだった」「(仮店舗は)仮だけど凄く明るいし通路も広い」など、仮店舗に対する満足と新店舗への期待の声も聞かれた。

ルミエール太宰府店仮店舗。

旧店舗は建替えもしくは既存店の大規模リニューアルなどが計画されているが、仮店舗の営業期間や新店舗の詳細については未定という。

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ビエラ海田市、2019年2月21日開業-「ビエラ」広島初進出

広島県海田町のJR海田市駅前にJR西日本グループの複合商業施設「ビエラ海田市」が2019年2月21日に開業する。

ビエラ海田市。

中国地方初のビエラ、海田市に

ビエラ海田市は2階建てで、店舗面積は3,048㎡。平面と2階半床に駐車場が設けられる。
ビエラはJR西日本不動産開発の商業施設ブランドであるが、中国地方では初進出となる。
もともとこの地には倉庫やJRの建物があり、海田町役場が移転する計画もあったが、計画はその後中止となり、JR西日本不動産開発が商業施設を開発することとなった。
なお、これに先駆けて海田市駅前広場の整備事業も2018年に完成している。

海田市駅前の整備事業も完了した。

「ハローズ」最西端の店舗

ビエラ海田市の核店舗は福山市に本社を置くスーパーマーケット「ハローズ」。ハローズ海田市駅前店は駅前立地でありながら同社が特徴とする24時間営業をおこなう。

ハローズ海田市店。

ハローズは広島市に進出しておらず、この店舗が最西端の店舗となる。同社の広島県内店舗は殆どが福山市周辺に立地していたものの、ここ数年は広島市近隣への出店を開始しており、広島市内まで店舗網を拡大することができるか注目される。

ハローズは駅側から見て裏手となる。

そのほか、ドラッグストア「ココカラファイン」や医療機関、認可保育園などが入居する。
(写真提供:Hiroredev

ビエラ海田市

住所:広島県安芸郡海田町窪町1
営業時間:24時間(ハローズ)

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ライフ桜新町店、2019年2月6日開店-新時代の「旗艦店」に

東京都世田谷区の東急田園都市線桜新町駅近くに総合スーパー「ライフ桜新町店」が2019年2月6日に開店した。

ライフ桜新町店。

ライフ、桜新町に総合スーパー出店

ライフ桜新町店は玉川消防署訓練施設跡に出店。
すぐ近隣には「いなげや桜新町店」がある。
売場は1階と2階、地階は駐車場で、売場面積は3,590㎡。1キロ圏の商圏人口は約5万人。
テナントとしてクリーニング店、ローソン銀行ATMが出店する。ローソン銀行の導入はライフで初となる。

「こだわりの品」提供する旗艦店に

1階の食品売場ではライフプレミアム「贅沢なあご入りおだし」を使用した惣菜などこだわりの商品を提供するほか、自社が運営するナチュラルスーパー「ビオラル」のコーナーを設置。さらに「オイシックス」の野菜・果物やレシピ付きミールキット、北海道のコンビニ「セイコーマート」PB商品のアイスクリームなども取りそろえる。
また、ベーカリーコーナー「小麦の郷」も設けられており「生食パン」のような食感の食パン「煌(きらめき)」を販売。手作りのナポリピッツァやバーガー、「北海道サロベツ豊富町厳選牛乳」を使用したソフトクリームなどを提供する自社のベーカリーカフェコーナー「ライフカフェ」を導入する。

2階の衣料品売場では、若者に人気のアパレル店「チュチュアンナ」の商品も導入する。
このほか、大型のキッズスペースも開設。大型滑り台や「キネクトサイネージ」を楽しめる同社最大の86インチモニターも設置される。

キッズスペースイメージ。

ライフは同店を「ライフらしさ」を具現化する旗艦店と位置付けており、年間売上35億円を目指すとしている。

ライフ桜新町店

住所:東京都世田谷区桜新町2-23-1
営業時間:9:30~24:00

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サンリースポーツパレスアスパ、2019年2月28日閉館-サンリー菊陽の準核店舗

熊本県菊陽町のショッピングセンター「サンリー菊陽ショッピングセンター」(菊陽ショッピングプラザ)の東半分を占めるスポーツクラブ「サンリースポーツクラブアスパ」が2019年2月28日に閉館する。

サンリー菊陽ショッピングセンター・アスパ。

サンリースポーツクラブアスパ、32年の歴史に幕

サンリー菊陽ショッピングセンターは1987年3月に開業。売場面積は17,205㎡で、当時は熊本県で最大の大型ショッピングセンターであった。開店日には臨時列車が運行され、宮尾すすむ氏が来店した。
サンリーはカナダのショッピングセンター「ウエストエドモントンモール」にヒントを得たもので、西側に寿屋の旗艦店となる総合スーパー「寿屋菊陽店」と寿屋の児童図書館、文化教室、サンリー菊陽専門店街(売場面積17,205㎡)を、東側に「サンリースポーツクラブアスパ」を配したもの。
アスパは夏はプール、冬はスケートリンクとなることが特徴で、このほかに卓球場も設けられ、寿屋の卓球実業団チームの練習場にも使用されていた。
2002年の寿屋倒産後、サンリー菊陽ショッピングセンターは核店舗がジャスコ菊陽店(のちに「イオン菊陽店」)、アスパは宮城県仙台市で「アイスリンク仙台」などを運営するスケートリンク大手「加藤商会」の運営となった。


アイスリンク仙台。

アスパの最終営業日は2月28日。地元紙の報道によると閉鎖はイオン九州が加藤商会との契約を更新しなかったためで、跡地の活用方法などについては2月現在発表されていない。
熊本県のスケートリンクは熊本市が所有する「アクアドームくまもと」のみとなる。

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ハマプラザビル、2019年中に閉館-アニメイト横浜はビブレに移転

神奈川県横浜市西区の横浜そごう隣にある複合ビル「ハマプラザ」が2019年中を目途に閉館する。
すでに大部分のテナントは退去済みで、アニメイトの旗艦店「アニメイト横浜店」と「らしんばん横浜店」は移転する。

ハマプラザ。

ハマプラザ、老朽化で閉館へ-既に大部分は退去

ハマプラザは1974年に横浜駅東口に開業した14階建ての複合ビル。
ヨコハマプラザホテル」を核とし、地階から6階には商業施設や飲食店などが出店していた(地下2階は駐車場)。
開業当時、横浜駅東口は正面機能が西口に移った後で今よりも閑散としていたが「みなとみらい」の開発が行われる頃にはこの辺りも繁華街の一角となった。
建物は2005年に改装されたものの、2011年の東日本大震災では周辺で地盤沈下が発生。近年は建物の老朽化も目立っていた。

ハマプラザのエントランス。

ヨコハマプラザホテルは老朽化を原因に2017年に閉館。
2018年時点では商業施設の核テナントとして1階から4階にアニメショップの「アニメイト」の旗艦店が出店していたほか、アニメショップ「らしんばん」、ネットカフェ「ポパイ」などが出店していたが、ポパイは2018年9月に閉店。アニメイト、らしんばんも近い将来の移転が囁かれていた。

アニメイト、横浜ビブレに移転

アニメイト横浜店は3月19日に閉店(19日は1階のみ営業)。
横浜ビブレ8階のブックオフ隣に移転(ブックオフは減床)し、3月21日に「アニメイト横浜ビブレ店」として新規開店する。

横浜ビブレ。

また、らしんばん横浜店についても近く移転するというが、2月5日時点では移転先が発表されていない。

アニメイトの移転告知(公式サイトより)。

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MEGAドン・キホーテUNY中里店、2019年2月28日開店-ピアゴ跡に

静岡県富士市のピアゴ中里店跡に、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY中里店」が2019年2月28日に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY中里店。

「地盤沈下」でたびたび休業していた

MEGAドン・キホーテUNY中里店の前身となる「ユーストア中里店」は2007年3月に開店。運営会社の経営統合及び店舗ブランド再編に伴い、2009年2月に店舗名を「ピアゴ中里店」に改称し営業を継続していたが、業態転換のため2019年1月6日をもってユニー直営売場及び大半のテナントが撤退していた。
同店は開店以来、同店は地盤沈下対策が深刻な課題とされており2008年6月(約1ヶ月間)、2010年3月~8月(約5ヶ月間)と過去2回、大規模改装を伴う長期休業を実施していた。今回は3度目の長期休業となる。

静岡県初となるユニー・ドンキのダブルネーム店舗

MEGAドン・キホーテUNY中里店の建物は地上1階建、直営売場面積は約4,200㎡。ユニーの100%子会社「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては静岡県13店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては静岡県初となる。
ピアゴ時代と同様に生鮮食品を取扱うほか、テナントとして100円ショップ「ダイソー」など4店舗が営業を継続する。

MEGAドン・キホーテUNY中里店

住所:静岡県富士市中里字鬼ヶ島2566番21
営業時間:午前8時~翌午前0時

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MEGAドン・キホーテUNY近江八幡店、2019年2月28日開店-ピアゴ跡に

滋賀県近江八幡市のピアゴ近江八幡店跡に、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY近江八幡店」が2019年2月28日午前8時に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY近江八幡店。

近江八幡のピアゴ、MEGAドンキに

MEGAドン・キホーテUNY近江八幡店の前身となる「ユーストア近江八幡店」は2005年に開店。運営会社の経営統合及び店舗ブランド再編に伴い、2009年2月に店舗名を「ピアゴ近江八幡店」に改称していた。その後、ドンキへの業態転換のため、2019年1月6日をもってユニー直営売場を閉店、現在は一部専門店のみが営業を継続している。

ピアゴ近江八幡店(撮影:ヨークセブンさん 

MEGAドン・キホーテUNY近江八幡店の建物は地上2階建、直営売場面積は約4,300㎡。ドンキとしては滋賀県5店舗目で、ユニーの100%子会社「UDリテール」が運営する。
テナントとして100円ショップ「Watts」など5店舗が入居するほか、敷地内のホームセンター「DCMカーマ」は営業を継続する。

閉店前からドンキの求人が行われていた。

MEGAドン・キホーテUNY近江八幡店

住所:滋賀県近江八幡市鷹飼町字一本木223番地3
営業時間:午前8時~翌午前0時

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ドン・キホーテ今治店、2019年2月23日開店-ワールドプラザに

愛媛県今治市のショッピングセンター「ワールドプラザ」に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ今治店」が2019年2月28日午前8時に開店する。

ドン・キホーテ今治店。

イオン核「ワールドプラザ」に今治初のドンキ

ワールドプラザは田窪工業所跡に1998年10月開業。2019年現在はイオングループのディスカウントスーパー「ザ・ビッグ」を核に、ホームセンター「コーナン」、カジュアル衣料「マックハウス」、100円ショップ「Watts with」など26の専門店が出店する。かつては一六本舗(一六タルト)系のスーパー「セブンスター」が核店舗であったが、同社は今治市から撤退している。

ワールドプラザと「キャプテンウーピー」(公式FBより)。

ドン・キホーテ今治店は「ドラッグセイムス」「シュープラザ」などの専門店跡に出店。建物は地上2階建で、売場面積は2,320㎡。ドンキは松山市、西条市に次いで愛媛県3店舗目、今治市では初となる。
1階では日配品や加工食品、お菓子、日用雑貨、化粧品を充実させるなど、普段使いの目的買い需要に対応した売場を展開し、2階ではカジュアル衣料やブランド品、家電製品、スマホパーツ、カラコンなど、実用性とトレンド性の高い商品中心の売場を展開するとしている。

「尾道からも集客」めざす

同店が立地する今治市は、瀬戸内しまなみ海道を通して広島県尾道市からのアクセスも可能である。
そのためドンキは尾道や向島、因島、生口島からの広域集客も目指すとしており、店内には瀬戸内海にちなんだ「海や波をイメージした装飾」を施すという。

ドン・キホーテ今治店

住所:愛媛県今治市東村1-14-2
営業時間:午前9時~翌午前2時

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ドン・キホーテUNY可児店、2019年2月21日開店-ピアゴ跡に「ユニードンキ初」生鮮なし

岐阜県可児市の可児市役所近くにあった「ピアゴ可児店」跡に、ディスカウントストア「ドン・キホーテUNY可児店」が2019年2月21日に開店する。

ドン・キホーテUNY可児店。

可児を代表する大型店だった「ユニー可児店」跡

ドン・キホーテUNY可児店の前身となる「ピアゴ可児店」は1981年、ユニーのショッピングセンター「ショップランド可児」(ユニー可児店)として開業。長らく、近隣の「長崎屋日本ライン可児店」とともに地域を代表する大型店として営業していたが、1997年にヨシヅヤの東濃地区における旗艦店「可児パティオ」が開業、2008年にユニーの新店舗「ラスパ御嵩」(アピタ御嵩店)が開業するなど、施設の競争力が低下したことから2010年5月をもって閉店、建物は解体されていた。
その後、ピアゴ可児店として2012年12月に再開店。ユニー直営売場に加え、ユニーグループの夢屋書店を前身に持つ「BOOKSえみたす」、100円ショップ「Seria」、ラーメン・甘味専門店「スガキヤ」など13店舗が入居していたが、業態転換に伴い2019年1月3日をもって大半のテナントが撤退していた。

ユニー転換店初の生鮮なし「ほぼ普通のドンキ」

ドン・キホーテUNY可児店の建物は平屋建、直営売場面積は約3,600㎡。ユニーの100%子会社「UDリテール」が運営する。
半径1km圏内にグループ店舗「ラスパ御嵩」(アピタ御嵩店)が立地していることから直営の生鮮食品売場は廃止され、従来型の「ドン・キホーテ」のような非生鮮食品や日用品、衣料、化粧品、ブランド品中心の商品展開を行うという。

店舗周辺では2012年以降、スーパーセンターオークワの大型店2店舗(ともに約6,000㎡)が相次ぎ出店、2018年10月にはザ・ビッグ可児御嵩店も出店するなど、ディスカウント業態による競争激化が進んでいる。
トレンドを意識した娯楽性の強い商品構成に特徴を持つドンキはこうした既存店との差別化で生き残りを図る考えとみられ、今後もこうした「ほぼ普通のドンキ」への転換店舗が増えていく可能性もある。

ドン・キホーテUNY可児店

住所:岐阜県可児市中恵土字溝向2120番1
営業時間:午前9時~翌午前2時

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MEGAドン・キホーテ和泉中央店、2019年2月15日開店-DCMダイキ跡に

大阪府和泉市の和泉中央駅前に、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ和泉中央店」が2019年2月15日に開店する。

MEGAドン・キホーテ和泉中央店。

和泉中央駅前のダイキ跡「MEGAドンキ」に

MEGAドン・キホーテ和泉中央店はDCMダイキ和泉中央店跡に出店。建物は地上2階建、売場面積は3,928㎡。
和泉中央店は「ニューファミリーが集う大型ディスカウント店」として、店舗屋外への「遊具スペース」の設置や「キッズ用タブレット付きのショッピングカート」を導入するなど、子育て世代のニューファミリー層をターゲットとした売場づくりを行う。
商品構成としては、一般食品、日用品などの生活必需品やトレンドを意識した化粧品、スマートフォンアクセサリーなどドンキならではの商品を展開、生活家電は同社関西最大級の品揃えになるという。

泉北高速鉄道沿線へのドン・キホーテ出店は、2016年6月の「ドン・キホーテクロスモール堺店」(栂・美木多駅徒歩15分)以来2店舗目であり、和泉中央店は駅徒歩1分という好立地に出店することから、沿線各駅からの買物客獲得が期待される。

MEGAドン・キホーテ和泉中央店

住所:大阪府和泉市いぶき町5丁目6番17号
営業時間:午前9時~翌午前3時

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