セブン&アイHD、2020年6月に「ヨークマート」「食品館」「プライス」等を新会社「ヨーク」に統合

セブン&アイ・ホールディングス(本社:東京都千代田区)は、グループの首都圏食品スーパーを、新会社「ヨーク」(本社:東京都江東区)のもとで再編することを2020年4月9日に発表した。

食品館イトーヨーカドー。

セブンアイの食品スーパー統合「セブンカラーの鳩」に

新会社「ヨーク」は、セブンアイグループで食品スーパーを展開する「ヨークマート」が2020年6月1日付で商号変更を実施するもの。

ヨークマート。

新たなシンボルマークは「セブンアイカラーの鳩」となる。
同社のもとでイトーヨーカ堂が首都圏エリアで展開している「ヨークマート」に加えて「食品館イトーヨーカドー」「イトーヨーカドー・ザ・プライス」の20店舗、「フォーキャスト」が品川区中延でテスト展開している次世代型ミニスーパー「コンフォートマーケット」の運営を統合する組織再編を行う。
なお、首都圏エリアでの再編であり、南東北を地盤とするヨークベニマル(本社:福島県郡山市)は含まれない。

イトーヨーカドー・ザ・プライス西川口店。
(旧店、現在は建て替え中)

これにより、プロセスセンターやセントラルキッチンの導入など、製造・配送・販売が一体化したマーチャンダイジング(MD)を強化するとともに、これまで各社が構築してきた MDを統合することで更なるシナジーを目指し、食品シェアの拡大を目指す計画だ。

「ヨーク」再編改革。

このほか、「ヨーク」傘下ではないものの、4月30日には「ザ・ガーデン自由が丘」を展開するそごう・西武傘下の高級スーパー「シェルガーデン」についてもセブン&アイHD傘下へ移行し、シナジーの追求を狙うとしている。

ザ・ガーデン自由が丘。

株式会社ヨーク

住所:東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル西棟12階
資本金:30億円

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