東京美々卯、2020年5月20日廃業-「うどんすき」発祥の店、新型コロナで首都圏から撤退

関西発祥の日本料理・麺類専門店「東京美々卯」が2020年5月19日に廃業を発表し、首都圏の美々卯全6店舗が2020年5月20日をもって完全閉店することが決定した。
なお、東京美々卯の6店舗のうち5店舗は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け休業状態にあり、5月19日現在は京橋店1店舗のみ営業を続けている。

美々卯。

「うどんすき」発祥の店として知られる美々卯

美々卯(大阪美々卯)は1925年に大阪・堺の老舗料亭「耳卯楼」を前身とする日本料理・麺類専門店として創業。1958年に法人化した。
同社が1928年に考案した麺料理「うどんすき」(1960年商標登録)は、谷崎潤一郎や尾崎愕堂(尾崎行雄)にも愛されたという逸話があるなど、うどんすきの銘店として1990年代には東名阪や九州の百貨店・繁華街などに30店舗ほどを展開していた。(暖簾分け店舗含む)
東京美々卯は1973年4月に美々卯の暖簾分け店舗として東京・京橋で創業。
創業当初は都内繁華街への出店が中心であり、1985年の横浜そごう店開店後も長らくその傾向は変わらなかったが、2000年代以降百貨店レストラン街(西武百貨店・そごう内)への出店を本格化。2020年5月現在は店舗の半数超が百貨店内飲食店となっている。

関西の美々卯直営店舗は今後も営業継続

美々卯グループ、東京美々卯ともに「無借金経営を続けている」としているが、東京美々卯は自社物件の京橋店が再開発計画に合わせて営業終了予定であったこと、新型コロナウイルス感染拡大による業績低迷のため、営業継続が困難であると判断したため、手元資金が充分ある間に閉店することとなったとしている。
なお、美々卯直営の飲食・デパ地下店舗(関西14店舗、中部1店舗)については、今後も営業継続する。

東京美々卯廃業に伴い5月20日をもって閉店する6店舗
  • 美々卯京橋店
  • 美々卯新宿店(休業中)
  • 美々卯渋谷西武店(休業中)
  • 美々卯池袋西武店(休業中)
  • 美々卯横浜そごう店(休業中)
  • 美々卯千葉そごう店(休業中)

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