ジョイフル、フレンドリーを子会社化-経営難のフレンドリー、ジョイフルが創業時の「恩」返す

ファミリーレストラン大手の「ジョイフル」(大分市)は、同業の「フレンドリー」(大阪府大東市)を子会社化する。

一般的なフレンドリーの店舗。(大阪府守口市)

フレンドリー、売上は最盛期の半分以下となっていた

フレンドリーは1954年に寿司店として創業。1971年にファミリーレストランに参入した。
2007年には和食レストラン「さと」を展開する「サトレストランシステムズ」と経営統合予定であったが断念している。同社はフレンドリー創業者の弟が創立した企業で、ルーツは同じである。
現在はファミレス「フレンドリー」のほか、ジョイフルに近い業態の廉価ファミレス「ゴッツ」、居酒屋「マルヤス水軍」、うどん店「香の川製麺」などを展開する。
近年は主力業態であった「フレンドリー」が競合企業の増加で振るわず、5月12日に同社が発表した2018年3月期の決算は、最終損益が3700万円の黒字(前期は3億5600万円の赤字)であったものの、売上高は前期比8.1%減の72億円(最盛期の半分以下)となっている。

ジョイフル、約15億円を投じてフレンドリーを傘下に

ジョイフルは1968年に焼肉店として創業(現在のジョイフルの元である株式会社焼肉園は1976年に創業)。1979年にファミリーレストランに参入した。
現在はファミレス業界国内3位(1位:すかいらーく、2位:サイゼリヤ)の店舗数で、ファミレス「ジョイフル」、和食店「喜楽や」などを展開するほか、2018年には東京都心で展開する老舗レストラン「キッチンジロー」(千代田区)とも資本提携を結んでいる。

キッチンジロー外神田店。

ジョイフルはTOBを通じてフレンドリーを子会社化する。ジョイフルの投資額は約15億円で、買い付け価格は1株100円。フレンドリーの上場は維持される。
フレンドリーは経営難により2014年から政府系ファンド「地域経済活性化支援機構」(REVIC)の支援を受けていたものの、経営状態が好転したとはいえない状況が続いていた。

ジョイフル、フレンドリーへの「恩返し」

ジョイフルの創業者である穴見保雄は、1970年代に卸業者を通じてフレンドリー創業者であり業界の先輩であった重里善四郎と知り合い、指導を受けたという恩がある。
そのこともあってか、ジョイフルは現在までフレンドリーと直接競合するエリアにはあまり出店していない。
(堺市美原区の両社の店舗は比較的近いものの、フレンドリーは高級業態で出店)
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ジョイフルの店舗(仙台市)。

ジョイフルは、フレンドリーについて物流の効率化などを図り黒字化・経営再建させたい考えだといい、経営難となった創業時の恩人に対する「恩返し」をおこなうかたちとなった。

ニュースリリース:株式会社フレンドリー普通株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ(ジョイフル)
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