カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

マツキヨココカラ&カンパニー、2021年10月1日発足-マツモトキヨシ・ココカラファイン統合、業界アジアNo.1めざす

大手ドラッグストア「マツモトキヨシHD」(本社:千葉県松戸市)「ココカラファイン」(本社:神奈川県横浜市港北区)は、経営統合契約を2021年2月26日に締結した。
経営統合にともない、ココカラファインは2021年9月29日をもって上場廃止、マツキヨHDは「マツキヨココカラ&カンパニー」に2021年10月1日付で商号変更する。

総店舗数3,000超、最大手ドラッグストア連合誕生

マツモトキヨシは1932年12月に、千葉県松戸市に「松本薬舗」として創業。1951年4月に創業者「松本清」の名前を採った現在の屋号に改称した。1990年代からは首都圏繁華街への出店を本格化、積極的なテレビCMの放映や地方有力ドラッグストアとの提携により知名度を全国規模に高めた。
同社の2020年3月期の売上高は5905億9300万円、2020年12月31日時点での店舗数は1,755店舗(調剤取扱店335店舗含む)。
ドラッグストア業界では国内4位となっている。
マツモトキヨシの店舗。(東京都豊島区)

ココカラファインは2008年4月に、首都圏地盤の「セイジョー」と関西地盤の「セガミ」の経営統合により設立。2010年10月には関西地盤の「アライドハーツHD」(ライフォート・ジップドラッグ)と経営統合、その後も競合他社の買収を進めるなど規模拡大を続けている。
同社の2020年3月期の売上高は4038億7500万円、2020年12月31日時点での店舗数は1,444店舗。(調剤薬局407店舗含む)。
ドラッグストア業界では国内7位となっている。
ココカラファインの店舗。(大阪市中央区)

両社は資本業務提携に関する検討・協議を2019年4月26日に開始、基本合意書及び資本業務提携契約を2020年1月31日に締結。これにあわせて、マツキヨのグループ共通PB商品「matsukiyo」や高機能化粧品「THE RETINOTIME(ザ・レチノタイム)」、オーガニック化粧品「ARGELAN(アルジェラン)」をココカラファインに供給開始するなど、マーチャンダイジングや棚割りの統一に向けた準備を進めていた。

マツキヨ主導の経営統合、両社の店舗ブランドは存続

新会社のマツキヨココカラ&カンパニーは、マツキヨHDを“株式交換完全親会社”、ココカラファインを“株式交換完全子会社”とする株式交換により発足するもの。株式交換比率はマツキヨHD1:ココカラ1.70、ココカラは2021年9月29日に上場廃止となる見込み。

本社となる「MK御茶ノ水ビル」(文京区)。
(建設中のころ、現在は竣工済み)

新会社の代表取締役会長にはマツキヨHD出身の松本南海雄氏、代表取締役社長には同じくマツキヨHD出身の松本清雄氏が就任。代表取締役副社長にはココカラ出身の塚本厚志氏が就任する。また、本社機能は千葉県松戸市・神奈川県横浜市・大阪府大阪市などではなく「MK御茶ノ水ビル」(東京都文京区湯島)に設ける。

ワトソンズ越え「アジアナンバーワン」をめざす

マツキヨココカラ&カンパニーは、グループ理念に「未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく」、グループビジョンに「美しさと健やかさを、もっと楽しく、身近に。」を掲げる。
新会社の経営規模は、単純計算で売上高は約1兆1000億円、店舗数は約3200店規模となり、さらに2026年度3月期を目処にアジアNo.1ドラッグストア(グループ売上高1.5兆円・営業利益率7.0%)を目指すとしている。
なお、現在「アジアNo.1のドラッグストア」である「ワトソンズ」(本社:香港)の2019年の売上高は約216億ドル(約2兆2900億円、系列スーパーなど含む)となっている。

マツキヨココカラ&カンパニー(現・マツモトキヨシHD)

住所:東京都文京区湯島1丁目8番2号

関連記事:マツキヨとココカラ、経営統合協議を開始-2019年8月14日に発表、売上高「約1兆円」に
関連記事:ココカラファイン、スギ薬局と経営統合の検討開始-マツキヨも参加で「巨大ドラッグストア」誕生か
関連記事:マツモトキヨシHD、ココカラファインと資本業務提携の検討開始-「国内最大手」誕生なるか
関連記事:ディスカウントドラッグコスモス薬局広尾駅店、2019年4月17日開店-コスモス、東京初出店は「狭小店」

PPIHグループ(ドンキ)、米高級スーパー・Gelson’sを2021年4月買収-海外売上2,000億円規模に

大手流通グループ「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH/旧・ドン・キホーテHD)」(東京都目黒区)は、高級食品スーパー「Gelson’s」を傘下に持つ「GRCY Holdings」(米国カリフォルニア州)の全株式を、2021年4月中を目処に取得する。

米国を皮切りに東南アジア・中華圏に店舗網広げたドンキ

旧・ドン・キホーテHDは、2006年2月に経営再建中だった大手流通グループ「ダイエー」の米国法人2社(米国ハワイ州)を買収するかたちで米国に進出。2013年9月には日系スーパー「マルカイ(MARUKAI)」(米国ハワイ州/米国カリフォルニア州)を、2017年8月にはハワイ地場スーパー「QSI(TIMES/BIG SAVE)」(米国ハワイ州)を相次ぎ買収。2018年10月にはグループ初となる米国での新規出店を行った。
中華圏や東南アジアにおいても、2017年12月には“ジャパンブランド・スペシャリティストア”を標榜する新業態「DON DON DONKI」1号店をシンガポールに出店。タイ・香港・台湾など20店舗近く同業態を展開している。

DON DON DONKI Clarke Quay Central.

これにあわせて、2019年2月には“環太平洋”を意味する現在のグループ名に変更、2020年11月には農畜水産物輸出拡大に向けた生産者・関係団体とのパートナーシップ組織「PPIC(Pan Pacific International Club)」を設立。PPIHグループとして、2030年を目標に農畜水産物3,000億円輸出を掲げるなど、日本の“食”や“文化”を軸に海外事業の強化を進めている。

植物肉で話題集めた米国老舗高級スーパー「Gelson’s」

Gelson’sは1951年7月に創業。店舗数は27店舗、売上高は8.72億ドル。(2020年12月期)
同社は1966年以来長らくNASDAQ上場の「Ardenグループ」(米国カリフォルニア州)傘下であったが、2014年2月に米国ファンド「TPGキャピタル」(米国カリフォルニア州)傘下に経営を移行。ファンド傘下入り後は、積極的な新規出店や同業他社からの店舗取得により、店舗数を倍増させている。
同社は「Premier Supermarket」を掲げ、2019年には日本でも話題を集めたImpossible Foods社(米国カリフォルニア州)の人工植物肉「Impossible Burger」を他社に先駆け全店舗で取扱開始するなど、グルテンフリー(小麦粉不使用)やヴィーガン・ベジタリアン(菜食主義者)向けの食材を幅広く展開。
店内にはワインバー(12店舗のみ、2月現在一時休業中)を併設するなど、高付加価値な商品・サービスに強みをもつ。

ドンキ、環太平洋シフトでさらなる成長めざす

PPIHによるGelson’s買収により、PPIHグループの海外売上高は年間2,000億円規模(連結売上高10%程度)に増加する。
PPIHは米国本土において、2013年9月に傘下に収めた日系スーパー「Marukai Market」、同業態にドンキのノウハウを移植した「TOKYO CENTRAL」の2業態を展開するが、これに高級食品スーパーが加わることとなった。
PPIHは、「当社グループを通じて供給するジャパンブランドの高品質商材を店舗に厳選して品揃えすることで、さらなる消費者の支持獲得に繋げていく」「既存の北米事業との間で、仕入れや資材調達等におけるスケールメリットや経営効率の改善等のシナジーも見込める」とコメント。Gelson’sでの日本産農畜水産物やジャパンブランド商品の展開など図られることとなる。

関連記事:DONDONDONKI西門店、2021年1月19日開店-台湾初のドンキ、松竹台湾劇場跡地「阿曼TIT」の韓国E-LAND旗艦店跡に
関連記事:DON DON DONKI LOT10店、2021年初頭開店-ドンキ、“クールジャパン伊勢丹”核の大型商業施設にマレーシア1号店
関連記事:DON DON DONKI ミラプレイス2店、2019年7月12日開店-ドンキ、香港初はアダストリア旗艦店跡

ボークス秋葉原ホビー天国1、2021年5月16日閉店-6月5日全館開業の「ホビー天国2」に統合で

東京都千代田区のJR秋葉原駅近くにある大型ホビービル「ボークス秋葉原ホビー天国1(VORKS AKIHABARA HOBBY TENGOKU-1)」が、店舗統合のため2021年5月16日に閉店する。

ボークス秋葉原ホビー天国。

ボークス、秋葉原初の自社ビル店舗を出店

ボークス(VORKS)は1972年に京都市で創業。ドールフィギュアを中心にホビー商品を企画製造・販売しており、現在は京都駅近くの商工ローン「日栄」本社ビル跡(京都市下京区)に本社を置く。秋葉原には1998年に初出店した(旧「ラジオ会館」内)。
ボークス秋葉原ホビー天国」の現店舗は2014年11月に開業。
このビルにはもともと「石丸電気パソコン館(石丸電気の大丸テレビジョン、秋葉原駅前店、免税館など業態は変遷)」が出店していたが、2008年に閉店。その後、秋葉原ラジオ会館の建て替えに伴い、2011年6月から「秋葉原ラジオ会館1号館」となっていた。
一方で、ボークスはホビー天国のすぐそばに7階建ての自社ビル店舗「ボークス秋葉原ホビー天国2」を2020年10月24日にプレオープンさせており、2021年6月に全館グランドオープンさせる予定を発表していた。
なお、ホビー天国2の開業に伴い「ボークス秋葉原ホビー天国」は「ボークス秋葉原ホビー天国1」と改称している。
今回のボークス秋葉原ホビー天国1の閉店は、この「ホビー天国2」への店舗統合に伴うもの。

ボークス秋葉原ホビー天国2。

ホビー天国1では、2021年5月1日から閉館まで「ありがとうさよならフェア」が実施される予定となっている。

「ホビー天国2」6月5日開業に-4月12日から一時休業

2月現在、下層階のみでプレオープン中の「ボークス秋葉原ホビー天国2」はグランドオープンに向けて2021年4月12日から一時休業。6月4日にボークスVS/VIP会員限定の内覧会を実施し、6月5日に全館グランドオープンする。
ボークス秋葉原ホビー天国2では、7月11日までグランドオープンフェアが開催される予定となっている。

秋葉原駅近く「大型空きビルだらけ」に

ボークスの新店舗完成は喜ばしいことではあるものの、ホビー天国1の建物は閉館後、全館が空き店舗になる可能性が高い。
コロナ禍により秋葉原では空き店舗が増えており、駅近く(電気街口)には「アドアーズ」「ホビー天国1」「セガ2号館(GiGO)」「ヤマダ電機/ツクモ」などの大型空きビルが居並ぶこととなる。

セガ2号館の跡。8階事務所・1階飲食店など以外は空き店舗。
左にボークスが見える。

ボークス秋葉原ホビー天国2

住所:東京都千代田区外神田4丁目2-10
営業時間:11時~20時/土日祝は10時開店(年中無休)
※改装後は変更される可能性あり
※コロナ禍のため変更されることあり

関連記事:ジーストア・アキバ、オノデンビルに2020年11月28日移転-キュアメイドカフェ・コスパなども
関連記事:アドアーズ秋葉原店、2020年11月8日閉館-アキバ一等地の大型ゲーセン、カラオケフロアは10月31日閉店
関連記事:ボークス秋葉原ホビー天国2、2020年10月24日1期開業-中央通りに自社ビル旗艦店、全館開業は2021年6月
関連記事:ツクモ秋葉原駅前店、2020年8月30日閉店-ヤマダ、旧サトームセン1号館から完全撤退
関連記事:ラオックス秋葉原本店、2020年8月1日リニューアル開業-4フロアを「アソビットシティ」に
関連記事:セガ秋葉原2号館(GIGO)、2020年8月30日閉館-アキバの巨大ゲーセン、17年の歴史に幕
関連記事:ツクモ、2020年6月中までに首都圏店舗の大半を閉店-ヤマダ内は全店閉鎖、都内は秋葉原各店のみに

新所沢パルコ、2024年2月29日閉店-約40年の歴史に幕

埼玉県所沢市の西武新所沢駅前にあるJ.フロント リテイリング(大丸松坂屋百貨店)傘下のファッションビル「新所沢パルコ」が、2024年2月29日に閉店する。

新所沢パルコ。

セゾングループによる街づくりの中核施設だった

新所沢パルコは1983年4月に開業。当時の西武新所沢駅周辺は大型商業施設が少なかったため、地域の核とするべく西武セゾングループがデザイン面にも力を入れた店舗であった。

新所沢パルコの連絡通路にある吹き抜け。

建物はパルコ館レッツ館の2館体制でパルコが所有、建物は地上5階から地下1階まで、店舗面積は18,144㎡。2019年度の売り上げは約100億円であった。
テナントとしてエステールユニクロGUノジマニトリデコホーム無印良品パルコブックセンター(リブロ)などが出店。
また、パルコ館地階の食品売場「キッチンランド」はマックスバリュ関東(元・つるかめランド)が運営するほか、レッツ館にはテアトルグループの映画館「新所沢レッツシネマパーク」も入居する(テアトルはかつて西武セゾングループであった)。
新所沢パルコ跡の活用方法や映画館の今後などについては、2月時点で発表されていない。

関連記事:三越伊勢丹、小型百貨店5店舗を2021年2月28日閉店-馬事公苑店・新所沢・成田・MI河辺・セントレア、3月にはMI登米佐沼も
関連記事:トコトコスクエア、2020年9月一部開業-ダイエー・イオン所沢店跡、12月までにミスターマックスとオーケー出店
関連記事:グランエミオ所沢、2020年9月2日全面開業-西武所沢駅ビル、イセタンミラー・TSUTAYAなど126店が出店
関連記事:西武所沢店、2019年11月までに全館リニューアル-「西武所沢S.C.」に
関連記事:イオン所沢店、2019年9月30日閉店-旧・ダイエー、38年の歴史に幕
関連記事:KADOKAWA、東所沢に”ポップカルチャーの一大拠点”建設-2020年4月完成目指す

津田沼パルコ、2023年2月28日閉店-A館・B館ともに約45年の歴史に幕

千葉県船橋市の津田沼駅前にあるJ.フロント リテイリング(大丸松坂屋百貨店)傘下のファッションビル「津田沼パルコ」が、2023年2月28日に閉店する。

津田沼パルコA館。

「津田沼戦争」の舞台、2017年に改装していたが

津田沼パルコはA館が1977年6月に開業。B館は同時に西友津田沼店として開業した。B館は1985年に津田沼パルコ増床に伴い規模を縮小、「西友津田沼パルコ店」に改称し、上層階は津田沼パルコLet’s館(のちB館に改称)となった。
現在は津田沼パルコA館・B館と同じく船橋市内の不動産会社が所有、建物は地上6階から地下1階まで、店舗面積は約48,000㎡。2019年度の売り上げは約120億円であった。
パルコのなかでもカジュアルな店舗であり、テナントとしてスターバックスファッションセンターしまむら島村楽器GUムラサキスポーツなどが出店するほか、地階には先述したとおり2017年まで西友が出店していた。さらに、かつてパルコや西友と同じ西武セゾン系列だった無印良品ファミリーマートも出店しており、西武流通グループの総力を挙げた店舗であった。

津田沼パルコB館。

一方で、津田沼駅近くには「イオンモール津田沼」、「イトーヨーカドー津田沼店」、そして「モリシア津田沼」(ダイエーモリシア津田沼店、一時はイオンとして営業していた)などの大型スーパーが集積しており、「津田沼戦争」と呼ばれるほど競争が激しい地区として知られる。

津田沼のイオンとイトーヨーカドー。

その一方で、現在津田沼エリアには百貨店は存在しておらず、2017年10月にはパルコが西友跡などをこうした自主編集型の「デパ地下」仕様に改装、北野エースなどが出店する全面リニューアルをおこなったばかりであった。
津田沼パルコ跡の活用方法については2月時点で発表されていない。
建物は先述したとおり地元企業が所有しているが、築50年近いため解体・再開発される可能性もあろう。

関連記事:西友津田沼パルコ店、2017年1月31日閉店-津田沼パルコB館地階
関連記事:イオン、モリシア津田沼店(旧ダイエー)・南砂町スナモ店を2017年9月に「ダイエー化」-ダイエー津田沼店「12年ぶり」復活

関連記事:MEGAドン・キホーテ船橋習志野店、2018年8月31日開店-コジマ×ビックカメラと「同居」

ドン・キホーテ栄三丁目店、2021年2月26日開店-松坂屋前のGAP跡に、名古屋栄店は「栄本店」としてリニューアル

知県名古屋市中区栄にパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ栄三丁目店」が2021年2月26日に開店する。

GAP跡、栄2店舗目となるドンキに

ドンキホーテ栄三丁目店は、2020年8月に閉店した「GAP名古屋栄店」跡に出店するもの。
建物は地上4階建、営業フロアは1~3階、売場面積は約932㎡。同社店舗としては愛知県39店舗目、栄地区2店舗目となる。

ドン・キホーテ栄三丁目店。

ドンキ栄三丁目店はコンセプトに「競合店に徹底対抗した価格」「利便性とトレンドを意識した品揃え」「こだわりの手書きPOPで溢れた店内装飾」を挙げる。
1階では“ドンキ流コンビニ”をイメージして、弁当・おにぎり・パン・ドリンクといったオフィスワーカー向け商品、日用消耗品やサロン専売のヘアケア用品など展開。
2階・3階フロアは、韓国コスメやフルワイヤレスイヤホン・ゲーミングギアといった最新トレンド商品やスマートフォンアクセサリー、理美容家電、衣料品、ブランド品、玩具・バラエティグッズなど展開。オフィスワーカーや若年層をメインターゲットに据えた店づくりをめざす。
ドンキは栄三丁目店開店を記念して、2月26日から4月30日まで近隣の大須店(OSU301ビル/2020年6月開店)と「共同スタンプラリー」を開催する。

ナナイロのドンキは栄本店として刷新、ドミナント強化へ

PPIHグループは、2019年11月に栄1丁目の複合商業施設「テラッセ納屋橋」の核店舗としてUDリテール運営の「ドン・キホーテ納屋橋店」(2020年3月にMEGAドンキUNY化)を出店。2020年6月には大須商店街の複合商業施設「OSU301ビル」の核店舗としてドンキ直営の「ドン・キホーテ大須店」を出店するなど、ユニーのお膝元である名古屋市の中心部でドミナント戦略を推し進めている。
一方で、今回出店する栄三丁目店は松坂屋やパルコ前への出店で「名古屋の銀座」ともいうべき場所だ。ポケモンセンターに向かう途中という10代の女性は「ここにドンキができるとは思わなかった、近くにあるのにビビる…」と話す。

ドンキ旗艦店の1つ・名古屋栄店。

今回のドンキ栄三丁目店開店にあわせて、至近距離にある名古屋栄店(栄ナナイロ/2014年11月開店)は「ドン・キホーテ栄本店」として店舗名を刷新。栄での店舗展開を重要視する姿勢がより鮮明なものとなった。
(写真撮影:なこち)

ドン・キホーテ栄三丁目店

住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目27-13
営業時間:午前8時~翌午前0時

関連記事:ビーノ栄、2020年11月6日開業-メルサ前に大丸松坂屋・パルコの新商業施設
関連記事:イオンモール名古屋みなと、2021年2月閉店-TOHOシネマズは11月先行閉館
関連記事:名古屋国際ホテル・ホテルナゴヤキャッスル、2020年9月30日閉館-名古屋の名門ホテル、ともに興和が再開発へ
関連記事:久屋大通公園・レイヤードヒサヤオオドオリパーク、2020年9月18日開業-公園内に商業ゾーン、名古屋テレビ塔もリニューアル
関連記事:ベルシュカ名古屋店・GAP名古屋栄店、2020年8月閉店-松坂屋前のファストファッション旗艦店、相次ぎ撤退
関連記事:名古屋ブルーノート、2020年8月15日閉館-世界的ライブハウスの支店、新型コロナ影響で
関連記事:イセタンハウス、2020年8月31日閉店-大名古屋ビルヂングの伊勢丹、僅か4年で

以下は愛知県で出店攻勢続けるドンキ関連(過去1年以内抜粋)

関連記事:MEGAドン・キホーテUNY吉良店、2020年11月17日開店-ユーストア・ピアゴ跡、「サービスコンシェルジュ」導入
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY香久山店、2020年7月28日開店-MIO香久山のピアゴ跡、グループ最大「靴」売場導入
関連記事:PIAGOプラス妙興寺店、2020年6月27日開店-アピタ・ユーストア・ピアゴ跡、ドンキ流「個店経営」新業態1号店に
関連記事:ドン・キホーテ大須店、2020年6月26日開店-OSU301ビル・大須の新たな核店舗に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNYアラタマ店、2020年5月26日開店-新瑞橋駅前のピアゴ・ラ・フーズコア跡に

関連記事:MEGAドン・キホーテUNY豊明店、2020年5月12日開店-市中心部のピアゴ跡に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY納屋橋店、2020年3月24日開店-テラッセ納屋橋の「ラ・フーズコア」「ドンキ」跡に

イオン白子ショッピングタウンサンズ、2021年2月20日閉店-建替えめざして45年の歴史に一旦幕

三重県鈴鹿市の近鉄名古屋線白子駅近くにあるショッピングセンター「イオン白子店(白子ショッピングタウンサンズ)」が、2021年2月20日午後6時をもって閉店した。

閉店当日のイオン白子店。

鈴鹿の大型店の先駆的存在だった

イオン白子店は、1975年3月に総合スーパー「ジャスコ白子店」として開店。1989年4月に「白子ショッピングプラザサンズ」として増床リニューアル開業した。建物は地上3階建、店舗面積は14,065㎡。専門店街は白子商業開発が運営を担う。
サンズはコンセプトに「生活話題館」を掲げ、直営総合スーパーを核に、紳士服「TAKA-Q」、呉服店「きもの錦」、スポーツクラブ・映画館「ザ・スペース」、マツダフォード・スバル車販売店「オートラマ」(いずれも閉店済み)といったイオン系を含む専門店70店舗超が出店。
立体駐車場や”日本初”を称するデジタルからくり時計を備えるなど当時としては最先端のショッピングセンターだった。

子育てカフェやホビーで生き残り図るも老朽化で閉店

鈴鹿市内随一の大型店だったジャスコ白子店だが、1996年11月にイオン鈴鹿ショッピングセンターベルシティ(現・イオンモール鈴鹿)が開業、1998年10月にワーナーマイカルシネマズを併設したマイカル鈴鹿サティ(アピタを経て現・MEGAドン・キホーテUNY鈴鹿店)が開業するなど競争が激化。ワーナーマイカルシネマズ開業に先駆けて、1997年にはザ・スペースを閉館するなど、直営主体の施設として生き残りを図った。

ライバルだったアピタ鈴鹿店。

2018年3月には東海地方地盤の大手総合ホビーショップ「タムタム」(四日市泊から移転)が出店。2019年6月にはNPO法人運営の子育てカフェ「Wara baby cafe」が1階に出店、タムタムが3階に拡大するなど、新たな客層の獲得を図った。
しかし、イオン屈指の古参店舗であったため老朽化が著しいとして、閉店や建て替えが検討されるようになった。

イオンは再出店へ、当面はザ・ビッグが代替店に

イオンは現在の建物を解体後、2023年を目処に新店舗を建設して再出店する方針を示している。一方で、白子商業開発運営の専門店街(サンズ)は消滅する見通しとなっている。
白子駅周辺の国道23号線沿いには、イオングループの食品ディスカウント「ザ・ビッグエクスプレス白子店」が出店しているため、建替期間中はザ・ビッグが事実上の代替店舗となる。
その一方、ザ・ビッグは横断歩道が極端に少ない幹線道路沿いのショッピングセンターという立地のため、徒歩や自転車などを使う近隣の買い物客は、当面のあいだ不便を強いられることとなりそうだ。

閉店セール開催-ロボットは「津に移転」

イオン白子店では、建替リニューアルによる一時閉店を記念して特別セールや記念イベントを開催。館内では開業当初からの写真やチラシに加え、長らく故障中だったスターウォーズをどこか彷彿させるスタイルのデジタルからくり時計のロボット「サンちゃん」「ズン太くん」が展示された。
閉店当日は休日だったこともあり、多くの買物客がサンズ最後の日を惜しんだ。平面駐車場ではサンズの人気企画「キッチンカーテイクアウトマーケット」を開催。館内吹き抜けの展示スペースでは「ロボット2体のイオン津店への移転」が急遽発表され、記念撮影する客で賑わうなど、さながら祭りのような空間となった。

サンちゃん&ズン太くん。閉店当日イオン津店への電撃移籍が発表された。

閉店時刻1時間前の午後5時頃からは、白子店の店員やサンズ専門店街の店主・店員による買物客のお見送りや記念品の配布が始まった。その一方、買物客の入店は閉店時刻直前まで続いたため、レジの行列が精肉・惣菜売場まで到達。
結局、本来の閉店時刻から30分ほど過ぎた午後6時30分に買物客の送り出しを終えることとなった。

集まる店員。

閉店式典は開催されなかったもの、サンズ同友会の岡田会長とイオン白子店濱田店長による挨拶があり、サンズは31年の歴史に、イオン白子店は45年の歴史に一旦幕を下ろした。

岡田会長と濱田店長による挨拶。

今後、店舗は建て替えに向けた解体工事に入るとみられるが、新店舗の規模などについては閉店時点では発表されていない。

関連記事:近鉄四日市スターアイランド、2020年2月29日閉店-近鉄百貨店の専門店街、今後は公共施設に?
関連記事:イオンタウン四日市泊、2019年11月16日建替え再開業-イオンタウン最大級、旧店の1.6倍に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY鈴鹿店、2019年6月25日開店-旧マイカルサティ・アピタ跡に、ドンキ初となる「ユニー直営衣料」導入

アクロスプラザ小平、2021年2月11日開業-日立自動車教習所跡地、ロピア・セリア・サイゼリヤ・歯医者など出店

東京都小平市の西武多摩湖線一橋学園駅近くに、大和情報サービスのショッピングセンター「アクロスプラザ小平」が2021年2月11日午前9時に開業した。

日立自動車教習所跡地、大和情報サービスの商業施設に

アクロスプラザ小平は、2018年12月に閉校した「日立自動車教習所」跡地に出店するもので、建物は地上2階建、敷地面積は約7,150㎡、建築面積は約4,772㎡、延床面積は約9,368㎡。
アクロスプラザ小平。

首都圏地盤の食品スーパー「食生活♥♥ロピア小平店」を核に、ドラッグストア「サンドラッグ」、100円ショップ「Seria」、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」、ベネッセの英語教室「BE studio」、インドアゴルフスクール「ステップゴルフプラス」など11店舗が出店。3月31日には歯科医院「アクロスデンタルオフィス」も出店する。

一橋学園駅周辺では貴重なショッピングセンター

アクロスプラザ小平の近隣には、一橋大学や国土交通大学校、関東管区警察学校などの教育機関やルネサスエレクトロニクス武蔵事業所(旧・日立製作所半導体事業部武蔵工場)、陸上自衛隊小平駐屯地といった大型施設が数多く立地。施設を囲うかたちで住宅街を形成しているが、大型商業施設はサミットストアとコーナンの複合店舗程度と少ない状況であった。
一橋学園駅前の商店街には、イオン系のマルエツやビッグ・エー、全日食系のスーパーあまいけがあるが、いずれの店舗も規模が小さいため、低価格な生鮮品を中心に根強い人気をもつロピアを核に据えたショッピングセンターの開業は、多くの近隣住民にとって待望の施設となるだろう。

アクロスプラザ小平

住所:東京都小平市上水本町4丁目22番1号
営業時間:午前9時~午後6時(ロピア小平店)

関連記事:イオンフードスタイル小平店、2018年10月4日開店-ダイエー小平店を業態転換
関連記事:ドムドムベーカリー小平店、2018年5月31日閉店-ドムドム唯一の「ベーカリー」消滅
関連記事:ミーツ国分寺、2018年4月7日開業-再開発ビル「ココブンジ」に、東急ハンズなど出店

さいか屋横須賀ショッピングプラザ、2021年3月6日再開業-「閉店」から2週間で営業再開、成城石井や「ワクチン接種場」も入居

神奈川県横須賀市の百貨店「さいか屋横須賀店」が、2021年2月21日の一時閉店後、愛称に「さいか屋横須賀ショッピングプラザ(SAIKAYA YOKOSUKA SHOPPING PLAZA)」を冠し、2021年3月6日にリニューアル開業する。

さいか屋横須賀店。

さいか屋の本店、閉店から一転「営業継続」に

さいか屋は1867年に浦賀で創業。1872年の横須賀移転を機に「雜賀屋呉服店」、1928年の百貨店化を機に「雑賀屋(さいか屋)」に改称。神奈川県内を中心に百貨店やファッションビルを多店舗展開することとなった。
さいか屋横須賀店は、同社の創業店として店舗建物4館と立体駐車場を備えていたが、経営悪化を発端とした2009年8月の事業再生ADR申請にともない、2010年5月に老朽化が進む本館(大通り館)を閉鎖。新館下層階に百貨店機能を集約し、上層階に大型専門店(ユザワヤ・サカゼンなど)を導入する店舗の抜本的な構造改革に乗り出した。
その後、2020年5月に競争激化を背景に現店舗を閉店、後継店としてサテライト店を開設する方針を発表した。

9月からは「閉店大感謝セール」を行っている。

しかし、2020年12月には当初の発表から一転、一時閉店を経て現店舗で営業を継続する方針を発表した。

百貨店業態で営業、専門店も多くが存続-「接種場」も

さいか屋横須賀店は営業再開に合わせ、愛称に「さいか屋横須賀ショッピングプラザ(SAIKAYA YOKOSUKA SHOPPING PLAZA)」を冠し、テーマを「地域の方々から期待される百貨店としてのステイタスやランドマークとしての役割を意識した品揃え」「デイリー商材の充実」とする店舗に刷新する。
さいか屋横須賀ショッピングプラザ。

地下1階食料品売場では、従来からの生鮮3品・惣菜売場に加えて、お肉屋さんのお惣菜「肉処大和」、鎌倉の紫いもアイスクリーム・コロッケ店「鎌倉いも吉館」を導入。
1階銘菓売場(菓匠街)では、ベルギー王室御用達チョコレートブランド「レオニダス」を導入するなど、エリア最大級の品揃えを維持。上層階のサービスカウンター(商品券売場など)を1階に移設、お中元・お歳暮コーナーを開設可能なシーズンスペース(催事場)を新設することで「ワンストップギフトコーナー」を構築する。また、高品質食品スーパー「成城石井」も営業継続する。
1階ワンストップギフトコーナー。

2階では婦人服・靴・ハンドバッグに加え、宝飾品売場を移設。
3階では婦人服に加え、寝具やキッチン用品売場をコンパクトに展開。上層階のアウトドア専門店「好日山荘」が館内移転する。
4階は上層階の紳士服店「サカゼン」が館内移転、専門店のフロアとなる。
さいか屋横須賀ショッピングプラザのフロアガイド。

また、南館の学生服売場や中国料理店、外商拠点なども従来どおり存続する。
5階・6階は、当面のあいだ横須賀市の「新型コロナワクチン集団接種会場」が入居する。なお、集団接種会場としては「横須賀アリーナ」も使用される。
追記:さいか屋では「ワクチン接種者」に特別割引を実施する予定。

ローコスト化図るも大きく変わらない店舗・体制に

さいか屋横須賀店では「ローコストオペレーションでの営業体制の確立」を目的に、従業員を多能工化(マルチタスク化・マルチスキル化)、営業時間を“一直勤務体制可能な水準”に短縮、新たに定休日を導入するとしているが、営業時間は30分の短縮(2021年2月時点比)、定休日は月1回(繁忙期除く)に留まっている。
また、さいか屋が「エリアオンリーワンブランド」と称する有力専門店(成城石井・サカゼン・好日山荘)も存続するなど、地域住民の営業継続を望む声を反映したかなりの、今までと大きく変わらない店舗として生まれ変わることとなった。

さいか屋横須賀ショッピングプラザ

住所:神奈川県横須賀市大滝町1−13
営業時間:10時~18時

関連記事:京急ステーションストア、2020年11月15日全店閉店-新型コロナで休業中だった京急売店
関連記事:さいか屋横須賀店、2021年2月閉店-創業店、約150年の歴史に幕
関連記事:川崎ゼロゲート、2019年8月開業-パルコ、さいか屋跡に小型店
関連記事:コースカベイサイドストアーズ、2020年4月24日開業-旧・ダイエーショッパーズプラザ横須賀跡を全面改装

三越伊勢丹、小型百貨店5店舗を2021年2月28日閉店-馬事公苑店・新所沢・成田・MI河辺・セントレア、3月にはMI登米佐沼も

三越伊勢丹は、首都圏の小型百貨店4店舗を2021年2月28日に閉店させる。
同グループでは、コロナ禍のなか中小店の閉店が相次いでいる。
追記:伊勢丹が運営する「イセタンセントレアストア」(愛知県常滑市)も2月28日に閉店。同日閉鎖は5店となる。

馬事公苑ちかくの三越エレガンス、50年の歴史に幕

三越馬事公苑店(東京都世田谷区)は、三越の地域密着型百貨店「三越馬事公苑エレガンス」として1978年11月に開業。三井グループの太平洋興発が開発を手掛けた大規模分譲マンション(パシフィック馬事公苑前・地上11階建)への出店であった。営業フロアは1階のみ。

三越馬事公苑店。

他の三越の外商事務所兼小型売店(ギフトサロン)と比べ、銘菓・グロサリーや高価格帯のファッションアイテムなど幅広く展開。催事スペースを備えていたこともあり、店名改称後も地域住民を中心に三越エレガンスとして親しまれていた。

三越馬事公苑店の閉店告知。

また、三越馬事公苑店には、東京都中野区に本店を構える有名洋菓子ブランド「ロイスダール(RUYSDAEL)」(本店:中野区)がテナントとして出店。ロイスダールとしては珍しくベーカリーカフェを併設するなど、中野に次ぐ同社の看板店舗であったが、そちらも三越の閉店にあわせて営業終了する予定となっている。

新所沢の「郊外型三越」、ロードサイド店だった

三越新所沢(埼玉県所沢市)は1990年2月に開店。建物は地上2階建。西武新宿線新所沢駅徒歩圏内のロードサイド型店舗であり、同社が運営する外商事務所兼小型売店のなかでは比較的規模が大きい店舗であった。また、2018年9月には三越伊勢丹全サテライトショップに先駆け、タブレット端末による自社ECサイトでの買物サポートサービスを開始していた。

イオンモール成田の正面にあった成田三越も閉店

三越成田(千葉県成田市)は2003年6月に開店。建物は地上2階建。
成田市土屋土地区画整理事業の一環として整備された「ウイング土屋」への出店で、道路を挟みイオンモール成田と隣接する。開店当初は千葉三越(後の三越千葉店)を母店とするサテライトショップであったが、2017年3月に千葉店が閉店したため、2021年現在は他3店舗と同様に三越日本橋本店・伊勢丹新宿本店のサテライトショップとなっている。

エムアイプラザ1号店のMI河辺は7年で閉店

エムアイプラザ河辺(東京都青梅市)は2013年9月に開店。売場面積は300㎡。JR青梅線河辺駅近くの大京が開発を手掛けた分譲マンション(ライオンズプラザ河辺駅前・地上12階建)1階の地場玩具チェーン跡への出店で、道路を挟み西友河辺店と隣接する。
河辺店は三越伊勢丹の編集型小型店新業態「エムアイプラザ」の1号店として、従来の高価格帯衣料や贈答品中心のサテライトショップと異なり、グロサリーや雑貨中心の商品構成とするなど、意欲的・実験的な売場づくりをめざしたが、僅か7年での閉店となってしまった。

三越伊勢丹、小型店「180店展開」めざすも閉店相次ぐ

三越伊勢丹は、小型店「エムアイプラザ」を三越伊勢丹HD経営改革の要となる新業態として、既存の外商事務所兼小型売店をリプレイスするかたちでショッピングセンターを中心に店舗網を急速に拡大。2016年2月には「2018年度(2019年3月期)までに180店舗体制」とする出店目標を打ち出した。しかし、大西洋社長(当時)の退任に伴い、MIプラザ業態での新規出店を凍結。小型店の出店自体も減っていた。
三越伊勢丹グループでは、2020年下期に松山三越が運営していた小型店「三越新居浜」「三越西条」「三越今治」を閉店したばかり。2021年2月28日には、2018年にリニューアルした恵比寿ガーデンプレイス内にある中型店「恵比寿三越」も閉店するほか、3月7日には仙台三越が運営する「エムアイプラザ三越登米佐沼」(2014年10月開店)が閉店する予定となっている。

恵比寿三越も2月28日に閉店する。

三越伊勢丹は、僅か数年前に打ち出した「小型店180店舗」の目標から大きく遠ざかることとなる。
(写真撮影:文鉄・お札とコインの資料館

関連記事:恵比寿三越、2021年2月28日閉店-恵比寿ガーデンプレイスの核店舗
関連記事:イオンスタイル河辺、2019年8月9日開店-東急ストア・河辺とうきゅう跡
関連記事:イセタンマート、2020年12月16日開設-三越伊勢丹「アート特化」ネットショップ開設
関連記事:三越伊勢丹、ANNA SUI事業から2020年3月撤退-同社が展開するアナスイ店舗は閉店へ
関連記事:伊勢丹、2019年2月20日から包装紙を変更-22年ぶりに