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イオンタウン川之江、2021年秋リニューアル開業-イオン初「フジ」核のショッピングセンター

愛媛県四国中央市の三島川之江インターチェンジ近く、国道11号線(川之江三島バイパス)沿いにあるイオンタウンのショッピングセンター「イオンタウン川之江」が、店舗の建て替え工事をおこない、2021年秋にリニューアル開業する。

イオンタウン川之江。

開業20年「イオン建替え」で大部分が休業していた

イオンタウン川之江は、1999年11月に「イオン」と「大和ハウス」の合弁会社「ロック開発」による「ジャスコ川之江ショッピングセンター」として開業。建物は4棟、店舗面積は18,693㎡。
当時はロック開発で初となる総合スーパー核の施設であり、同社他店のショッピングセンター名「ロック(Land Owner Company)」ではなく核店舗の「ジャスコ」名を冠していたが、2011年3月のイオンの総合スーパー事業再編にあわせて「イオン川之江ショッピングセンター」に改称、さらに同年9月の運営会社名の変更によって現在の施設名へと改称した。
イオンタウンへの改称後は、総合スーパー棟「イオン川之江店」に大型専門店(ニトリ・スポーツアルペン)を導入したが、2019年2月には「より豊かな食生活をサポートし、地域の皆さまが集い、語らいがうまれる場」として核店舗「イオン」の閉店をともなうリニューアルを発表。同年9月には、建替えのためイオンなどが閉店した。
2021年1月現在は、別棟の靴量販店「ABC-MART」、眼鏡店「眼鏡市場」、100円ショップ「ダイソー」、ファミリーレストラン「ジョイフル」、東京都福生市発祥のお好み焼き店「道とん堀」の5店舗が営業を継続している。

建替えを機に減床し「フジ」を核店舗に

イオンタウン川之江の建物は平屋建、敷地面積は約51,175㎡、総賃貸面積は約11,162㎡、延床面積は約12,834㎡。
イオンと資本業務提携関係にある地場大手スーパー「フジ」を核に、ドラッグストアや飲食店など18店舗が出店する。フジのイオングループ系商業施設への出店は、2018年10月の資本業務提携締結以来初となる見込み。
新施設の半径1km圏内には以前よりフジのショッピングセンター「フジグラン川之江」(1994年9月開業)が出店しているが、イオンは新・イオンタウンについて「地域の日々のくらしに寄り添う施設を目指す」としている。

イオンタウン川之江

住所:愛媛県四国中央市妻鳥町1795-1

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世界貿易センタービル展望台、2021年1月31日閉館-浜松町のランドマーク、建替えで2021年度中に解体へ

東京都港区の浜松町駅・大門駅前にある「世界貿易センタービル」40階にある展望施設「世界貿易センタービルディング展望台シーサイドトップ」が、再開発によるビル解体のため2021年1月31日に閉鎖された。

世界貿易センタービル。

湾岸を一望できる展望台、建替えで半世紀の歴史に幕

世界貿易センタービルは1970年に完成した高さ152メートルの超高層ビル。当時は日本一の高さであった。
40階の展望台「シーサイドトップ」は東京湾岸や東京タワー、富士山が一望できることで人気を集め、直結する東京モノレール浜松町駅や館内の浜松町バスターミナルなどを利用する観光客などからも親しまれていた。また、展望台の一部は結婚式場としても活用されていた。

40階「シーサイドトップ」からの眺め。南側・品川方面。


40階「シーサイドトップ」からの眺め。東側・臨海方面。

展望台の閉鎖は、世界貿易センタービル建て替え工事のため。
世界貿易センタービルは1970年に建てられたもので、老朽化が進んでいた。そのため「浜松町二丁目4地区再開発」計画が始動、2021年度中に建て替えに向けた解体工事が開始される計画となっている。
館内のテナントはすでに殆どが撤退しているほか、別館1階にあったバスセンター「浜松町バスターミナル」も2020年9月30日に閉鎖に。
ビル内会議室の貸し出しについても、2020年12月末で終了している。

浜松町バスターミナルの案内所。
(はとバス、京急高速バス、JTBサンライズツアー)

世界貿易センタービル南館、3月竣工-本館は解体へ

世界貿易センタービルでは、本館の建て替え工事に先行して南館の建設が進められている。また、2017年11月には隣接する再開発地区への「日本生命浜松町クレアタワー」の建設により展望台から富士山が見えなくなっていた。
世界貿易センタービルディング南館」は高さ約200mで、2021年3月に竣工。それと入れ替わるかたちで本館の解体工事が開始されるものとみられる。

40階「シーサイドトップ」からの眺め。西側。
「日本生命浜松町クレアタワー」と東京タワーが見える。

新たな世界貿易センタービルは39階建て、高さ約200mの超高層ビルとなる計画で、2025年12月に完成予定。浜松町駅に直結する低層の別館は2027年12月に完成予定で、これをもって世界貿易センタービルの建て替え工事は全て終了する。
新ビルも現在と同様に主にオフィスとなる計画であるが、展望台は設けられない予定となっている。

「世界貿易センタービル」建て替え後の完成予想図(JR東日本リリースより)。

なお、世界貿易センタービルの西側隣接地には先述した「日本生命浜松町クレアタワー」(地上29階建て、高さ156m)が2018年8月に竣工したほか、その南側の都交通局庁舎跡周辺では 「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」が進められており、2026年9月に地上46階建て・高さ186mの超高層ビルが完成する計画となっている。

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DONDONDONKI アイランドリゾートモール店、2021年2月4日開店-ドンキ、イオン・百佳が出店する香港島有数の複合施設に

香港・香港島東区小西灣の複合商業施設「藍灣半島(Island Resort)」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH、ドンキ)のディスカウントストア「DONDONDONKI アイランドリゾートモール店」が2021年2月4日午前10時(香港時間)に開店する。

DONDONDONKI アイランドリゾートモール店。

香港島有数の商業複合高層タワーマンション「藍灣廣場」

藍灣半島(Island Resort)は2001年4月に開業。建物は地上62階建、低層商業フロア「藍灣廣場(Island Resort Mall)」は3層(UGF/GF/1F)。香港大手不動産ディベロッパーの信和集団(SINO GROUP)が管理・運営を担う。

アイランドリゾートモール。

UGFには、CEC国際傘下の香港大手日本食品店「759阿信屋(おしん屋)」や牛奶國際(Dairy Farm International/デイリーファーム)傘下のコスメ店「萬寧(mannings)」とコンビニ「7-Eleven(セブンイレブン)」など40近いテナントが出店。
GFには、米国系飲食チェーン「McDonald(マクドナルド)」「STARBUCKS(スターバックス)」「KFC(ケンタッキーフライドチキン)」や日系回転寿司チェーン「元気寿司」、カナダ系のコンビニ「OK便利店(サークルK/Circle-K)」、公文式教室「くもんアイランドリゾート教育センター」など20近いテナントが出店。
1Fには長江和記(CK Hutchison)グループの食品スーパー「百佳(PARKnSHOP)」やイオンストアーズ香港(ダイソー)の12ドルショップ「AEON LIVING PLAZA(イオンリビングプラザ)」、香港大手日本産品専門店「JHC日本城」、大型屋内アミューズメント施設・ゲームセンター「美國冒險樂園(JUMPIN GYM U.S.A.)」といったテナントが出店する。

“日本の四季”を感じられる店舗として内食・中食を強化

DONDONDONKI アイランドリゾートモール店は、低層商業フロアの3層部分に出店するもので、売場面積は1,884㎡。ドンキとしては香港7店舗目。香港現地法人のパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)が運営を担う。

DONDONDONKI アイランドリゾートモール店。

アイランドリゾートモール店では、店舗コンセプトに「春夏秋冬」を掲げ、ファミリー世帯が多く居住する立地特性を活かし、日本産品の生鮮食品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)や酒、化粧品、雑貨品、スポーツ用品、玩具・バラエティ、ペット用品など幅広く展開。
惣菜部門では、自宅で手巻き寿司を作ることができる手巻き寿司セットのコーナーやトッピングを自由に選べるかつ丼・牛丼のインショップを設けるなど、内食・中食需要の高まりに対応。日本の四季を感じながらお買い物を楽しんでいただけるアミューズメント性に溢れた空間を創造するとしている。

日本ブランド専門店の激戦区に

藍灣廣場(Island Resort Mall)では以前より、生鮮食品スーパーの百佳に加え、759阿信屋(おしんや)やJHC日本城、イオンリビングプラザがそれぞれ日本ブランドの食品や雑貨・生活用品・小型家電を取扱ってきた。
今回、施設の新たな核店舗としてドンキが進出することで、藍灣廣場は地域有数の日本ブランド専門店激戦区になるとみられる。

DONDONDONKI アイランドリゾートモール店

住所:香港 小西灣28號藍灣半島商場1樓
adress:Shop 102 & 108, 1st floor, Island Resort Mall, 28 Siu Sai Wan Road, Siu Sai Wan,Hong Kong
営業時間:午前9時~翌午前1時

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マルショク豊前店、2021年1月31日閉店-JR宇島駅前の核店舗、62年の歴史に幕

福岡県豊前市のJR宇島駅近くにあるサンリブ(本社:福岡県北九州市)の総合スーパー「マルショク豊前店」が2021年1月31日をもって閉店した。

マルショク豊前店。

宇島駅前のマルショク、62年の歴史に幕

マルショク豊前店は1958年8月に開店。建物は地上3階、営業フロアは1~2階、売場面積は2,500㎡。
閉店時点では直営総合スーパーを核に、惣菜店「東洋食品」、ジャスト大分の100円均一コーナー、「みちや薬局」といった専門店が出店。徒歩圏にあった寿屋キッド豊前店が2002年に閉店したのちは、宇島駅前唯一の大型スーパーとして親しまれていた。

マルショク行橋店。

マルショク豊前店は過去に建替え・移転を実施しているものの、マルショクの現役店舗としては流川通り店(旧・流川店、建替え済み)や行橋店(建替え済み)に匹敵する“老舗”だった。
なお、サンリブグループのうち、マルショク豊前店を含む行橋市・京都郡(一部)の店舗は、グループ会社の「マルショク」(本社:大分市/旧・中津丸食)が運営しているため、2014年冬までサンリブの自社カード(くらしらくカード、masacaなど)が利用できないなど近隣のサンリブ運営店舗とサービスが異なっていたが、サンリブ・マルショクが2017年に経営統合されたため、ようやく県内他店と同一運営となっている。
サンリブは旧マルショク運営店舗の整理を進めており、マルショク行橋店についても近く閉店する方針を示している。

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井筒屋大牟田店、2021年1月31日閉店-旧店から51年の歴史に幕

福岡県大牟田市のショッピングセンター(総合スーパー)「ゆめタウン大牟田」本館1階にある百貨店「井筒屋大牟田店(井筒屋大牟田ショップ)」が、2021年1月31日に閉店する。

井筒屋大牟田ショップ。

新栄町の歴史を見た大牟田の井筒屋、51年の歴史に幕

井筒屋大牟田店は久留米井筒屋が運営する「久留米井筒屋大牟田店」として1970年10月に開業。当初は西鉄新栄町駅前に単独出店しており、店舗面積は11,271㎡だった。当時、新栄町地区は大牟田市の副都心として再開発されたばかりであり、新栄町駅も1970年4月に新設されたものであった(代替として栄町駅は廃止)。
しかし、三池炭鉱の閉山による人口流出、それに伴う新栄町地区の衰退もあり、旧店は2000年12月に閉店。徒歩圏の三井三池製作所精練所跡に2000年10月に開業した「ゆめタウン大牟田」1階に店舗面積を縮小して移転し「井筒屋大牟田ショップ」となった。

ゆめタウン大牟田。新栄町駅近くに立地する。

その後、旧大牟田店は2002年に井筒屋子会社のディスカウントストア「毎日バーゲン堂」となったが数ヶ月で閉店、解体された。

久留米井筒屋大牟田店の跡地。


ゆめタウン大牟田前の商店街。近年アーケードが撤去された。

現在の井筒屋大牟田ショップは、規模は小さいながらも婦人服、化粧品、銘菓、ギフトなどを販売。2009年には運営する久留米井筒屋が閉店し、筑後店などの小型店は閉店されたものの、大牟田店は井筒屋本体の運営へと移管され、営業を続けていた。

2009年に閉店した久留米井筒屋。約40年間大牟田店を運営した。

井筒屋は近年は小型店舗を増やしつつある一方で、大牟田店は2021年時点は井筒屋にとって筑後地方唯一の店舗となっており、飛び地であることも閉店の一因になったと思われる。
井筒屋大牟田店の閉店により、大牟田市内からは百貨店が消滅する。
大牟田市から最寄りの百貨店は、荒尾シティモール・ゆめタウンあらお(旧ニコニコドー)の準核店舗である「鶴屋百貨店荒尾店」となる。

鶴屋百貨店荒尾店。

井筒屋はゆめタウン大牟田1階のなかで(運営するイズミ・ゆめタウンに次いで)最も面積の広いテナントであるが、同店の跡地については1月時点では発表されていない。

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NAKANOサンプラザシティ、2028年度までに開業-新・中野サンプラザの概要発表、ホールは3倍に

東京都中野区は、JR中野駅北口の大型ホール「中野サンプラザ」と隣接する中野区役所跡地に、野村不動産の複合施設「NAKANOサンプラザシティ」が2028年度をめどに完成する。

NAKANOサンプラザシティ。

全国的に有名なコンサートホール、建替えへ

現在の中野サンプラザは1973年開館。かつては全国勤労青少年会館であったが、民営化にともない現在は中野区などが出資する第三セクター「株式会社中野サンプラザ」が運営している。
コンサートホール、結婚式場、ホテルなどを備え、特に最大収容客数2,222人のコンサートホールは音響設備に定評があり、多くの人気アーティストがその成長の過程で「東京での大型ホール公演の登竜門」としてコンサートを開催。また、「アイドルコンサートの聖地」としても親しまれてきた。

JR中野駅前に立地する。

しかし、近年は老朽化が進んでおり、中野区が隣接する中野区役所の敷地と合わせて再開発・複合施設を整備する計画を発表。
「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備に係る民間事業者の募集」の結果、2021年1月29日には野村不動産を中核に、東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本を施工事業者に、電通や野村不動産ホテルズなどを協力事業者とする案が選定された。
なお、次点となったのは、東京建物を中核に、東宝、三菱地所、三菱地所レジデンス、日本土地建物を施工事業者に、吉本興業やZepp、東宝などを協力事業者とする案であった。

新・サンプラザ、超高層タワーオフィスや音楽ホールに

新・中野サンプラザの街区全体の名称は「NAKANOサンプラザシティ」。

NAKANOサンプラザシティ。

コンセプトは「Culture Driven City Nakano 100」で、文化を原動力とした中野100年のまちづくりをめざすことを標榜する。
超高層棟となる「シンボルタワー」の高層階は展望フロア、オフィス、中層階はレジデンス(住宅)、低層階は商業施設を核として整備。高さは200メートル級になるとみられ、高層階には、旧・中野サンプラザを連想させる斜めのデザインが入る。
大ホール「中野サンプラザ」は現在の3倍以上となる収容人数約7000人規模となるほか、上層階にはホテルを設置、屋上は庭園となる。

新「中野サンプラザ」と大ホールのイメージ。

また、中野駅や中野区役所の新庁舎と接続する街路、駅南北自由通路やスカイデッキも整備される。

新・中野区役所と屋上庭園。

野村不動産は「100年の持続力とグローバルな発信力を持つ都市NAKANO」の特性を活かした開発を実現するとしている。

「NAKANOサンプラザシティ」街区構成。

中野サンプラザは建替え工事に伴い、数年以内に閉館(具体的な時期は未定)。今後、2028年度末までの全面完成をめざして工事が進められることとなる。
(イメージは中野区ウェブサイトより/いずれも計画案のため細部変更の可能性あり)

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ゆめタウン祇園、2021年1月31日閉店-食品仮店舗を開設、2022年以降”新業態”で再開めざす

広島県広島市安佐南区のJR可部線下祇園駅近くにあるイズミのショッピングセンター「ゆめタウン祇園」が、店舗の建替えにともない、2021年1月31日をもって閉店する。
食料品・薬売場などは仮店舗に移り、2022年以降に新たな建物で新業態として営業再開をめざす。
ゆめタウン祇園。

広島市初の郊外型ショッピングセンターだった

ゆめタウン祇園は、1973年3月に同社初の郊外型ショッピングセンター「いづみ祇園ショッピングセンター」として開業。1980年6月には社名表記変更により「イズミ祇園ショッピングセンター」に、さらに2001年3月に「ゆめタウン祇園」に改称した。
ゆめタウン祇園への転換当初は「ファミリー館(旧・ファミリーランド)」「リビング館(生活館/旧・リビングランド)」の2館体制で、廣文館やダイソーなど専門店が40店舗ほど入居していたが、近年はイオンモール広島祇園(2009年4月開業)など競合店が増加。店舗の老朽化もあり2011年に店舗をファミリー館に集約し、地域密着型の店舗となった。
ゆめタウン祇園リビング館。
(2011年閉館/現・三菱地所ザ・パークハウス祇園)

建替え後は新業態-食品は仮店舗で営業

ゆめタウン祇園の建物は地上4階建、店舗面積は約8,900㎡。
イズミ直営の総合スーパーを核に専門店17店舗が入居しているが、衣料品・住まい暮らしの品売場(3~4階)は2021年1月31日をもって営業終了、食料品・薬売場(1~2階)は2月1日以降も現店舗で営業を続け、近く仮設店舗に移転する。
イズミは祇園店の閉店にあたって「仮設店舗での営業を経て、今までにない新業態の店舗に生まれ変わる予定」「新しいライフスタイルの中で、幅広い世代のお客さまのご要望にお応えできる全く新しい店舗として、2022 年以降の開業を目指してまいります」としている。
そのため、建て替え後は「ゆめタウン」ではない新業態となり、他社との差別化をめざす可能性が高い。

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バンコク東急百貨店MBKセンター店、2021年1月31日閉店-東急百貨店最後の海外店舗、35年の歴史に幕

タイ王国バンコクのBTSサナームキラーヘンチャート駅近くにある日系デパート「バンコク東急百貨店MBKセンター店」が2021年1月31日をもって閉店する。
同店の閉店により、東急百貨店はタイを含む海外から全面撤退することとなった。

アジア最大規模のショッピングセンター「MBK」

MBKセンター(マーブンクロンセンター)は、1985年にアジア最大規模のショッピングセンターとして開業。建物は地上8階建で売場面積は約89,000㎡。
2021年現在はバンコク東急百貨店を核に、タイ最大手スーパー「Tops market」やアジア最大手ドラッグストア「Watsons」、ファストファッション「GIORDANO」、ジーンズ「Levi’s」、靴「new balance」「CONVERSE」「SKECHERS」、アニメ・コミック専門店「アニメイトバンコク」(アニメイトカフェ併設)といった物販店舗、「McDonald」「BURGER KING」「DUNKIN」「STARBUCKS(館内3店舗)」「KFC(ケンタッキーフライドチキン)」「8番らーめん(館内3店舗)」「The Coffee Bean &Tea Leaf」「MKレストラン」「やよい軒」「かつや」といった国内外の有名飲食テナントが出店。

そのほか、タイ有数の携帯・スマホ市場「MOBILE MANIA 」やAKB48グループの生放送スタジオ「BNK48 Digital Live Studio」、デュシットホテルズ&リゾーツの「Pathumwan Princess Bangkok(バトムワンプリンセス・バンコク)」を併設するなど、専門店2,000店舗超が軒を連ねている。
なお、専門店街については営業を継続する。

競争激化やバーツ高に加え“入国制限”が追い打ちに

バンコク東急百貨店MBKセンター店は、1985年6月にMBKセンターの核店舗として開業。営業フロアは1~4階。日系デパートとしては1964年のタイ大丸(1999年閉店)、1984年のアマリンそごう(現・アマリンプラザ)に次ぐタイ進出であった。
2021年1月現在は、1階では化粧品・下着・靴・時計やタイの有名バッグ・アクセサリーブランド「ナラヤ」、2階ではレディス・キッズファッション、3階ではメンズファッション・スポーツ用品・旅行用品・文具、4階ではスーパーや生活用品・家電・フードコートを展開。近隣の三越伊勢丹系百貨店「バンコク伊勢丹」(2020年8月閉店)とあわせて、日本ブランドを好む地元住民や日本人駐在員、観光客を中心に親しまれていた。

バンコク東急百貨店。(提供:東急百貨店)

東急百貨店は2000年代初頭までに香港東急百貨、台湾永琦東急百貨、シンガポール東急百貨店、ハワイ白木屋(東急系を離れて営業継続)といった海外店舗の運営から順次撤退する方針を打ち出していたが、東急グループ各社ともに縁が深いタイ王国内の店舗は従来通り営業を継続。2015年6月には“東急百貨店20年ぶりの海外出店”として、MBKとの合弁で新店舗「バンコク東急百貨店パラダイスパーク店」(2019年1月閉店)を開店するなど、積極投資を続けていた。
しかし、バンコク東急百貨店MBKセンター店は「近隣商業施設の増加や、バーツ高によるインバウンド消費の低迷により主力の外国人観光客の来店・消費が漸減していたことに加え、このたびのコロナ禍によるタイ入国制限によりインバウンド需要が激減した影響が非常に大きく、今後の商環境の改善も見通せない」ことを理由に閉店に至ったとしている。MBKセンター店の閉店により、東急百貨店はタイを含む海外から全面撤退することとなった。

タイの日系百貨店、残るは高島屋1店舗のみに

タイでは最盛期、東急百貨店を含む数多くの日系百貨店が進出していたが、バブル崩壊やタイを発端としたアジア通貨危機、欧米・東南アジア資本の百貨店やモールとの競合により、いずれも撤退していた。
東急百貨店の撤退により、タイ王国内の日系百貨店は2018年11月に開業した「サイアム高島屋」のみとなる。

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アミュプラザくまもと、2021年4月23日開業-JRくまもとシティの商業核、東急ハンズ・ビックカメラ・映画館など約250店舗出店

熊本県熊本市西区のJR熊本駅とその周辺一帯に、JR九州グループの複合商業施設「アミュプラザくまもと」が2021年4月23日に開業する。ビックカメラは先行して3月5日に開業する。

アミュプラザくまもと。

JR熊本駅一帯に「JRくまもとシティ」誕生

アミュプラザくまもとは、JR熊本駅一帯で進行中の鉄道高架化に合わせた複合再開発プロジェクト「JRくまもとシティ」の商業核としての役割を担う施設。
アミュプラザの建物は5館(先行開業館含む)、敷地面積は約43,210㎡、店舗面積は約49,000㎡、延床面積は約139,200㎡。駐車可能台数は2,157台。専門店数は約250店舗(開業済みの「肥後よかモン市場」などで営業中の店舗を含む)。

肥後よかモン市場。

JR九州駅ビルHD(本社:福岡市博多区)完全子会社のJR熊本シティ(本社:熊本市/2020年2月設立)が管理・運営を担う。

新ビルには九州初・熊本初を含む200近い専門店が出店

アミュプラザくまもとは、コンセプトに「みんなの好きがあつまる いろんな好きがみつかる」を掲げる。

JR熊本駅ビル。

施設の大部分を占める「JR熊本駅ビル」(地上12階地下1階建、敷地面積19,950㎡、延床面積110,050㎡)には186店舗(2020年12月22日時点)が出店する。

アミュプラザくまもとフロアガイド。

JR熊本駅ビルの1階には、九州初となるアーバンリサーチの旗艦業態「URBAN RESEARCH Store」をはじめ、「BEAMS」「BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS」「ADAM ET ROPÉ」といったセレクトショップ、H2Oリテイリング・阪急阪神百貨店系のコスメ専門店「FruitGATHERING」、JR九州系のコスメ専門店「U/TAU cosme(仮称)」、ワールドのメンズウェアブランド「TAKEO KIKUCHI」など31店舗が出店。
そのうち、食品ゾーン「ひごマルシェ」には、アミューズメントフードホールを標榜する福岡の食品スーパー「ハローデイ」を核に、高級食品グロサリー「KITANO ACE(北野エース)」や台湾茶・タピオカ店「Gong cha(貢茶/ゴンチャ)」、スイスの高級チョコレートブランド「Lindt(リンツショコラブティック)」といった熊本初の専門店、「おべんとうのヒライ」「岡田珈琲」「アントルメ菓樹(えき菓樹くま本)」といった地元有名店の新業態など20店舗が出店する。

アミュプラザくまもと1階「ひごマルシェ」。

2階にはインテリア雑貨店「Francfranc」やコスメ・輸入雑貨店「PLAZA」に加え、熊本初となるJR九州運営のカフェ複合店舗「CINNABON・SEATTLE’S BEST COFFEE」「THE ORIGINAL PANCAKE HOUSE」、アダストリアの「HARE」「BAYFLOW」やファーストリテイリングの「PLST」、4℃のカジュアルジュエリー「Canal4℃」、生活和雑貨店「中川政七商店」、シモカワ薬局のコスメ新業態「Beauty Place」など40店舗が出店する。
3階には東急ハンズのライフスタイル雑貨店「hands be(ハンズビー)」(JR九州グループFC)やアダストリアのカフェ併設ファッションストア「niko and…/niko and… COFFEE」といった熊本初の店舗に加え、コナカ(フタタ)のツープライス紳士服店「SUIT SELECT」など27店舗が出店する。

アミュプラザくまもと「ライフスタイル雑貨&コスメフロア」。

4階にはファストファッション「ユニクロ」をはじめ、熊本初となるセブン&アイHD系のコスメセレクトショップ・ドラッグストア「アインズ&トルペ」、アダストリアの「LOWRYS FARM」「JEANASIS」「PAGEBOY」「Heather」、ストライプの「earth music&ecology」、大阪・アメリカ村で古着屋として創業したストリートファッションストア「WEGO」、京都で古着屋として創業したストリートファッションストア「SPINNS」など25店舗が出店する。
アミュプラザくまもと「ファッションフロア」。

5階にはファストファッション「GU」をはじめ、青山商事(洋服の青山)のツープライス紳士服店「THE SUIT COMPANY」、ABCマートの靴量販店旗艦業態「ABC-MART GRAND STAGE/Charlotte」、眼鏡店「メガネのヨネザワ」「OWNDAYS」、「KIDDY LAND mini(仮称)」など26店舗が出店する。
6階には長崎に本社を構える大型複合書店「メトロ書店」の熊本本店やアミューズメント施設「SEGA」といった大型テナントに加え、キデイランドのキャラクターグッズ店「KIDDY LAND」「SNOOPY TOWN Shop」など19店舗が出店。
そのうち、レストランゾーン「ひのくにダイニング」には、味千拉麺の新業態「マー系ラーメンと小籠包の店 味千 火の国厨房」やフタバフルーツのクレープ専門店「フタバフルーツパーラー」といった飲食店が出店する。

アミュプラザくまもと6階「うまかもんテラス」。

7階には16店舗が出店。
レストランゾーン「ひのくにダイニング」には、熊本初のしゃぶしゃぶ・すき焼きビュッフェ「美山」など15店舗が出店。そのほか、松竹マルチプレックスシアターズ(SMT)の映画館(シネマコンプレックス)「熊本ピカデリー」が出店する。
SMT運営のシネコンは九州初であり、施設名には同社が全国展開するシネコンブランド「MOVIX」ではなく、東京都内(丸の内・新宿)で展開する都市型シネコンブランド「ピカデリー」を冠する。劇場規模は10スクリーン1400席程度となる予定。

アミュプラザくまもと6階7階「ひのくにダイニング」。

高層階にはJR九州のフラッグシップホテルや結婚式場

アミュプラザくまもと8階・9階は、九州地場大手冠婚葬祭「メモリード」「セルモ」2社合弁による駅直結結婚式場「THE FORREST TERRACE KUMAMOTO(ザ・フォレストテラス熊本)」として、チャペルやバンケットルームを開設。合弁会社直営の創作料理レストラン「九州創作 千山万水」も出店する。
9~12階にはJR九州ホテルズの「THE BLOSSOM KUMAMOTO(ザ・ブラッサム熊本)」が出店。同社の宿泊主体型ホテル最上位ブランド3施設目、JR九州ホテル熊本(2019年2月閉館)の後継施設として、大浴場やフィットネスルーム、同社初となる離れ(スイートルーム/126㎡)が設けられる。

シンボルゾーンの「巨大吹き抜け」「屋上遊園地」も

アミュプラザくまもと(JR熊本駅ビル棟)では、熊本の副都心にふさわしい施設とすべく、シンボルゾーンが設置される。
1階から7階を貫く「水と緑の立体庭園・ぼうけんの杜(ADVENTURE GARDEN)」は、白川水源の湧水や鍋ケ滝、草千里といった熊本の雄大な自然の景色を意識した吹き抜け空間として、幅10m×高さ10mの滝を設ける
アミュプラザくまもと「水と緑の立体庭園」。

また、3階の屋上庭園「おおやねテラス(BIG ROOF TERRACE)」には、ミニトレインや三輪車広場、ブランコ、滑り台といったアトラクションに加え、テーブルセットベンチも設ける。また、加藤清正公(セイショコさん)を祀る「加藤神社」(熊本市中央区本丸)の分祀が鎮座される。
アミュプラザくまもと「おおやねテラス」

ビックカメラは2021年3月5日開業

また、JRくまもとシティの一部として、駅ロータリー北側のアミュプラザ対面には都市型家電量販店「ビックカメラ熊本店(仮称)」を核とする「JR熊本白川ビル」が2021年3月5日に先行開業する。
ビックカメラの賃借面積は3,550㎡で、店舗は1階から3階。高層階はオフィスとなる。

ビックカメラ熊本店(JR熊本白川ビル)。

このほか、JR九州グループはそれぞれ10近い専門店が出店する「JR春日南ビル」「JR熊本駅高架下北」、グループの分譲マンション「MJR熊本ザ・タワー」と高級賃貸マンション「RJRプレシア熊本駅前」の建設など、熊本駅周辺各地で大型開発を進めている。
JR九州は、熊本駅周辺の開発を「熊本の副都心として地域に貢献する」ものであるとしている。
熊本駅は明治時代の「鉄道忌避」によって郊外に設置されたとの説もあり、長らく「街はずれ」のイメージが強かったが、これらの完成後には、熊本駅前は大きく生まれ変わることとなる。

解体された旧・熊本駅ビル。

アミュプラザくまもと

住所:熊本市西区春日3-15-26(JR熊本駅ビル)

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イオンものもの康城店、2021年1月28日開店-イオンの「ロハス」新業態、康城駅直結の「THE LOHAS」に

香港新界西貢区の港鐵MTR康城駅直結複合商業施設「日出康城(THE LOHAS)」に、イオンのライフスタイル専門店新業態「イオンものもの康城店」が2021年1月28日午前12時(香港時間)に開店した。

イオンものもの康城店。

2020年8月に開業した「ロハス」テーマの複合商業施設

日出康城(THE LOHAS)は、香港鐵路(港鐵MTR)グループのショッピングモール(mtr malls)として2020年8月から順次開業。
香港製造にこだわった食品スーパー「新鮮生活(FRESH)」や牛奶國際(Dairy Farm International/デイリーファーム)傘下のコスメ店「萬寧(mannings)」、香港大手日本産品専門店「JHC日本城」、カナダ系のコンビニ「OK便利店(サークルK/Circle-K)」といった物販店舗に加え、東京新宿に本店を構えるラーメン店「麺屋武蔵 無骨」や回転寿司店「元気寿司」、スイーツショップ「Chateraise(シャトレーゼ)」「Italian Tomato(イタリアントマト」、ファストフード「KFC(ケンタッキーフライドチキン)」「PizzaHut(ピザハット」といった飲食店、バンダイナムコの屋内型アミューズメント施設「namco」「冒険の島ドコドコ」やシネマコンプレックス「英皇戲院(EMPEROR CINEMAS」といったサービス系店舗が出店する。

イオンの生活提案型新業態、3号店は“グリーンアイ”強化

ものものは、2017年12月にイオンストアーズ香港の新業態として誕生。コンセプトに「優閒」「品味」「潮流」を掲げた「全新品味生活専門店」として、ライフスタイル提案型商品やイオングループの自社開発商品「TOPVALU(トップバリュ)」「HÓME CÓORDY(ホームコーディ)」、ダイソー商品を中心とした12香港ドル均一ショップ「LIVING PLAZA(イオンリビングプラザ)」を展開する。

イオンものもの香港仔店。

ものもの康城店は、THE LOHASの3階に出店。同業態としては、2020年12月開店の「ものもの香港仔店」に次ぐ3店舗目となる。

イオンものもの康城店。

康城店では店舗コンセプトに「綠色・樂活(Green・LOHAS)」を掲げ、オーガニックや無添加にこだわった「TOPVALU GREENEYE(トップバリュグリーンアイ)」を本格展開する。

TOPVALU GREENEYE.

開店を記念して1月28日から2月10日まで、「トップバリュ開幕限定福袋」の販売やリビングプラザ商品の10香港ドル均一販売(通常12香港ドル)、ホームコーディ商品のサービスを行う。

LIVING PLAZA.

イオンものもの康城店

住所:香港新界將軍澳康城路1號The LOHAS康城三樓335號舖
営業時間:午前10時~午後10時

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