ビックカメラ高槻阪急店、2022年6月上旬開店-「高槻阪急スクエア」化の一環で

大阪府高槻市にあるJR高槻駅とペデストリアンデッキを通じて直結するH2Oリテイリング(阪急阪神百貨店)系の百貨店「高槻阪急」(高槻阪急スクエア)に、家電量販店「ビックカメラ高槻阪急店」が2022年6月下旬に開店する。

ビックカメラ、阪急阪神百貨店内に初出店

ビックカメラ高槻阪急店の営業フロアは3階で賃借面積は約2,000㎡。大阪府内では難波、阿倍野(あべのキューズモール)、八尾(アリオ八尾)に次ぐ出店となる。
高槻阪急店はコンセプトに「わたしたちの街の頼りになる専門店」を掲げ、話題の商品や最新家電だけでなく、ファミリー層・シニア層が多い立地特性を活かして電動自転車やおもちゃの取扱いを行う。また、高槻阪急各テナントとの相互送客や地域密着の取組みを打ち出す。

高槻阪急。

H2Oリテイリングは、そごう・西武から引継いだ高槻阪急(旧西武高槻店/オーロラモール高槻)と神戸阪急(旧そごう神戸店)を対象に、2022年度から約100億円を投じる大規模リニューアルを実施する方針を示しており、高槻ではアダストリアのEC融合型新業態「.st(ドットエスティストア)」といった新ブランド導入や既存ブランドの店舗刷新を進めている。
神戸阪急はロフトのワンフロア集約や紀伊國屋書店退店といった、新ブランド導入に向けた準備を進めており、ビックが高槻に続き阪急阪神百貨店内2号店を出店する可能性もある。

神戸阪急(旧そごう神戸店)もリニューアル中。

「高槻阪急スクエア」化の一環-2023年秋全館開業へ

今回のビックカメラ出店は「高槻阪急スクエア」化の一環。
高槻阪急は西武高槻ショッピングセンターとして開業した当初より、大阪・京都間のベッドタウンという立地特性を活かしたショッピングセンターとして、旧西武セゾングループ(LOFT・WAVE)やセブン&アイHD系(アカチャンホンポ・タワーレコード)を始めとする大型専門店を導入することで都心店との差別化を図っていた。
今後、約23億円を投じて地下1階~3階・5階の改装をすすめ、2023年秋に「高槻阪急スクエア」としてリニューアルオープンする予定である。

高槻松坂屋も「エディオン」を導入したばかり

一方で、阪急スクエアと競合関係にある松坂屋高槻店も、2020年8月に大型書店「ジュンク堂書店」(グリーンプラザ1号館から実質移転)を導入、2021年6月には3階に家電量販店「エディオン」と100円ショップ「ダイソー」を導入、同年7月には1階にドラッグストア「マツモトキヨシ」を導入するなど複合商業施設化を進めており、阪急と松坂屋・ビックとエディオンによる全面対決の様相となった。

大型専門店の導入進める「松坂屋高槻店」。

ビックカメラ高槻阪急店

住所:大阪府高槻市白梅町 4-1

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