兵庫県尼崎市の阪急神戸線・伊丹線塚口駅前にあった複合商業施設「塚口さんさんタウン3番館」跡地に、野村不動産グループの商業施設「SOCOLA塚口クロス」が2022年11月2日に開業する。
SOCOLA塚口クロス。
塚口さんさんタウン3番館跡地に野村系大型複合施設
SOCOLA塚口クロスは、2017年11月閉店の複合商業施設「塚口さんさんタウン3番館(ダイエー塚口店3番館)」跡地に建設された野村不動産グループの複合施設低層商業フロアで、建物は地上16階地下2階建、営業フロアは地上2階~地下1階、敷地面積は約6,485㎡、商業施設専有面積は約6,055㎡。同社グループの商業施設ブランド「SOCOLA」としては関西初となる。
塚口さんさんタウン3番館。
同施設は商環境コンセプトを「木漏れ日ウォーク~塚口の散歩道~」に定め、楽しく歩ける散歩道としての空間を創出。
「地域のお客様の生活基盤となる食品ゾーン」強化の象徴として、イオングループの食品スーパー「ダイエーイオンフードスタイル塚口店」を核に30店舗近い専門店が入居する。また、高層フロアは野村不動産分譲のマンション「プラウド阪急塚口駅前」となる。
SOCOLA塚口クロス。
ダイエーは“再出店”、Z世代意識したコスメも
SOCOLA塚口クロスの核店舗「ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店」は、旧ダイエー塚口店3番館の“再出店”扱いとして入居するもので、営業フロアは地上1階~地下1階、売場面積は約2,029㎡(614坪)。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店は、ダイエーによる「10月から3か月連続で京阪神地域に新店オープン」の第2弾として、2022年10月に開店した寝屋川中神田店同様の食品強化に加えて、Z世代をターゲットに設定。
食品フロアでは「鮮度」「出来立て」「豊富な品揃え」にこだわり、青果部門では近郊野菜や泉州地区のオーガニック野菜を展開。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店。
鮮魚部門では対面販売を実施するほか、同社が「魚屋の寿司」として取扱う商品約30品目のうち一部の寿司ネタを従来比1.3倍に拡充。精肉部門では同社オリジナル国産黒毛和牛「さつま姫牛」の焼肉セットや牛タン、ハラミ、冷凍ホルモンなどを展開する。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店。
惣菜部門ではサプライチェーン見直しによる低価格商品やだしにこだわった商品を展開。そのほか、インストアベーカリー「ディーズベーカリー」(約70品目)や地域最大規模を謳う冷凍食品コーナー(約420品目)、キッチンサポートコーナー「dai-docoro」連動のワインコーナー、韓国コーナー(約90品目)を展開する。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店。
Z世代を中心に人気が高まっているという「アジアンコスメ」のフロアでは、韓国・中国・タイのコスメを取扱うほか、尼崎市の私立女子大学「園田学園女子大学」との連携企画として同大学学生の感性を活かしたコーナーを常設展開するなど、徒歩圏内の同社総合スーパー「ダイエー塚口店(ダイエーイオンフードスタイル塚口店)」と差別化・共存を図る。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店。
大近パントリーやダイソーといった専門店も
SOCOLA塚口クロスには、ダイエーに加えて、1階には関西地盤の高級食品スーパー「大近パントリーソコラ塚口店」や関西地盤の有機食品スーパー「オーガニックプラザソコラ塚口店」、伊藤忠商事系の大手コンビニ「ファミリーマート」、高級食パン専門店「乃が美」、UCCグループのカフェ「上島珈琲店」、「ミスタードーナツ」、スピードカット店「QB HOUSE」など17店舗が入居。2階には大創産業の100円ショップ「ダイソー」や眼鏡店「メガネのアイガン(aigan)」など8店舗が入居する。
SOCOLA塚口クロスのフロア・ゾーン構成。
野村不動産は「駅前の利便性を活かしながら、人々の日々の生活をよ り豊かにすることを目指してまいります。」とコメントしており、地域に愛されていたというダイエー塚口店3番館(塚口さんさんタウン3番館)は姿を変え新たなスタートを切ることとなった。
SOCOLA塚口クロス
住所:兵庫県尼崎市南塚口町二丁目1番3号
営業時間:午前9時~午後11時
※ダイエーの通常営業時間
関連記事:ダイエー西宮店、2022年4月23日リニューアル開業-旧マルナカを「ダイエーの近畿旗艦店」に刷新
関連記事:ライフ阪神鳴尾店、2020年9月16日開店-阪神鳴尾・武庫川女子大前駅前ビルの核店舗
関連記事:ライフ夙川店、2020年8月19日開店-国道2号線沿いに
関連記事:ライフ西宮北口店、2020年5月27日開店-オートバックス西宮店跡地に
関連記事:コロワ甲子園、2018年4月26日開業-旧・ダイエー甲子園跡、再び「イオン」核店舗に