マツモトキヨシ、香港に2022年5月9日「開マ」ーコロナの影響による出店延期を乗り越え

マツキヨココカラ&カンパニー」の子会社である「マツモトキヨシ香港」が香港1号店となる店舗「松本清apm店」を2022年5月9日にオープンさせた。

マツモトキヨシ香港がウェブ上で開店を伝える画像。
「開マ」と記載されている。

「美と健康の分野でアジアNo.1」を目指し海外出店

松本清apm店は、再開発が進んでいる香港の九龍島東部、觀塘にあるショッピングモール「apm」に出店するもので、売場面積は約360㎡。調剤薬局を併設し、コロナ前にはインバウンド需要が大きかった日本製医薬品のほか、健康食品や化粧品などを販売する。

松本清apm店。(ニュースリリースより)

2021年10月にマツモトキヨシとココカラファインが統合して誕生した「マツキヨココカラ&カンパニー」は、「美と健康の分野でアジアNo.1」を掲げて、海外出店を進めている。今期の香港進出は、2015年タイ、2018年台湾、2020年ベトナムに続くもので、いずれも「マツモトキヨシ」として出店している。
なお、「ココカラファイン」もかつては中華人民共和国やベトナムなどに出店していたが、マツモトキヨシとの統合直前に海外事業部が廃止されている。

コロナによる延期を繰り返しての出店

マツモトキヨシホールディングスの香港出店が発表されたのはベトナムと同時の2019年7月。当初はベトナムと同じく2020年中の開業を目指していたが、コロナの影響で延期された。その後、2022年1月に出店が発表されたが、オミクロン株の感染拡大により、「顧客と従業員の安全確保のため」延期。当初は2月に出店するとしていたものの、感染爆発が続いてることから開店時期は「5月以降」となっていた。

松本清apm店内。(ニュースリリースより)

松本清apm店では開店セールとして全品10%引きを実施しているほか、5月22日までは毎日限定168個でマイバッグを配布するなどしている。
マツキヨココカラ&カンパニーは、今後海外事業の展開を加速していくとしており、香港の複数の商業施設内に「出店予定」の看板が掲げられているとの情報もあることから、さらなる展開が期待される。

松本清apm店

住所(地址):SHOPUnitUC-17&19,No.418 KwunTongRoad,apm,KwunTong,Kowloon,H.K
香港 九龍 觀塘區 觀塘道418號 apm商城 17・19
営業時間:10:00~22:00(調剤薬局は11:00~20:00)
取扱商品:医薬品、健康食品、化粧品、衛生用品、日用品、食品 

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