コースカベイサイドストアーズ、2020年4月24日開業-旧・ダイエーショッパーズプラザ横須賀跡を全面改装

神奈川県横須賀市の京急本線汐入駅前のダイエー跡に大型ショッピングセンター「コースカベイサイドストアーズ(Coaska Bayside Stores)」が、2020年4月24日より順次オープンする。

コースカベイサイドストア。

旧・ダイエー、香港企業が中心となりリニューアル

コースカベイサイドストアーズは、ダイエーのショッピングセンター「ショッパーズプラザ横須賀」として1991年4月に開業。売場面積は29,636㎡。
もともとこの場所にはかつて横須賀のシンボルの1つであった横須賀海軍工廠があり、戦後は所有者が米軍、住友重機などへと移ったが、工場は1978年に閉鎖されていた。
その後、ダイエーがイオン傘下となりダイエーが大型ショッピングセンターをイオンに譲渡することとなったため、2016年3月からはイオンの店舗となっていたが、香港を拠点とする不動産投資会社「アジア・パシフィック・ランド(APL)」が購入し、2019年3月に閉館。仮称「ポートサードモール」として改装をすすめていた。
ショッパーズプラザ横須賀。

コースカベイサイドストアーズは、APLを中心とする横須賀モール・リーシングの運営で、約100以上の店舗が出店。
デザインコンセプトは「ヒストリック ヨコスカ」で、館内はイート(EAT)、ショッピング(SHOPPING)、エンジョイ(ENJOY)の3つのカテゴリで構成される。

核店舗はイオン-海が見える飲食街も

イートエリアの核として1階を中心に展開される「食」集積ゾーン「スカイチ(SKA-1)」には核テナントの「イオンスタイル横須賀」が出店。おもに食品・日用品を中心に販売。総菜売場は旧ダイエーの2.5倍に拡大されるほか、直売広場「わくわく広場」には葉山牛などを扱う「横須賀晃進」、三浦半島の鮮魚などを扱う「長井水産」など、地元産品を販売する店舗も出店する。

館内イメージ。

また、オーシャンビューフードコート「スカイチキッチン(SKA-1 Kitchen)」も併設。約700席以上を備えており、「丸亀製麺」「マクドナルド」「リンガーハット」などが出店。レストラン街「スカイチダイニング(SKA-1Dining)」には新規出店するハンバーグ・ステーキ&サラダバー「グリル とぽ」のほか「丸源ラーメン」「鎌倉パスタ」などが継続出店する。

ファストファッションの大型店が出店

おもに2階から4階にかけて展開される「ショッピング」のエリアは、ファストファッションの大型店として「GU」「H&M」「Gap Outlet」「ABC-MART」などが出店。H&Mはメゾネットタイプとなる。
そのほか「無印良品」「ニトリ」「ノジマ」「くまざわ書店」などが出店する。くまざわ書店はタリーズコーヒー併設となる。

映画館は規模拡大

おもに4階から6階にかけて展開されるエンジョイエリアには映画館「横須賀HUMAXシネマズ」が再出店。横須賀らしいジャズをテーマとした内装で、スクリーン数は10店に拡大された。そのほかにも、次世代型アスレチック「SPACE ATHLETIC “TONDEMI YOKOSUKA”」やゲームセンター「ナムコ」、スポーツジム「ロコスポーツ横須賀」、ボウリング場「ボウリング王国スポルト横須賀店」などが出店する。
このほか、外周・外向き店舗として日本で唯一米海軍と海上自衛隊の艦船を同時に見られるツアー「YOKOSUKA軍港めぐり」の乗船場周辺に「スターバックス」「スシロー」「焼肉 牛角」の営業中3店舗に加え、喫茶・雑貨「アメツチテラス」が出店する。

5月中の全館開業をめざす

なお、4月24日までに営業開始を予定するのは、イオンスタイル、長井水産、横須賀晃進、マツモトキヨシ、無印良品(一部)、Fare marine & beauty、スシロー、焼肉 牛角などの各店舗。
現時点では5月中旬のグランドオープンを予定している。

関連記事:小田急湘南ゲート、2019年3月22日開業-小田急百貨店藤沢店、同店核の都市型ショッピングセンターに
関連記事:横須賀リサーチパーク、「食品館あおば」が大型商業施設出店へ-京急の土地売却で

このエントリーをはてなブックマークに追加