ドン・キホーテ大須店、2020年6月26日開店-OSU301ビル・大須の新たな核店舗に

愛知県名古屋市中区の大須萬松寺通り商店街にある複合商業施設「OSU301(大須301ビル)」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ大須店」が2020年6月26日午前8時に開店する。

ドン・キホーテ大須店。

名古屋・大須の玄関口として誕生した「OSU301」

OSU301(大須301ビル)は「大須30番第1地区市街地再開発事業」の一環として2003年12月に開業。建物は地上12階地下1階建で、建築面積は1,941㎡、延床面積は約14,809㎡。名古屋市内初となる組合施行の再開発プロジェクトとして、低層階に商業フロア、高層階にオフィスや住宅、クリニックモールが整備された。
開業当初は、地下1階に名宝観光のパチンコ店「ベイシティ名宝大須店」の別館(スロット・休憩所など)、1~2階に靴量販店「ABC-MART」や300円ショップ「三日月百子(ミカヅキモモコ)」などファッション・雑貨系店舗、3階は「大須中華街」として中華料理・中華食品専門店が入居していた。
しかし、2009年11月に大須中華街が営業終了・閉館、2017年には名宝観光が隣接する万松寺ビルに店舗を一本化した。
そのため、2020年5月現在は中古PC・スマホ専門店「じゃんぱら」やイヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」、TCGやガチャガチャ・プリクラ専門店、メイドカフェなど「大須」という立地特性を活かしたテナントが中心の施設となっている。

ドン・キホーテの看板が設置された大須301ビル。
大須中華街の名残として外壁に龍の装飾がある。

一方で、ドンキ大須店が出店する地階は、開業当初の核店舗であったベイシティ名宝大須店別館の撤退以降3年ほど地階がほぼ空き店舗となっており、核店舗不在の状況が続いていた。

ドンキ、OSU301の名宝別館跡にワンフロアで出店

ドン・キホーテ大須店は、OSU301(大須301ビル)地下1階のベイシティ名宝大須店別館跡に出店するもので、売場面積は1,022.7㎡。ドンキとしては愛知県内34店舗目、名古屋市内10店舗目となる。
ドンキ大須店では、ドンキが強みとするカラコンや玩具、バラエティグッズ、サロン専売ヘアケア用品の拡充に加え、食料品や家庭雑貨品、日用消耗品、医薬品、コスメ、理美容家電、オフィス用品、文具を取扱うなど、大須を代表する複合商業施設の新たな核として、若年層の「遊ぶ」、オフィスワーカーの「働く」、地域住民の「暮らす」、それぞれのシーンに対応した品揃えをワンフロアに凝縮した店舗を目指すとしている。

小さなドンキ、大須の新たな集客の核に

ドン・キホーテ大須店は、2014年11月に開業した「栄ナナイロ(ドン・キホーテ名古屋栄店)」や2020年3月にリニューアルを終えた「MEGAドン・キホーテUNY納屋橋店」など、市内中心部のグループ他店舗と比べるとかなり小規模な店舗となった。

ドンキ旗艦店の1つ・名古屋栄店。

小規模ではあるものの、幅広い世代に人気であるドンキは、OSU301のみならず「名古屋の原宿・浅草・秋葉原」として親しまれる「大須らしい」地域の集客核になるであろう。
(写真撮影:なこち)

ドン・キホーテ大須店

住所:愛知県名古屋市中区大須3丁目30-60 OSU301ビル
営業時間:午前8時~翌午前0時

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