KADOKAWA、東所沢に”ポップカルチャーの一大拠点”建設-2020年4月完成目指す

最新の記事はこちら→東所沢が“サブカルの聖地”に!? KADOKAWAが総力を挙げて開発する「ところざわサクラタウン」、その全貌と課題(ハーバービジネスオンライン様提供)

大手出版社「KADOKAWA」は、埼玉県所沢市東所沢和田(武蔵野線東所沢駅近く)の旧所沢浄化センター跡地に、文化施設やホテルなどが集積する再開発施設「ところざわサクラタウン(仮称)」を建設する。IMG_1522ところざわサクラタウン(仮称)。(カドカワ公式サイトより) 

KADOKAWAが手がける大規模再開発
オフィスや工場、文化施設、展示場、ホテルまで

ところざわサクラタウンは、株式会社KADOKAWAと所沢市が取り組む共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の中心施設として建設される。建築面積は約25,000㎡で、延床面積は約84,000㎡。KADOKAWAの出資見込額は399億円。
施設はKADOKAWAの新オフィス「(仮)所沢キャンパス(イメージパース右側)」と、それに直結する同社の書籍製造・物流工場、一般財団法人角川文化振興財団が建設・運営を手がける公益文化施設「(仮)角川ロックミュージアム(同左側)」を中心に構成。その他にも展示場やホテル、イベント会場、カフェや物販と言った商業店舗などを集積させることで、集客性の高い一大再開発エリアとなる。
建物は2018年2月に着工予定で、2020年4月の完成を目指す。

ロックミュージアムは「クールジャパンの総本山」
ポップカルチャーの一大拠点築く角川グループ

開発の目玉となる角川ロックミュージアムは、図書館・美術館・博物館が一体となった公益文化施設。
プロジェクトの中で「クールジャパンの総本山」と位置付ける同施設では、国内外のポップカルチャーファンに対し、アニメ・ゲームに留まらない日本文化の底力や魅力を発信する。

また、ロックミュージアム隣接地にはKADOKAWAがアニメ・ゲームに関するイベントや「2.5次元舞台」をおこなうイベント会場、アニメやゲームなどポップカルチャーに関する企画展示を行う展示施設、「大好きなコンテンツに囲まれて宿泊するホテル」などを整備。角川文化振興財団運営のロックミュージアムとの連携を図ることで、角川グループが総力を挙げて取り組むポップカルチャーの一大拠点となる。

プロジェクトにCCCや西武も参画、運営ノウハウ投入あるか

今回のCOOL JAPAN FOREST構想にあたっては、レンタル大手のTSUTAYAなどを手がけるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)社長の増田宗昭氏や西武HD(西武鉄道グループ)社長の後藤高志氏ら9名が、ロックミュージアムなど施設の具体的内容を検討するアドバイザリーボードとして参画している。
現状、CCCや西武HDは「アドバイザリーボード」としてのみの参画であるものの、サクラタウンの運営に際して、全国3箇所(2017年1月現在)の図書館で指定管理者として「ツタヤ図書館」を展開するCCCや西武鉄道の駅ビル運営を行う西武HDによる施設運営のノウハウ投入がなされる可能性もあり、今後の計画が注目される。
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CCCが運営する宮城県・多賀城市立図書館。

ニュースリリース:KADOKAWAによる新規プロジェクトに関するお知らせ(カドカワ公式サイト)
外部リンク:COOL JAPAN FOREST 構想(所沢市公式サイト)
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