西武HD、所沢駅に新駅ビル-2020年完成目指す

「西武の顔」である所沢駅が大きな変化を遂げる。
西武ホールディングスは、2020年の完成を目指して所沢駅東口に建設する新たな駅ビルの概要を発表した。
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現在の所沢駅前(東口)。

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所沢駅ビル完成予想図(西口から)(西武HD公式サイトより)。

「西武の顔」にふさわしい駅に-120店舗が出店

西武所沢駅東口には西武ホールディングスや西武鉄道の本社、西武百貨店所沢店(ワルツ所沢、現在は資本関係なし)があり、まさに「西武の顔」とも言うべき地。
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西武鉄道ビル。所沢駅東口に立地。

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西武百貨店。所沢駅東口に立地。

新たな所沢駅ビルは地上5階、地下2階建で、延床面積は116,000㎡(そのうち既存棟:49,600㎡)。新築部分は既存の駅ビル「エミオ所沢」と接続し、線路を覆う形で建設される。
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駅ビル建設図(西武HDウェブサイトより一部加筆)。

商業床は約18,500㎡を予定しており、店舗は主に1階から3階に展開。
テナントは食品、ファッション、大型書店、レストラン街など約120店舗が出店するほか、4階には行政のサービス窓口も設けられる予定。
構内に自由通路が開設され、駅ビルに直結する改札も設置。
線路上の吹き抜けには憩いの場となるテラスが設けられる。
更に、防災対策として、防災備蓄倉庫、非常用電源なども完備される。
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既存改札前(西武HDウェブサイトより)。

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改札前吹き抜け(西武HDウェブサイトより)。

また、5階と屋上には500台の駐車場と1600台の駐輪場も設置。
総投資額は約268億円で、第一期工事は2018年春に完成する予定。
全面オープンは2020年夏ごろの完成を目指している。
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2階、北側吹き抜け(西武HDウェブサイトより)。

所沢駅西口の再開発も予定

西武ホールディングズは、このほかにも2023年ごろの完成を目指して
所沢駅西口の元車両基地跡の再開発も計画しており、拠点である所沢駅周辺の再開発を通じて、沿線の魅力アップと人口増加に繋げたい考えだ。
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東口から見た完成予想図(西武HDウェブサイトより)。

外部リンク: 「所沢駅東口ビル計画」の事業内容決定について(西武HD、PDF)

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