レイリア久留米、2024年9月開業-西鉄久留米駅ビル「エマックス・クルメ」全館改装、西鉄ストアは「レガネット久留米タミー」として3月22日先行開業

福岡県久留米市の西鉄久留米駅ビルが「レイリア久留米」として2024年9月に新装開業する。

レイリア久留米。

筑後最大の駅ビル

西鉄久留米駅ビルは1969年3月に「久留米西鉄名店街」として開業。建物は地上6階建で延床面積は14,521㎡。売上高は約43億円。(2021年度実績)
店舗面積は6,570㎡で、建物は西鉄が所有する。
久留米西鉄名店街は1983年4月の新装開業を機に「エマックス・クルメ」に改称、1999年7月には西鉄ビル管理に運営移行、2002年1月には西鉄天神ソラリアに運営移行、2006年5月に西鉄直営の商業施設となった。
同施設ではあわせて、2005年3月の西鉄タミー運営会社再編と一体的に増床リニューアルを実施、2018年3月には2階専門店街を中心にリニューアルを実施。2019年には耐震補強工事を開始していた。

西鉄久留米駅ビル「エマックス・クルメ」。

エマックス・クルメには2022年9月現在、西鉄系の元総合スーパー「にしてつストア久留米タミー店」(当初は井筒屋と共同出資、改装により2022年8月に直営衣料品・靴売場閉鎖、もともとの店舗面積は3,011㎡)と西鉄系雑貨店「雑貨館インキューブ」を核に、積文館書店の複合書店「ブックセンタークエスト」やドラッグストア「ココカラファイン」、レディスファッション「Green Parks topic」、靴量販店「ABC-MART」100円ショップ「Watts」、カフェ「STARBUCKS」「TULLY’S COFFEE」など31店舗が入居する。

「レイリア」として全面刷新、核店舗「レガネット」に

西鉄久留米駅ビル(エマックス・クルメ)では、2022年9月から2024年9月までの約2年間大規模改修を実施する。総投資額は17億円。
リニューアルコンセプトに「行き交う人がちょっと一息つける、街の中のオアシス空間」を掲げ、施設ブランドを2019年4月の「レイリア大橋(旧大橋西鉄名店街)」に次ぎ2施設目となる「レイリア」に刷新する。
リニューアルの一環として、1階バスセンター内店舗を2023年6月から段階的に増床。

ガラス張りとなるバスセンター内店舗。

西鉄ストアに関しても2022年12月から仮設店舗営業に移行し、2024年3月22日に直営食品フロア(1,702㎡)を「レガネット久留米タミー」新装として開店、同年9月に飲食・食物販フロア(1,058㎡/バックヤード除く)を新設する。

にしてつストア・レガネット久留米タミー店。
開店当初は西鉄と久留米井筒屋による共同出資だった。


2022年8月閉鎖のタミー直営衣料品・靴売場跡。
飲食・食物販フロアとなる。

また、2階飲食店街「味のタウン」北口改札前には、定期券販売所併設のフードコート(611㎡)を新設。館内は温かみがあり居心地の良いウッド調の内装とし、さらに電車・バスの運行状況を表示するデジタルサイネージの設置することで駅やバスセンターの利便性向上を図るとしている。

フードコート。

2階改札付近エリアにはチャレンジショップ区画「ku.ru.to(くると)」(約11㎡)を新設。
冷蔵庫や調理テーブル等の設備を備えており、初期投資の軽減により店舗出店に意欲のある方がチャレンジしやすい環境を整えるとしている。

定期券販売所も移設。

なお、3階・4階については、多くのテナントが営業を継続している。

レイリア久留米(現エマックス・クルメ)

住所:福岡県久留米市東町上天神田316-2
営業時間:各フロアにより異なる

関連記事:フラッグクルメ 、2021年11月5日商業フロア開業-旧・久留米岩田屋新館、核テナントは「フードウェイ西鉄久留米駅前店」
関連記事:マルキョウ久留米インター店、2020年4月開店-ミスターマックスのマミーズ跡に
関連記事:久留米岩田屋、2019年11月29日リニューアル開業-高層階は専門店街「BJガーデン」に

このエントリーをはてなブックマークに追加