東京都東大和市の都営東京街道団地跡地に、複合商業施設 「東大和リビングテラス」が2024年2月14日から段階的に開業、2024年春を目処に全面開業する。
老朽団地再生の起爆剤めざす複合施設計画
東大和リビングテラスは、東京都が都営東京街道団地(東京街道アパート)一帯で進める公募型プロポーザル事業「東大和市東京街道団地地区まちづくりプロジェクト」の一環として、地場不動産会社「HONJO」を代表企業とするグループが整備予定の複合商業施設で、敷地面積は約12,859㎡、北敷地延床面積は約3,379㎡、南敷地延床面積は約2,907㎡。
東大和リビングテラス・鳥瞰イメージ。(東大和市資料より)
施設名と共通のコンセプト「東大和リビングテラス」を掲げ、商業(スーパー・コンビニ・地産マルシェ)や医療福祉施設(診療所・訪問介護施設・フィットネススタジオ)といった生活利便施設、そして公園と連携する市民交流施設を展開することで、老朽団地跡地に新たな「生活の中心地」の形成をめざすとしている。
ヤオコーが2月14日先行開業、春目処に全面開業めざす
東大和リビングテラスの核となる食品スーパー「ヤオコー東大和清原店」の建物は平屋建で敷地面積は約6,062㎡、店舗面積は約1,848㎡、延床面積は約2,985㎡。
ヤオコー東大和清原店は、東大和リビングテラス南敷地の全面を活かし、ストアコンセプトを「お客様に『新たな幸せ』を届けるお店 ~「美味しさ」「安さ」「楽しさ」をメンバー全員で伝え、 「東大和ドミナントの進化」で「幸せ」を届ける ~」に設定する。
一環として、青果では地元野菜フェアの定期開催やカットフルーツの強化、鮮魚では対面販売やバラ・ザル売りによるシズル感の提案、精肉では黒毛和牛や厚切り肉・特殊部位商品の展開、デリカ(惣菜・寿司・インストアベーカリー)ではライブ感ある鉄板商品や時間帯ごとのニーズに対応した売場の実現といった施策を打ち出すとしている。
ヤオコー東大和清原店。
東大和リビングテラス周辺は、Olympicグループの地場中堅食品スーパー「あまいけ」が地盤として複数店舗(東大和店・小川店)を展開しているが、両店舗とも1,000㎡未満と規模は決して大きくなく、リビングテラス同様の商業施設や医療関連施設も乏しい環境にある。
リビングテラスは2024年春を目処に全面開業するとしており、地域の利便性や魅力向上に結び付くような拠点となることが期待される。
東大和リビングテラス南敷地(ヤオコー東大和清原店)
住所:東京都東大和市清原3丁目1番地の8
営業時間:午前9時~午後9時30分
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